●2021/22.四十六滑目「月山」
えー、GW10日間の月山ワーク&スノーライフも5/8(日)にてお終い。
最終日はお昼過ぎまで滑って、14時過ぎに下山の途に着きました。
そんな訳での月山滑走記、ゴールデンウィーク〆滑。
取敢えずは「オーラス」となるアクティビティで御座います。
7:45、下駅に向けて出立。
GW最後の朝は、昨日までの快晴続きが嘘の様な曇天模様。
前夜から降り続いた雨は止んだものの、強風が音を立て荒んでいました。
8:05、ペアリフト乗車。
スタートの搬器№は「Go-Go」55番。
月読命(月山神)から「攻めた滑りをしろ」との御神託…かな?。
大斜面は上半分が軽くガスってます。
まぁ滑走禁止だから別にイイんですけどね。
上駅周辺ではガスも濃くなり、Tバーも全く見えません。
これもある意味、典型的な初夏の月山風景。
ペアリフトを降りると、其処は「白闇と氷の世界」。
視界不良の沢コースは雨+夜間の冷え込み+強風に叩かれてカッチカチ。
しかも圧雪レーンはガッタガタと、超テクニカルなコンディション…。
それでもコレはコレで楽しいっ💙。
天然のインジェクションが入ったコースは、エッジの入らないザラメ氷。
なるべく割れや段差の無いラインを取り、体軸の下から板を離さない様にコントロール。
縦ズレさせながら短いエッジングを心掛けてのミドルターンで回します。
ミドルから下は視界良好。
氷結バーンも程好く緩み、エッジの入る春ザラメコンディションに変化。
何より前夜の雨で、表層の汚雪は完全クリーニング。
結局「GW最後の日」が「GW中最もスキーが走る」、と云うオチでした。
厳めしく荒ぶ波頭雲。
兎に角この日は「風強いっ…🌀」
早朝気温は0℃前後の緩い冷え込みも、横風に叩かれ体感温度はマイナ6~7℃。
因みに昨日は「快晴/18℃」一昨日は「快晴/23℃」。
20~30℃の温暖差は、流石に身体に堪える…。
それでも8時半頃には天候回復基調。
朝日のお山が姿を見せ始め、
5番鉄塔より望む「ZAO!」。
気温と湿度が低いので、南東方面の遠望は良好。
蔵王連峰~吾妻山地の山景シルエットが、GW中最もクリアに見晴らせました。
(でも寒い…。)
上駅のブナやシバザクラは、枝梢に滴った雨が氷結。
薄ガスの中に幻想的な霧氷群が広がっていました。
まるで白銀の硝子細工。
氷樹満開を愛でつつのスキーも、これが今シーズン「本当に最後」でしょうね。
8:55、ガスも引いて来たのでコブ入りまーす。
断層約4m深のクレパスを横目にトラバース。
大斜面ボトムのコブライン。
緩斜でシャローなバンクコブですが、結構距離が長い。
雪面コンタクト/スピードコントロール重視のトレーニングには丁度良いコースです。
適度に休憩入れてのアクティビティ。
1時間(4本)回して10分レストのローテーションです。
でも浜さん語録のホワイトボードが無い下駅は、やっぱり淋しいな…。
9時過ぎから本格的にコブタイム。
この日はスキーヤーズライトのノリ面コブは使わず、
ペアリフト側のコブから大斜面ボトムを主戦に取るコースチョイス。
連休最終日の月山を回すゲストは数える程、プラス適度な冷え込み。
過度な緩みや吹き溜まりも無く、良好なコンディションでした。
9:40、強風は相変わらずですが、青空が広がり始めて参りました。
陽射しの有る無しでは体感温度が大違い、太陽さんガンガレ。
1040、ガスが引き、月山も姿を現しました。
この天候なので霊峰礼拝は諦念していたので、まさかの僥倖。
やっぱり最後の日に月山が望めるのはウレシイねっ♩。
広大なフィールドも大斜面が使えないと宝の持ち腐れ。
必然的に沢周辺のコブにゲストが集中、偏った斜面の使い方となります。
ブナは緑、朝日は白妙。
西川町/朝日町から弓張平~志津に掛けては、瑞々しい青葉の彩り。.
ブナ原生林の新緑と朝日連峰の雪景色が緑彩雪離の景趣を醸し出していました。
11ː20、冷え込みの厳しい日はコレに限る♪。
早めのランチは下駅名物「鍋焼きうどん」、このボリュームでお値段900円也。
白馬だったら1500円、プリンスさんだったら1800円取ってる内容です。
因みに私的下駅のトップ3は、コレと「月山味噌ラーメン」「冷やし肉そば」。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2018/06/post-ef67.html
11ː40、鍋焼きタイムを終えアクティビティ再開。
お昼前になると風もやや弱まり、空には晴れ間も広がって参りました。
しかし下山の時間は刻々と迫っており、残念ながらラスト3本です。
12ː20、ラスト1本。
次の月山を訪れるのは6月上旬、暫しの間サヨウナラ。
1240、115林班まで下りてきて終了。
この後は急ぎ「荷造り」と「山菜摘み」と「職場のお別れ御挨拶」。
町営バスと高速バスを乗り継ぎ、17時に仙台到着。
新幹線乗車の前に「牡蠣祭り」と「ホヤ祭り」でオツカレ麦酒。
程良い酩酊気分で帰東の途に着いたのでした。
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