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2022.10.31

●第28回手賀沼エコマラソン.前篇

えー、昨日は早朝より「千代に八千代に」千代田線、国会議事堂前から北柏へ。
今秋走活第二戦「第28回手賀沼エコマラソン」に参戦して参りました。

首都圏でも屈指の「超フラット」な高速コースを誇る同大会。
季節的には未だ気温が高くPB狙いには厳しいものの、来月に控えるターゲットレース「上尾シティ」「小江戸川越」に向けて、絶好の実戦トレーニングレースです。

そんな訳で4年振り4度目の「手賀沼エコ」大会リポ、前篇で御座います。

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9:00、北柏駅とーちゃく。
「あれ、何時もに較べエラく人が少ない ?」
と思って、帰宅後に調べてみると。
過去9000~11000名で推移していた大会参加者が今年は5000名強。
例年の半分ほどに出走者が激減しています。
頃名艦船対策で多少は定員を少なく設定したのかも知れませんが、恐らくそれでも枠には遠く及んで無いでしょう。

恐らく原因は今季マラソンシーンで話題となっている「マラソン大会離れ」。
参加費の高騰やモチベーションの低下などで、出場希望者が大幅減少。
人気のマンモス大会でも定員割れが続出しているとの事です。
https://www.moneypost.jp/961821 

この手賀沼エコも市民枠/一般枠共に、エントリー期間が大幅延長されていました。

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駅から大堀川に沿って会場に向かいます。
住宅街に挟まれた長閑な浅瀬支流、朝釣りを楽しむ地元の方々も見られます。
水質悪化も大幅に改善され、家の近所の「理想的なビオトープ」てな感じ。

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柏ふるさと大橋より、スタート地点方面を見遣る。
今年は何れのマラソン大会も、艦船対策(蜜回避)でスタート待機位置が大幅に拡張。
縦に長~~~いスタートブロックとなっています。
因みに今年の手賀沼エコ、最後尾のランナーがスタートラインを通過したのは6分半後でした。

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会場の「柏ふるさと公園」にとーちゃく。
湖沼沿いの公園なので「縦には狭い」ですが、代わりに「横には広く」。
然程の混雑感はありません(※.手荷物預かり場を除く)。

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お天気は見事な「秋晴れ」、但しマラソン的には余り嬉しくありません。
9時半時点で気温18℃と高め、陽射しも強く発汗が多くなりそうです。
ただ、幸いな事に風は凪、殆ど無風のコンディション。
風が立つと沼畔南東岸が逆風になるので、これには一安心。

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トイレを済ませアップ開始。
手賀沼エコの会場施設で唯一の難点は「荷物預かり所」の混雑。
今年は特に渋滞が激しく、長蛇の列となっていました。

10分以上並ぶのも面倒なので、荷物はゴール付近の芝生エリアにデポ。
スタートブロックに向かいました。

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最後にフィニッシュゲートを一写。
此処に戻ってくるのは11:23の予定、扨果結果や如何に?。

今回の目標タイムはコースベスト(1:23:48)更新も念頭に置いての「1時間23分台」。
ラップペース「㎞/3:56~58」に設定、以下の様なレースプランを描いての臨戦です。

Coursemap_2022

・スタート~手賀大橋渡橋(スタート~4.1㎞)
スタートから手賀大橋まで気持ち良く飛ばせるフラットコース。
今日の体調を確認しつつ、やや突っ込んでの入り。
上手く流れに乗って「体力的には無理せず、貯金の欲しい」パートです。
但しココで4分強のラップを叩く様だと、レースプラン自体がオシャカに。


・手賀大橋渡橋~手賀曙橋(4.1㎞~9.4㎞)
極上の高速ロードが続く、
沼南岸ふれあい緑道」パート。
但し風景に変化の無い、メリハリに欠けるロケーションが4㎞以上続きます。
出来れば適当なペースメーカー見付けて、引っ張って欲しいパート。
単独走でもタ
レずにペース維持、スタートから作ったリズムで押して行く。
10㎞通過のタイムは39分40~50秒が目途。

・手賀曙橋~五本松公園(9.4㎞~13.6㎞)
湖岸を離れ湖北の「ふれあいライン」に侵出、そして唯一のアップダウン区間へ。
田園地帯~住宅地~折り返しとコース風景の変化が多い区間。
意外とあっと云う間に過ぎていくパートです。
往路側に後続ランナーを見ながら、多少は気も紛らわせつつのレース。
2コブ続く短い上りは多少のペースダウン覚悟も「㎞/4:05」をボトムに凌ぎ切る。

・五本松公園~手賀大橋渡橋(13.6㎞~17.4㎞)
再び手賀沼沿いに出る微下り~平坦の幹線道路。
暫く続く緩やかな下りを利して、
極力足を使わずにペース維持。
例年このパート以降はランナーがバラけ、縦長になる事が多いのがネック。
出来れば単独走は避け、コバンザメ(集団の中)でレースを進めたい。
15㎞通過のタイムは、50分切ってれば理想的。

・手賀大橋渡橋~柏ふるさと公園(17.4㎞~フィニッシュ)
過去何度も「沈んで」いる、個人的には手賀沼エコ「キモ」のパート。
基本的には平坦コースも、極めて微々な勾配が点在。
疲労の溜まったレース終盤には、些少なスロープ変化も足に堪えます。
残り2㎞辺りからギアチェンジしてラストスパート。
尤もコレは「残存燃料」次第、最悪でも失速は避けたい所処。


と、こんな青写真を描いてのレーススタート、プラン通りに進むか否か?。
そんな訳で後篇に続く

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2022.10.30

●「手賀沼エコ」速報

えー、本日参加の「第28回手賀沼エコマラソン」。
取敢えずの結果報告で御座います。

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・リザルト(速報値) 
ネットタイム 1:23:13(㎞/3:55)  グロスタイム 1:23:16

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目標に挙げていた「1時間23分台」&「コースベスト(1:23:48)更新」。
昨日の公約を無事達成、共にクリアしました。
2022年(53歳)の自分が、2016年(47歳)の自分を上書きしたのはイイ気分です。

日中の気温は18℃程度、そして心配していた風が全く無し。
ただ、思ってた以上に陽射しが強く体感的には20℃オーバーの暑さ。
気象条件的にはプラマイゼロ、10月のレースでこのスコアには満足しています。

しかし先週の諏訪湖に続き、今日も後半はアップアップの目一杯。
最後のスパートは不発、19㎞からのヘナチョコペースアップが限界でした。
ラスト3㎞からしっかり追えてゃ、22分台に乗せられたのに…(無念)。
しかも40歳台ベスト(1:21:17)を更新するのには、あと2分のタイム短縮。
これより㎞/3秒以上縮めなきゃならないと思うと…気が滅入る。

大会リポは亦明日にDemo。

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2022.10.29

●「手賀沼エコ」前日

えー、明日は今秋走活第2戦、第28回手賀沼エコマラソン。
此処7~8年は「秋の定番レース」の一つ、4年振り4回目の参戦となります。

柏市と我孫子市を股に掛け、手賀沼を「∞の字」に周回する高速フラットコース。
気温さえ上がらなければ、時計狙いに持って来いのハーフ大会です。

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今回の目標タイムは「1時間23分台」。
先週の諏訪湖が「㎞3:59ペース」だったので、ラップタイムを1秒上げれば届く計算。
2016年のコースベスト(1:23'48)も念頭に置いてのレースです。
但し当日の調子や気温/風次第では、レース中に下方修正する可能性も有り。
悪くても25分台には纏めたい所処です。

個人的には23分台をコンスタントに出せるか否かが調子のバロメーター。
来月のターゲットレース(上尾シティ/小江戸川越)に向けて、試金石のレースです。
扨果、結果や如何に。

 

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2022.10.28

●販売速報【2022.霜降版】

えー、本日は珍しく「洋酒酒場」のブログらしいエントリー。
「スキー」「マラソン」「トレラン」以外の話題は久~し振り。
遡ってみたら二ヶ月振りの「お酒のオハナシ」なのでした。
(※注.弊ブログは一応「バァ」の二次元日誌で御座います)

そんな訳で武蔵野口の場末の酒場、2ヶ月置きの「傾向と対策」。
8月末~10月末の販売速報で御座います。
まぁ、例に由って何の参考にもならないと思いますが…。

■ 最近よく作っているような気がするカクテル(順不同)

・ロングの部
  ジン&トニック
  モスコー.ミュール
  ジンフィーズ(復権の兆し)
   ‥~‥~‥~ 毎度変わらずのツートップ+1 ~‥~‥~‥
  ネグローニ
  オールド.ファッションド
  ヴュー.カレ
  ブールヴァルディエ
  ボッチボール(正調/改.合算)
  ハイランドクーラー
  カシス烏龍(猿王スペシャル) 
  ギムレット.ハイボール
  ゴッドファーザー
  スロージン.フィーズ  

・ショートの部
  マティーニ
  スモーキー.マティーニ
  マンハッタン
  ギムレット
    ‥~‥~‥~ 毎度変わらずの4強 ~‥~‥~‥ 
  サイドカー  
  サイレント.サード
  マルガリータ
  ミリオネア
  クラッシック
  オールド.パル
  シャンゼリゼ
  サヴォイ.タンゴ
  アフター.オール
  ハンター

■最近よく出るような気がするウイスキー(順不同)

・フツーのウイスキーの部

  サントリー季(ハイボール専) 
  キルホーマン.マキーヤベイ
  アードベッグ5年
  アバフェルディ12年
  ニッカ.フロムザバレル
  ベンローマック10年
  白州NV
  山崎NV
  余市NV 
  ブレットバーボン
  ワッセンズ.シングルバレル

・フツーのウイスキーの部/カクテルベース含む
  グラント10年
  タリスカー10年
  アードベッグTEN
  ブレット.ライ
  ターキー.ラッセルズリサーブ10年

・少し古いウイスキー
  お店でお問い合わせ下さい。

「ウイスキーインフレ」引き続き(つーか悪化の一途)継続中。
円安と国際競争力低下による、洋酒の品薄/価格高騰が止まりません。
しかも「程良い値段でソコソコ美味いウイスキー」ほど、値上げの波に飲まれています。
うーん、この状況が続くとバックバーの品揃え自体を考え直さないと…。

以上、こんな所処にて。
次回の月報は12月下旬、ジングルベルの頃になると思います。
擱筆。

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2022.10.27

●「新米」届きました

えー、本日は魚沼市十日町より「米届ク」。

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今年6月に参加した南魚沼グルメマラソンの参加賞。
「魚沼産コシヒカリ」で御座います。

今年の魚沼地域の新米は1等米比率87%、例年以上に高水準な収穫状況との事。

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同封された書状。
このお米は大会のコース周囲の田んぼから収穫されたもの。
レースコースに広がっていた田園地帯のお米、と思うと何だか感無量。
初夏の暑い中を完走した苦労が、何だか報われたって感じです。

そんな訳で今日のお昼は早速「新米ランチ」。
あと30分程で炊き上がりです(ワクワク)♬。

 

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2022.10.26

●「谷川岳主脈縦走トレラン」その⓻

えー、もう一ヶ月前のハナシになりますが…。
先月9月26日は一年振りに谷川岳へ山旅遠征。
今年は2018年以来、二度目の「主脈縦走」にアタックして参りました。

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土合から西黒尾根を上り主脈を横断、数多のアップダウンを繰り返し平標山に到着。
平標山からは1600m級の低山群を伝い、三国峠~浅貝/苗場でフィニッシュ。

そんな訳で長々と続いた山行記もこれにて最終回。
谷川岳主脈縦走.その⓻「大源太山~苗場スキー場」篇で御座います。

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14:45、大源太山(河内沢ノ頭)を通過。(Time/6:49:30 DST/23.52㎞)
谷川岳から三国峠まで「上越国境稜線を伝う路」でもある主脈縦走路。
これまで踏んで来た主要10ピークは全て「群馬県みなかみ町/新潟県湯沢町」の県境に跨る山々でした。

そんな中、国境稜線を150m程東に越えた場所に座する大源太山。
この後の三角山/三国山を含め、主脈中唯一「100%群馬県」の頂です。

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山頂からは北面の視界が開けており、平標山と仙ノ倉山が大きく望めます。

