●みわたせば 山もとかすむ 水無瀬川
えー、今週月~木曜日の四日間は、所用諸々にてミヤコ帰京。
「雑事」と「飲み」の隙間を縫って、オシゴト的な事も幾つかして参りました。
上洛二日目(6/14)は糸雨濡つ水無月の昼、自宅嵯峨から橋を渡って阪急嵐山駅へ。
「洛外」から「洛外」を経て「京外」の地へ向かうのでした。
桂で乗り換え。
洛外支線の悲哀、河原町行くのも梅田行くのも直通列車は(殆ど)ありません。
嵐山から約30分、乙訓は河陽の地で下車。
大山崎駅から西国街道を南に取り、てくてくと歩を進めます。
国境の南 太陽の西。
山城国と東山城国の旧国境を越え、北摂の地に入ります。
現在ではそのまま「京都府」と「大阪府」の県境。
右手にポットスチル。
山崎蒸留所の見学は現在完全予約制、申し込み開始即日で「期間中全埋まり」です。
道すがら一写。
流石可燃物の宝庫、防火対策はバッチリ…なのかな?。
この周辺は旧西国街道の山崎宿。
所々に寺社の史跡や、趣のある旧家商家が残っています。
水無瀬川を渡りつつ、左手に男山を見遣る。
標高143mの頂には石清水八幡宮が鎮座しています。
徒歩20分程で目的地、水無瀬神宮にとーちゃく。
と云っても観光に来た訳じゃ無し、歴としたオシゴトです。
水無瀬神宮さんの「離宮の水」で、水汲み。
座地は大阪府島本町ですが水源は京都西山水系、山崎蒸留所の仕込み水。
ウチの「山崎水割り」はココの水(マザーウォーター)を使ってるのです。
詳細は下記参照(↓)の古都にて。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/10/post-338853.html
あれっ、もう茅の輪が拵えてあるっ。
拝殿前にはふた足早い「夏越払」。
折角なので潜ります。
お賽銭は茅ノ輪潜りに因んで「8円」、まぁ信心の足りない金額です事。
そのまま南進、水無瀬駅から嵐山に戻ります。
僅か30分の「大阪滞在」でした。
15:35、嵐山に戻って来ました。
何時も気になるこの看板、「ハイブリッド美術館」って何?。
と、こんな感じの「嵐山(洛外)↔山崎(京外)」水汲み行脚。
今回の帰京、その他の仕入れは「ヤマモトさんで珈琲豆」「グレースさんでグラス2客」。
無事、任務完遂で東下の途に着いたのでした。
尚、本日の表題は後鳥羽院の歌に因んだものにて。