●2022/23.二十二滑目「五竜&47」
えー、先週月~火曜日は二週間振りの白馬遠征。
ゲレンデは例に由っての五竜&47で滑って参りました。
そんな訳で毎度毎度の滑走記、初日2/20(月)のアクティビティ。
あ、因みに今日2月26日は「雪の日(長野県制定)」で御座います。
6:50、ゲレンテイン/定点観測。
エキスパートより上部には腰の重そうな濃霧がどっしりと滞留。
うーん、この様子だとアルプス平は「ガス祭」っぽいな(鬱)…。
遠征初日(2/20)の白馬は早朝でも-1~-2℃程度の緩い冷え込み。
この気温ではスノーマシンも稼働出来ず、散雪音の響かない静かな朝でした。
「雨降って地固まる(凍る)」の図。
前日(2/19)は「土砂降り☂」の雨だった白馬山麓部。
ゲレンデボトムのダメージは深刻で、積もった雪の下には氷化した下地が覗いてます。
前夜から降り続く雪は予報より多めの積雪(山頂で約20㎝)。
急遽テストが入り、テレキャビンは15分程遅れての営業開始となりました。
ゴントラを降りると其処は白闇だった。
朝の底は真っ白だった。
あっちゃー、予想通りのホワイトアウト。
視界不如意の五里霧中、しかも結構な積雪量で雪面抵抗も大きい。
「手探り」「足探り」の低速滑でアル3へ向かいます。
8:40「業務連絡、トップ109番」。
グランプリは圧雪バーンに踝上の積雪、心地良い新雪タッチのフィーリング。
しかし如何ともし難い視界不良、平衡感覚と滑走方向が辛うじて保てる状態です。
うーん、雪がソコソコ良いだけに、尚更濃霧が恨めしい…。
辛うじて人影らしきものが見える様になって来ました。
シャローPowの浮遊感+下地のレスポンスも良好。
寒さがそれ程厳しく無いのも幸い、最低限の視野さえ保てれば楽しく滑れるコンディションです。
結局、なんだかんだ云って1時間半程回してました。
でもこの積雪量だったら、太板チョイスの方が良かったかな…。
10:05、一旦下山。
ダイナミックまで下りてくると漸くマトモな視界になって来ました。
コス4大町側(DISCOVERY)は至る箇所にハリネズミ。
2月中旬と云うのに、雪が少なく圧雪が入れられません。
只でさえテクニカルなバーンの上、氷結(ガリガリ)と湿雪(モサモサ)の混在する「スーパー難度」な不整地コンディションでした。
ポールバーン(DISCOVERY SPORT)は何とか使える状況。
しかし圧雪幅は狭くレーン1~2本分、スキーヤーズライトはフルボッコ。
11:50、再びグランプリへ。
朝イチに較べりゃ多少マシになったものの、相変わらずのガス祭。
冷え込み自体はユルく、寒さを感じないのだけが救い。
(※.ハイシーズンの白馬はマイナス5℃程度なら「暖かい」のです)
グランプリに於ける個人的な「視界可否」の目安。
12番鉄塔からアル3降車場が見えれば「何とか可」、見えなければ「不良」。
はい、御覧の様に何も見えません。
またまた「ガスガス爆発」。
已む無く撤収、47へ流れ込みます。
14:25、47はR1を1本回しただけ。
トップ~ミドルは荒れたコースに湿雪が乗りモサモサ。
ボトムはアイスバーンに湿雪がファンデーションし、ガリガリとグサグサが混在。
一粒で二度美味しくないコンデションでした。
この天候でゴンドラ/リフト3本乗り継ぎ、アルプス平へ向かうのは面倒。
15:30の△シャトルに乗ってエスカルに戻ります。
めげずにグランプリ。
15時頃から冷え込みが増したお陰でガスも薄化、多少は視野の利くコンディションに。
振り止まぬ大雪でワイドバーンはハーフリセット状態。
特にアル3側からセンターに掛けては荒れも少なく、シャローPowの浮遊感が楽しめました。
こりゃ明日はディープ&フレッシュな「スプレー祭」、確定だな♪。
因みにアルプス平の気温は早朝/-4℃→日中/-6℃→午後/-7℃と推移。
結局「朝イチ」が「一番暖かかった」、と云うオチでした。
霧氷の梢枝に降り頻る雪が乗り、ブナの銀花は満開。
咲き誇る雪花の重さで、枝条も項垂れてます。
ラスト1時間は営業終了の16時まで、きっちりグランプリ回し。
濃ガスの視界不良コンディションの割には、それなりに満足出来た一日でした。
翌日につづく。