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これまで辿って来た、主脈縦走のパノラマ。
左より平標山~仙ノ倉山~エビス大黒ノ頭~万太郎山。
万太郎山以東の展望は樹々と薄雲に遮られ、望む事は叶いませんでした。

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大源太山からは元来た路をピストン、縦走路に戻り南へ進みます。
分岐から数分進むと小頂への上り返し。

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14:55、すんなり三角山。
ピーク感の無い頂ですが、此処からも群馬県側の展望が利いています。

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東方には正面左に吾妻耶山/右に大峰山、一つ奥に三峰山。
何れも台形状の平べったい頂を持つ山々です。

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三角山より望む、主脈縦走路「ファイナルパート」。
正面手前の頂は1597P、鞍部を挟んで右手にワラジカケマツノ頭(1620P)。
奥の台形状の右端ピークが三国山(1636m)です。

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山乃家→三角山は平坦な登山路も、三角山→三国山へは小さなアップダウンが散見。
尤も高度を下げながらの「短い上り」「長い下り」の繰り返しなので、登坂の負担は殆ど感じません。
逆に三国峠から平標山へ向かう場合は、上り基調の強いコースです。

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15:10、1597Pを通過。
「穏やかな丘」と云った感じの小ピーク。
振り返ると三角山~大源太山、左奥には平標山と、これまで辿って来た山々が望めました。

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正面にはワラジカケマツノ頭が近くなって来ました。
1597Pからは80m高度下降/100mの高度上昇、まぁ何て事無い上り返しです。

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鞍部から九十九に切られた山路を詰めて行きます。

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15:20、上り切った小ピークが、

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ワラジカケマツノ頭。
地べたに置かれた小さく地味~な山名標、意識してないと絶対見過ごします。

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最後にも一度振り返り一写。
左奥に平標山~仙ノ倉山、大源太山を挟んで右奥に覗く頂はエビス大黒ノ頭。
谷川岳主脈の遠望もこれで見納めです。

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ワラジカケマツノ頭から2~3分下ると分岐に当たります。
左が三国山への路、右が山頂を巻いて三国峠への路。
此処まで来りゃ選択肢は一択、とーぜん三国山を踏みに向かいます。

三国山への上りは中勾配の入りも、直ぐに斜度は緩みます。

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5分程上ると樹林帯が切れ、三国山直下のT字分岐。
右手に進むと1~2分で三国山に至ります。

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15:30、三国山とーちゃく。(Time/7:34:12 DST/26.97㎞)
谷川岳主脈縦走最後の頂、そして14ピーク完全踏破。
「今日も良くやった、俺♬」

因みに主脈中の三角点設置峰は計6頂。
トマの耳/万太郎山/仙ノ倉山/平標山/大源太山、そしてこの三国山です。

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先程通った分岐を通過、あとはホントに下山するだけ。
三国山から旧三国峠へは1㎞で310m/旧三国峠から登山口へは1.1㎞で220m、一気に530m高度を下げて行きます。
急坂や危険箇所の無い一般的な登山路なものの、ダラダラと続く退屈な下り。
コレが結構「かったるい…」。

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以降、三国峠までは殆どが木道/木段のトレイル。
上部のパートには損傷の激しい木段が多いので注意。
あと余談ですが、雨中雨後にはムチャクチャ「滑ります」。

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しかも敷設段差が高い上にスカスカ、踏み外したら「股が裂ける…(笑)」。

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「木道の下りも、イイ加減飽きて来たな~」と思った頃に、

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15:50、三国権現の祀られた、

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旧三国峠を通過します。(Time/7:49:44 DST/28.01㎞)
大源太山から丁度1時間。
猿ヶ京温泉に向かう路を左に分け、旧三国街道を湯沢側に下りて行きます。

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最後は旧三国街道の下り。
小石の敷き詰められたワイドトラックを緩やかに進んで行くと、

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16:00、三国峠登山口に出ました。(Time/8:02:02 DST/29.15㎞)
今日の山行もこれにて終了。
あとは現.三国街道を浅貝方面に下って行きます。

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折角なので現.三国峠もパシャリ📷。

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緩やかな下りロードをテケテケと走ります。
三国峠登山口から最寄りのバス停(浅貝BS)までは約3㎞。
バス発車時刻には余裕があるので、800m先の苗場スキー場まで走を進めます。

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16:20、苗場スキー場到着/アクティビティ終了。
スキーマッドとしては至極正しいフィニッシュ地点(笑)。
でもココには余り滑りには来ないんですけどね。

尚余談ですが、西武ホールディングス(プリンスホテル)は、この苗場を含む6スキー場の売却を今年2月に発表。
売却先はシンガポール政府系の投資ファンド「GIC」との事です。
売却決定済みのスキー場は「苗場」「かぐら」「八海山」「雫石」「志賀焼額山」「万座」。
プリンス系で残るのは、富良野/軽井沢/妙高杉の原/狭山の4つとなります。

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そんな訳で「谷川岳主脈縦走.フルパート版」、この日のスタッツ。
・山行時間/8:24:43 ・山行距離/32.97㎞ ・獲得標高/上昇3127m 下降/2818m

矢張り二度目の走破になると、ペース配分の勝手が分かるしコースタイムも読み易い。
疲れたっちゃ疲れたのてすが、意外と余力残しでした。

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16:40、南越バスに乗って湯沢駅に戻ります。
あとは「温泉入って」「蕎麦飲みして」、東京へ帰投。

この時点で気持ちは既に「2023年.秋」、来年の谷川岳トレランのプランニング。
土樽駅発着の「裏馬蹄形縦走+爼嵓」の、新旧谷川岳踏破を画策してるのでした。
おしまい。

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2022.10.25

●「第34回諏訪湖マラソン」後篇

えー、一昨日参加の諏訪湖マラソン、大会リポ後篇。
スコア(1:24:52)自体は平凡なものの、一応今レースの目標タイムはクリア。
臨戦過程(秋緒戦)を考えれば、内容的に満足の出来るレースでした。
来週の「手賀沼エコ」に向けて、良い実戦トレーニングとなった…かな?。

そんな訳で完走後のレースアフター、諸々の拾遺集で御座います。

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11ː30、完走後にフィニッシュ地点を一写。
1時間30分前後のランナーがゴールを迎えられる頃。
「1:29:59」と「1:30:00」は僅か1秒の差でも天国と地獄。
90分切りを目指してラストスパート、皆さんガンガレ!。

所処で今年から主だったマラソン大会は、その殆どが開催再開。
二年間続いた「伝染病狂騒曲(イベント中止の同調圧力)」も、マラソンシーンに於いては取敢えず収束(?)と考えて良さそうです。
しかし実戦を積めなかった「失われた2年間」は余りにも大きく痛い…。
走力低下が顕著に表れる50代が故、私めの様なおっさんランナーには猶更なのです。

まぁ終わった事を悔やんでも仕方梨、それに…
「やっぱりロードを走るのは楽しいネ(^^♪」

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でもってゴール風景を📷パシャパシャ撮ってると。
お隣にNHK長野のカメラウーマンさんがお仕事中、話し掛けられたので色々と談笑。
その流れでインタビューを受ける事になりました。

「諏訪湖マラソン」開催 紅葉鮮やかな湖畔をランナー走る
秋の諏訪湖の湖畔をおよそ4000人のランナーが走る「諏訪湖マラソン」が23日開かれました。
ことしで34回目を迎える諏訪湖マラソンは、諏訪地域の6つの市町村が合同で開催しているハーフマラソンで、全国から集まったランナーが21キロ余りのコースで健脚を競います。
新型コロナの影響で中止が続き、3年ぶりの開催となった23日は、感染対策として出場者を例年の半数に絞り、全国から高校生以上の4000人が参加しました。
午前10時に「諏訪湖ヨットハーバー」の前を一斉にスタートしたランナーたちは、紅葉が鮮やかな湖畔のコースで深まりゆく秋の景色を味わいながら走っていました。
また、地元の警察署からランニングポリスも出場し、「電話でお金詐欺被害防止」と書かれたタスキをかけて走りました。
沿道からは、子どもたちが「がんばれー」と声援を送ったり、拍手をしたりしてランナーを励ましていました。
東京から参加した男性は「湖がきれいでロケーションがいいですね。平坦なコースでタイムが出やすいので来年も参加したいです」と話していました。
(10/24 NHK信州 NEWS WEB)

下線の東京から参加した男性ってのが私め。
インタビューの模様は
NHK朝のニュース((おはよう日本/長野ローカル)でも放映されていました。
尚、恥ずかしいので
放送動画のアップは致しません。

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11:45、デポした荷物を回収、会場を後にします。
また来年、走りに来ま~す。

以下、恒例の大会雑感。
一言で云うなら理想的な中規模大会、「安心印のグッドレース💮」。
マラソンイベントとして成熟の域にある、高いレベルで安定した大会です。
約8000人の参加者(今回は4000人)でも充分な広さを有する会場キャパ、過不足なくコンパクトに整った動線、素朴でアットホームなホスピタリティ。
そして諏訪湖マラソンならではの広大な湖周ロケーション。
アップダウンの殆ど無い超フラットコースは、天候に恵まれればPB狙いに最適。
勿論ファンランナーの「エンジョイラン」にも持って来いです。

また「諏訪大社」「諏訪湖遊覧」「多くの美術館」「鰻にワカサギに蕎麦」「諏訪五蔵」「上諏訪下諏訪の温泉」「高島城と万治(少しビミョーですが)」等々、ビフォーアフターの観光資源も豊富。
一泊しての参加なら楽しみ方も倍増、満足度も更に高まるでしょう。

最後に何時も感心するのは「南信エリアのマラソン文化の高さ」。
参加者の殆どが諏訪.岡谷.茅野など(所謂「全諏訪」)を始めとする県内ランナーで占められており、ハーフ大会として高水準のレベル。
流石、關颯人/名取燎太/中谷雄飛を輩出した陸上のご当地、と云った感です。

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左手に諏訪湖を眺めつつ、テケテケとクールダウンジョグ。

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それにしてもやっぱり、

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諏訪湖は広いな♪ 大きいな♬。
国内23番目、本州に限れば13番目の面積を誇る諏訪湖。
湖面積13.3km²、湖周囲長15.9kmは矢張り大きく感じるものです。

そー云えばレース前、初参加らしきグループの一人がボソリと呟いてました。
これ、本当に、一周するの…… 」。

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涼秋の淡青と巻雲に映える「かりん」ちゃん。
黄色に熟すのはもーちょい先ですね。

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おっと、コレも撮っとかないとね。
諏訪湖白鳥遊覧船乗り場にて、因みに名前は「すわん」ちゃん。

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湖岸通りをテロテロと北進、因みに諏訪は南信。
レースで此処を通過したのは僅か1時間半前も、何だかもっと昔の事の様。
やっぱりハーフは@云う間にレースが終わってしまいます。

会場を離れるにつれ人影も疎らになり、スタッフの方が幟の撤収作業中。
「祭りの後」的な寂しさを感じてしまう一コマでした。

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レース5㎞地点。
右手に片倉館の煙突が見えて参りました。

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11:50、さーて、温泉温泉♬。
片倉館「千人風呂」にとーちゃく。
因みに湯船は広いものの、詰め詰めでも100人入れません。

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「遠足は家に帰るまでが遠足」
「マラソン大会は温泉に入るまでがマラソン大会」

まだ多くのランナーがレース中の時間帯、入館時の入浴者は3~4人とガラガラ。
のんびりと湯治を楽しみ、疲れた身体をリフレッシュ。
湯上がり頃になると完走者の皆様が大挙来館、やおら混雑の時間帯となりました。

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「遠足は家に帰るまでが遠足」
「マラソン大会は飲んで食ってするまでがマラソン大会」 

