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2021.10.07

●「谷川岳馬蹄形縦走.クラシカル」その⑤

えー、先月9月21日は谷川岳へトレラン遠征。
1Day馬蹄形縦走(半時計周り)山行記.続々々々篇で御座います。

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「白毛門への急登」「笠ヶ岳~朝日岳の小さなアップダウン繰り返し」「ジャンクションピークからの大下り」「清水峠から蓬峠への伸びやかなササ原稜線路」「笹平から茂倉岳への上り返し」。
馬蹄形縦走も行程の3/4を終え、残す行程もあと僅か。
一ノ倉岳を後にして谷川岳双耳峰に向かいました。

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13:30、一ノ倉岳を通過。(DST/21.57㎞ Time/6:02:01) 
カマボコ(一ノ倉岳避難小屋)を後にし、本日の「ラストピーク」へ向かいます。

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眼前に聳え立つのは本日のラスボス、谷川岳トマ/オキの双耳峰。
県境稜線をボーダーラインに、見事なまでの非対称稜線コントラスト。

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波打つ様に荒ぶる岩稜尾根。
実際には尾根上では無く、やや西側を巻いての山路構成。
路幅も確保され危険箇所は殆どありませんが、それでも高度感たっぷり。
スリリングな岩場歩きが楽しめるパートです。

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下り切った辺りに一ヶ所、ザレ気味の崩落路あり。
足滑らせたら一ノ倉沢へ1000mの断崖滑り台、この世とは「サヨウナラ」。
ホントはこの場所が「旧.ノゾキ」ですが、滑落の危険がある為に現在地(もーちょい谷川岳側)に移ったと思われます。

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鞍部からの上り返し。
一ノ倉岳からストンと降下、平坦パートを経て緩やかに上り返すイメージ。
目の前に頂が見えてるのに加え草紅葉のおまけ付き、しかも右と左にはスーパーパノラマ。
視覚的にも気分的にも楽しい登板パートです。

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テケテケと岩稜帯の上りを詰めて行きます。
この日は早朝から夕刻まで、ガスの一片も無い爽快な秋晴れ。
又と無い谷川日和に恵まれました。

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一ノ倉尾根越しに望む笠ヶ岳と朝日岳。
左最奥には中ノ岳と越駒、方角的に越後三山もこれで見納めかな。

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13:45、ノゾキより覗く、一ノ倉沢の絶壁。
急峻の岩壁は圧巻の迫力。写真なんかでは1/10も伝わらりません。
氷食谷と雪崩路により形成されたカール/モレーン地形がえげつないっ。

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ノゾキより振り返る、一ノ倉岳。
オーバーハングの岩肌が、まるで一ノ倉岳を鷲掴みにしている悪魔の手みたく。
こうして見ると細尾根を巻いて新潟側に山路が通っているのが良く解ります。

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右手には谷川岳主脈の雁行パノラマ。

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谷川岳より続く、扇型の山容はオジカ沢ノ頭。
オジカ沢ノ頭は北側からの遠望だと、もっと鋭角なピラミダル山容なんですよね。

左奥に聳えるソリッドな稜線は「谷川岳」の元ネタ山、俎嵓。
大正期までは俎嵓が谷川岳の名を冠する頂でしたが、何時の間にか現在の谷川岳にその名を取って代わられ、昭和10年頃には現在の山名呼称に定着しました。

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大障子/小障子を経て万太郎山、左には左俣ノ頭。

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万太郎尾根の向こうには仙ノ倉山と右に伸びる北尾根/シッケイの頭。
その奥には穏やかな頂の広がる平標山、右手最奥の山影は佐武流山。

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トマの耳直下になると、鎖場の大岩帯が出現。
鎖を使わずとも処理出来るレベルの短い上り。
但しこの蛇紋岩、西黒尾根からの下山路では散々苦労する羽目になるのでして…。

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14:00、富士浅間神社.奥の院。
富士山から勧請された訳では無く、本宮は谷川温泉郷の浅間神社。
社名は嘗て谷川岳.オキの耳が「谷川富士」と呼ばれていた事に由来するものです。

位置的には「オキの耳たぶ」、此処まで来れば谷川岳双耳は目と「耳」の先。

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奥の院、向こう側の西斜面。
今年は草紅葉の色付くのが早いですね。

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奥の院を越え、一ノ倉岳と茂倉岳を見返る。
楽しい岩稜帯パートでした♫。

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オキの耳近くになると登山客/観光客の姿が一気に増えて参ります。
右手奥にはのトマ耳。

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14ː05、谷川岳.オキの耳とーちゃく。(DST/23.08㎞ Time/6:35:51)
3年振り2度目の到頂。
前回はガスガスの真っ白だったので、山頂からの展望はこれが初めて。

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東面眼下に、土合から白毛門への急坂アプローチパートを望む。
あそこを上り始めたのは6時間前の事。

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馬蹄形の中盤パート、朝日岳/JP~清水峠~七ツ小屋山も一望の下に。
こー云う景色見ると、今までのタイトな山行が報われるってモノです。

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オキの耳からトマの耳へは軽いアップダウンを経て一足登。

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14:15、谷川岳.トマの耳。(DST/23.51㎞ Time/6:43:48 )
馬蹄形縦走.半時計周り、主要峰のラストピークを踏破。
先程踏んできたオキ耳を背景に一写。

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横メでもう一写。
一ノ倉岳と茂倉岳もこれで見納め、また今度ねっ♪。

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トマ耳からは数分下ると谷川岳ノ肩。
肩ノ小屋の向こうには、前述した俎嵓。
あの頂も踏んでみたいのですが登山路が通っておらず、地獄のヤブ漕ぎ必至。
残雪期に訪れるしか手は無いみたいです。

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14:20、肩ノ小屋とーちゃく。
しかし此処で想定外の「嬉しくも困った誤算」。
タイムテーブルでは15時頃の到着予定、大分早く着き過ぎちゃいました。

この調子で下山すると土合駅には16時頃の到着。
売店も食堂も時間潰しする施設も「何~んも無い」駅舎で、2時間以上電車待ちせねばなりません。
しかし西黒尾根を下りで使うのは今回が初めてでコースタイムが読み難い。
でも日没の30分前には確実に下山しておきたい所処です。

そんな訳でタイムテーブルの練り直し、肩ノ小屋の出立は14:50頃に設定。
余った時間でのんびりとロングレストを入れる事に致しました。

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肩ノ小屋で購入🍜、今日初めてお金を使いました(笑)。
それにしても山で食べるカップヌードルは、何故こんなに美味いんでしょう♡。
若しかしたら標高が上がる毎に旨味成分の増す「秘密の調味料」が入ってるの鴨。
気分はラーメン大好き小池さん状態、具の一片/汁の一滴まで完食です。

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肩ノ小屋のベンチより、南正面の眺望。
左に尼ヶ禿山と高檜山、中央に三峰山を従えて、最奥には赤城山の頂群。

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同、中ゴー尾根越しに眺む南西の眺望。
左手前の台形状頂は吾妻耶山 丘陵帯を経た奥の三つコブが小野小山/中ノ岳/十二ヶ岳。
最奥には榛名山の山塊群。

休憩を終えた後は西黒尾根を伝い土合方面へ下山。
上りとは云え、一度通っている山路で大まかな概要も念頭に入ってます。
しかしこの「最終パート」で想像以上に苦戦。
馬蹄形縦走.最大の難敵になるとは、この時点で思っていなかったのでした。
つづく。

 

 

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