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2021.08.24

●「京都西山縦走トレラン」その①

えー、一昨日8月22日(日)は雨間を狙っての「京都西山連峰縦走トレラン」。
嵐山を出立し松尾山~唐櫃越~老ノ坂~大枝山~大暑山~小塩山~ポンポン山。
ポンポン山からは府境線沿いに釈迦岳~西山古道~楊谷寺~天王山を経て大山崎。
約38㎞(ルートミス含)のコースを走って参りました。

そんな訳での京都西山「おとくに」トレラン。
山行記その①「嵐山~老ノ坂峠」篇で御座います。

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8:40、嵯峨駅しゅっぱーつ。
1000m未満の低山近郊トレラン、のんびりと遅駆けの出立。
但しこの日の空模様は10時以降「小雨☂」の天気予報。
出来ればお昼過ぎくらいまでは、天候持って欲しいなぁ…。

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渡月橋渡って、阪急嵐山駅の裏へ。

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8:50、取り付きは「京都一周トレイル」西山コース26番から。
嵐山から松尾山~西芳寺へ至るこのコースは約3㎞、整備の行き届いた登山路。
丘陵公園のハイキングコース的「安心安全」なルートです。

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標識32番、四つ辻を通過し右手へ。

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松尾山直下の展望台。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/05/post-1a3e9f.html

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眼下には渡月橋と長辻通。

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同、出発地点の嵯峨駅。

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同、ウチの家。

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展望台から1~2分上ると、この日最初のピークハント。

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35番標識、松尾山。(DST/2.87㎞ Time/28:35)
トレイルヘッドから標高差約230mの小丘頂。
このまま四つ辻に戻り、西芳寺方面に向かいます。

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松尾山~西芳寺間は快適なフラットトレイル。
スタコラと気持ちの良いランパート。

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途中の見晴らし場所より、盆地の南部を望む。
曇り空にしては中々の展望、東山連峰の山容もくっきりと望めます。

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正面にはこれより向かう唐櫃越の尾根。
心配なのは空模様ですが、もう暫くは持ってくれそう。

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竹林帯に入ると西山パートもお終い。
林下からは西芳寺川の潺が聞こえて参ります。

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9:35、苔寺谷の林道。(DST/5.01㎞ Time/53:28)
51番標識、西山トレイルの終点。
同時に伏見稲荷駅から約80㎞続く「京都一周トレイルコース」の終着点でもあります。

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林道の正面には西芳寺川。

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そして此処が「京都乙訓.西山連峰トレイル」の起点。
唐櫃越へのショートカット.コースです。

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鉄階段使って西芳寺川に下ります。

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清流を渡渉し、対岸の階段が取り付き。
しかし此処10日間の雨続きで大幅な増水、飛び石も殆ど沈んじゃってます。

鈴虫寺~山田岐れから唐櫃越に入ろうかとも思いましたが、面倒なので強行突破。
岩で足場を作って渡渉、何とか浸水被弾は免れました。

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渡渉すると沢沿いの平坦路が続きます。
川沿いのトレイルはひんやりと涼しい空気。

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朽木橋を渡り、

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竹林帯を通り過ぎ、

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9:45、丁塚に出ます。
この西芳寺川~丁塚区間は、約0.8㎞の穏やかなトレイル。
但し本来は「登山路」ではなくタケノコ取りの「作業路」なので、「地理院地図」や「山と高原地図」にはコース未記載。
「乙訓トレッキングマップ」のみにルートが記されています。

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で、此処から唐櫃越に入ります。
このコース使うのは7年振り、以前は馬堀からの逆走ルートでした。

唐櫃越は中世からの歴史を有する、京都と丹波国を結ぶ幹線道路の一つ。
主要街道の「山陰道(老ノ坂越)」北側の稜線をたどる尾根道です。
往還路として以外にも山陰道(大江の関)を避ける必要時に要いられ、南北朝から戦国期には京都-丹波間を往来する軍道として用いられました。
光秀謀反の上洛ルートとして特に著名、太平記にも観応の擾乱の際に記述が見られます。

しかし「京ー亀岡」を結ぶ路としては山陰道よりも距離が短い反面、勾配が多く道幅も矮曲。
争乱の時代を終えると軍道としての役目も消え、間道の地位に留まりました。

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穏やかなシングルトラックの続く唐櫃越。
里山往還路的なアップダウンはありますが、平坦パートも多し。
標高250~400mを推移する緩やかな勾配で、結構走れるトレイルです。

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小っちゃな分岐もありますが、標識があるので道迷いの心配もありません。

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途中、展望の開ける箇所も幾つか有り。
北東にはミヤコ盆地のパノラマ。

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南西にはこれより向かう大暑山。

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沓掛山はトレイルを少し外れた北側。
案内標識をスイッチバック、少し進んだ先です。

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10:20、沓掛山通過。(DST/8.89㎞ Time/1:41:33)
全長約11㎞の唐櫃越、中央やや京都側に位置する小頂。
秋冬は樹間より愛宕山が望めるのでが、夏季は鬱蒼と生い繁る樹林帯に阻まれ眺望はありません。
因みに唐櫃越で三角点があるのは、沓掛山とみすぎ山だけです。

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唐櫃越を西進。
沓掛山より西(馬堀方面)は登山路の荒れた箇所が多く、倒木が目立ちました。
2018年の台風被害の影響が色濃く残っています。

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10:45、林道出合。(DST/10.74㎞ Time/2:04:50)
此処から先は2㎞ちょいのロード走、左に折れて老ノ坂峠へ。
舗装路を右に進むと引き続き唐櫃越、みずき山を経て馬堀に至ります。

あ、因みに此処から「京都市」→「亀岡市」に入ってます。

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アスファルト路をずーっと下ると、

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ゲートを超えて、西山団地に入ります。
因みに「西山団地」は老ノ坂を挟んで北(現在地)と南に二箇所有り。
西山トレイルではその両方を通過します。

道なりに進んで霊園下って行くと、国道9号に出ます。

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国道9号/老ノ坂バス停から、右手にちょい進むと、

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11:00、老ノ坂峠。(DST/12.86㎞ Time/2:18:33)
西山団地に入った辺りから天候好転、雲間より青空が覗き出しました。
若しかして今日は山行「当たり」の日かも♪。
トンネル手前の舗装路を左に折れ、大枝山方面に北進します。
と云う訳でつづく。

 

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