« ●2022/23.九滑目「白馬五竜」 | Main | ●来週の【1/23~1/24】定休日 »

2023.01.19

●2022/23.十二滑目「石打丸山」

えー、少し順番は前後しますが、一昨日は湯沢エリアでの滑走記。
今回は日帰りユーズのホームゲレンデ、石打丸山へ逝って参りました。

今季の湯沢/南魚沼はシーズンイン期より雪不足に祟られ、その殆どがOPEN順延。
特に低標高の里山ゲレンデ石打は、暖冬小雪の影響をモロに受けた形。
そんな訳で例年より半月遅れての初遠征、石打スノーライフで御座います。

Dsc03270
7:55、中央口/リゾートセンターとーちゃく。
昨年の2月末以来、11ヶ月振りとなる石打丸山。
まぁ毎冬4~5回は訪れてるので、久し振りと云う感じは致しません。

Dsc03278
取敢えず板デポ。
この日の湯沢は「暖かい…」
早朝時点で0℃前後のユルい冷え込み、東京と大して変わらない気温です。

Dsc03280
8:25、アクティビティスタート。
石打名物コンボリフト、搬器は「ゴンドラ1」に対し「チェア3」の搬出比。
板外すのが面倒なのでゴンドラには滅多に乗りません。

Dsc03281
オープニングは銀座~観光口ダイナミックへ。

週末を雨に叩かれ、水分をたっぷり含んだバーンは夜間の冷え込みで氷結。
雪面ノイズが大きく、エッジの掛からないアイシーなコンディションとなっていました。
その上、圧雪車の轍やクラック、掘り起こされた雪玉の見本市みたいなピステ。
「カチカチ」の「ガタガタ」の「ボコボコ」、トラップだらけのデンジャラスバーン。
昨夜多少の降雪があったものの、リセットには程遠い雪量です。

うーん、まるで3月の朝イチを滑ってるみたく。

Dsc03283
観光1より望む、石打丸山のランドマーク飯士山。
このコンデションだとダイナミックの後半で落され捲り。
「こりゃ日中、気温が上がって緩むのを待った方が得策だな…」。

ゴンドララインに退避しますが、こっちも夏道の地形が残っておりウェーブ連発。
各1本づつ回して9時前、山頂ゲレンデに向かいました。

Dsc03286
9:05、山頂Q乗車。
大丸/パラダイスを境にゲレンデの雪質は一変。
標高の高い分、週末も雪だったらしく雨のダメージはありませんでした。

Dsc03292
魚沼盆地の見晴らしはまずまず。
北には金城山や高倉山、南には荒沢山や足拍子岳、越後山脈前衛の里山群。
しかし上越国境稜線の山々は厚い雲に覆われ、望む事は叶いませんでした。

Dsc03293
満開の霧氷群と飯士山。
冷え込みはユルく、山頂でもマイナ2℃程度。

Dsc03295 
魚沼盆地に向かってドロップイン。
朝パックされた山頂ゲレンデは新雪由来のソフトな雪面タッチ。
圧雪段差や割れも無く、見事なフラットグルーミングです。
但し軟湿雪が故に下地は脆く、過度なエッジングをすると足場が沈んでしまいました。

Dsc03305
山頂ゲレンデの南には、先々週滑ってたGALA湯沢。
しかし両スキー場を結ぶ連絡リフト(バギー)は今シーズン未だ運休中。
石打からGALAへは滑り込めるけど、戻って来れないと云う無茶振り。
(行き来するにはシャトルバス使えとの事です。)

うーん、これでは三山連絡(スノーリンク)詐欺ですね。

Dsc03306_20230119165301
湿軟雪な湯沢雪が故、荒れるのが早い山頂ゲレンデ。
良コンディションを維持しているのは、平日でも最初の30分だけ。

6本回した所処で10時前、賞味期限切れなので一旦河岸替えします。

Dsc03308
一寸したイレギュラー。
メカニックトラブルでサンライズEXが一時運休との事。
まぁ余り使わないからイイや。

Dsc03311
10ː15、ハツカ石。
現状滑走には支障無いものの、例年に較べると可也少ない雪量。
あと2~3発大型寒波が来なければ、3月には「土のゲレンデ」になってるでしょう。