鰻は勿論の事、ココはお漬物が美味いんですよね。
それにしても完走後&風呂上りのビールは犯罪的な美味さ「🍺グビグビ」。

と、レースアフターは「温泉」に「打ち上げ」に定番のルーティン。
この後は久し振りに下諏訪に向かいました。
おしまいのつづく。

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2022.10.24

●「第34回諏訪湖マラソン」前篇

えー、昨日10月23日は2022年.秋季走活第一戦。
6年振り5回目となる「諏訪湖マラソン」に参戦して参りました。

腐れ頃名による開催中止の影響も有り、少し間が開いた同レース出場。
そんな訳でお久し振りの諏訪湖マラソン、大会リポ.前篇になりまする。

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7:00、新宿駅始発の「あずさ」に乗車。
この「スーパーあずさ1号」に乗れば、上諏訪到着は9:14。
会場入りは9時半/整列〆切は9時50分/レーススタートは10時。
タイムテーブルはカツカツなものの、何とか滑り込みで出走可能です。

因みに7~8年くらい前までは、諏訪湖マラソン専用列車「かりん湖ラン太号(新宿→上諏訪直通)」ってのが運行していましたが、残念ながら既に廃止されています。

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10:15、上諏訪駅到着。
この時点でスタート45分前、会場到着後に身体を作ってる暇はありません。
駅前で念入りにストレッチ、アップを兼ねたジョッグで会場に向かいます。

因みに同じ列車で諏訪入り、大会参加する強行軍組も数名おられました。

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上諏訪駅から会場へは徒歩15分/ジョッグで6~7分程度。
この日の上諏訪地方、天気は御覧の様に晴れ☀/気温は約12℃。
しかし思ってたより陽射しが強く、体感的にはもう少し暑く感じられます。
ウインドシェルを着たままではジョッグレベルでも軽く汗ばむ程でした。

うーん、これ以上気温上がると厳しいなぁ…。

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9:25、諏訪市体育館にピットイン。
「体調管理チェックシート」と「PCR検査陰性証明」を提出。
諏訪路への通行手形(リストバンド)を貰います。

この「新しいマラソン大会様式」、何時まで続くの…。

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アップ中の多くのランナー、そして目の前に広がる諏訪湖。
この風景見ると、諏訪湖マラソン「キター♪」って実感が湧いてきます。

湖岸に出て真っ先に確認したのが、風の有無。
諏訪湖マラソン最大の弱点、兎に角「湖風」の立つコンディションが多いのです。
幸いな事にこの日は凪、杞憂していた逆風は吹いていませんでした(一安心)。

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コース上では既にスタートの整列が始まってます。
この辺りは第4~第7ブロック、人並みを分けて会場に向かいます。

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大会会場は「諏訪湖ヨットハーバー」。
当然ですが堤防には多くのヨットが停泊、「湖」と云うより「海」の雰囲気が致します。
ま、潮の香りはしませんけどね。

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9:30、メイン会場にとーちゃく。
急ぎ荷物をデポし、水分補給とエアサロ散布。
ウインドスプリントを数本入れ、スタートブロック整列に向かいました。

今回の目標タイムは秋緒戦と云う事もあり、やや抑え目。
コースベスト更新(1:25:43)を必須ノルマとして、出来れば24分台。
途中で「潰れて」「沈む」最悪の場合でも27分台、と調子に応じて三段階の設定です。
スコアよりも均一なラップを刻む事(㌔4ː00~4ː03)に目標の重きを置き、時計は「結果的に付いてくる」と云った考え。
勿論「後半失速しない事」も毎度毎度のテーマです。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

Qw
そんな訳でハーフの部は10:00にスタート。
最初の1㎞は何時も通り、少し突っ込んだ入り(㎞/3:48)。
少しずつペースを調整し、3㎞以降は設定ペース(㎞/4:00av)に落ち着けます。

上川沿いを折り返し湖岸に戻り、5㎞地点で19ː40(㎞/3:56)と先ずは順調なスタート。
心配していた暑さも太陽が雲に隠れている時間が多く、直射日光による体温上昇/発汗は許容範囲のレベルです。
以降はプラン通りのレース進捗、予定のラップを淡々と刻みますが、
「無理はしてないけど、余裕もそんなにない」と云った感じ。
このまま21㎞持つか持たないか、ビミョーな負荷。
こりゃ一旦緩んでペース落とすとズルズル逝くな…。

隊列が落ち着いてからのレース経過も、これまたビミョーな状況。
100m位の間にポツポツと10人前後が位置する縦長の展開が続きます。
「前を行くランナーとの距離は、一定のまま縮まらない」。
「後ろから聞こえてくる足音は、遠くにも近くにもならない」。
単独走よりマシですが、何だか真綿で首を締める様な我慢比べ。
こんな展開が中盤の7㎞~13㎞間、ずーっと続きました。
今日のレースは何時も以上に「自分との闘い」と腹を括りマイペース走。
他のランナーの動向は気にせず、均一なラップを刻む事だけに専心します。

13㎞を過ぎ、釜口水門前から少し湖風が出始め、向かい風基調。
大した風立ちでは無いものの、矢張りペースには多少の影響。
風に吹かれる事の長いパートでは、ラップタイムも3~4秒落としてしまいます。
それに伴いレースも動き始め、縦長と云うより完全にバラけた展開に変化。
出るランナー/落ちるランナーの出入りも激しくなって来ました。

此処でタレた走りを続けると「一気にペース鈍化」→「メンタルの緊張が切れ」→「蓄積した疲労が表面化」の悪循環パターン。
兎に角我慢我慢我慢我慢我慢(念仏)…の走りです。
落ちて来るランナーを一人づつパスしつつ、ペースを立て直し。
15㎞地点通過タイムが「59ː52」、この時点でCBクリアはほぼ確定。
あとは24分台に乗せられるか…。

17.7㎞地点の石舟渡を左折、やっと向かい風とサヨウナラ。
残す距離は3.4㎞、ラストスパートを仕掛けるには絶好のポイントです、が。
「今日はこれが精一杯🌼、でした…」。

㌔4ペースを維持するのでカツカツ、此処でペース上げたら潰れるの必至。
スパートが持つのはラスト2㎞が限界と判断、19㎞地点までは「残り距離を少しずつ削っていく」苦しい走りを強いられます。
19㎞の距離表示板を過ぎ漸くスパートも、若干のペースアップと云った上げ方。
例に由って、何時も通り「藻掻き」「苦しんで」のゴールインとなりました。

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そんな訳でリザルトは以下の通り。
ネットタイム 1:24:52(㎞/3:59) グロスタイム1:24:57  
・種目別(男子50歳代) 11位/756名
・総合 118位/3565名

スコア的には平凡も、シーズンイン「叩き一走目」としてはまずまずの結果。
何より秋緒戦のレースで「㌔4」切れた(㎞/3:59)のは収穫です。
ラップのバラ付きも少なく、均一なペース進捗を保てたのも良し。
「前半スプリット/42:22」「後半スプリット/42:30」と、後半のペースダウンもありませんでした。

逆に課題としては、このレベルのペース維持で心肺が目一杯になってしまった事。
あとラスト3~4㎞でスパート掛ける余力が残って無かったのも反省材料です。
日々のトレーニング、巡航速度をもう少し上げないとな…。

ま、これで来週の「手賀沼エコ」は、目標設定をもう一段階上にアップ。
まだまだ仕上がり途上ですが、1時間23分台なら狙えそうです。

 

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2022.10.23

●諏訪湖「速報」

えー、本日は早朝6時起床、爽秋の諏訪路へ「走活旅行」。

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新宿発7:00「始発のあずさ」に乗って上諏訪へに出立。

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でもって松本発20:10「最終のあずさ」に乗って新宿へ帰投。

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第34回諏訪湖マラソンに参戦して参りました。

そんな訳で取敢えずの結果速報で御座います。
Time 1:24:52(ネット)/1:24:57(グロス)

今秋「叩き一走目」、4ヶ月半振りの実戦としてはこんなものかと。
スコアは平凡も、秋緒戦のレースで「㌔4」切れたのは収穫(㎞/3:59)。
ペースのバラ付きが少なく、均一なラップを刻めたのも好感触でした。

大会リポは亦明日にDemo。

 

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2022.10.22

●明日は【10/23(日)】臨時休業

えー、明日は早朝6時起床、始発の「あずさ」に乗車、信濃国は上諏訪へ。
今秋走活第一戦「第34回諏訪湖マラソン」に出場して参ります。

まぁマラソンつってもハーフ大会の場合、レース終えた後はオシゴトするのが常。
しかし新宿↔諏訪の往復はチト「遠い」…。
それに折角上諏訪まで出向くんですから、足を延ばして松本へ。
深志辺りで「食って」「飲んで」から帰途に着く事に致しました。

そんな訳で明日は臨休、お店お休みとなりますので御了承下さい。
陳謝<(_ _)>ペコリ。

 

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2022.10.21

●諏訪湖マラソン「前々日」

えー、明後日は今秋走活緒戦「第34回諏訪湖マラソン」。
6年振り5回目の同大会出走、爽秋の諏訪路を駆けて参ります。

しかしスタートラインに立つには「諏訪の関所」をもう一つ越えなければなりません。
参加ランナーは腐れ伝染病の「シロ判定(陰性証明書)」の提出が必須。
先日受けたPCR検査の結果が出るのは明日で御座います…。

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当日の気象コンディションはスタート時点で13℃/最高気温16℃の予報。
寧ろ心配なのは気温上昇より、北西からの吹き降ろし季節風。
風が立っていると「湖岸に入っての4㎞~8㎞地点までは逆風」「石舟渡からのラスト3㎞は横殴りの湖風」と、レース運び/タイム設定が大きく変わってしまいます。
こればっかは風神様の御機嫌次第、凪いてくれるのを祈るのみです。

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因みに過去4回参戦の諏訪湖、同大会のCBは「1:25:43(㎞/4:03)」。
ほぼ高低差無しのフラットコースにも関わらず…、
「実はアンマリ宜しくないスコアしか残せて無いのです」。

尤もこの結果は「コースの相性」と云うより「時期的な問題」。
10月はこれから先のマラソン「ハイシーズン」に向けて調子を上げて行く段階。
ピーキングはまだまだ先、仕上がり途上なのが原因なのでして。

 

そんな訳で今回の目標設定ですが…。
取敢えず上記コースベスト更新(1:25:43)がターゲットタイム。
最初の4~5㎞は㎞/4ː00ジャストのペースでレース進捗。
以降は足や心肺と相談しつつ「上げるか」「下げるか」「維持するか」。

出来れば1時間24分台(㎞/4ː01)、ボトムもで1時間27分前半(㎞/4:08)。
志はやや低いものの、現状ではこんな所処が「ファイナルアンサー」。
因みにガーミンくんの予測タイムは「VO2Max/56」1:24:34です。

 

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2022.10.19

●答え合わせは「三日後」

えー、本日はオシゴトに向けて「少し早め」の自宅出立。
しかし相変わらず「暇~」な商いの続いている瓦礫坂の酒場。
別段、仕入れや仕込みの支度に時間が掛かる訳では御座いません。

早出してお店に向かったのは、途中に立ち寄る所処があった為。
しかもそれが可也「気乗りのしない」場所なのでした。

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「PCR検査所」…。
武漢産の伝染病が流行り始めて、早や2年と9か月。
PCR検査は疎か未だワクチンの一つも打った事の無い私め。
これが初めての「対頃名」医療施設利用で御座います。

正直云って、こんな莫迦げた施策に付き合いたくは無いのですが…。
「事情が事情なモンで(↓)、仕方有りません」。

 

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4日後に行われれる「諏訪湖マラソン」の参加要項。
検査受けて陰性証明貰わないとスタートラインに立てない…つーか、
「会場にすら入れて貰えません…」。

因みに再来週開催の「手賀沼エコマラソン」も、抗原検査の要.表示。
未だ艦船帽子大作の詳細が発表されていない「上尾シティ」「小江戸川越」も、恐らく同様の出走要件となるでしょう。
嗚呼、こんな「新しいマラソン大会様式」、果たして何時まで続くのか(ゲンナリ)…。

そんな訳で不承不承乍らの「初PCR検査」。
答え合わせはにて送付、三日後の土曜日でーす。

 

