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2021.09.17

●「三俣~苗場山ピストン」ロード&トレラン.その①

えー、今週月曜日は湯沢へ山走遠征。
秡川コースを使っての苗場山.ピストントレランに逝って参りました。

当初の予定は「谷川岳馬蹄形縦走」も、当日朝は本降り雨の不良天候。
雨が収まったのは7時半、コースタイム的に馬蹄形走破は無理な時間です。
仕方無いのでプラン変更、Mt.Naebaに行き先を変える事に致しました。

そんな訳での山走記その1、「三俣~二ノ芝」篇で御座います。 

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8ː40、南越バスに乗って三俣中央に到着。
二日続けてのみつまた入り、「昨日はサマースキー」「今日はトレラン」です。

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みつまたステーションから秡川駐車場(苗場山登山口)に向かいます。
三国街道から秡川駐車場までは約9㎞、走ってアプローチする阿呆は私くらい。
(※ 秡川コースで苗場山登るハイカーは、99%の方が車でのアクセスです)

こんな馬鹿げたアプローチを選んだ理由は、秡川登山口~苗場山へは高々7㎞。
ピストンでも14㎞と、あまりにも短過ぎる山行距離です。
しかも山路構成は「神楽ヶ峰の稜線」と「復路の上~中ノ芝」がちょっぴり走れる程度。
「トレラン」とは云っても、殆どランパートの無い登山コースとなっています。

そんな訳でロード&トレイル複合の「コンバインドコース」をチョイスしたのでした。

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んじゃ、走りますか。
正面にみつまたゲレンデからの下山コースを眺めつつ、清津川を渡橋。
苗場山林道に取り付き、「長~い」ヒルクライム.ロードランの始まりです。

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林道に入るとお猿さんが二匹お出迎え。
苗場山林道は「みつまた→秡川」の9㎞間を約600mのユル~い高度上昇。
「走れない事は無い」けど「走り続けたくは無い」
そんな緩勾配の上りが延々と続きます。

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林道を約2㎞北進するとスイッチバック、北から南に進路を変えます。
やっとこれから「進んだ分」秡川駐車場に近づける…。

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9:05、3㎞過ぎるとみつまたゲレンデとの分岐。
ロープウェー乗れば約5分、人力で走ると25分。
嗚呼、索道の有難さが身に染みる…。

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9:20、やっとゴンドララインと3ロマが見えてきました。

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かぐらゴンドラ前を通過。(DST/5.01㎞ Time/37:43)
みつまたステーションから丁度5㎞地点、よーし半分過ぎた。

因みに冬場だとみつまたロープウェーと1高使って15分弱。
人力で走ると40分近く掛かっての到着。
嗚呼、改めて索道の有難さが身に染みる…。

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ロードは続く~よ 何処ま~で~も♬
スタートから延々と上りの続く林道ラン。
気分は「一人越後湯沢秋桜マラソン(残念ながら今年も中止)」です。

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9:25、かぐらゴンドラが上空を横断。
林道はカッサ尾根を西に巻いて進みます。

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9:30、秡川に掛かる堰堤を過ぎると、一旦勾配は落ち着きます。
でもって7.5㎞辺りから再び明確な上りに。


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林道はゴンドラコース(下山コース)を何度か横切ります。
此処まで来れば、秡川駐車場は目と鼻の先。

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頭上にレストラン「シュプール」が見えてきました。
よーし、もう一息。

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9:50、秡川駐車場到着。(DST/8.93㎞ Time/1:08:14)
みつまたステーションから歩く事無く「何とか走り切りました👟」。
まぁ㎞/7:30ペースの超スロージョグでしたけどね。

駐車場のトイレ脇にトレイルヘッドがありますが、すぐ林道に出ちゃう短いコース。
引き続き林道使って和田小屋に向かいます。

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ゴンドラコースの林道を和田小屋に向かって上ります。
過去数え切れない程「滑り降りた」コースですが、「足で上る」のはこれが二度目。
因みにスキー履いて滑ると約2分、歩いて上ると約20分。

