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2021.09.03

●京都東山連峰~比叡山地トレラン.その②

えー、先月ミヤコ帰京時のアクテビティ。
8月27日は「京都東山/北山トレイル」の山行記続篇.その②です。

蹴上から大文字山を踏んだ後、一旦浄土寺側に下山。
北白川より比叡山地南主稜(東山連峰北部)を伝い比叡山に向かいました。

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9ː35、標識56-1の登山路取り付き。(DST/8.63㎞ Time/1:22:58)
バプテスト病院の駐車場脇からトレイル侵入。
左手を進み大山祇神社参道の境内を通って行きます。

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大山祇神社境内から沢を離れ尾根路へ。
根道の緩~中勾配を詰めて行くと、

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9:45、茶山。(DST/9.52㎞ Time/1:34:05)
ピーク感ゼロ、樹林帯に覆われた峠上の小頂。
一応これでも東山三十六峰の一

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茶山を過ぎると左手に洛北方面の展望が得られます。
正面奥には五山送り火.舟形を灯す西賀茂船山が望めます。

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正面にはこれより向かう比叡双耳。
左が四明岳(京都府)、右が大比叡(滋賀県/京都府)。

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9:55、次のピークは瓜生山。(DST/10.27㎞ Time/1:44:54)
室町期の北白川城.本丸跡、「将軍山城」「元勝軍地蔵山城」「東山御城」「瓜生山城」「瓜生城」と異名が多くてヤヤコシイ。
あ、因みに此処も東山三十六峰の一、です。

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幸龍大権現社の座す小広い山頂。
展望は無いですが休憩には丁度良い場所、小レスト取ってシリアルバー補食。
夏の山行は発汗量が激しく、適度にエネルギー補給しないとね。

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瓜生山からは快適なシングルトラック。
フラットトレイルの続く絶好のランパートです。

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標識61、白鳥山への脇道分岐。
ま、折角だから踏んどくか。

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巻き道を外れ尾根路を少し上ると、猫の額ほどの小ピーク。

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10:10、白鳥山。(DST/10.86㎞ Time/1:51:49 )
前述の北白川城跡の出丸だったとの事。

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白鳥山からは修学院と岩倉の見晴らしが望めます。
上から俯瞰すると如何にも「盆地の端っこ」と云った感じ。

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引き続き快適な山走区間。
このコースは山チャリ屋/ダウンヒラーさんにとっても人気のトレイル。
今日も数名のMTBライダーに出逢いました。

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も一つ見晴らし場所。
真ん中の緑地は京都植物園。
前衛に沢山を従えて、奥には愛宕山~地蔵山/竜ヶ岳の稜線。

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標識65を過ぎると砂利道の林道に出ます。
等高線的には微上りですが、尾根を巻いているので実質平坦路。
林道を道なりに進んでくと、

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標識66、テンコ山への脇道分岐。
ま、折角だから踏んどくか。

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メインルートの左手に伸びる山路を進みます。

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一段上がった尾根筋を進むと、途中の左手に小っちゃ~い山名標があります。
因みにてんこ山周辺も室町期の城跡(一乗寺山城)との事。
この窪地トレイルは堀切跡だそうです。

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10:30、てんこ山。(DST/13.02㎞ Time/2:12:32)
此処もピーク感/登頂感全く無し、東山三十六峰はこんなのばっか。

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正規ルートに戻って再び林道を進みます。
林道走りもボチボチ飽きて来たな~と思ったら、

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10:40、掛橋.石の鳥居。 (DST/13.98㎞ Time/02:20:08)
此処通って何時も思うのですが…。
何でこんな山奥に鳥居「だけ」あるの?
因みに建立は明治28年2月、つい最近建てられたものです。

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標識67に従い石鳥居を直角左折。
沢に向かい高度を下げて行きます。

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音羽川の源流に掛かる橋を二度渡ります。
小さなアップダウン繰り返し三度の渡渉、つー事は上り返しも三度。
あと、清流が白濁して見えるのは川底が花崗岩地質だからです。

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三発目の渡渉は橋が架かっておらず、川石を伝って対岸へ。
軽く上り返すと「雲母坂」に合流します。

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10:50、水飲対陣跡。 (DST/14.86㎞ Time/2:33:03)
平安京遷都/延暦寺建立以降、1200年以上利用されてきた古道「雲母坂」。
古には僧兵強訴の路として白河上皇の頭痛の種でしたが、現在はミヤコ人にとって人気のハイキングコース。
今も昔も京から叡山に向かう最短ルートとして使われている登山路です。

此処から比叡ケーブル山頂駅までは明確な上りパート。
1.8㎞区間で約320m標高を上げていきます。

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水飲対陣之跡をちょい進むと、左手に展望地あり。
京都盆地の北東端、岩倉が眼下に望めます。

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叡山の山域境界線、浄刹結界跡碑。

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暫くは緩勾配の穏やかな尾根路。
コナラやクヌギ、アカマツの樹林帯を進みます。

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荒れた大伐採地に出ました。
周囲の植生が杉林に変わると勾配が多少増し、山腹を回る山路取り。
鬱蒼とした杉林の中を上って行きます。

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ケーブル駅舎が見えてきました。

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11:20、ケーブル比叡山頂駅。(DST/16.67㎞ Time/2:59:58)
八瀬駅から比叡山駅までの1.3kmを9分で結ぶケーブルカー。
鋼索鉄道としては日本一の標高差(561m)を誇ります。

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京都トレイル「東山コース」の最終標識.74。
眼下には京都盆地の上半分が一望の元に望めます。

この後は大比叡から東塔~西塔を経て峰道に向かいました。
つづく。

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