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2022.10.18

●「谷川岳主脈縦走トレラン」その⑥

えー、先月9月26日は一年振りに谷川岳へ山旅遠征。
今年は2018年以来、二度目の「主脈縦走」にアタックして参りました。
そんな訳での山行記その⑥「仙ノ倉山~大源太山」篇で御座います。

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6:40に土合駅をスタート。
西黒尾根から谷川岳~オジカ沢ノ頭~万太郎山を経て主脈縦走「キモ」の上り返しパート、エビス大黒ノ頭を通過。
再度のアップダウンから仙ノ倉山~平標山~大源太山へ向かいました。

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13:15、仙ノ倉山とーちゃく。(Time/5:44:42 DST/18.34㎞)
三国街道の登山口からも近く、ハイキング気分で手軽に上れる人気の山。
谷川岳の肩からは「主脈独り占め」の山旅でしたが、仙ノ倉山~平標山の間では登山者の姿も多く見かける様になりました。

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次なる平標山に向かいます。
上空は晴れているのですが、山頂付近にはレースカーテンの様な薄霧が滞留。
四囲の展望は殆ど利かず、滞在時間僅か1分での出立です(残念…)。

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仙ノ倉山~平標山は木段や木道の登山路が主となります。
「西黒尾根の急登」に「万太郎/エビス大黒ノ頭/仙ノ倉山の上り返し」。
主脈縦走のコアなパートは全て処理し、この後は登降の勾配も大した事ありません。

そんな安堵の気持ちから、メンタルはやや弛緩気味。
しかしこの後の行程は平標山~大源太山~三国山~三国峠まで約11㎞。
三国街道のロード走を加えると15㎞近く残ってます。

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軽く下った先の小ピークが前仙ノ倉山(2021P)。
気持ちが緩んだのが災いしたのか、ココで痛恨のミス。
「山名標、撮るの忘れてた📷…」。

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嗚呼、何て平和なトレイル…。
これ迄の険しいアップダウンが嘘みたく、広く嫋やかな高原帯。
平標山への路程は穏やかなササ原スロープが続いています。

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しかし薄ガスが「漂ったり」「薄まったり」の繰り返しで、見晴らしはイマイチ。
「お願いだから、晴れてクレヨン(無駄な祈り)…」

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「マツダランプ」から「東芝ランプ」へ。
仙ノ倉山を境にランプ屋の勢力圏も変わります。

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13:25、平仙鞍部(1895m)を通過。
この平坦コルを経て、軽く上り返せば平標山です。

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山頂直下からは約90mの高度上昇、桁幅の不均等な木段を詰めて行きます。
まぁ今まで繰り返して来た上り返しに較べりゃ「お子様ランチ」レベル。

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13ː40、平標山とーちゃく。(Time/6:07:44 DST/20.15㎞)
仙ノ倉山同様、山頂からの展望は薄靄で晴見らし利かず。
晴れてたら新道側の池塘群に寄り道しようと思ってましたが取り止め。
山名標だけ撮って、ちゃちゃっと通過致しました。

しかしスタートから6時間掛かって、やっと山行距離20㎞超え。
アップダウンの連続が如何に多かった事の証左です。

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扨、下りますか。
土合駅から「西へ西へ」と進んで来た西黒尾根/主脈縦走路は此処から方向転換。
90度左に折れ、南へと進路を変えます。

平標山から山乃家までは1.3㎞で310mのダウンヒルも、勾配自体は引き続き緩やか。
登山路も9割方が木道/木段と、至極楽チンな下山路です。

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グングンと高度を下げて行きます。
下ってる途中にガスは引き始め、正面には大源太山/三国山が望めます。

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眼下にはこれより向かう平標山乃家。
こうして眺めると指呼の先ですが、しかし見えてからが「意外と遠い」。
山乃家に到着するのには、この後約10分を要しました。

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背後左にはついさっき踏んで来た仙ノ倉山。
山頂付近を漂っていた薄靄は引き、一片のガスも無いクリアな秋晴れ。

「うーん、登頂するのが30分早過ぎた( ノД`)…」。

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13:55、平標山乃家に着きました。(Time/6:23:08 DST/21.49㎞)
この日2度目、そして最後の休憩ポイント。
大障子ノ頭避難小屋でのランチレストから約3時間、久し振りに一息付ける…。

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小屋で買った三ツ矢サイダーをグビグビ飲みつつの展望。
山乃家からは平標山/仙ノ倉山のパノラマが見事♡。

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ついさっきまではガス籠ってた平標山ですが、もう雲一つ掛かっていません。
「うーん、何だかすごく損した気分…」。

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同、仙ノ倉山(うーん、無茶苦茶悔しい…。)。
ま、今更戻れる訳でも無し、山行のアヤと思って諦めましょう。

右手のテラスで腰を下して一服、残り行程を前に身体を休めます。

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あの頂に居たのは1時間20分前。
山ノ家より望む、主脈縦走路「最大の難所」エビス大黒ノ頭。
向こう(山頂)からこっち(山乃家)が見えたって事は、逆も亦然りなのです。

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14:20、休憩を終え出立。
平標の鐘には「贈 群馬縣利根郡新治村」の銘、昭和29年の寄贈だそうです。

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暫くは低木や灌木を搔き分けての進軍。
樹間に覗く正面の頂は、これより向かう大源太山。
山乃家から大源太山分岐までは約1.7㎞を殆ど平行移動(1655m→1691m)。
快適なRUN区間をスタコラと走ります。

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暫くすると視界の開けた尾根に出ます。
主脈中核部、谷川岳~万太郎山~仙ノ倉山の雄大な山岳風景とは風景が一変。
谷川連峰も平標山以降の西南端に来ると、1600m級の山々が続く柔らかな山並み。
近くには三国街道も通っており、何だか「近所の裏山」的な雰囲気が致します。

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左手に谷川岳の山々を遠望しつつのRUN。
山間正面には俎嵓山稜南端の小出俣山。

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エビス様もこれで見納めかな。

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程無くしてブナ/コナラの樹林帯に入ります。
西黒尾根の中盤から、ずーっと森林限界を超えたエリアでの山行。
落葉広葉樹を見るのは7時間振りです(笑)。

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14:35、大源太山の分岐。
タイムテーブルには余裕有り、折角なのでピストンして踏んどきます。

分岐から大源太山へは健脚者なら往復15分~20程度。
基本的には何て事無い中勾配の上り、途中に短く沢に下るパートがあります。

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途中、こんなのが居ました。

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樹林帯を抜けると「ポン」と開けた稜線に出ます。
明朗な尾根筋を数分進むと大源太山に至ります。

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でもって尾根路の右手側が見事な見晴らし♬。

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上州の山々が幾重にも連なるパノラマビューが広がっています。
近くには上州三峰山/吾妻耶山/大峰山、続いて子持山/小野子三山、そして遠望には赤城山に榛名山。

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14:45、大源太山(河内沢ノ頭)を通過。(Time/6:49:30 DST/23.52㎞)
この山頂は上越国境稜線から東に外れており、完全に「群馬県の山」。

そんな訳でこの日の山行も残り7㎞/踏破する頂もあと3つ。
三角山~ワラジカケマツノ頭~三国山を経て三国峠に下山するのでした。
続く。




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2022.10.17

●雨中RUN

えー、本日は月曜日にてオシゴトオヤスミ。
定休日はポイント練に充てており、今日はロング走のランニングメニュー。
再来週(手賀沼エコマラソン)の試走を兼ねて、手賀沼へ走りに行く予定でした。

しかし天気予報は生憎の雨、降水確率もカナーリ高め。
遠出してズブ濡れになるのも嫌なので、家の近所を走る事に致しました。

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今日のルートはコレ、たまに使ってるコースです。
中野坂上から青梅街道~環八を経て井ノ頭通り東進。
代々木公園から都庁周辺に向かい、新都心を周回して〆。

井ノ頭通りは他の幹線道路に較べ車両の通行量も少なく、フラットパートが殆ど。
個人的にお気に入りのランニングコースです。

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スタッツはまぁこんなもの。
今日のテーマは「心拍数140前後で楽に走る」。
ジョッグレベルから徐々にペースを上げ、中盤以降は㎞/4:20~30の進捗。
但し15㎞以降は心拍150以上になっちゃいましたけどね。

今秋緒戦の諏訪湖マラソンまであと6日。
今週は疲労を残さない様、ジョッグ中心の軽いメニュー。
金曜日に刺激走入れて本番に臨みます。

 

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2022.10.16

●「谷川岳主脈縦走トレラン」その⑤

えー、先月9月26日は一年振りに谷川岳へ山旅遠征。
今年は2018年以来、二度目の「主脈縦走」にアタックして参りました。
そんな訳での山行記その⑤「毛渡乗越~仙ノ倉山」篇で御座います。

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6:40に土合駅をスタート。
西黒尾根から谷川岳~オジカ沢ノ頭~万太郎山を経て、最低鞍部の毛渡乗越を通過。
主脈縦走の「核心部」、エビス大黒ノ頭/仙ノ倉山への上り返しに取り掛かりました。

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11:55、毛渡乗越を通過。(Time/4:36:19 DST/15.19㎞)
万太郎山から1.9㎞で400m下って、漸く主脈縦走路の最低鞍部に到達。
山頂への距離は縮まっている筈なのに、標高差が増し却って遠くに感じられる…。
エビス大黒ノ頭へは、これより1.6㎞で360mの高度上昇です。

お待ちかねっ、
主脈縦走路最大の「修羅パート」、

極悪上り返しの始まりだよっ♡

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先ずはザコキャラ、目の前の小ピーク(1670P)を片付けます。
因みに見えてるのは小ピーク頂では無く、更に上った奥にあります。

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背後を振り返りつつの登坂。
万太郎山がらこれだけ下って、その分に近い高度を上り返し。
うーん、何て見返りの無いアップダウン…。

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15分程上って1670Pを通過。
マダマダ高くて遠いエビス大黒ノ頭。
目視出来るだけでも偽ピークらしきものは4つあります…。

お前、絶対2200mくらい有るだろっ!! (実際は1888m)。

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しかも小ピークから「一旦下ります…💀」
僅か40mの高度下降ですが、100m標高稼いだ後のコレは精神的に辛い。
借金支払ったと思ったら「元金には足らず利息分だけだった」と云うオチ。
ある意味、最低鞍部より「サイテーな鞍部(別意)」です…。

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でもって「最低な鞍部」からの上り。
エビス大黒天ノ頭の頂は、稜線に隠れて見えなくなっちゃった…。
目視で捉えられる頂は、全て登坂途次のニセピークです。

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基本的にこのパートは殆ど「直登」、ササ原をダイレクトに上って行きます。
稜線と空のスカイラインは見えてるのに、山頂が全く見えないってのは辛い…。

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遠目から見るエビス大黒ノ頭は三角錐の鋭敏な山頂。
しかし実際には東西に横幅のある稜線で、その最奥(西端)が山頂となっています。

これは「中ゴー鞍部~オジカ沢ノ頭」と同じパターンですが、こっちの方が激登。
距離や標高差は比較にならないタフな工程です。

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岩場の目立つ路に入ると少し勾配が緩みます。
この辺りからは群馬県側(左)が険峻なルンゼ。
目の前の岩峰は新潟県側(右)に巻く形で山路が通っています。

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見えるのは2つ共ニセピーク。

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背後の展望を愛でつつ、一息入れます。
左面にササ原の広がる眼下の小頂が1670Pと最低な鞍部。
毛渡乗越を経て東俣ノ頭~万太郎山。

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岩尾根パートを遣り過ごすと、ススキとチシマザサ繁る急坂に。
頭上に見えてるのも、勿論偽ピーク(苦笑)。

「延々と」「黙々と」「兀々と」上り続けます💀。

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やっと山頂直下。
写真では解り難いですが、エクスカリバー(標柱)が小さく望めます。

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12:35、エビス大黒ノ頭とーちゃく。(Time/5:12:42 DST/16.85㎞)
主脈最大の難関「黒恵比寿」撃破!!