Dsc03312
ハツカ石スーパーで特講。
ゲレンデミドル~ボトムではアイシーでノイジーなラギッドコンディション。
山頂ゲレンデはヤワ雪ピステンからモサモサバーンに変化。
雪質に合わせた滑りのアジャストがとても難しく、イマイチの調子が続いてます。

そんな訳でスーパーでトレーニング滑。
スキーに乗った前後のバランス確認/脛への緊張意識の徹底/外腰の回旋。
続いて左右のバランスの確認/切り替えで腿を立て/谷側に身体を落とし込み/適切な外傾ポジションに移行/内足を畳みつつ両膝の入る角度の調整。
黙々と、且つハツカネズミの様に回しつづけて12本。
少しイイ按配になって来たので、次は観光口に向かいました。

Dsc03313
中央高速より望む山頂ゲレンデ。
未だ滑走者は多いみたく、ランチタイムで空いてる時間に戻ります。

Dsc03316
同、パラ尾根~グリーン~銀座。
曇り空でフラットライト気味も視界は良好。
バーン情報も可視で拾えるレベルです。

Dsc03328
観光口ダイナミック。
此処では小回り専で40分/8本回し。
正午になると程好く緩み出し、雪面コンタクト/エッジグリップ共に良化。
ダイナミックは中盤から次第に斜度が増し、急斜のままボトムに至る斜面構成。
スピードコントロールを意識したショートターントレには丁度良いコースです。

Dsc03332
13ː20、山頂ゲレンデに戻って来ました。
この時間帯から天候は回復基調、雲間より青空も覗き始めました。

Dsc03329
気付けば淡青の空が広がるスキー日和に。
しかし流石に疲れて来たし、何より「腹減った…」。
30分で急ぎ昼食を済ませ、14時前に戦線復帰。

Dsc03335
飯士山の左には大源太山と七ツ小屋山が望める様になりました。

Dsc03336_20230118160001
魚沼盆地の北東には八海山の雄姿も。
この後中ノ岳と越駒も山容を現し、越後三山揃い踏みに。

Dsc03344
15時を過ぎるとゲレンデは次第に日陰化。
緩んだバーン再び氷結、ジャガイモをばら撒いた様なコンディションに。
影の落ちた山頂ゲレンデは此処で御役御免、まだ日向を保っている「パラ尾根~グリーン~銀座」を回します。

Dsc03348
中央高速より、御約束の構図にて一写。
日暮刻になると谷川連峰の雲も少し引き、万太郎山の雄姿が望めました。

Dsc03347
同、背後には白妙に煌めくマッキー。
この天候推移なら、明日は結構パノラマ展望が利きそう。
うーん、如何やら来る日を一日間違ったみたく。

Dsc03349
サンライズEXより望むサンセット。
16時前にゲレンデは全域日陰化、そしてバーンを覆い尽くす雪玉とザラメが氷化。
まるで春先の夕刻を思わせる、鬼クラストとなりました。

ノイジーなコンディションを回してると雪面ノイズが激しく、左膝に少し痛み。
16時10分に切り上げと致しました。

Screenshot-20230119-at-195927-garmin-con
この日のスタッツ。
山頂×9   観光1×11  観光2×6  観光3×4  中央高速×6
ハツカ石スーパー×18  チロル×2  サンライズ×5

バーンコンディションの影響もあり、山頂に偏らず万遍無く回した一日。
観光口とハツカ石の使える石打丸山は、コースチョイスが多彩で楽しいですね。
おしまい。

|

« ●2022/23.九滑目「白馬五竜」 | Main | ●来週の【1/23~1/24】定休日 »