●2022/23.三十三滑目「五竜&47」
えー、今週は月曜~火曜日の二日間、二週間振りの神城来訪。
「第十次白馬遠征」に逝って参りました。
直近数日は雨とガスのヘヴィローテーションで、天候不順の白馬エリア。
今週からは「空模様も回復」とのスノキャスさん予報をアテにしての遠征決定。
そんな訳で初日3/24(月)の滑走記で御座います。
6:50、ゲレンテイン。
二週間振りに訪れた五竜は、恐ろしい勢いで雪解け進行。
とおみゲレンデは白と茶色のアンシンメトリー、スロープの半分が「土と芝と石」に浸食されていました。
しかもゲレンデトップには腰の重そうな濃霧がどっしりと滞留。
高温+高湿+南斜面、春のグランプリはガスの引きが悪いんですよね…。
DYNASTAR/SPEED OMEGLASS MASTER SL。
今回の遠征はおニュー板との「初デート♡」。
8年振りとなるディナ購入、マスターズ仕様の2ndスラローム機です。
何でシーズン終盤のこの時期に、今季ニューモデルの登場となったかと申しmust。
理由はこんな所処(↓)でして、ハイ。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2023/03/post-1eeeb8.html
8:00、ガスは幾分薄まって来たものの、キレーに抜ける気配はありません。
「お願いだから最小限の視野は利いてくれよ…」。
そんな願いを胸に、一発目の搬器に乗り込みます。
8:25「業務連絡、トップ6番」。
グランプリの下半分は辛うじて視界が利くものの…、
白闇の中へLanding。
この日のグランプリは夜間の冷え込みで締まったザラメに2㎝の湿新雪がトッピング。
乗った雪が程良い柔らかさでソフトな雪面タッチ、雨後だけあって板の走りも良好。
3月末としては良コンデションなのですが「何も見えませーん⤵」。
ガスが切れるのを願って4本粘りますが、9時過ぎに諦念。
視界を求めて47に移動しました。
昨夜の降雪でゲレンデ上部の樹林帯は「霧氷祭」の「銀花祭」。
特にライン8上部のミズナラは枝っ振りが見事、板を止めて📷パシャリ。
まるでホワイトチョコの小枝(Ⓒ森永製菓)みたく。
白馬で霧氷を愛でれるのも、恐らくこの日が最後。
そう考えるとちょっぴりペーソスな「お花見」です。
9:10、流石北斜面のヨンナナ。
Line8の中盤から次第にガスは薄化、R1ではクリアな視界となっていました。
アーリータイムのR1は回す人影も疎ら。
基本的に47はゲストの出足が遅め、スタートからの1時間は何時も快適に回せます。
これでやっと新機の試運滑が出来るコンデションになりました。
雪はこんな感じ。
南沢ノ頭から中盤の廊下まではカチッと締まったザラメコンデション。
クニック~LineCの分岐は「水溶き片栗粉」みたいな湿重雪となっていました。
R1.トップより望む「HAKUBAVALLEY」のゲレンデ群。
手前より岩岳/栂池/乗鞍/コルチナ、何れも山麓部は末期的状況です。
「これは本当に三月の風景か…」。
前日(3/26)に今シーズンの営業を終えた岩岳.サウスゲレンデ。
低標高+南向き斜面で暖冬の影響をモロに受ける岩岳、今年の冬は短かったですね。
10時頃から渋滞開始。
パノラマ/グランプリは相変わらずの「ガス祭」。
視界難民の皆さんが47に流れ込んで来られました。
人混みを避けてR2チョイスも非圧雪。
雪量減少でもうピステン入れられません…。
10:25「おっ、アルプス平のガスが引いて来たっ♡」
急ぎグランプリへ戻ります。
リフト乗車中、空模様はすっかりと晴れ基調に。
パノラマゲレンデは大賑わい、アル1もほぼ満車。
とおみゲレンデは心肺停止寸前/いいもりは既に鬼籍入り。
五竜はパノラマかグランプリしかマトモに滑れるコースが無いのです。
やっぱり霧氷は青空の下が映えますね。
東京では桜も散り初めですが、白馬のブナは銀花満開(一日限定)。
スノーマッドならではの贅沢な「お花見」です。
11:20、3月末の月曜日とは思えない賑わいです。
しかしゲストのレベルがバラバラ、座ってる方々や挙動不審な方々も多数。
滑走ラインも取り辛く、安全マージン取っての7割滑。
こりゃランチタイムの空いてる時間帯(12~13時)狙った方が得策かな。
そんな訳で5本回して一旦切り上げ、休憩取りにエスカルまで戻ります。
ロープとポールの張り巡らされた、ダイナミックコース入口。
ぱっと見、これより先は滑走禁止と思わせる様なハザードです。
此処から下(下山コース)はコース状況が劣悪、「土」と「石コロ」の地雷祭。
果たしてパトさんの親心と警告の意味を込めてのバリケードなのでした。
で、「怖いもの見たさ」も有り下山コースを滑り降りてみました。
ダイナミックはある意味「ダイナミック」に。
中盤の大きな地表露出部以外にもブッシュが散見、「一寸先は石」の状態。
ウッディはBカーブからCカーブの間が鬼門。
法面に雪崩が発生した為、只でさえ狭い林道が半分にセパレート。
小石がマキビシの様にバラ撒かれた極悪コンディションとなっていました。
因みにとおみゲレンデはこんな感じ↓。
12:00、キャビンより望む、断末魔のとおみゲレンデ。
特にスカイ4ととおみ1の降車場辺りのスロープが寸断寸前。
こりゃ近いうちに「詰み」、4月の二週目迄は持たないな…。
※ダイナミック~ウッディ~とおみの下山コースは3/31を以てクローズ。
今シーズンの営業終了となりました。
4/1以降の下山方法は、テレキャビンの下り線乗車のみとなります。
13時を回ると青空はすっかりと雲隠れ。
御覧の様に写真映えしない天候なので、以降の撮影📷はパス。
午後は専らコブアタック、テクニカルと線下をメインに取るローテーションでした。
あらら、朝イチのデジャ.ヴ。
15時半を回ると、グランプリのトップは再び濃霧の勢力圏下に。
ミドルからボトムは未だ薄ガスも、ラスト15分で怪我するのも莫迦らしく。
そんな訳で少し早めの撤収、翌日の好天に願いを託すのでした。
つづく。