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2023.01.26

●2022/23.十三滑目「五竜&47」

えー、本日も例に由ってのスキー話。
今週1月23日~25日の三日間は「第三次白馬遠征」。
二週間振りにホームゲレンデ白馬五竜で滑って参りました。

そんな訳で遠征初日、1/23(月)の滑走記で御座います。

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7:05、ゲレンデイン.定点観測。
気温はマイナス2~3℃と、余り冷え込みを感じさせない朝。
この日の白馬は午前/薄晴れ→午後/曇りの予報推移、昼頃までが勝負タイムです。

そして12日振りに訪れた五竜は…。

2_20230126144201
「雪、減ってる⤵…」。
1月も下旬と云うのに、未だ雪不足解消には至ってない白馬。
明日(1/24)からの大型寒波到来が空振ったら、可也悲惨な状況になりそう。

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とおみゲレンデの圧雪にも苦心の跡が窺えます。
雪不足を如実に表す様な、荒いピステン。
三日前に15㎝程度の積雪が有ったものの、その恩恵はキレーサッパリ消えてました。

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7:20、東雲の空に出ずる太陽。
上空には薄い巻層雲、予報通り午前中は晴れ間が持ってくれそう。

Dsc03367
山頂方面の視界もクリアで一安心。
エキストラには朝イチキャビンに待機する「五竜オールスターズ」。
この中で住民票が「非.白馬」なのは私めだけみたいです。

8時15分にゴンドラ営業開始、最初の搬器に乗り込みアルプス平に向かいます。

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8:25、「業務連絡、トップ16番」。
グランプリに到着すると、そこはモノトーンの世界。
灰白んだ空とスロープの稜線が融け合った、ホワイトグレーの風景が広がっていました。

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「シ…ン」とオイフォンが聞こえてきそうな静寂の世界。
ギシギシと軋む索道の稼働音だけが、グランプリのワイドバーンに響いていました。

Dsc03374
沈黙を破る滑走音と共に、最初の軌跡を刻みます。

この日のグランプリは「超」高速仕様。
雪日照りと夜間の放射冷却で「カッチリ」締まったバーンはハードパックのコーデュロイ。
ピステンを切り割く足裏感覚にも下地の硬さが伝わり、スキーがギュンギュン加速。
イメージ以上にオーバースピードとなり、最初の数本はスピードコントロール重視の滑りを余儀無くされました。

それでもピステコンディションは「極上」の仕上がり。
レーン段差や轍跡のノイズの全く見られない圧雪コンディション。
アイシーなバーン状況に反して、スキー操作には全幅の信頼が置けました。
流石五竜の圧雪職人、スーパーフラットの「完ペキ」なオペレーションには只々感服。

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この日のモーニンググランプリは「heavenly blue」に覆われた静かな朝。
穏やかな時間がゆっくりと流れていきました。

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10:00、武田菱の御尊顔を拝しつつ、47に流れ込みます。

ハードパックのピステンが削られ、表層にザラメが堆積。
次第にスキーが挙動不審なコンディションとなっていきました。
一番美味しい時間帯は堪能した事ですし「グランプリ.午前の部」は13本で終了。

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あらら、R1は意外と人多い。
こっちも硬いバーンにザラメ堆積、混雑状況もあって小回り一択です。

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南沢ノ頭より望む、五竜岳全容。

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R2は人少なくて宜し。
10時半を過ぎると、頚城方面の空に少しづつ青味が射して参りました。

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気付けば白馬三山の背後にはクリアブルーの青空。

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北東は小谷/頚城側も澄んだ青空となって参りました。
清澄な淡青空の広がるグッドロケーションに。

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こんな天気予報の外れ方なら大歓迎です♪。

所処でお正月休みもとっくに終わり、(真っ当な)社会人はお仕事、学生は試験期間中。
従い、この時期の平日にスノーライフを謳歌している方々は…。

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写ってるのはみんな外人さん。

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2名除いてみんな外人さん。

Dsc03404
こっちも全て外人さん。

三日後(1/26)に「Australia-Day」を控えたオーストリアン.ウィーク。
ゲレンデに屯されるゲストの大半はオージーから来られたインバウンドの方々です。
因みに今回の遠征期間中、日本人のゲスト比は半分以下でした

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11:50、グランプリに戻って来ました。
ピステが削られたザラメも良い按配に緩み、スキーがキョロキョロする事もありません。
何よりランチタイムは回すゲストも少なく、高速ロングやりたい放題。
この時間帯を逃すテはありません。

そんな訳でアル3回し、第二部スタート。

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巻積雲越しに射す陽光、まるで磨りガラスの様な雲相。

9本回して13時前、流石にお腹ペコペコなので一旦エスカルに下山。
ランチを取って三たびグランプリに向かいました。

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13:40、右より白馬乗鞍/船越ノ頭/小蓮華と並ぶ山々。
白馬三山と唐松/五龍は厚雲に隠れちゃったので、白馬連峰の脇役達をレンズに収めてみました。

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バーン荒れも未だ許容範囲。
レイトアフタヌーン、グランプリ回しスタート。

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11本回した時点で15時過ぎ、グランプリは完全日陰化。
凸凹と云う程では無いものの、雪質は削られたザラメ雪が氷化。
ラギットでノイジーなバーン状況となって参りました。

テクニカル(手に負えない)なコンディションとなったのでグランプリ投了。
いいもりゲレンデへ河岸替えする事に致しました。

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15ː10、〆はいいもり道場で修行滑、の筈が…。

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しかしコレです。
警告板通りスロープ至る所処にハリネズミ、小石や露土が散見するコンデション。
いいもりはとおみ程雪を撒いてないので、小雪の影響を如実に受けてしまいます。
インスペクションがてら2本回すも、正直言って使いたくないバーン状況。
仕方無いのでスカ4を8本回して〆と致しました。

と、こんな感じの遠征初日、翌日からは「ドッカン雪」になりましたとさ。
つづく。

 

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