数多の名峰/秀峰が居並ぶ谷川連峰の中では前頭レベルの格付けの頂。
しかしその実力(アップダウンの厳しさ)では主脈の横綱級。
「笹平→武能岳(馬蹄形.反時計周り)」「清水峠→JP(馬蹄形.時計周り)」と並び、谷川連峰の「上り返し.極悪三兄弟」と云った感じです。

因みに前回(2018年)の主脈縦走はガスに祟られ、全く視界の利かないコンディション。
この日は午前中のガスも引き、見事な山景眺望に恵まれました。
そんな訳で念願叶い、四年越しのパノラマ展望を楽しむ事に致しました。

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正面には主脈縦走のファイナルパート、仙ノ倉山と平標山。
因みに此処から120m下って、260m上り返します。

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背後にはこれまで上って来た激闘(激登)のパノラマ。
正面左に万太郎山、その奥には谷川岳の双耳峰が望めます。
因みに最低鞍部からの稜線は山頂直下の山端に遮られ、全く覗けません。
うーん、エグい上りだった事の証左。

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ズームにて、万太郎くんと谷川くん。
エビス大黒天ノ頭からの見晴らしは万太郎山に負けず劣らずの絶景。
うーん、これまでの鬼上りが報われる(感無量)…。

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そして東南~南面には、

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幾重にも連なる山々の稜線、

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上州のワイドパノラマが180℃フルスクリーンに広がっています。

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爼嵓山陵の南端越しに望む武尊山。

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左に上州三峰山、右に吾妻耶山/大峰山を従えて、赤城山。

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西南方面は平標山より伸びる南尾根の先に大源太山(河内沢ノ頭)。
最奥には佐武流山~白砂山と連なる上信国境の山々。

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南尾根上に小さく望める山小屋は「平標山乃家」。
これより仙ノ倉山/平標山を踏んだ後に向かう、2度目の休憩ポイントです(80分後)。
奥に広がるゲレンデは筍山/苗場スキー場、右奥に佐武流山。

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同、その後に向かう大源太山(2時間15分後)。
左奥の稜線には更にその後に向かうワラジカケマツノ頭と三国山(3時間後)。

やっぱり主脈縦走つったら「西黒尾根」から「三国峠」へ至るのがスジなのでして。

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12ː40、パノラマ展望を満喫し山行再開。
エビス大黒ノ頭(1888m)からは避難小屋コル(1794m)へ下り、仙ノ倉山(2026m)へ。
此処からも、下った分「ノシ付けて」の上り返しでーす。

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下りの距離自体は短く、鞍部は間近に望めます。
万太郎山→毛渡乗越のダウンヒルに較べりゃザコキャラレベル。

因みに仙ノ倉山は正面の頂、右の出肩ピークは北尾根へと続く「三ノ字ノ頭」です

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所々岩場も点在しますが、特に危険個所はありません。

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あっさり鞍部に到達。
高度下降は約120m、これから260m上り返します。

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12ː55、鞍部から少し進むとエビス大黒避難小屋。(Time/5:26:01 DST/17.59㎞)
本日最後のカマボコ、標高1784m地点を通り過ぎます。
因みに「エビス大黒天ノ頭↔避難小屋↔仙ノ倉山」の間は其々約0.7㎞。
距離的にはほぼ等間隔です。

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登坂途次、カマボコとエビス大黒ノ頭を振り返る。
こっち(仙ノ倉山側)から見ると、大したピークじゃ無いんですけどね…。
群馬側のルンゼが中々とエグい。

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再び(三たび?、四たび?、五たび?…)黙々と上ります。
キツいっちゃキツいのですが、細かく左右に振った山路構成で直登パートは少なめ。
エビス様への激上りに較べりゃ距離も短いし「全然楽」です。

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右奥に山頂が見えて参りました。
手前の小ピークは右を巻き、その後は一気に勾配が緩みます。

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頭上の稜線に白い方位盤が見えて参りました。
コルから上り返しを始めて20分、スンナリと登頂。

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13ː15、仙ノ倉山とーちゃく。(Time/5:44:42 DST/18.34㎞)
主脈西域の盟主にて谷川連峰の最高峰、そして唯一の2000m超えの山。
仙ノ倉山を踏破すると、主脈縦走路「キモ」のパートは終了。
この後は多少の上り区間はあるものの、基本的には下り主体の構成。
穏やかで走り易いトレイルが続きます。

と、こんな感じの谷川岳主脈縦走.その⑤。
仙ノ倉山以降は愈々山行のファイナルパートに進出。
平標山~大源太山~三角山~三国山~三国峠へと歩を進めるのでした。
続く。

 

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2022.10.15

●武蔵野「爽秋」

えー、気付けば10月も折り返しのウィークエンド。
兎に雨、今年は☂の多い「神無月のころ」。
今月に入って雨の降らなかったのはたったの三日で御座います。

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そんな訳でお久し振りな「秋晴れの淡青」と「羊雲」。
新宿の尻尾にて武蔵野の入口、中野坂上は自宅屋上からの風景。
やっぱり豊多摩郡の空は広いものでして。

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買い物の途次、お隣の宝仙寺さんで。
しかし秋晴れの空が広がっていたのは少しばかりの昼最中。
何時の間にかどんよりとした鼠雲に覆われた、日暮刻の武蔵野でした。

扨、ボチボチお仕事に向かいますか。

 

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2022.10.14

●「手賀沼エコ」届きました

えー本日はお昼過ぎより日課のデイリーラン。
小一時間ほど走って自宅に戻ると、ポストには角形2号の定形外郵便物。
下総国は白樺派所縁の地、手賀沼からの郵便物で御座います。

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「第28回手賀沼エコマラソン」出走アイテム一式。
過去2年間は腐れ伝染病の為に大会中止、今年は3年振りの復活開催となりました。
今秋私めの二戦目のレース、4年振り4回目の同大会参戦で御座います。

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中身は参加賞のTシャツ/案内パンフ/IDチップ/ゼッケン等々。
こー云うモノのが届くと、「マラソンシーズンやってきたなぁー」と実感。

しかし郵便物の中には、以前は無かった書類や備品が同封されていました。

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抗原検査実施キッド💀…。
レース開始24時間以内に検査を行い、現地で大会側が内容確認するとの事。
勿論陽性だと「出走権剥奪」、レースには出られませーん。
コレに加えて「体調管理チェックシート」も、要提出です(茶番)…。

こー云うのを見ると「あーあ、(日本だけは)まだ腐れ頃名、真っ只中だな~」と痛感。
この新しい「マラソン大会様式」、果たして何時まで続くんでしょうね。

 

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2022.10.13

●「谷川岳主脈縦走トレラン」その④

えー、先月9月26日は一年振りに谷川岳へ山旅遠征。
今年は2018年以来、二度目の「主脈縦走」にアタックして参りました。
そんな訳での山行記その④「大障子ノ頭.避難小屋~毛渡乗越」篇で御座います。

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6:40に土合駅をスタート。
西黒尾根から谷川双耳峰を踏み主脈侵入、オジカ沢ノ頭~小障子ノ頭を通過。
大障子ノ頭避難小屋でランチレストを取り、山行を再開致しました。

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10ː50、大障子ノ頭避難小屋を出立。(Time/3:34:22 DST/11.52㎞)
オコジョに別れを告げ、次なるピーク「大障子ノ頭」に向かいます。

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嫋やかなササ原をスタコラ進軍。
避難小屋から大障子ノ頭は緩やかな勾配、距離も約0.6㎞程度。
「オジカ沢ノ頭~小障子ノ頭~大障子ノ頭~万太郎山の鞍部」は主脈縦走で最もアップダウンの緩やかな区間。
足腰に掛かる登降の負荷は少なく、走れるパートも多いです。

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小ピークを一つ片付けると、直ぐに大障子ノ頭。
薄霧の向こうに丸みを帯びた山頂が見えて来ました。
「おっ、ガスが少し引いて来たかな?」

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11:05、大障子ノ頭を通過。
右手(新潟側)には湯沢町や飯士山が一望出来る筈も…。
山麓部は濃霧に遮られ「残念賞」。

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眼前には谷川連峰.最深部の雄にて、主脈の中間地点に座す万太郎山。
土樽より吾策新道を伝い、単座で登られる事も多い山。
ガス間に覗く山影からも、堂々とした山っ振りが窺えます。

大障子ノ頭(1800m)からは鞍部(1736m)を経て万太郎山(1954m)へ。
80m高度を下げて220mの上り返しとなります。

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大障子ノ頭からの下りは、少しテクニカルな急坂パート。
左手側の切れ落ちた、グリップの覚束ない濡れた岩場パートが点在。

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縦走路より、左手(群馬側)の展望。
赤谷川を挟んで、右に本谷ノ頭と1780P/左に小出俣山。
何れも登山路を有さない、積雪期のみに上れる頂です。

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下り切ると、再び穏やかなササ原トレイルに。
鞍部の前後区間は平坦基調、暫くは緩やかな山路構成。
急坂となるのは万太郎山頂直下の短いパートです。

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振り返って大障子ノ頭。
上ってる分には穏やかな山頂でしたが、こーして見ると中々厳めしい顔付きです。

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鞍部を過ぎ、万太郎山の上りに取り掛かります。
未だこの辺は穏便なヒルクライム。

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11:20、山頂直下に入ります。
良いタイミングでガスが切れ、山頂付近には秋晴れの青空が広がり出しました。
「これなら万太郎山からのパノラマ展望が楽しみっ♪」。
なーんて云うのは上った後、此処から約300mの直登急坂が始まります。

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新潟県側の斜面は鮮やかな草紅葉。
目には艶やか、足には厳しい急登を黙々と上ります。
まぁこの後に控える「エビス大黒ノ頭」のヒルクライムに較べりゃ、関脇小結レベル。
登坂距離も短いので、立ち合いから一気に寄り切ります。

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露岩帯を過ぎると「山の端」が見えて参りました。
よーし、あと一足登。

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上り詰めたピークは万太郎山、…では無く吾策新道の分岐。
鉄製の登山路標柱はぶっ倒れてたまま、何時になったら直されるのかな?。

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降り返ると、稜線を覆っていたガスは殆ど引いています。
手前より大障子ノ頭~小障子ノ頭~オジカ沢ノ頭、中央奥に谷川岳。
今まで辿って来た主脈縦走路が一望の元に望めました💗。
左最奥には燧ヶ岳、右手最奥には日光白根山の山容も覗けます。

「雄大っ♪」「荘厳っ♫」「絶景っ♬」

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分岐から灌木帯の細尾根を1~2分進むと、

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11:30、万太郎山とーちゃく。(Time/4:09:22 DST/13.27㎞)
谷川岳主脈縦走路の中間地点、凡そタイムテーブル通りの進捗。
但しこの日のルートは平標山から大源太山~三国山~三国峠~浅貝まで進むので(約33㎞)、未だ行程の半分にも足りてません。

尚、左手のザックは吾策新道から来られたハイカーさんのもの。
谷川岳の肩~仙ノ倉山の間で「人」と遭遇したのはこれが最初で最後でした。

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西方にはこれより進む主脈縦走路.後半パートのパノラマ。

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正面には谷川岳主脈「最強の敵」、エビス大黒ノ頭。
手前下の小ピークから右に弯曲した稜線が極悪パート、あそこは殆ど直登です。
左横の頂はこの日の終盤に踏む大源太山(河内沢ノ頭)、うーんマダマダ遠い…。

主脈縦走はこの先からが「キモ」のパート。
これまで以上に厳しいアップダウン ダウンアップが待っています。

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主脈のラスボス、仙ノ倉山/平標山は雲隠れ中。
まぁあの程度の雲量なら、そのうち引いてくれるでしょう。

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平標山の右奥には、雲間に覗く苗場山と神楽ヶ峰。

前を見ても後ろを見ても、右を見ても左を見ても、近景も遠望「山、山、山…」。
流石、主脈縦走路のど真ん中にて最深部。
ホント、「山深い所処まで入って来たなぁ」と実感出来る山海原の風景です。

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それじゃ先を進みますか。
正面に座す山は東俣ノ頭、あそこは主脈から外れてるのて通りません。

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暫くはハイマツやシャクナゲの繁るヤセ尾根を進みます。
左右は切れ落ちてますが、樹々のお陰で高度感はありません。

