●続々.緑青の書林
えー、苛立ちと閉塞感しか無かった今年のGWも昨日でお終い。
しかしスカポンタンな禁酒法の下、「暗黒ウィーク」は今月末まで延長継続。
此処ミヤコでも、外へ「飲み」にも「食べ」にも行けずの日々が続いております。
実家滞在の5日間、法事と雑務以外にやる事と云えば「本読む」か「走る」位。
今日は後片付けと来客が午後に控えているので、午前中の読書タイム。
文庫本と莨を片手に屋外図書へ向かうのでした。
今日の読書室は「大堰川デルタ」。
浅葱の高空、翡翠の深瀞、常盤の新緑。
立夏ならではの清々しい緑青トリプルコンボ、麻雀的に云うなら緑一色♡。
正面には亀山と愛宕さん。
嵯峨嵐山ロコ民のトランキライザー的風景。
背中に比叡を望むロケーション。
昨日読み掛けだった本を片付けると、次の一冊は場所替え。
渡月小橋から旧舟曳路を西に進みます。
晩秋にはコレが深紅に染まるんだから、そりゃスゴい事になるもんです。
千鳥ヶ淵のどん突き、「奥アラシヤマ」の堆積岩渓谷。
ネタ的には少し「ブラタモリ」に寄ってるかな?。
日陰の川岸に腰掛けて一服。
新しい一冊を取り出し、頁を捲ります。
楓の傘の下、そよそよと流れる薫風、そして葉擦の音。
肌に目に耳に、心地良い時間がゆっくりと流れていきました。
今日の一冊。
久し振りに読み直しの痴情小説。
程度の差こそ有れ、こー云う風に「勘違い」している(させられている)東男は現代にも沢山居るのでして。
おしまい。