2023.04.30
2023.04.29
●2022/23.四十滑目「かぐら」
えー、月曜日は定休日にてオシゴトオヤスミの武蔵野口のバァ。
今月最後の月曜日、4/24も例に由っての雪山行脚。
春スキーのメッカ、かぐらに逝って参りました。
そんな訳で今シーズン節目の「40滑目」、神楽滑走記で御座います。
8:00、みつまたステーション到着。
ロープウェー第一便には約200名のエレクトリカルパレード。
社会復帰困難な「雪キチ●イ」が長蛇の列を成していました。
ロコ民のみならず群馬や首都圏からの遠征組も多数、平日としては結構な混雑振り。
この時期の湯沢エリア、ゲレンテチョイスはほぼ一択ですからね。
二便に乗り込みアクティビティスタート。
みつまたゲレンデへは恐ろしい勢いで融雪進行。
先週(4/19)来た際には滑れた大会バーンも御覧の残状、既にクローズされています。
ファミリーゲレンデも「詰み」間近。
スキーヤーズレフト側は土とビスラボが露出。
右側に雪寄せして、何とか下山路を確保している状況。
もう「寄せる雪」も周りに無く、GWにはリフト登行/下山となりそうです。
8:40、かぐらゲレンデ到着/1高乗車。
メインゲレンデはコースの半分がコブのお花畑。
4月下旬としては珍しく、キンと冷え込んだ朝。
気温は約1℃、夜間の放射冷却でカリカリのアイスバーン。
ターン前半は殆どエッジが入らず、スピードコントロルも難しい。
「ズザザザザ…」と鈍いスキッド音が響く、メインゲレンデのオープニングでした。
しかも、そんなテクニカルなコンディションに拍車を掛けたのが、
かぐら名物「殺人ピステン」。
「レーン段差」「キャタピラ跡」「うねり」「クラック」「雪玉」のフルコンボ。
ある意味、神業とも云える極悪圧雪。
特に圧雪段差が酷く、1レーン毎に斜面の高さが異なっています。
比較的ガタ具合のマシなレーンを選び、圧雪車幅のショートターンで回すのが手一杯。
五竜の圧雪職人さん、出稼ぎでかぐらに来ませんか~。
9:40「パノコブ、無くなってる…」。
パノラマのコブラインはピステン入ってリセット。
あーあ、ココのコブは頃合いの難度で楽しいんだけどなぁ。
10ː10、5ロマで中尾根へ。
ガキボコ雪の林間フィールドを針葉樹林のスラローム。
アカマツで片ハンしないように進みます。
上越国境稜線から越後三山へと続くパノラマ。
この日は雲こそ多いものの、冷えた大気で見晴らしはクリア。
南東~北東方面には見事なパノラマ展望が広がっていました。
谷川連峰の最西端、右より大源太山~三角山~三国山。
稜線の向こうに覗く山影は中央に赤城山、右端に子持山。
谷川岳主脈の中央部、右よりオジカ沢ノ頭~谷川双耳~一ノ倉岳/茂倉岳。
何度も踏んでる山は山座同定がし易いです。
中央やや右に馬蹄形前半の雄.朝日岳。
右奥には日光連山、左奥には燧ケ岳~平ケ岳の山影も望めます。
右より檜倉山~柄沢山~米子頭山と続く上越国境稜線。
左端に割引岳/本峰/牛ヶ岳/ニセ巻から成る巻機山。
高倉山と金城山を前衛に「はなこ」さん。
中ノ岳/越駒/八海山の越後三山は春霞が掛かり、朧な見晴らし。
左奥に座聳する守門岳は薄っすらとしか望めませんでした。
尚、中央右下に見えるみつまたゲレンデは土の斜面。
ゴンドララインの連絡路に、辛うじてイカソーメンの雪が付いてます。
もう1本5ロマ、今度は田代落ちへ。
GWは月山籠りの為、この日が4月最後の来訪となるかぐら。
次回訪れるのは連休明けなので、これが今季5ロマの乗り納めです。
ドロップイン。
田代落ちも目に見えて小雪、例年この時期はこんなに灌木出てません。
