●2020/21.二十九滑目「五竜47/オープニング&エンディング」
えー、一昨々日は「第六次白馬遠征」初日3/10の滑走記。
今回は何時もと違って変則二部構成。
「朝イチ」と「ラスイチ」のみをフォーカスしての前篇で御座います。
6:30、今回遠征のオープニングはサンライズ遥拝から。
滑りの前に軽く山歩き、一夜山より望む3月10日の夜明け。
6:45、定点観測。
8日振りに訪れた五竜は、その間降雪全く無し。
雪日照りと春の陽気に祟られ、とおみゲレンデの雪量は目に見えて減っていました。
取敢えずキャビン駅に板デポ。
朝食取って着替えてアップしてると、@云う間にゴンドラの営業開始時刻。
一発目の搬器に乗り込み、アルプス平に向かいました。
8:25、今日も元気にアル3口開け「業務連絡、トップ104番」。
この日の早朝気温はアルプス平でマイナ2℃程度。
高天には青空が広がるもののダイナミックな雲の動きで、ゲレンデもやや強風模様。
スタート直後のアル3は減速運転を交えての運行でした。
ブナ林の脇に佇んでおられるのは、先乗りのスノーナビさん。
今シーズンは既に2回掲載済、さーて3回目は有るのかなぁ…。
東南の山々にはエアブラシを吹いた様な朝霞。
南アや八ヶ岳は元より、四阿山.浅間山も白のレースカーテンに覆われていました。
白馬連峰~海谷山塊の見晴らしもイマイチ。
「春陽」「春颯」「春霞」と、春の季語が居並ぶオープニングタイム。
そして朝イチグランプリの一枚バーンが待ち受けていたものは…。
「春の雪(バーン)…」。
放射冷却で「カッチカチ」、圧雪荒れで「ガッタガタ」。
スピードコントロールの難しい氷結バーンで、このラギット&ラフなグルーミングは厳しい。
さしものグランプリも、こう雪日照りと日中の高温が続いちゃね…。
正直、高速ロングで回すにはテクニカルなコンデション。
デラ掛かるまでの数本は、安全マージン取った7割滑のショート~ミドルで回さざるを得ませんでした。
で、やっと圧雪荒れが落ち着き、ロングターンで回し始めた矢先…。
9:30、今度は「ガス来襲…」。
この数分後、グランプリは白闇の世界に覆いつくされてしまいまた。
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そして滑り続ける事、8時間経過…。
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16時を前にしたグランプリは、別の意味で「修羅の顔」。
今度は「ボッコボコ」の「ザッブザブ」。
此処までなら何とか対応可も、クラスト入って「バキバキ」になると手に負えず。
うーん、誰も滑って無い…。
しかもこの後、マタマタ「嫌~なモノ↓」が上がってきました。
またガスかよっ💀…。
濃霧に浮かび上がる日輪は、まるで白夜を灯す満月の様。
流石に視界不良で極悪グランプリを回す気にはならず、一時退散。
暫くパノラマでお茶を濁していました。
16:15、「業務連絡、最終43番」。
この日は久し振りのグランプリ「Pole to win (?)」。
「朝イチアル3」に始まり「ラスイチアル3」に終わった一日でした。
16:20、地蔵ノ頭に沈む、3月10日の夕陽。
コレはコレで良い感じのハレーションPhoto。
最後の最後になってガスも引いてくれました。
・ゲレンデ滞在時間 8:22:37
・実質滑走時間 2:23:30
・滑走距離 71.72km ・滑走本数 52本
・獲得標高 高度上昇15029m / 高度下降17049m
・平均滑走速度 31.8kph ・最高速度 67.6kph
この日のスタッツは今シーズン2番目の滑走本数/DST。
しかし春の悪雪コンディションでこんだけ回すと流石にヘロヘロです。
そんな訳で「口開け」から「〆」まで、「日の出」から「日の入」まで。
Hard&Tight、そしてEnjoy&Happyな一日でしたとさ。