●未ダ「冬至」ラズ
えー、昨日は節季「冬至」。
一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日で、古の周代では一年の始まりとされた二十四節季/二至二分の一。
現在に於いては師走も年の瀬に近づき、寒威増す時節。
文字通り「冬」本番の訪れる頃で御座います。
しかし…。
国境の長いトンネルを抜けると秋の長雨であった。
雨の底は未だ茶色であった。
ロープウエイの窓を雨雫が叩いた。
昨日は今季初となる湯沢エリア遠征、かぐらでのアクテビティ。
しかし駅に降り立つと、周囲には積雪のカケラもありません。
雪景色の変わり出迎えたのは、12月とは思えない生暖かい空気と本降りの雨。
ゲレンデでは辛うじて積もっている雪を、雨風が洗い流して行きました。
甚大な豪雪被害の出ている新潟県ですが、その地域は長岡や柏崎等の県中央北部。
雪不足でゲレンデ開きが延び延びになっているスキー場密集地域、越後湯沢や上越妙高では殆ど降雪がありません。
特に湯沢エリアのそれは深刻、唯一全面滑走可能なのは「かぐら」だけ。
GALA/苗場/上国は数本のコースのみで細々と一部営業。
神立/岩原/越後中里/石打に至っては未だオープンすらしていない状況です。
まぁ今週末には大型寒波が訪れる様子。
湯沢ならではの「ドカ雪」で、一気に雪不足解消と望みたい所処です。
そんな訳で「冬至」に「冬至ラズ」。
スノーマッドにとっては頭の痛いお話でした。