ブッシュのアミダくじを避けつつ、田代方面に向かいます。
10ː25、今日のコブ遊びはダイナミックから。
メインゲレンデに較べ標高の低い分、程良く緩んだザラメ雪。
しかしダイナミックとしては珍しく、深い受けコブになっていました。
見た目以上に掘れてます。
私めのテクだと、これ位がギリギリ攻められる難度。
ダイナミックのコブを3本回してメインゲレンデに帰投。
次来た時は田代コースもクローズ、6ロマ乗るのも今シーズン最後です。
11ː10、メインゲレンデのコブ。
此処も見た目以上に深いコブ、しかもまだ硬い。
特に入りのパートのコブ溝が抉れており、コンタクト取るのが難しい。
相変わらず安定のモーグルバーン。
同じメインゲレンデでも、上と下では雪の緩み加減が異なります。
ジャイアントのコブは未だ育っていません。
バンク形状のシャローコブ、ボトムのラインだけがしっかり出来上がっていました。
パノラマにはコブ復活。
しかしまだ作り始め、忙しいピッチの浅いライン。
これならメインゲレンデ回してた方がイイや。
12ː30、お昼休憩。
10時頃まで広がっていた青空は薄雲に隠れ、ブルーグレーの花曇りに。
微風ですが風も出始め、ひんやりと肌寒さを感じさせました。
13:20、戦線復帰/コブ遊び再開、も…。
午前中より深く掘れたコブはウインドバックで硬化、とタフなコンディション。
プラス疲労蓄積で、リスタートの滑りはウダウダのガタガタ。
凸凹を吸収し切れず「上体潰れ」「後傾」「発射」とダメな滑りの見本市です。
13:30、そんな訳で早期撤収(敗走)。
気持ちが負けるとコブはどーにもなりません。
今季5回目のかぐら滑、後半はシーズン「ワースト」の出来でした…。
13:50、みつまたファミリーでは必死の延命策。
散布機を背負ったスタッフさんが、硫安を撒いておられます。
でもGW前半戦は雨予報、みつまたは5月入って「ジ.エンド」かなぁ。
と、こんな感じのシーズン40滑目。
積雪量(残雪量?)考えると、GW後は可也厳しいコンディションとなりそう。
果たして次の「かぐら詣」は有るかなぁ…?。
2023.04.28
●「サヨナラ」「タダイマ」
えー、四月の過ぎるのも早いもので、明日からはゴールデンウイーク突入。
でもって「4年と1日目」の夜を迎える、武蔵野口の場末のバァで御座います。
所処で先々週の白馬遠征.11thを以て、今季「五竜&47」のスノーライフも終了。
過去三冬を過ごしたホームゲレンデでのシーズン滑り納めとなりました。
今シーズンのHAKUBA-VALLEYは過去に例を見ない、悪夢の小雪暖冬。
春の到来を待たずして、みるみるうちにゲレンデ面積が縮小していきました。
因みに五竜&47の滑走エリアはこんな感じに推移しています。
3/13 いいもり.コスモ4が今季の営業を終了。
3/20 いいもりゲレンデが全面営業終了。
3/24 五竜エキスパートコースがクローズ。
3/31 五竜ダイナミック~ウッディの下山コースがクローズ。
4/21 47のR1はトップ~下山コース全てがクローズ。
4/24 ラインE/R8を除き、47は全て営業終了。
そして昨日4月27日、五竜.グランプリコースがクローズ。
毎年500~700本は回す私めの「ホームコース」もGWを待たずに終戦。
「五竜も殆ど終わっちゃったなぁ…」、とシーズンエンド間近を実感するのでした。
現在、滑走可能なコースはパノラマ/R8のTopのみ。
ハイシーズンの広大なゲレンデは見る影もありません。
2022/23.五竜&47のシーズン券。