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10:05、かぐらゴンドラ山頂駅と無料休憩所。(DST/10.24㎞ Time/01:23:09)
かぐらメインゲレンデ(和田小屋登山口)に着きました。

因みに冬場だとロープウェー/リフト/ゴンドラを3本乗り継いで30分弱。
人力で走ってのアクセスだと、約3倍の時間掛かっての到着。
嗚呼、重ね重ね索道の有難さが身に染みる…。

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あちゃー、やっぱり上はガスってる💀…。
標高1700mレベルでコレですから、苗場山頂(2145m)のパノラマ展望は望み薄。
未だトレイル入ってないこの時点で、モチベーション50%減⤵です。

因みに此処が秡川コース.苗場山頂への「5合目」。
苗場山林道やかぐらスキー場内の車道が整備される前まで、元々秡川ルートは三国街道(八木沢/三俣)が登山路の起点でした。
そんな訳で、ある意味「秡川コース.コンプリート」なのかも。

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これより「やっと」トレイル侵入。
メインゲレンデを右手側に斜行し、樹林帯の登山路に入ります。

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序盤は木段が設置されていますが、

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次第に露岩の目立つ「岩ゴロ」のトレイルへ。
ブナやダケカンバ、シラビソの覆う日陰の樹林帯、加えて前夜の雨で岩に生した苔がスリッピー。
これで浮石なんか踏んだら「スッテンコロリン」です。

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集塊岩の上を渡る、土踏まずの登山路。
取り付きから下ノ芝までは、ずーっと転岩のトレイルです。

但し足場こそ不安定なものの、足に堪える急登パートは皆無。
「和田小屋~神楽ヶ峰」までは一定勾配の緩やかな上りが続きます。

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六合目を通過すると、

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時折右手の展望が開け、中尾根が望める様になります。

で、この辺りで苗場山より下山されて来たランナーさんと遭遇。
挨拶の序で、苗場山頂の天候を聞いてみると…。
「ガスの欠片も無し、スーパークリアな絶好の山天気☀」との事。
それ聞いてモチベーション急上昇⤴、やる気スイッチ「ON」です。

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10:35、転石の交差分岐。
スキーヤーなら何度も通った場所、そして雪さえ積もっていれば見慣れた景色。
「メインゲレンデ(1高)」から「林間エキスパート(5ロマ)」への連絡コースです。

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分岐の左手はかぐらメインゲレンデ方面。
こっちはピストン復路の際、少し立ち寄ります。

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同.右手は5ロマ/林間エキスパート方面。
こっちは立ち入り禁止。

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分岐を過ぎ、石ゴロ道から木道の登山路に入ると、

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10:40、直ぐに下ノ芝。(DST/12.10㎞ Time/1:55:54)

 
ベンチとテーブルの附設された休憩所。
トレイル入ってまだ35分、ちゃっちゃと通過します。

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大正4年建立、稲荷大神の石碑。

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樹林帯から抜ると7合半。
右手の景色が広がる開放的なビューポイントです。

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上越国境稜線は積雲の中。
方角的には巻機山~越後三山~守門岳が望めるのですが…、残念。

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右上には5ロマの降車場。
つー事は大体標高1845m地点、あそこの右上が中ノ芝です。

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クマザサ繁る岩場の上りを処理すると、

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11:00、中ノ芝に出ました。(DST/13.12㎞ Time/2:15:33)
中ノ芝周辺からは植生が一気に変化。
山地帯の樹々は姿を消し、シラビソや灌木の亜高山疎林帯に入ります。
登山路の勾配も緩やかになり、湿原の広がる解放的な登山路です。

この後は神楽ヶ峰からお花畑のアップダウンを経由して、苗場山に向かいました。
つづく。

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