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2021.07.07

●「色よりも香こそあはれと思ほゆれ」

えー、大分遅れました…、つーか「すっかり忘れていました」。
そんな訳で本日は約2ヶ月前、「5月13日ログ」の答え合わせになりまする。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/05/post-8ed151.html

法事で帰京した際にミヤコで仕入れてきた「誰が袖」。
果たして酒場の何処に「かほりのあはれ」を使っているのでしょうか。

「レストルーム」否。
「エントランス」否。
「店主の加齢臭封じ」否。

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A.ウチの釣銭用「ピン札BOX」。
ココに忍ばせているのでした。

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新札には「呉服屋さん」や「古本屋さん」の暖簾を潜った際に漂う、仄かな移り香。
お会計時の細やかな心付けで御座います。

古来より日本で使われているお香は「白檀」「丁子」「桂皮」「竜脳」などが原料。
これら香料には防虫効果もあり、着物は元より書巻物/毛筆/和人形などの保管にも使われてきました。

「釣札に新券を使うのも」「薫香を添えるのも」、私め赤坂時代からの習わし。
但し3年前に武蔵野口に来てからは「香りの心付け」は行っておりませんでした。
でもって何故に今更復活させたのかと申しmust。
事の発端はこのスカポンタンな発言(↓)で御座います。

「お札のウイルス1週間生存」西村大臣、手洗い呼びかけ
新型コロナウイルス対応を担当する西村康稔経済再生相は西村氏は、紙幣に付着したウイルスは約1週間生きているとし「お金は世の中回ってきて自分のところに来るが、1週間分の誰かのウイルスがついていることがある」と話した。
紙幣などを介した新型コロナの感染の可能性を紹介し、改めて手洗いや消毒などの感染防止策の徹底を訴えた。

このコメントが発せされたのは帰京時、GWど真ん中の折。
腐れ疫災狂騒曲の中、噴飯モノの施策や発言は枚挙に暇がありませんが、「的を得ていない」と云う点では十指に入る愚言。
「だったら電車やバスの吊革や手摺はどーうなんだ」。
ってツッコミも入れたくなるものです。

そんな訳で「造幣局員」と「東三行員」と「私め」以外、誰も手を付けていない新札。
其処に「誰が袖」の効用を加えて、対コ●ナ対策を万全にした次第なのでした。

あーあ、ホントに莫迦莫迦しい…。

 

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