●広沢池「雪月椛」
えー、先週11/14~17は所用にてミヤコ上洛。
紅葉時期の混雑を避け、錦秋見頃の半月前に日付を取っての帰京です。
しかしそれでも「洛中洛外」「大路小路」問わず結構な賑わい振り。
此処数年目にしなかったインバウンドゲストも多く見られました。
特にウチの周辺(嵯峨/嵐山)は洛中に較べ紅葉の進みが早く、深紅に染まった楓樹もチラホラ。
毎日がウィークエンド並みの混雑、多くの観光客でごった返しでした。
うーん、紅葉最盛の今月末にはスゴい事になってそう…。
帰京最終日(11/17)は午前中に軽~いジョツグ。
嵯峨駅から新丸太町を渡り北嵯峨一条通りをテケテケと東進。
広沢池に近づくに従い、左手には「例のモノ」が見えて参りました。
ノルスタジックな田園風景に、アバンギャルドな案山子の一列縦隊。
秋.嵯峨野の風物詩(?)、「北嵯峨の案山子」。
中には人型ですら無く「カカシ」と呼んで良いのか怪しいモノも多数です。
しかし考えてみると刈入れを終えた稲田に案山子は不要。
「守る稲穂」も「番する相手」もおりません。
が、そんな事「我関セズ」と計り、屹立している案山子たちでした。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2014/10/1010-6bee.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2013/01/post-3b84.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2009/08/post-d4fb.html
この田んぼで栽培されているのは、酒造好適米品種の「祝」。
伏見を主とした京都の醸造用米の産地品種銘柄との事です。
案山子群を通り過ぎ、広沢池へ。
遍照寺山の投影が見事、と思ってたら水面に小さな波紋。
犯人は鴨でした。
続いてボート乗り場横の楓。
此処の楓は広沢池周辺でも屈指の枝っ振り。
傘の様に覆い被さる梢葉が見事。
残念ながら見頃はもーちょい先、今月末くらいですかね。
「野は、嵯峨野さらなり」と謳われた鄙びの原風景。
前衛に朝原山と長尾山を従え、最奥に座すは霊峰愛宕さん。
池面の投影も見事、立ち上る野焼きの白煙も興趣をそそられます。