●戸難瀬の瀧の音まさるなり
えー、前線一過で約半月続いた「大雨ウィーク」も終了。
但し「雨上がり決した」後、晴日が続くとソレはソレで困りモノなのが「夏のミヤコ」なのでして。
昨日の京都は最高気温35℃。
今日の京都は最高気温35℃。
明日の京都は最高気温37℃(予報)。
炎天の陽射しに茹だる蒸し暑さ。
極悪残暑「全開」のミヤコで御座います。
今日はお昼過ぎからチャリを漕ぎ出し外出。
太陽こそ雲に隠れていますが、まぁ兎に角「蒸し暑い」。
渡月小橋渡って舟曳路へ。
「やっぱり洛外の川辺は涼しいな♪」
大堰川の碧流からそよぐ風はヒンヤリと肌に心地良く。
平安の大宮人が嵐山を避暑地にした理由がよーく解ります。
戸無瀬の滝。
何時もは糸みたいに細い「チョロチョロ滝」なのですが、直近の豪雨で水量増加。
何だかホントの滝っぽくなってます。
滝壷を叩く飛沫が気持ち好いっ♥。
嵐吹く 山のふもとの翠もみじ 戸無瀬の滝に落としてぞ見る(経信.改)
靑藻うき 玉ちるせぜを色そめて 戸無瀬の滝に夏はとまらず(定家.改)
歌枕としての「戸無瀬の滝」は江戸初期にその役目を終えていますが、まぁこんな戯れ歌を詠むのも宜しいかと。