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2022.09.06

●戸隠山~高妻/乙妻山~瑪瑙山縦走トレラン③

えー、先月8月29日は北信遠征、7年振りに「夏の戸隠」へ山旅。
つっても「冬」は散々滑りに来てますけどね(笑)。

今回の山行ルートは奥社より戸隠表山を縦走、一不動から高妻/乙妻山へ。
帰路は弥勒尾根から戸隠牧場へ下り、瑪瑙山を経て中社でフィニッシュ。
距離こそ約33㎞のミドルディスタンスも「無数の鎖場」「滑落即死のナイフリッジ」「ヤブ漕ぎの破線路」。
そして「延々と繰り返されるアップダウン」と、机上スペックよりタフなコースです。

そんな訳での戸隠連峰山走記その③、「一不動~高妻山」篇になりまする。

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7:50、10分程レストを入れて一不動を出立。(Time/2:27:08 DST/9.76㎞)
避難小屋を数メートル進んだ左手に、ひっそりと立つ一不動石仏。
一不動から高妻山頂への登山路(修験道)には十の石祠が祀られています。
(乙妻山へはプラス3つで十三)

但し石祠は小ピークに祀られているので、その距離は均一ではありません。
(一不動~五地蔵までは比較的等間隔ですが、以降はバラバラ)
それでも山行の進捗目安として結構役に立ちます。
因みに石祠/及び山頂間の距離/時間目安はこんな感じ↓でした。

一不動→二釈迦 約0.3㎞/6分
二釈迦→三文殊 約0.2㎞/5分
三文殊→四普賢 約0.4㎞/10分
四普賢→五地蔵 約0.3㎞/9分
五地蔵→五地蔵山 約0.1㎞/2分
五地蔵→六弥勒 約0.1㎞/2分
六弥勒→七観音 約0.2㎞/4分
七観音→八薬師 約0.6㎞/15分(多少長めの上り)
八薬師→九勢至 約0.4㎞/5分
九勢至→十阿弥陀 約1.1㎞/28分(一番大変、直登)
十阿弥陀→高妻山 約0.1㎞/3分

高妻山→十一阿閦 0.3㎞/7分(少し危ない)
十一阿閦→十二大日 0.7㎞/14分
十二大日→十三虚空蔵/乙妻山 
0.4㎞/9分

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一不動から九勢至へは、上り一辺倒では無く細かいアップダウンを伴います。
尤も五地蔵山までは其々の登降区間が短く、ガレ/鎖場や急坂も無し。
比較的与し易いパートとなっています。

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サクっと二釈迦。

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二釈迦からは稜線に出て、戸隠側の展望が大きく開けます。
飯綱連峰は未だ雲の中も、眼下には戸隠牧場が望める様になってきました。

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そして左手には高妻山♡。
鋭鋒の頂は雲に覆われているも、九勢至~八丁ダルミの稜線はクリアに望めます。
上空は次第に青空が広がり、天候は濃霧模様から回復基調。
「戸隠の仇(ガス)は高妻で」、これからのパノラマ展望は期待出来るかも。

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そーなると俄然ヤル気が出て参ります。
短い上りをスタコラと駆け上がり、

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1857Pに祀られた三文殊を通過。

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三文殊からの下りより望む「とんがり三兄弟」。
正面のピークが四普賢、右奥が五地蔵山、左奥が七観音。

何れもピラミダルな山容、まるで高妻山の子供たちと云った感です。

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続いて四普賢。

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軽く下って上って樹林帯を抜けると、

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開けた小躍り場が五地蔵。
石祠の横には「ニセ五地蔵山」の山名標。
でもリアル五地蔵山はココのちょい先です。

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8:25、五地蔵から100m程進んだ先の右手の頂が五地蔵山。
正面の黒姫山は雲の中ですが、左奥には妙高山が望めます(^^♪。

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妙高アップ📷♪。
天候ははすっかり回復基調、高空は淡青の秋晴れに。
あとは北アルプス~南アルプス方面が晴れてりゃ云う事無しです。

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リアル五地蔵山の山名標もパシャ📷。(Time/2:59:01 DST/11.18㎞)

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五地蔵山から目と鼻の先、100mちょいの小上がりで、

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六弥勒。
一不動~高妻山登山路と弥勒尾根の三叉分岐。
帰りは弥勒新道で下山するので、此処から高妻/乙妻山まではピストン行程。

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六弥勒から稜線は90度左に折れ、北西に向かう山路取り。
左手の小ピークが七薬師、奥の高妻山までは未だ距離があります。

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六弥勒から5分弱、軽い降登を経て七薬師。

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七薬師から下って上り返し、八観音へ。
正面に見えるピークには石祠無し、2053Pの八観音はあの奥です。

