« ●2021/22.四十八滑目「かぐら」後篇 | Main | ●「Hierba Buena」始めました »

2022.05.20

●「湯沢納め」の儀

えー、今週月曜日は今季48滑目、かぐら遠征/三部作の終。
滑走後のアウトロダクションで御座います。

この日が今シーズンの「かぐら」、そして「湯沢エリア」滑り納めとなった私め。
そんな訳での湯沢FINALは、毎冬(春?)の恒例行事で締め括る事に致しました。

Dsc06110
16:45、かぐらでのスノーライフを終え、湯沢駅に戻って来ました。
その足で江神さんへ温泉湯治、ホコホコ♨と肉まん状態に。

Dsc06112
17:30、西口の温泉街を、目的地に向かってテクテクと歩きます。
湯上りの火照った身体に夕暮れの微風が心地イイ。

因みにこの辺は毎年9月に行われる「越後湯沢秋桜マラソン」の折り返し地点。
腐れ伝染病の所為で2年続けての大会中止、今年は開催されるのかなぁ…。

Dsc06113
旧布場ゲレンデ跡。
「湯沢スキー場(旧名)」として大正4年に開業。
湯沢エリア最古のスキー場、且つ国内屈指の歴史を有していたゲレンデです。
川端康成の「雪国」では、ヒロイン駒子がスキーをする場所として登場しました。
しかし暖冬の雪不足や入り込み客数の減少により、2019年3月末で閉鎖。
104年の歴史に幕を閉じました。

目的地はこの布場スキー場跡、ゲレンデ山麓に御座います。

Dsc06115_20220517130201
湯沢スキー神社(再建)。
平成29年(2017)造営/一間社.切妻造.銅板葺 祭神.雪艇湧現明神

以前はゲレンデ北側の中腹に建立されていましたが、2017年冬に起こった裏山の土砂崩れで屋舎崩壊。
翌年8月、現在地に再建されました。

Img_5867_2
因みに以前は、

P1070868
こんな感じでした(2016年撮影)。
造営から30年が経ち老朽化が目立つも、旧社殿の方が趣が有って宜し。
4月半ばに訪れると、オオヤマザクラとソメイヨシノが春の彩りを添えていました。

それに較べ…、

Dsc06114_20220520140801
うーん、悲しいまでのチープ感。
文字通り「取って付けた」感しかしないハリボテ社殿。
扁額も坪鈴も賽銭箱も「何~も」ありません。

Dsc06115
チャリーン→パンパン→ペコリ。
まぁ毎年の恒例行事、取敢えずお参りします。

来シーズンも大雪に恵まれます様に。
来シーズンも怪我無く楽しく滑れます様に。
来シーズンはマスク無しで滑れます様に。

来シーズンは更に上手くなります様に。

因みにスキー神社の由緒は1976年(昭和51)10月の創祀。
近隣村社.諏訪神社造替の際、旧社殿を移築建立した事に始まります。
ですから同社の境外社と云った方が正しいのかも。

湯沢スキー神社さん、関連ログは下記にて。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2014/04/post-2000.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/06/post-5ad628.html

Dsc06117
折角なので旧社殿跡まで上ってみる事に。
ゲレンデの斜面北奥、樹林帯の辺りです。

Dsc06119
荒れるに任せた祠跡、基壇だけが残されています。

Dsc06120
八重葎 茂れる社のさびしきに 人こそ見えね 春は来にけり
朽ち果てたベンチもほったらかし。
因みに「写真のタカハシ」さんは健在です。

Dsc06121
此処からの谷川連峰/湯沢里山の眺め、結構好きなんですよね。

以前は「かぐら滑り納め」=「シーズン滑り納め」だった私め。
スキー神社さんの参詣がその年の「終冬式」でも御座いました。
しかし月山を知ってからはスキーシーズンが1~2ヶ月延長。
スノーマッドな日々はもう暫く続くのでした。
おしまい。

|

« ●2021/22.四十八滑目「かぐら」後篇 | Main | ●「Hierba Buena」始めました »