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2021.09.25

●「三俣~苗場山ピストン」ロード&トレラン.その③

えー、先週の日/月、今週の日/月は二週続けての越後湯沢「山旅遠征」。
9/13は苗場山、9/21は谷川岳馬蹄形縦走を走って参りました。

そんな訳で未だエントリー途中、先週は苗場山リポートの続々篇。
秡川コースのピストン山走記.その③「苗場山山頂」篇で御座います。

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11:55、雲尾坂の上り返しを終えると「Amazing world!!!」。
4㎞×2㎞四方、約700haに広がる苗場山頂の溶岩台地に着きました。

2000m級の山岳でこれほど広大なテーブルマウンテンは国内では苗場だけ。

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笹原と草原の広がるの大湿原は、600種を超える高山植物の宝庫。
残念ながら「花の盛り(初夏~晩夏)」は終わっちゃってますけどね。

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そして360度全方位、上信越の山々が見晴らせるスーパーパノラマ。
標高以上の見事な展望、何度も訪れても圧倒されるビッグスケールです。

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山頂は池塘の宝庫、その数何と大小1000以上。

因みに苗場山の地層は様々な高山植物に枯死堆積した泥炭。
豪雪地帯で雪解け水は豊富、空気は清澄、夏の気温も低い。
つー事は赤湯か小赤沢辺りに「苗場蒸留所」作ったら、結構美味いウイスキーが出来るかも。

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12ː00、苗場山とーちゃく。(DST/16.63㎞ Time/3:19:57) 
湿原台地の北東端、針葉樹に囲まれ展望は利かず長居する場所じゃありません。
ハイカーの皆さんも山名標を写真に収めた後は、直ぐに大湿原に戻っていかれました。

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山頂ヒュッテのベンチでランチレスト。
食後は売店でドリップコーヒーを頂き一服、うーん至福の一時 (-。-)y-゜゜゜。

一息付いた後は山頂台地からの大パノラマを愛でに向かいました。

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南東から南西には、上越国境稜線~谷川連峰~三国山脈、奥には足尾山地。
コレで♪、

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南西から西面には、三国山脈西端部(ぐんま県境トレイル)~右奥には浅間山。
コレで♬、

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西面には、浅間山~元白根山~志賀高原の山々。
コレで♫、

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北西には、志賀高原~北アルプス~後立山連峰~頚城山塊。
コレですよっ♥。

いゃあ、こン中に100名山が幾つ入ってる事やら。
てな訳で以下、山座同定集で御座います。

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池塘に映る爽秋の空。
背後に聳えるのは三国山脈西端の秘境山域群。
左より大黒山/上ノ倉山、少し下がって赤沢山/上ノ間山。
中央の白妙山を経て、右端に佐武流山。

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ズームにて佐武流山、右裾の小ピークは猿面峰。
岩菅山以西の志賀/苗場山域(三国山脈)の中では最高峰を誇る山。
苗場山よりも50m程高いです。

佐武流山の右奥には浅間山の山容も望めます。

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浅間連峰全景。
左のお鉢が浅間山(前掛山)、次いで黒斑山、鞍部の台地状頂が高峯山。
右手の山塊群は左より水ノ塔山/東篭ノ登山/西篭ノ登山。

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浅間連峰の奥には八ヶ岳が望めました。
左が北横岳、高峯山を挟んで右に蓼科山。
高峯山の山腹に薄らと望めるゲレンデはアサマ2000スキー場。

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浅間山の右手前には白根山と志賀の山々。
少し解り難いですが中央最奥が元白根山、その右手にちょい覗くのが草津白根山。
真ん中やや右奥のこんもりとした頂が横手山、右端に岩菅山。

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左端の横手山から中央に岩菅山/右に焼額山、右端に竜王山。

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ズームにて、裏岩菅山/岩菅山と池塘群。

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ヤケビ(焼額山)と池塘群。
山腹のゲレンデは左にパノラマコース/右にジャイアントスラロームコース。

最奥に連なる3000m俊峰群は北アルプス、槍.穂高連峰。
左から常念岳、前穂高/穂高/北穂高の穂高岳群。
鞍部を挟んで南岳/中岳/そして槍。

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続いて西方のパノラマ眺望。
こっちは高度1500m周辺を厚雲が覆っており、見晴らしはイマイチ。
右端の山塊は火打/焼/妙高の頚城三山、中央に少し覗けるのが黒姫と高妻。
左端には白馬連峰。

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ズームにて、白馬連峰。
右端の小蓮華山から、白馬岳/杓子岳/白馬鑓の白馬三山。
平坦部の天狗平を経て左端は天狗の大下り。

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白馬連峰.南側。
右より唐松岳、鞍部を挟んで中央に五龍岳と剣、左には鹿島槍。
鹿島槍左の最奥には立山。

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続いて今度は東面のパノラマ。
中央右の平標山から北東に広がる谷川連峰。
こっちも少し雲が棚んでいます。

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谷川岳主脈の雄にて谷川連峰最高峰、平標山と仙ノ倉山。
右奥に望める俊鋭な頂はSKY山…じゃ無く皇海(すかい)山。

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オジカ沢ノ頭と谷川双耳、一つ奥には朝日岳。
この日ホントはあそこ(馬蹄形)を走ってる筈だったんですけどね。
(早朝雨天の為、中止して苗場山に来たのでした)
最奥に連なる稜線は日光白根山と日光連山、2300~2400m級の山々。

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北東には赤城山の複成火山群。
左より最高峰の黒檜山~駒ヶ岳、鞍部を挟んで中央に鈴ヶ岳と荒山、右に鍋割山。

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「HELLO、HALO」
秋の高空には「太陽のリング(ハロ/日暈)」が出現。
つー事はこれから天気は下り坂です。

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13ː15、1時間強の「天空の楽園」滞在もお終い。
何時までも眺めていたい上信越名峰群の絶景viewですが、ボチボチとタイムアップ。
後ろ髪を引かれる思いで山頂を後に致しました。

この後は往路来たトレイルをピストン下山。
神楽ヶ峰~和田小屋~三俣に向かいました。
つづく。

 

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