一不動から九勢至の間では、この七薬師~八観音が最長区間(0.6~0.7㎞)
しっかりした上りパートとなっています。

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八観音へは安山岩の露頭する、やや痩せた尾根。
一不動~九勢至の間で唯一の岩場上りです。

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オヤマリンドウの群落を愛でつつ、足を進めます。
この辺りからダケカンバやツガの林相が薄くなり、灌木の目立つ植生に。

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岩場から西方彼方には北アルプス.白馬連峰。
ダイナミックに動く雲間から白馬三山が覗け出しました。
「ガス抜けろ~、ガス抜けろ~」と念じつつの山行、この後願いは叶います♡。

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高妻山を覆っていた雲は殆ど引きました。
だんだんと楽しい山行になって来たゾ♬。

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岩場の上りをクリアすると、軽い登降を経て八観音。

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八観音から九勢至は平坦基調、正面に高妻を愛でつつの稜線歩き。

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すんなり九勢至。
「うん、この絵が見たかったのです♡」。

九勢至から望む高妻山は腰の据わった佇まい、重厚にて威風堂々。
戸隠方面から望めるソリッドでピラミダルな山容とは趣を異にしました。

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戸隠スキー場より望む、何時も見慣れた高妻(参考資料)。
100名山の人曰く「気高いピナクル」。
天を突く尖峰は「剣ノ峰」の異称に相応しい。

ガスが無きゃ八方睨や一不動からもこの秀麗な頂が見られたのになぁ…。

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8:55、九勢至から軽く下って八丁ダルミ。
2時間前は「真っ白」だった戸隠表山の稜線が見下ろせます。
うーん、何だかもう一回蟻/剣を通りたい気分…。

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八丁ダルミ.鞍部からの上りが、高妻山への本格的なアプローチ。
1.1㎞の距離を350mの登坂、ラスボス登場といった感じ。

因みに五地蔵山とこの鞍部の標高はほぼ一緒(約2000m)。
稼いだ高度を吐き出すアップダウンの繰り返しで、見返り(標高差)は「ゼロ」だったりするのでして…

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クマザサ/チシマザサのショッピングモールを直登。
この辺りは未だ緩~中勾配、然程苦にならない上りです。

尚、八丁ダルミからは豪雪地帯が故のニセ森林限界、潅木と笹の植生。
盛夏期だと日光を遮るものが無く陽晒し、暑さとの闘いともなりそうです。

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ササ帯を過ぎると急坂の岩場に突入。
沢状の露岩帯は足場の悪いガラ場、この辺は殆どロープが掛かっています。

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岩を這い上りつつ、ふと雑念。
「ココ、下りでも使うんだよなぁ」そう思うと気が滅入る…。

そんな時は「適度に振り返る」事、山景を愛で気を紛らわします。

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背後には九勢至~八丁ダルミ~ササ原と、鞍部から辿って来た路が望めます。
飯縄と黒姫は厚雲に覆われているものの、最奥の志賀高原はクリアな見晴らし。
裏岩菅山~岩菅山~東館山~志賀山~横手山~白根山~元白根山のワイドパノラマが一望の下に見渡せました。

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左手には雲海に頂を覗かせる四阿山と浅間山。

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右手には妙高山が指呼の先に。
晴れてくれれば激登も然程苦にはならず、信越名山群を眺めつつのヒルクライム。

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9:15、岩場を抜け、唐突に開けた稜線に出ました。
高妻山の「肩」の部分、此処まで来れば山頂は目の前です。

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Yoo-hoooo!!!
開けた尾根路の左手には北アルプス、主稜線から後立山に至るワイドパノラマ。

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スーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャス View♡。
山景眺望は山頂に取っとき、足を止めずに先を進みます。

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尾根筋の岩場に十阿弥陀。
遠望には頚城三山のおまけ付♪。

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十阿弥陀からは安山岩の岩ゴロ帯。
「天付く頂」の「天付く巨岩」。

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岩塊重なる「ロックな路」を縫う様に進むと、

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9:20、高妻山に着きました(^^♪。(Time/3:57:02 DST/13.76㎞)
奥社登山口から約3時間半/五地蔵山から約1時間、CTプランより40分早い到着。
スタートから九頭龍山まではガスに覆われた白闇山行も、以降は好天に好転。
秋晴れの淡青広がる中、念願の高妻山踏破となりました。

予定では此処でランチレストを入れる心算でしたが、意外と疲れは軽微。
アシも全然残っており、休憩挟まなくても大丈夫そう。
そんな訳でこのまま乙妻山へ向かう事に致しました。
つづく。

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