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灌木帯を過ぎると、再び視界の広がるササ原帯に。
万太郎山~東俣ノ頭ノ肩の間は至って緩やかな下り。
「越路の大下り」はもう少し進んでからです。

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チシマザサ繁る穏やかな尾根は絶好のRUNパート。
正面の東俣ノ頭は肩の部分を巻き、右手に90度折れて進みます。

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東俣ノ頭の肩を過ぎると、エビス大黒ノ頭の全容が望めます。
眼下には主脈縦走の最低鞍部、毛渡乗越が見えて参りました。

お待ちかねっ、激下りの始まりだよっ💀。

これより稼いだ標高を吐き出す急下降パート、どんどん² 高度を下げて行きます…。

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東俣ノ頭の肩より見返る、背後東面の眺望。
左端より延びる一ノ倉岳~谷川岳~オジカ沢ノ頭~爼嵓山稜の稜線が見事。
遠望には平ヶ岳~至仏山~武尊山~日光連山/白根山~赤城山。

主脈を覆っていたガスはすっかり引き、見事な秋晴れワイドパノラマ。
うーん、コレがあと3時間早やけりゃなぁ…。

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ズームにて谷川岳双耳。
あの頂に立っていたのはもう2時間半以上前、思えば遠くに来たもんダ。

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でもってどんどん下ります。
膝に来る程の急勾配では無いものの、下り終えた後の上り返しを考えると(鬱)…。
「フィジカル」より「メンタル」に堪えるダウンヒルです。

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更にどんどん下ります。
背後には15分前に立っていた万太郎、あんなに遠く(高く)なっちゃった…。

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右手の湯沢里山を眺め、気を紛らわします。
手前の稜線は左より足拍子岳~クロガネノ頭~コマノカミノ頭。
専ら積雪期に上られる雪山登山の山々。

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11:50、この日のカマボコ三食目、越路避難小屋を通過。
眼前に聳え立つエビス様は、標高1888mとは思えない威圧感。
鞍部から尾根を忠実に辿る縦走路も、はっはり目視出来ます(ゲンナリ)。

「お前、ホントは2200mくらいあるだろっ」てな感じ。

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避難小屋を過ぎると、毛渡乗越(主脈の最低鞍部)が見えて参りました。
万太郎山から約410mの高度下降、1568m地点にてやっと「下げ止まり」。
標高的には「西黒尾根/ラクダの背」まで下りて来た形になります…。

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11ː55、毛渡乗越を通過。(Time/4:36:19 DST/15.19㎞)
今までコツコツ積み立てた貯金(標高)も「残高ゼロ」、つーか借金生活突入。
うーん、何てヤクザな「谷川岳主脈銀行」。
その中でも「毛渡乗越支店」は闇金紛いの過剰/高利貸し付け。
当然その後は、情け容赦無い取り立て(上り返し)が待ってます…。

と、こんな感じの「谷川岳主脈縦走」その④。
毛渡乗越からは……取敢えず「何も考えずに登る」のでした。
続く。

 

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2022.10.12

●「谷川岳主脈縦走トレラン」その③

えー、先月9月26日は一年振りに谷川岳へ山旅遠征。
今年は2018年以来、二度目の「主脈縦走」にアタックして参りました。
そんな訳での山行記その③「谷川岳オキ耳~大障子ノ頭.避難小屋」篇で御座います。

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6:40に土合駅をスタート、西黒尾根からオキの耳に到着したのは9時5分。
谷川岳の肩から主脈縦走に入り、西方彼方の仙ノ倉山/平標山/三国山を目指します。

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9:10、谷川岳.オキの耳を後にします。(DST/6.86.㎞ Time/2:16:25)
滞在時間僅か5分、もーちょいゆっくりしたいのは山々ですが、西黒尾根~谷川岳への上りは云わば「露払い」。
主脈縦走的にはアプローチを終えたレベル、「これから」が本番なのです。

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谷川岳の肩のまで下りて来ました。
お約束の構図、肩の小屋と爼嵓を一写。

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「Go west!!」
眼前にはこれより向かう主脈縦走路。
2000m前後の中級山岳と思えないダイナミックな風景は、荘厳雄大にて圧巻。
正面にはオジカ沢ノ頭、雲の奥には万太郎山と仙ノ倉山も望めます。

尚、左手側の険峻な頂は、主脈縦走路から外れた尾根に座す爼嵓。
「谷川岳」の元ネタ山で御座います。

因みにこれより繰り返されるアップダウンは以下の通り。
オキの耳(1977m)↘中ゴー尾根分岐のコル(1762m)↗オジカ沢ノ頭(1890m) 
 獲得標高 下降240m/上昇170m
オジカ沢ノ頭(1890m)↘コル(1674m)↗小障子ノ頭(1730m) 
 獲得標高 下降210m/上昇50m
小障子ノ頭(1730m)↘避難小屋コル(1690m)↗大障子ノ頭(1800m)
 獲得標高 下降70m/上昇150m
大障子ノ頭(1800m)↘コル(1736m)↗万太郎山(1954m) 
 獲得標高 下降80m/上昇220m
万太郎山(1954m)↘毛渡乗越(最低鞍部/1568m)↗ーエビス大黒ノ頭(1888m) 
 獲得標高 下降410m/上昇360m
エビス大黒ノ頭(1888m)↘避難小屋コル(1794m)↗仙ノ倉山(2026m)
 獲得標高 下降120m/上昇260m
仙ノ倉山(2026m)↘平仙鞍部(1895m)↗平標山(1984m)
 獲得標高 下降120m/上昇150m

谷川岳.オキの耳と平標山の標高差は「たった7m」。
しかし両頂を結ぶ約12㎞の縦走路、下降標高は約1250m/上昇標高は約1360m。
稼いだ貯金(標高)を「引き下ろしては」「また積み立てる」、不毛な入出金(アップダウン)の繰り返しです。
うーん、何てアコギな「谷川岳主脈銀行」…。

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主脈縦走路の入口には「平標」への道標矢羽。
間違ってる訳じゃありませんけど、此処から平標山へは約12㎞の行程(カナリ遠い)。
うーん、殆ど案内標識の役目を果たして無い…。

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肩からは壮大なササ原の下り、伸びやかで解放的なスカイトレイル。
眼下の鞍部(中ゴー分岐)まで、緩やかに高度を落として行きます。

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主脈の新潟県側は色取り取りの暖色パッチワーク。
今年の草紅葉、色付きは例年より少し早いみたく(ラッキー)。

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思わず♡、

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何枚も♡、

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パシャリパシャリ📷。
本谷に吸い込まれて行く様な灌木帯の錦秋、うっとり見惚れてしまう風景です。

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9:25、下り切った鞍部が中ゴー尾根との分岐。

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お約束フォト「肩ノ小屋ヨリ500m(byマツダランプ)」。
谷川岳周辺では多くのハイカーを目にしましたが、主脈縦走はには人影一つ無し。
国境稜線は「貸切状態」、新潟(右)も群馬(左)も独り占めです♪。

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鞍部から暫くは緩やかな上り。
眼前のオジカ沢ノ頭はガスが引いたり掛かったりの繰り返し。
ま、この稜線は風の通り道だから仕方有りません。

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しかしコレは無いよなぁ…。
背後の谷川岳は濃霧に隠れ「何も見えませーん」。
嗚呼、ついさっきまではクリアに晴れてたのに…。

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爼嵓も大分近くなって来ました。
云わずと知れた「元祖.谷川岳(国土地理院の莫迦野郎)」。
ナイフの様に切れ立つ稜線の頂は、オキ/トマに負けず劣らずの双耳鋭峰。
嗚呼、オジカ沢ノ頭から続くソリッドな稜線カーヴが美しい(うっとり姫子)…。

数年前まではヤブ漕ぎ必至の灌木帯路でしたが、近年は刈払いも進んでいるらしく。
後から登山路確認してみよっと(後述)。

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鞍部から500m進みました(byマツダランプ)。
遠目から眺めるオジカ沢ノ頭は鋭敏な三角錐状も、近くで見ると意外と横に長い岩峰。
幾つもの岩コブをクリアした先、一番奥(西側)が山頂となります。

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オジカ沢ノ頭の直下に取り付くと、山路は巻き道構成。

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岩稜帯のヤセ尾根を、左に右に巻きつつの登坂。
ピークは殆ど通りませんが、それでも岩場故にソコソコのアップダウン。

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9:40、このパート唯一の鎖場。
足場もしっかりしておりドライなコンディション、難度的には何て事無いレベル。

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鎖場の先には本ピークが聳えています。
左右の切れ落ちたヤセ尾根は危険箇所こそ無いものの、ソコソコの高度感。
「龍の背中」を一歩づつ詰めて行きます。

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9:45、オジカ沢ノ頭を通過。(Time2:57:30  DST9.33㎞)
残念ながらガスが濃く、四囲の展望は利きませんでした。
余談ですがこのオジカ沢ノ頭、かぐらスキー場からの展望だとピラミダルな尖峰で標高以上に見栄えがするのです(スキーヤー的コメント)。

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ピークを下ると「本日のカマボコ」一食目、オジカ沢ノ頭.避難小屋。
正面には爼嵓な双耳峰が厳めしく聳え立っています。

あーあ、ガスが濃くなって来ちゃった⤵…。

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おっ、新しい道標標識。
避難小屋から南に延びるのは、爼嵓山稜へ向かう登山路。
後から調べたら、昨年(2021年)の秋頃に俎嵓へのルートが開通したとの事。
細いトラックですが、ササ原には刈払いされた路が通っていました。
(但し俎嵓(1886P)以降、川棚ノ頭へは相変わらずの藪漕ぎ路みたいです)

よし、来年の谷川岳トレランは土樽からの「裏馬蹄形+俎嵓コース」に決定!!。

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次なるピーク、小障子ノ頭へは一旦軽く下ります。
斜度はそれ程では無いものの、凹状で掘りの深い幅狭ササ路。
走るにはチト難い…。

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手前小ピークの奥が小障子ノ頭。
延々とアップダウンの繰り返される主脈縦走路ですが、「オジカ沢ノ頭~万太郎山直下」までは比較的与し易い区間。
チシマザサの稜線は緩やかな勾配となっています。

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小障子ノ頭直下。
見た目通り何て事無い上り、ちゃちゃっと片付けます。

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10:05、小障子ノ頭を通過。
主脈縦走路中では一番楽な「上り返し」のピーク、スタコラと通過。

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小障子ノ頭より望む主脈縦走路.中盤パート。
正面にはどっとりとした山容を誇る万太郎山。
それにしても今日のガスは引いたり/籠ったり、ホントに忙しない…。

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左背後には少し遠くなった爼嵓。
東側より望む鋭峰風景とは一変、腰の据わった穏やかな山容。
それでも山頂の双耳峰はしっかりと目視で確認出来ます。

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笹海原に付けられた一本の稜線路を進みます。
手前の小ピークの向こうには、大障子ノ頭避難小屋が望めます。

あのカマボコがこの日最初の休憩ポイント。
踏破距離は未だ11㎞程も、スタートしてからの山行時間は約3時間25分。
これより控えるアップダウン「上り返し3連発」に備え、少し身体を休めます。

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大障子ノ頭避難小屋に下りて来ました。(Time/3:23:14 DST/11.04㎞)
しかしそのまま直進はせず、左手に分けるササ路を下降。
増槽補給の為、水場に向かいます。

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ザレた急坂や岩ゴロ帯を下りて行きます。
やや荒涼とした山路ですが踏み跡はしっかりしており、道迷いの心配はありません。
尾根から約250m、「これ以上下りたく無いなぁ…」と思った頃に清流の潺音が聞こえて参ります。

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10:20、大障子ノ頭避難小屋の水場。
主脈縦走中で唯一計算出来る水場、赤谷川の支流だけあって水量は豊富。

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「冷たくてキモチ良いっ」「でもって美味しいっ」♪。
取敢えず300mlほどガブ飲み、ウォーターボトルを満タンにして尾根に戻ります。

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10:30、水場からカマボコ(大障子ノ頭避難小屋)に戻って来ました。
此処で20分のランチレスト、レースベストを下し靴を脱いでの「脱力ターイム」。