最後の遠征を終えてもデポジットせず、手元に置いたまま。
「若しかするとまた五竜で滑るかも」なーんて極めてゼロに近い可能性を胸に抱き、
未練がましく持っているのでした。
しかしそんな逡巡とも惜別、本当に本当のピリオド。
もうアル3に乗る事も、グランプリで大回りかっ飛ばす事もありません。
でも「サヨナラ」するゲレンデが有れば、「タダイマ」するゲレンデも有り。
明日は早朝から東京出立、一年振りの姥沢入り/月山入山。
月山にてスキーライフ(&助っ人オシゴト)の大型連休が待っています。
2023.04.27
●謝辞.四周年
謹啓
都心では新緑の若葉が常盤に繁り、立夏の陽気に満ちた薫風の砌。
一方、雪国の斑雪はすっかりと消え、山桜や木蓮の花が見頃を迎えています。
今年の大型連休は伝染病対策も大幅に緩和、国内旅行の人出は過去最高との事。
観光や行楽や帰省や春スキーに向かわれる方も多い事でしょう。
皆様に於かれましては楽しいゴールデンウィークを過ごされる中、
体調など崩されませんよう、御自愛下さい。
さて、当店は4月27日をもちまして四周年を迎えることが出来ました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げると共に、今後とも変わらぬ御愛顧、
及び、御指導御鞭撻を御願い出来れば幸いと存じます。
店主謹白
えー、武蔵野口の場末の酒場は本日で満四歳になりました。
その大半を腐れ疫災(+人災)に空費する日々でしたが、何とか迎えた節目の日。
因みに「周年」的な催しは何~んも行わず、平時平熱の通常営業です。
2023.04.26
●ゴールデンウイークの営業案内
えー、何時もお世話になっております。
武蔵野口の場末の酒場の主で御座います。
早いもので4月も最終週に入り、明々後日からはゴールデンウイーク突入。
何でも今年のGWは史上最多の国内旅行の人出との話です。
皆様に於かれましても「北に南に」「海に山に」「行楽に帰省に」「都会に田舎に」と
お出掛けになられる方も多い事でしょう。
そんな訳の大型連休、ウチの営業インフォメーションで御座います。
● 令和五年.GWの時刻表 ●
4/28(金)〇 この日まで通常営業
4/29(土)× オヤスミ
4/30(日)× オヤスミ
5/01(月)× オヤスミ
5/02(火)× オヤスミ
5/03(水)× オヤスミ
5/04(木)× オヤスミ
5/05(金)× オヤスミ
5/06(土)× オヤスミ
5/07(日)× オヤスミ
5/08(月)〇 営業
5/10(火)〇 以降、通常営業
「要するに、全部休みます」
スノーマッドの私めにとりまして「黄金週間」は「白銀週間」。
毎年恒例の月山詣、昔の職場へ助っ人に行って参ります。
そんな訳で御了承の程を。
2023.04.25
●「軽井沢ハーフ」届きました
えー、昨日は定休日にてオシゴトオヤスミ、スキー板担いで神楽詣へ。
少し早めのゲレンデ撤収、自宅に戻った日暮れ刻。
マンションの集合ポストにA4サイズの小包が投函されておりました。
送り主は「軽井沢ハーフマラソン」実行事務局。
腐れ頃中の為に過去3大会が中止、4年振りの開催となる「カルイザワ」。
中身はゼッケンと参加賞Tシャツです。
私めにとって5月中旬はスキーシーズン「OUT」、マラソンシーズン「IN」の移行期。
同大会は走活再開の初戦となるレースで、4年振り6回目のエントリーです。
所処で軽井沢ハーフの関心事と云えば「Run, Green Run!」参加賞Tシャツのカラー。
「今年は何色なんだろう?」と、茶封筒をビリビリ破ってみると。
