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2022.09.07

●戸隠山~高妻/乙妻山~瑪瑙山縦走トレラン④

えー、先月8月29日は北信遠征、戸隠連峰へ山旅。
奥社より蟻/剣を経て一不動から高妻/乙妻山へ。
帰路は弥勒尾根から戸隠牧場へ下り、瑪瑙山~中社でフィニッシュ致しました。

そんな訳での戸隠連峰山走記その④「高妻山~乙妻山」篇になりまする。

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彼是十数年、戸隠スキー場のヘビーユーザーな私め。
冬のゲレンデから望む高妻山は、優美さと険峻さを併せ持った孤高の鋭峰。
戸隠連峰の最奥にしているにも関わらず、一頭際立つ存在感を醸しています。

見る者を魅了するピラミダルな山容、しかし奥深い座地が故の畏敬と敬虔。
「嗚呼、何時かあの頂に登りたい…」。
そんな切望叶い、やっとこの日の登頂となったのでした。

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9:20、「妻をめとらば」高妻山。(Time/3:57:02 DST/13.76㎞)
念願の初踏破、嗚呼感無量…。

山頂からのパノラマ展望は遮るものの無い360℃フルスクリーンView。
期待にそぐわぬ絶景ビューが広がっていました。
そんな訳で暫し足を止めての山景ウオッチング、以下山座同定集です。

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東側の眼下には、ずーっと「天岩戸」していた黒姫山。
山頂の厚雲が切れ、外輪山のお鉢が望めます。
右手奥には苗場山、左手奥には薄っすらと中ノ岳と越駒。

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南方には雲海の彼方100㎞先、孤島の様に浮かぶ八ヶ岳。
手前の尾根路は戸隠表山群、1869P~九頭龍山~1888Pの稜線。

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南東方面にも雲海に浮かぶ島。
十阿弥陀の岩場を前景に正面は四阿山、右奥に浅間連山。

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西方には北アルプス.後立山連峰のワイドパノラマ。
右より朝日岳~雪倉岳~小蓮華山~白馬岳。

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続いて白馬三山~不帰ノ嶮~唐松岳~五龍岳~立山~鹿島槍。

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爺が岳~蓮華岳~水晶岳~真砂岳~槍ヶ岳/燕岳~大天井岳/奥穂高岳。
約70㎞に及ぶ北アルプスの山々が一望の下に見渡せました。

うーん、Amazing!!!

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ズームにて、白馬/杓子/白鑓の白馬三山

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同、天狗の大下り~不帰ノ嶮ワン.ツー.スリー~唐松岳。
唐松岳の左奥には剣岳、「戸隠の剣より望む、立山の剣」。

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白馬連峰南端の雄、五龍岳と鹿島槍。
両峰の奥に聳えるは立山三山の主峰群。

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北東.新潟県側には妙高/火打/焼の頚城三山。
頚城一家の家族構成は以下の通りです。

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おとーさんが妙高。
カルデラ外輪山に囲われた火口丘がその頂、威風堂々にて厳めしい。

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おかーさんが火打山。
妙高に三歩下がって慎ましやかな頂、高層湿原を抱く慈愛の山。

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右はやんちゃ坊主の長男、トンガリ焼山。
只今反抗期、活発に火山活動継続中。
左は金山、地味で目立たない次男坊。

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従弟の優等生、雨飾山。
頚城三山からは外れてますが百名山の一、標高以上の存在感と人気を有す山。

信越名峰群のパノラマを満喫しつつの小休止、大満足の10分。
山行プランでは高妻山でランチレストを入れる心算でしたが疲れは軽微。
休憩挟まなくても大丈夫そうなので、このまま乙妻山へ向かう事に致しました。

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9:30、高妻から望む乙妻への稜線。
取っ掛かりからしていきなりの嶮岨な断崖。
キレット状の岩場が切り立ち、まるで行く手を阻むような威圧感…。

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この激痩せ岩稜帯、下りで使うのはチト恐い…。
登山路は岩尾根を左右に巻く形で通っていますが、急崖の歪曲隘路。
特に左手(西側)が鋭く切れ落ちており、足滑らせたら「間違い無く助かりません」。

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スリル満喫(?)の、断崖式&垂直落下式ブレンバスター。
「今日はこんなトコばっかり通ってるな…」。
蟻/剣のナイフリッジ較べりゃ大分マシですが、それでもギャップの大きい岩場は危険度大。
しかも鎖/梯子などの補助具は一切ありません。

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ふう、やっと土の見える登山路になりました。
因みに高妻山からは信越国境稜線を伝う路、左足は長野駅/右足は新潟県です。

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キレットの底から望む、小谷の里山と後立山連峰。
片斜幅狭の山路を慎重に通過、鞍部はV字状に切れ込んだ千尋の谷(苦笑)。

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鞍部からの上り返しには小さなスラブ。
スタンスは充分なものの谷側に嫌らしく傾斜、雨の日には使いたく無い…。
此処を通過すれば取敢えず危険地帯終了。

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以降、シングルトラックの狭い路幅ですが踏み跡はしっかりしています。
但し片面の切れ落ちた箇所も多く、踏み外しに注意。

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スラブ岩場から一足登で十一阿閦。
「揺るぎないもの」を意味し、物事に動じず迷いに打ち勝つ強い心を授かるとの事。
よーし、恩徳を得て先を進むぞー。

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十一阿閦より望む「妻取りの道」。
稜線の左奥が乙妻山、右の小頂が2297Pの中妻山。

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十一阿閦からはブッシュが酷くなって来ます。
山路が枝葉に覆われ、只でさえ狭い路面のコンディションが目視出来ません。
ササと灌木を掻き分けて、藪漕ぎの進軍。

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この辺が中妻山頂。
地理院地図では無名の2297P、「中妻山」は通り名としての呼称です。
尚、近世の廃仏毀釈以前はこのピークが乙妻山と呼ばれていました。

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中妻山からは等高線通りの緩やかな下り。
この辺りから樹種植生が一変、森林限界の景観に。
視界を遮る高木は姿を消し、目の前には鞍部の湿原帯が望めます。

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ヤブ~を越え♪ 行こ~うよ♬。
飛び交う羽虫🦟も多く鬱陶しい…。

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9:50、小広い雪窪に出ると熊の平。
7月頃まで雪田の残る湿原帯、穏やかで開放的な雰囲気は戸隠っぼく無い(笑)。

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左手側の湿原に十二大日。
地面は泥濘でグチョグチョ、少し遠目からパシャリ。
因みに十三ある石祠のうち、鞍部に置かれているのは一不動とココだけ。

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熊の平からは「ササブッシュ」の「シダブッシュ」祭り。

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ブッシュ帯を抜け、視界が広がると左奥に山頂が見えて参ります。
弯曲した低木ハイマツがお出迎え、高山帯故に空が広い。

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10ː00、「妻をめとらば」乙妻山とーちゃく。(Time/4:31:36 DST/15.39㎞)
一不動から高妻山まではチラホラと登山者と遭遇しましたが、乙妻山への破線ルートは全く人影の無い貸切状態。
乙妻山の山頂も、眼下に広がるワイドパノラマも「独り占め」です。

山行開始から約5時間、此処でランチタイム込みの小レスト。
戸隠連峰「最果ての頂」で充実感満喫の一時を過ごすのでした。
つづく。

 

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