で、🍙を頬張ってると何か「ガサゴソ」と物音が致します。
何となく足元のササ帯に目を遣ると…。

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オコジョ♡です。

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予期せぬ来訪者が気になるのか、近寄っては逃げての繰り返し。

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動きが敏捷なので📷に収めるのも一苦労。
因みに谷川岳の肩から主脈に入り、初めて会った「哺乳類」です。

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ひょこんと「オコジョポーズ♡」。
ちくしょー、超カワイイじゃねーか。

そんな訳で「Lovely💗」なゲストとアイコンタクトしつつのランチタイム。
大障子ノ頭避難小屋からは主脈縦走路の核心部に進出。
「万太郎~エビス大黒ノ頭~仙ノ倉山」の極悪アップダウンに入るのでした。
続く。

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2022.10.11

●「諏訪湖」届きました

えー、本日はお昼過ぎにポストを覗くと、角形2号の定形外郵便物。
送り主は信濃国一宮、建御名方神を祀る二社四宮「御柱の地」からで御座います。

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「第34回諏訪湖マラソン」出走アイテム一式。
過去2年間は腐れ伝染病の為に大会中止、今年は3年振りの復活開催。
私めは6年振り5回目の同大会参戦、そして今秋の走活緒戦で御座います。

Dsc01571
中身は参加賞のTシャツ/案内パンフ/IDチップ/ゼッケン等々。
こー云うモノのが届くと、「マラソンシーズンやってきたなぁー」と実感。

しかし郵便物の中には、以前は無かった書類も同封されていました。

Dsc01572
体調管理チェックシート…。
こー云うのを見ると「あーあ、(日本だけは)まだ腐れ頃名、真っ只中だな~」と痛感。

同様の提出物は昨年参加した幾つかの小規模レースでも、全ての大会で提出が義務付けられていました。
この新しい「マラソン大会様式」、果たして何時まで続くんでしょうね。



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2022.10.10

●「スポーツの日」は「スポーツの夜」

えー、本日は月曜日にて定休日、オシゴトオヤスミな場末の酒場の主。
三連休は最終日になって、漸く雨上がりし「武蔵野の空」で御座います。

しかし今年は夏以降、纏まったお休みは全て「雨(or台風)の無情」。
お盆休み/シルバーウィーク一週目/二週目/そして今回の三連休。
尽く降雨☂に祟らたウィークエンドばかりでした。
お陰で私めの休日予定も大幅変更、トレラン遠征が2度程「流されて」おりまする。

そんな訳で気温/湿度こそやや高いものの、まずまずのRUN日和な「旧.体育の日」。
出雲駅伝を観終えた後、「スポーツの日」的な日暮刻を過ごす事に致しました。
今日のランニングメニューは㎞/4:15ペースでのハーフ走(21㎞)です。

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中野坂上から青梅街道を西進、環七を下り井の頭通りから代々木公園へ。
公園内を4周して神宮外苑へ。

Dscn5000
神宮外苑を3周半して終了。(21.1㎞/1:29:42)
あとはクールダウンして帰途に着きました。

スコアは概ね予定通りのメニュー進捗も、内容は思ってた以上に芳しくない走り。
ラップのバラ付が大きい上に、ラスト5㎞はタレてペースダウン。
余裕持ちのペースの筈が、最後はいっぱいいっぱいとなってしまいました。
車両/通行者や信号でリズム取り難い一般公道が長かったてのもありますが、それを差し引いても低調な出来。

うーん、コレじゃ再来週(10/23)の諏訪湖マラソンは結構苦戦しそう。
やっぱり五十路超えた後の「失われた二年間(腐れ頃名)」は、影響大きいなぁ…。


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2022.10.07

●「谷川岳主脈縦走トレラン」その②

えー、先週9月26日上越国境稜線へ山旅行脚。
一年振りの「谷川岳」トレラン遠征に逝って参りました。
昨年は「馬蹄形縦走クラシカル」を走破したので、今回は「主脈縦走.西進コース」。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/09/post-c469cb.html
このルートは2018年以来、2度目のアタックとなります。

谷川連峰エリアの人気ルート「ツートップ」の馬蹄形/主脈縦走。
しかし標高(2000m級)や山行距離(約30㎞)の机上スペック以上にタフな工程。
特に主脈縦走は中盤のアップダウンが厳しく、1Dayで片付けるには「それなり以上」の体力/精神力が必要。
逆にグレーディング的に危険箇所は無く、テクニカルよりフィジカルが勝負です。

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6:40に土合駅をスタート、西黒尾根を伝い谷川双耳峰へ。
そんな訳での山行記その②「ガレ沢のコル~谷川岳トマ/オキ耳」篇で御座います。

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8:10、ラクダのコルから岩峰Pに取り付きます。
此処から頭上の頂までは岩場登り、前を行く人々が米粒みたいに望めます。

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広い岩尾根を黄色い矢印に従って登坂。
このペンキマーク、ガスで視界の利かない日にはホント助かるのです。

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取り付き=急坂突入、鋭角なピークは直ぐに隠れて見えなくなります。
浮石の多いガレ場ですが、難度的にはそれ程テクニカルではありません。

因みに個人的印象だと、此処が西黒尾根の最大急登パート。
只、背後の展望が開けている分、時折降り返りパノラマを愛でつつの登坂。
序盤の樹林帯より「目に楽しい」ヒルクライムです。

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左手には天神尾根。
ロープウェー使ってのハイカーさん第一便が到着の頃かな。

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鎖場の連続パートに突入、露岩の隙間を縫う様に上ります。
「楽しい鎖場」レベルの登岩ですが、流石にペースは鈍化。
ピークまでの距離は中々縮まりません。

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鎖場を終えると岩峰の頂部が見えて来ました。
あのピークは通らず、左側から巻いてクリアして行きます。

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8:20、岩稜帯ピークからは山路構成が一転。
幅広の岩膚路から狭い岩尾根に変わり、勾配自体も大分緩みます。
この辺で西黒尾根「登山口~オキ耳」の2/3行程を消化。

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岩峰頂部より見返る西黒尾根。
眼下には先程通って来たラクダの背、右端には小さく土合駅。

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背後左側には馬蹄形前半部のメインピーク.朝日岳。
山頂を覆っていた雲は何時の間にか引いていました。

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右手にはオキの耳より続く断崖絶壁の東尾根、破壊力満点のシンセン岩峰。
奥には馬蹄形縦走の中間地点、七ツ小屋山(恨ガス)。

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おっ、谷川岳に掛かるガスが次第に引いて来たっ♬。
正面の雲間より覗くのが「谷川岳の肩」。
予報通りの天候良化、こーなると俄然ヤル気スイッチも入って来ます。

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スタコラと歩を進め、スラブ状の蛇紋岩パートに突入。

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でもってココの露岩が兎に角「良く滑る(ツルツル)
登山者の靴で研磨され、妖しく蒼光りする巨石登山路。

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アウトソールのグリップを確かめつつ、一歩つづ前進。
雨降ってる時には絶対使いたく無いコースです(特に下り)。

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8:35、氷河跡のスラブを通過。

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ザンゲ岩が大分近づいて参りました。
標高1800m近くからガス帯に入るも薄霧の掛かる程度、大分引いて来ました。

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最後の鎖場をやっつけて、

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8:40、ザンゲ岩を通過。
ココまで来れば谷川岳は「耳」と鼻の先、そして…、
「完全にガス引いたっ♡」。

こりゃ今日は絶好の「山行日和」「山景日和」確定と、モチベーションアップ。
空も気分も秋晴れです♬。
しかしそー簡単にハナシが進まないのが谷川岳なのでした(後述)…。

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ザンゲ岩より見遣る、南東の眺望。
眼下にはすっかり見下ろす形となった天神尾根~天神山/天神平/高倉山。
高檜山.三峰山等の稜線を重ねて、最奥には赤城山と子持山。

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ザンゲ岩を過ぎると露岩は姿を消し、爽快なササ原が広がります。
淡青の秋晴空に浮かぶ羊雲、秋の山行はやっぱりこうでなくっちゃ♪

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左手には爼嵓の稜線が大きく望める様になって来ました。
国土地理院のバカヤロー(笑)。

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指導標のケルン(1907m)が見えて来ました。

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8:55、指導標鉄塔/谷川岳の肩を通過。
やっぱり空が青いと、何撮っても写真映えするものです。

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ケルンを右に折れると、トマの耳は指呼の先。

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クリアに澄み渡った秋天に広がるのは「空のカンバス」。
横一文字の巻雲が幾重にも連なる光景は、まるで絹糸を並べたかの様です。

上越国境の山々は層雲に覆われ望めませんが、コレはコレで幽玄な絶景View。

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思わずもう一枚📷。
爽秋の高空は目を奪われる透明感、これがホントの「ヘヴンリー.ブルー」
左端にちょっぴり頂を覗かせるのはテーブルマウンテン苗場山。

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8:55、谷川岳/トマ耳到着。
写真には写ってませんが、朝の谷川岳は結構数なゲストで賑わってました。
恐らく肩の小屋に宿泊されたハイカーさんたちでしょう。

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トマの耳より望むオキの耳、奥には一ノ倉岳。
因みに此処からは上越国境稜線、右足は群馬県で左足が新潟県です。

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トマからオキに向かいます。
右手(群馬側)、マチガ沢はチシマザサの「緑」。

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左手(新潟側)は色取り取りの綾錦が見事。
流石谷川岳、山肌を彩る色調も「非対称稜線」です。

草紅葉と一ノ倉岳/武能岳を見遣りつつ、5分程歩を進めると、

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9:00、谷川岳/オキの耳とーちゃく。(DST/6.86.㎞ Time/2:16:25)
概ね予定通りのタイムテーブルで登頂。
此処から大障子避難小屋までは多量の汗を搔くパートはありません。
そんな訳でレースベストを下ろし、レイヤーとパッキングを微調整。

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オキの耳より、武能岳方面に延びる馬蹄形尾根路。
右手は富士浅間神社を祀る小ピーク、左奥には一ノ倉岳。

もう少しのんびりしていたい所処ですが、未だ行程の1/4にも満たない地点。
5分程の滞在でオキ耳を後に致しました。

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西方には、これより向かう主脈縦走路。
正面にはオジカ沢ノ頭、奥には万太郎山と仙ノ倉山も望めます。
今まで上って来た西黒尾根は、主脈への「アプローチ」にしか過ぎないのです…。

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9:05、先程のリバースアングル、オキ耳より望むトマ耳。
んじゃボチボチ出発しますか。

と、こんな感じの「谷川岳主脈縦走」その②。
谷川岳から主脈縦走路に侵入、延々と続く「アップダウン祭」に入るのでした。
続く。

 

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2022.10.06

●「谷川岳主脈縦走トレラン」その①

えー、シルバーウィーク明けの先週月曜日は上越エリアへ山旅行脚。
一年振りとなる「谷川岳トレラン」へ逝って参りました。

昨年は白毛門→JP→谷川岳→西黒尾根の「馬蹄形縦走.クラシカルコース」。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/09/post-c469cb.html
今年は西黒尾根→谷川岳→仙ノ倉山→三国峠への「主脈縦走.西進コース」。
このルートは2018年に一度走破しており、今回が2度目のアタックです。

「谷川岳馬蹄形縦走」と並ぶ、同山域の人気ルート「谷川岳主脈縦走」。
山行距離は30㎞弱のミドルディスタンスで、巡る山々も2000m前後の中級高山です。
しかしアプローチが日本三大急登の西黒尾根、4㎞超に亘る上り一辺倒のヒルクライム。
上り切った後も平坦路は殆ど無く、数知れぬピークとコルの連続。
アップダウンの険しさは馬蹄形以上、特に最低鞍部(毛渡乗越)からの上り返しは極悪。
1Dayで片付けるには、それなりにタフな行程となっています。

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そんな訳での山行記その①「土合駅~ガレ沢のコル」篇で御座います。

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6:40、土合駅とーちゃく。
この日は越後湯沢からの乗車、「モグラ」じゃ無い方のホーム着。
駅舎は改修工事中、シンボルの赤い三角屋根は足場に隠れて見えませんでした。