「Greenyellow」でした。
昨年からフロントロゴのデザイン変更、カラーも蛍光色となった参加賞Tシャツ。
個人的には旧デザインの方が好みなんだけどなぁ。
因みに軽井沢ハーフ、過去のTシャツ遍歴はコチラ↓。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/04/post-1d5f2c.html
2023.04.24
●「アル4テラス」のブランチ
えー、先々週4/10~11は今シーズン最後となる白馬遠征。
「五竜&47.FINAL」2days、滑走記の拾遺集(小ネタ話)で御座います。
遠征最終日は午前中のアクティビティを終え休憩タイム。
この日は日中の気温19℃、初夏を思わせる快晴の昼下がり。
折角なのでアウトドアでピクニックブランチを取る事に致しました。
アル1を降りてトラバース、地蔵の肩/遠見尾根登山口へ。
今日のお昼ご飯はココ。
4/2に今季の営業を終了したアルプス第4ペアリフト、通称「アル4」の降車場。
五竜ゲレンテ内で一番高い場所に位置し、辿り着くには少し漕ぎ(歩き)ます。
降車場のフロアにて一写。
眼下には同じく今季の営業を終えた「アル2」。
ブーツ脱いでミドラー脱いで、本格的に寛ぎモード。
ポカポカ陽気の下、板張りテラスでのブランチ。
止まってるリフトの降車場を訪れる人はおらず、必然的に貸切です。
チェアリフトに座ってモグモグタイム。
ユラユラ揺れて気持ちイイ。
緊急停止ボタンと地蔵ケルン。
昨日のお昼ご飯はあそこでした。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2023/04/post-e96050.html
休憩終えてリキッドワクシング。
降車場テラスにはワックス台も設置されてます(笑)。
そんな訳でのアル3テラス、長閑な昼下がりのひと時。
1時間ゆっくり休んで戦線復帰、コブと戯れる午後でしたとさ。
●今週の【4/24(月)】定休日
えー、今季のスキーシーズンもすっかりと春スキーの季節。
ハイシーズン中は「雪曜日が定休日(要する不定休)」だった武蔵野口の場末のバァ。
4月よりシーズンオフ.シフト=通常営業に移行しています。
・定休日は月曜日に固定
・それ以外に月×2日程度の臨時休業
そんな訳で本日、4/24(月)は定休日となりますので御了承の程を。
2023.04.23
●販売速報【2023.穀雨版】
えー、「月替わり」「年度替り」の四月も@云う間の最終週。
今週末からは最長9日間のゴールデンウイークに入ります。
3年間に及ぶ「過度/過剰/過敏」な伝染病狂騒曲(莫迦騒ぎ)も漸く収束の兆し。
世間の目を気にせず、大手を振って旅行に出掛けられる大型連休です。
そんな訳で本日は武蔵野口の場末の酒場「販売速報」。
2ヶ月置きの弊店「傾向と対策」で御座います。
まぁ例に由って何の参考にもならないと思いますが…。
■ 最近よく作っているような気がするカクテル(順不同)
・ロングの部
ジン&トニック
モスコー.ミュール
‥~‥~‥~ 不変の二強 ~‥~‥~‥
ジン.フィーズ
ギムレット.ハイボール
ボッチボール※
スクリュードライバー※
ファジーネーブル的なカクテル※
マイ.タイ※
クロンダイククーラー(マイブーム)※
ケーブルグラム(マイブーム)
ハイランドクーラー(マイブーム)
アメリカーノ
オールドファッションド
ブールバルディエ
ゴッドファーザー
・ショートの部
マティーニ
スモーキーマティーニ
マンハッタン
‥~‥~‥~ 相変わらずの三強 ~‥~‥~‥
