« ●点ヲ灯ス | Main | ●中之島公園にて »

2021.08.17

●「第34回 下鴨納涼古本まつり」

えー、ミヤコ滞在5日目となる昨日は、正午過ぎより洛中行脚。
今夏帰京の主目的の一つ海へ潜りに」行って参りました。

はぁ?海なぞ無い筈のミヤコで「海游び」とは、こはいかに。
しかし毎年お盆の時期、下鴨には一週間だけ海が現れるのです。
そう、それは「糺ノ森」に湧き出ずる「古書ノ海」。

そんな訳で七年振りの「下鴨納涼古本まつり」参戦記で御座います。

2_20210817000701
12:30、糺の森とーちゃく。
これより「書冊の海」を彷徨う船出の始まり。
何時も通り、馬場の西側の出店ブースを直進し折り返し、U字型に航海。
1周目は専門書や大型本を物色していきます。

因みにこの日の目標は二つ。
「二万円以上散在しない」「ヤマトの御世話にはならない」、でした。

5_20210817000702

6_20210817000701

10_20210817000701

5_20210817000701

11_20210817000801

7_20210817000702
やっと折り返し。

7_20210817000701

3_20210817000701
1時間半かけて1周、一旦休憩。
眩暈と疲労と脱力感を伴う「探書疲れ」…つーか「本酔い」。
余りにも膨大な書林を漂浪していると、酒酔いに似た症状が発生。
ホント、本も多量に摂取し過ぎると酔っ払うのです。

4_20210817000701
2周目突入。
1周目で目星付けてたモノを購入しつつの航海。
しかし「何処のブース」の「どの書架」に「何の本」があったのか記憶も曖昧。
探し出すのにも一苦労…。

12_20210817000801
1周目の打ち洩らしをチェックしつつ、特価品の文庫や新書を物色。
捨てちゃったんだけど再購入(読み直し)したい小説なぞを探しておりました。

そんな訳で以下は「下鴨納涼古本まつり」毎年の風物詩。
本と本に纏わる情景、スナップ集で御座います。

22
「連なるものは」自転車。

23
「細流らぐものは」瀬見の小川。

24
「揺らめくものは」天幕の裸電球。

25
「降り頻るものは」蝉時雨、時々小雨。

24_20210817000801
「扇ぐものは」納涼うちわ。

「古本まつり」の雰囲気を彩る、有形無形のアイテムも何時も通り。
今年のお盆ウィークは列島遍く大雨続きの悪天候。
『「照り付けるものは」灼熱の炎天』が無かったのが救いでした。

26
河合神社前の売店。
数年前に無くなっちゃった「冷やしカレーうどん」、復活して欲しいなぁ…。

1_20210817000601
15:40、撤収。
「疲れた」「疲れた」、イヤハヤ本当に「疲れた」(特に目と脳)…。
昨日の25㎞走の方がよっぽど楽でした。

Dsc00366
帰途の折、賀茂大橋より一写。
正面にはあと4時間後に送り火「」の灯される大文字山。
でも今年も去年に続いての自粛点灯、6つの「点」が火床を焔るだけなんですよね。

と、こんな感じの下鴨古本まつり。
因みにこの日の収穫は「山岳資料書×1」「郷土資料史×2」「チャンドラー×2(うち1冊プレゼント用)」「村上春樹×1」。
大型本は一冊だけで然程散財せずに済みました、とさ。

|

« ●点ヲ灯ス | Main | ●中之島公園にて »