●禁酒法「解禁祈願」
えー、8月12日より一時休業中の武蔵野口の場末の酒場の主。
気付けばミヤコ帰京後、既に12日が経過致しました。
しかし今年のお盆ウィークは列島遍く「雨.雨.権藤.雨.権藤」の☂続き。
「雨中ランニング」か「インドアで本読んでる」かの在京生活で御座います。
そんな中、昨日は今回上洛初のトレラン遠征。
アクテビティ+α、「バーテンダー的なオシゴト」もして参りました。
酒解神社。
昨日のトレランコースは「嵐山→乙訓山崎」までの京都西山連峰縦走。
松尾山から始まり天王山に至る38㎞中、踏んだ頂は大小含めて9座。
酒解神社は山行最後のピークハント、天王山の中腹に鎮座する社です。
・本殿 文政3年(1820)建築 (国.登録有形文化財)
桁行五間.梁行三間(梁行二間と前面一間通に附.前庇) 檜皮葺/銅板仮葺
・神輿庫 鎌倉後期(1275年-1332年頃)建築 (重文)
桁行三間、梁間二間、校倉.切妻造、本瓦葺
古くは延喜式神名帳にその名を記され(山城国乙訓郡 自玉手祭来酒解神社 元名山埼杜)、同地域最古の歴史を有する式内社。
主祭神は大山祇神、日本で最初に酒を醸した神から酒解神とも呼ばれます。
酒解神は古代豪族.橘氏の氏神で、嵯峨天皇/檀林皇后の縁で遷したものと考えられます。
まぁそんな由緒は扨置。
令和3年に入り、ヨクワカンナイ理屈で国内都市部の殆どが「禁酒法」中。
特にトーキョーでは一年の半分が、DryCountyの期間となっています。
で、社号がコレなのですよ。
頭に「禁」の一文字を加えれば「禁酒解神社」。
そんな願掛け宜しく、山行の最後はコチラに立ち寄る事にしたのでした。
あーあ、ホントにとっとと「禁酒が解けて」くれないかしら…。
でもって日付が変わって本日、8月23日のお昼過ぎ。
禁酒法撤廃の願掛け「その2」に向かったのでした。
云わずと知れた「松尾さん」。
室町期以降、醸造の租神として格別な尊崇を集めている松尾大社。
「日ノ本第一醸造神」であると同時に、延いては「お酒の神様」もで御座います。
故に「ママやホステス」「キャバ嬢」「飲み屋のマスター」「お茶屋の女将」「酒販メーカーさんむ「卸酒屋さん」等々…、お酒全般に携わる商売人からも幅広い信仰を集めておりまする。
因みに前日のトレランで最初に踏んだ頂は松尾山。
松尾大社さんの御神体山で御座います。
※正確には松尾さんの御神体は松尾山中腹の大杉谷.磐座。
従い松尾山は神奈備じゃないので禁足地でもありません。
舞殿から本殿へ向かい、「チャリーン」「パンパン」「ペコリ」。
お酒の神様に祈願した事は唯一つ。
「お願いだから、フツーにお酒売らして下さい…」
しかし9月13日に禁酒法解除されるなんて、可能性極めてゼロ。
飲み屋の主がこんな願掛けするなんて…世も末ですね。