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6:45、アクティビティスタート。
駅から登山口までは約2㎞のロード走。
土合橋手前の分岐は「右に進むと馬蹄形」「左に進むと主脈縦走(今日はこっち)」。

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インフォメーションセンターから谷川岳ロープウェーを九十九折、

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車止ゲート/登山指導センターを通過。
「おっ、次第に青空が広がって来た(^^♪」。

この日の谷川岳はピンポイント山岳予報で晴れ☀/曇量30%と絶好の山行日和。
4年前の主脈縦走は「ガス」に祟られ眺望利かず、満足度の低いの山行でした。
今回は予報と睨めっこしての好天日狙い、満を持して再びの遠征です。

しかし谷川岳山域は太平洋/日本海側気候の衝突地帯で、気象変化の激しいエリア。
(みなかみ町側が晴れてても山頂付近は濃ガス、湯沢町側が雨なんてのはザラ)
従い天気予報は余り「アテ」にはならないのです…。

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7:00、西黒尾根の登山口。(DST/1.96㎞ Time/15:00) 
此処から谷川岳へは標高差約1200m(800m→1977m)。
云わずと知れた「日本三大急登」の1つですが、難度は他の2つに較べやや格落ち。
確かに約4㎞に亘るヒルクライムは厳しいものの、ゲロ吐く様な鬼坂や危険度の高いパートはありません。

それに「樹林帯の急坂」「岩稜帯のヤセ尾根」「鎖場たくさん」「スリッピーなスラブ」「森林限界を超えたササ原」と、バラエティーに富んだロケーションが却って幸い。
山路構成のメリハリが利いて「飽きない」上りなのです。

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んじゃ、上りますか(気合)。
取っ掛かりからして、木の根や石ゴロの急坂。
それより直近の降雨で沢の水が流出、トレイル自体が渓流になってます。
スタート早々にシューズ浸水するのはヤなので、水流を避けつつの進軍。

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7~8分すると送電鉄塔を通過。
以降は足場も乾き、ドライな山路コンディションに。

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お約束の腰掛ブナ。
序盤から暫くはブナやナラ.トチノキの樹林帯、展望の利かない単調な上り。
鉄塔以降は多少勾配の緩む箇所も出てきます。

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7:25、1130P地点を通過。
目印は「土合⇚1時間/谷川岳⇛3時間」の標識。
この真下、地底深くには新清水トンネル(上越線下り)が通ってます。

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樹間より覗く天神平。
左が高倉山(1448m)、右が天神山(1502m)、鞍部にロープウェイ山頂駅(1317m)。
まだ向こうの方が高いので、尾根から見上げる形です。

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1130Pを過ぎると、玄武岩ゴロゴロの急登パートに突入。
既に発汗量全開、帽子の鍔から雫がポタポタと落ちて参りました。

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延々と続くロックな路。
でも上りで使う分には許容範囲の急坂、山行序盤なので体力も充分。
ココは下り(山行終盤)で使うと突き上げで「膝ガタガタ」、ホント辛いんですよね…。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/10/post-8c9750.html

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7:50、唐突に樹々が切れ、空が見えて来ました。
登山口から約1.7㎞続いた樹林帯パートもやっと終了。
此処から先は展望の開けた尾根路に出ます。

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谷川連峰の前衛、赤沢山/三峰山など幾重に連なる山稜の奥には上州武尊山。
逆光と層雲で見晴らしはイマイチ、群馬方面のパノラマ展望はこの後に期待です。

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天神平は平衡目線、やっと標高が追い付きました。

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岩場を左側から巻き、尾根筋に乗ります。
流石「世界有数」の豪雪地帯、標高1400m弱で既に森林限界。

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一発目の鎖場。
ラクダの背までの鎖場は三発、何れもスタンスはしっかりしており危険度無し。
難易度で云えばアトラクションレベルです。

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背後には昨年踏んだ「馬蹄形クラシカル縦走」、前半パートの山々。
左の白毛門は頂が望めますが、笠ヶ岳と朝日岳は雲に覆われています。
でもコレ位の雲量なら、そのうち引いてくれそう。

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次第に尾根路は狭くなるも、勾配は至って緩やか。
正面奥に岩稜帯ピーク(ガレ沢の頭)が望める様になって来ました。
しかし…。

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あーあ、谷川双耳は白闇の中…。
標高1800mより上は、どんよりとした濃霧に覆われていました。
此処から望むトマ/オキは迫力抜群、絶好のビューポイントなんですけどね。

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因みに、

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紅葉最盛頃の西黒尾根はこんな感じ。
前回の主脈縦走(2018.10/9)の写真、参考資料にまで。

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背後(東側)の展望はまずまずなんですけど…。
右下彼方には小さく望めるのは土合の山麓部、結構高度上げて来ました。

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気を取り直して2つ目の鎖場を片付けます。
この辺は丁度「ラクダの尻」に当たる所処。
でもって西黒尾根(登山口~オキ耳)の中間地点となります。

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此処もスタンス/ホールドは充分確保されています。
但し所々に滑る岩肌有り、入りのスラブ状パートだけは鎖使っての登坂。

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露頭の隙間を進み、次の鎖場へ。
尾根に出てからラクダの背までの岩稜帯、急勾配は鎖場パートだけ。
基本的には平坦基調の緩い上りとなっています。

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三つ目の鎖場を片付けると、背後の展望が一気に開けます。
以降、適度に降り返りパノラマを愛でつつの行軍。

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笠ヶ岳もそのピラミダルな頂を現しました。
あとは左手の朝日岳、この調子ならもう直ぐ雲は切れそうです。

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すっかり見下ろす形となった天神平、最奥には薄っすらと赤城山。

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武尊山も頂の雲が引き、八峰の連なる山容を現しました。
左より最高峰の沖武尊~家ノ串山~川場剣ヶ峰~剣ヶ峰~西峰。

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8:05、程無くしてラクダの背にとーちゃく。(DST/4.62㎞ Time/1:19:54)
尾根に出てから0.6~0.7㎞、岩稜帯稜線の小頂(1516P)でピーク感は殆どありません。

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ラクダの背より望む、岩稜帯ピーク(ガレ沢の頭)。
中々「良い絵」ですが、右奥の谷川岳が隠れちゃてるのが残念(恨ガス)…。
眺望の満足度的には75点くらいかな。

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ラクダの背からは2~3分程軽く下ります。
紅葉見頃にはまだ早め、灌木帯は少し色付き始めた程度。
岩稜帯の岩膚には小さく蛇行する登山路が目視で望めます。

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右手には東尾根とシンセン岩峰、マチガ沢。

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左手には天神尾根とザンゲ沢。
天狗の溜まり場の向こうには、爼嵓~川棚ノ頭が小さく覗けます。

それにしても「厳と穏」、見事な非対称稜線。

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下り切ると「ガレ沢のコル(ラクダのコル)」。
右手より厳剛新道の路を合わせます。
標識には「ガレ沢の頭」と記されいてますが、此処は頭じゃ無くて鞍部。
正面の岩峰ピークが正しい「ガレ沢の頭」となる…のかな?。

と、こんな感じの「谷川岳主脈縦走」その①。
引き続き西黒尾根を上り、谷川岳双耳峰に向かうのでした。
続く。

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2022.10.05

来週の【10/8~10】オヤスミ案内

えー、来週は「体育の日」改め「スポーツの日」で三連休。
しかしお天気は好天気配無く、相変わらずの雨模様。
うーん、今年の台風と秋雨前線は、ホントに三連休絡みの週末が好きらしく。

そんな訳で武蔵野口の場末のバァ、営業インフォ。
来週のオヤスミ案内で御座います。

10/8(土)  営業
10/9(日)  営業
10/10(月祝) 定休日

月曜日は定休日にてオヤスミしますが、それ以外は至って平常運行。
三連休は関係御座いません。
(天気良ければ伊豆稜線歩道/天城山へトレラン行く予定だったんですけどね)

と云う訳で宜しく、でした。

 

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2022.10.04

●充足の秋

えー、「暑さ寒さも彼岸まで」の諺通り、涼秋気配の深まる武蔵野の地。
日中こそやや蒸し暑い日も御座いますが、朝夕の肌寒さはすっかりと秋のそれ。
今年の残暑は「引き際」潔く好感度大、出来れば毎年こうあって欲しいものです。

そんな訳で「スポーツの秋」宜しく、日々の走活ライフにも熱の入る「神無月のころ」。
週イチのポイント練も、オシゴト前の繋ぎランも、オシゴト終えた後のペース走も順調にメニュー消化。
やっぱり目標(出走レース)の「有る」と「無し」とでは、
トレーニングのモチベーションが全然違うのです♬。

過去2年のマラソンシーンは、腐れ伝染病の所為で主要大会軒並み中止。
数少ない実施レースは殆どが200~400人規模のミニマム大会。
勿論ロードは使えず、公園や河川敷を何周も回るコースばかりでした。
(ま、それでも開催されるだけ有難かったですけどね。)

で、頃名三年目の今年になって、漸く中~大規模のマラソン大会が復活。
私めも今秋は「諏訪湖→手賀沼→上尾→小江戸川越」と、定番ローテの出走。
今年は「失われた2年間」から復活の年と位置付け、フルマラソンは見送り。
スピードトレを兼ねて「ハーフ専」のエントリーで御座います。

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昨日の織田フィールド、ヤッソ800(改)のスタッツ。
おニューのシューズ「ヴェイパー フライ ネクスト 2」の試走を兼ねてのトラック練。
ピッチ/ストライド/着地ポイント等のフォームを色々試しつつのインタトレです。
この後は少し休憩を挟んで、3000mを㎞/3:45avのLT走(11:20)。
「うん、このシューズはやっぱり楽にスピード乗るや♪」と好感触の走り。

そんな訳で「足」と「心肺」と「自信」を取り戻すべく、鍛錬の日々。
充実(充足)の秋を過ごしておりまする。

 

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2022.10.03

●シェイクダウンin「織田フィールド」

えー、月曜日は定休日にてオシゴトオヤスミ。
オフ日は例に由っての走活ライフ、織田フィールドでポイント練の日で御座います。

しかしこの時期としては少し蒸し暑い10月3日のトーキョート。
気温の下がる日没後にアクテビティタイムを変更する事に致しました。

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今秋の主戦靴、ヴェイパーフライ ネクスト% 2。
二週間前に購入も、雨やらトレランやらで暫くお蔵入り。
本日やっとの「シェイクダウン」となりました。

そんな訳でこれより出陣。
ガッツリ「追い込んだ」トレーニングをして参ります。

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2022.10.02

●Bar BAMBOO (赤坂に非ず)

えー、本日は先週.谷川岳主脈縦走の際の拾遺集。
文字通り「途次(みちすがら)で拾った」小ネタ話で御座います。

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タフな山行を終え、三国峠に下山してからのロード走。
三国街道(国道17号)を苗場スキー場方面に向けてテケテケと走ります。
そんな折、左手に立ってる看板を何気無く目を遣ると…。

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「Bar BAMBOO」…。
まさか上越は浅貝の地で、こんな名前のバーを目にするとは。
お店の場所は苗場スキー場の近くらしく。
同じ屋号の誼で、冬場だけ雇ってくれないかしら…。

なーんて他愛無い戯言を思いつつ、ちゃちゃっと通過。
ちょっぴりペーソスな心持ちになりつつ、走の足を進めたのでした。
とさ。

 

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2022.10.01

●神無月朔日

神無月のころ、

武蔵野といふ所を過ぎて、中野村にたづね入ることはべりしに、

みじかき瓦礫の坂道を踏み分けて、心細く住みなしたる酒亭あり。

えー、そんな訳で本日より月替わり10月。
日本全国八百万の神々は雲州へ1ヶ月の慰安旅行。
従い出雲以外は「神無月のころ」となりまする。

所処で今昼は歌舞伎町の信濃屋さんへ。
昨夜の商いが思ってたより忙しく、欠品酒類の仕入れに出掛けて参りました。

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「サワヤカとは縁遠い街」より望む「爽秋の空」。

序でに衝動買い、新しいウイスキーも仕入れたので今夜開封します。

 

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