●はやりたる ことのは (2022年版)
尤も世間一般のハヤリモノにはとんと疎い私め。
「地上波は視聴せず」「一般情報誌や漫画は読まず」「SNSはアカウント持たず」「YouTubeも覗かず」なものですから、このアワードも不存知な言葉ばかり。
因みに今年のトップ10は以下の通りでした。
【年間大賞】 ◆村神様
今年プロ野球で56本塁打を放ち、史上最年少での3冠王に輝き、旋風を巻き起こした、
ヤクルトの村上宗隆内野手(22)の“上”を“神”にもじったもの。
その神がかり的な活躍、勝負強い打棒を賞賛した呼び名。
【選考委員特別賞】 ◆青春って、すごく密なので
今夏の甲子園で東北勢として初優勝し、春夏通じて初めて“白河の関越え”を果たした仙台育英の須江航監督の優勝インタビューでの言葉。
◆キーウ
ウクライナの首都。
ロシアへのウクライナ侵攻後の3月31日、それまでキエフとされていた首都を、ウクライナ語の発音に近い「キーウ」に変更された。
◆きつねダンス
プロ野球・日本ハムのファイターズガールズが「The Fox」の楽曲に合わせ、耳カチューシャとしっぽを付けて、きつねの振り付けで踊るキュートなダンスが大流行した。
ダンス動画ブームも相まって、大ヒットした。
◆国葬儀
安部晋三元首相が襲撃されたことを受け、吉田茂氏以来となる戦後2例目が執り行われた。
政府が国葬実施を決定すると、国葬の定義、決定のプロセス、予算などを巡り、反対するデモが起こるなど、国を二分する議論を巻き起こした。
◆宗教2世
宗教を信仰する親などの家族や宗教的集団の元で、その教えの影響を受けて育った子ども世代のこと。
安部晋三元首相の襲撃で、容疑者が母親が旧統一教会であることで家庭が崩壊したことを犯行理由に挙げたことで注目が集まった。
◆知らんけど
断定を避け、あいまいな表現にして、その場を和ませるなど、関西圏だけでなく、話の終わりに「知らんけど」を付ける人が増えている。
◆スマホショルダー
スマートフォンを入れるためのショルダーバッグのこと。高校生の4分の1以上がスマホを持っている時代。
キャッシュレスも進み、スマホと鍵などちょっとしたものだけをもって“手ぶら”で出かける若者が増えている。
◆てまえどり
スーパーやコンビニなどで、食品棚の手前に陳列された消費期限が早めの商品から買うようにしようという取りくみ。
小売店で期限が過ぎて廃棄されることによるフードロスを削減する効果が期待される。
◆Yakult(ヤクルト)1000
ヤクルトが販売している飲料で、ヤクルト史上最高密度の「乳酸菌 シロタ株」と含んでいるというもので、ストレス抑制、良好な睡眠を助けてくれるとして爆発的にヒットした。
効果を報告する投稿が相次ぎ、ツイッターなどでも大バズりした。
◆悪い円安
円安が続き、ガソリン価格など、物価の高騰が続き、家計が圧迫され、日本経済に悪影響が及ぶこと。
例年に較べりゃ知ってる言葉は多いけど…。
「コレ本当に流行してたの?」てなフレーズが大多数。
毎年の事ながら「作為的」「意図的」「業界の都合」を感じさせるモノが多いです。
序で云うと選考委員の殆どが50~70歳代(最年少が48歳)、平均年齢は約62歳。
「流行」とは掛け離れた世代の有識者(笑)が選ぶ「流行語」ってのも如何なものかと。
因みに2022年.私見流行語は「ウイスキーインフレ」。
この一年で目星い銘柄(特に中~長塾モノ)は軒並み「倍プッシュ」。
うーん、冗談抜きでコレは本当に何とかして欲しい…。