長いお別れ
酒と薔薇の日々
例のアレキサンダー
スプリングフィーリング(この時期良く出してます)
ゴールデンドリーム※
サイレント.サード
オリンピック※
キャロル
サヴォイ.タンゴ
ハリケーン(マイブーム)
ベネディクティン.カクテル(マイブーム)
アラウンド.ザ.ワールド
3月中旬から春の主戦フルーツ、清見オレンジが絶好調。
※印は清見ちゃん使ったカクテル、良く出てます。
逆にグレープフルーツはフロリダ産が品薄。
相変わらずイマイチなメキシコ産やイスラエル産ばかり…。
■最近よく出るような気がするウイスキー(順不同)
・フツーのウイスキーの部
アイラ全般
サントリー季(ハイボール専)
山崎NV(ほぼ水割り)
白州NV
余市NV
グレンモーレンジ10年
モートラック12年
アベラワー12年DC
グレンアラヒ12年
ブレットバーボン
ウイスキーじゃ無いけどエルドラド15年
・フツーのウイスキーの部/カクテルベース含む
グレングラント10年
タリスカー10年
ブレット.ライ
ワイルドターキー12年
・少し古いウイスキー
お店でお問い合わせ下さい。
以上、こんな所処にて。
次回の月報は6月下旬、夏至の頃になると思います。
擱筆。
2023.04.22
●2022/23.三十九滑目「かぐら」
えー、四月も半ばを過ぎ、私めの「スキーマッド」な日々も最終楽章に突入。
沼田片品/北信/白馬/湯沢里山と、各エリアのスキー場は既に滑り納め。
残すゲレンデは「かぐら」「月山」の2つのみです。
そんな訳で先週4/18(火)は二週間振りの「かぐら詣」。
例に由っての滑走記で御座います。
7:25、この日のカグリスト第一便は約15名。
前夜の雨は上がったものの、ヘヴィ&ヒューミッドな鉛雲が空を覆っています。
うーん、予報だと☀マークだったんだけどなぁ。
8:00、みつまたステーションとーちゃく。
ロープウエイには100人を超える長蛇の列、二便に乗り込みます。
この日はかぐらゴンドラの営業開始が1時間程遅れるとのアナウンス。
始業点検中に何かトラブルがあったらしく。
ロープウエイを降りると、其処は「ノルウェイの森」。
標高1000mのみつまたゲレンデからして白夜のコンデション。
これだと上(かぐらゲレンデ)は「ガス祭り」確定っぽいな…。
雪もノッキングスノーでこそないものの、スキーの走りが極めて悪いコンディション。
雨上がりで汚雪が流され滑走性が良いかと思いきや、雨で汚れが浮き上がっていたと云うオチでした。
かぐらゴンドラが動くまでは、みつまたゲレンデに幽閉。
走らない雪で緩斜面、そしてガス。
うーん、コレは辛い(ツマンナイ…)。
尚、みつまたゲレンデの積雪状況はカナリ深刻。
スキーヤーズライト側に雪が寄せられ、滑走コースを確保。
レフト側にはビスラボが大きく露出している箇所がありました。
ゲレンデとして回せるのはあと1週間弱、下山路の使用もGW中に終わりそうです。
8:45、思ってたより早くゴンドラ復旧。
「ガス抜けてくれよ~」と念じつつ、かぐらエリアに向かいますが、
9:05、やっぱりガス祭。
湿度と密度の濃い、腰の重そうなヘヴィガス。
ゴンドラ駅舎から1高に向かうのも一苦労な濃霧でした。
メインゲレンデのトップでは青空さえ覗いています。
上と下では「全く別の天気」、此処まで極端なのも珍しい。
そして「超絶STOP雪」のお出迎え。
昨夜降った湿雪が1~2㎝トッピング、まるでムースの様なウェットスノー。
この時期は下手に雪降られた方が、板走んなくて困るのです…。
しかも殺人ピステン。
うーん、かぐらの圧雪クオリティは今年も健在…。
1高回し2本目。
ゲレンデトップは上空の雲が引き、突き抜ける様な青空に。
南西~南東方面には壮大な雲海が広がっていました。
今日の雲海は広くて深いっ!!。
大自然の織り成すネイチャーアート。
ゲストの皆さんも足を止め、スマホ片手にパシャパシャ📷撮影タイム。
でも真ん中から下はコレ。
ホワイトアウト寸前の濃霧+ノッキングスノーの極悪コラボ。
斜面変化と殺人圧雪に対応するのが精一杯です。
「うーん、何も楽しく無い…」。
9:50、やっとミドル部のガスが引いてきました。
デラ入ったラインを選んで、早々にコブ入り。
トラップ圧雪とストップ雪のオンピステは滑っててストレス溜まるだけです。
それにしても今日の雲海は見事。
「広さ」「厚さ」「奥行き」、何れも今シーズンベストの雲海原。
谷川連峰も上越国境稜線も越後三山も雲の中、魚沼盆地は雲の下です。
澄んだ青空の下、荘厳に重なるストラタスのグラデーション。
かぐら歴は結構長い私めですが、これ程ビックスケールの雲海に遭遇したのは初めて。
雲のPowderを滑って行けば、220km先の月山まで辿り着けそう(←バカ)。
10:20、メインゲレンデのガスは完全に引きました。
さーて、本腰入れてコブ遊び。
暫くはメインゲレンデ~モーグルバーンのコブを主戦に取ります。
今日のモーグルバーンもコブの按配Good。
10:50、気付けば青空広がる春スキー日和に。
でもって気温も5~6℃に上昇、湿度が高いのでそれ以上に暑く感じます。
20分程小レスト入れてレイヤー調整。
休憩明けは河岸替え、パノラマのコブへ。
斜度/掘れ/リズム共に楽チン、縦に攻めるにイイ按配のラインです。
メインゲレンデのコブは次第に掘れて来ました。
入りのパートは受けコブっぽいも、まだ吸収出来るレベル。
約2時間のコブ回しを終えランチタイム。
午後はジャイアントに向かおうかな~、なんて思ってたら…。
13ː00、朝イチの「デジャ.ヴ」…。
流れて来た濃霧が再度メインゲレンデに滞留。
今度は引く気配の感じられないheavy-fogです。
ガスガスフルフル♪ ガスワンダフル♬
ランチを取りつつ30分程様子を見ますが、視界良化の見込みは無し。
予定より2時間早めの撤収、アクティビティ終了でーす。
13:30、ゴン下。
ストップ雪で視界不良のゴンドラコース。
4kmの緩斜面を漕いで下りるのは「罰ゲーム」以外の何物でもありません。
みつまたゲレンデまで下りるとガスは薄まっていましたが、ビスラボと地雷の露出する緩斜面を滑っても得るモノ無し。
そのままロープウエイで下山、撤収と致しました。
さーて、帰ってオシゴトです。
白馬に較べりゃマシなものの、矢張りかぐらも今シーズン雪不足。
5月21日までは持ちそうに無く、滑りに来るのもあと2~3回かなぁ。
おしまい。
●Please help yourself
えー、四月に入っても毎日毎日「スキー話」ばかりの弊ブログ。
たま~にお店のインフォがあっても、定休日(臨休日)の案内程度。
「酒場の二次元日誌」的役割を全く果たしておりません。
そんな訳で本日は珍しくお店のオハナシ。
昨日から店先で青空(夜空)市場を開催しております。
空箱フェア(FREE)、開催中。
仕事柄、如何しても溜まってくるのがウイスキーなどの空箱。
お店としてはゴミ扱いで捨てているのですが、中には欲しい方も居るらしく。
そんな訳で「ご自由にお持ち帰りください」やってるのでした。
尚、在庫(?)が無くなり次第終了、あと雨が続くと取り止めとなります。
※4/23追記、意外と順調に減ってます。
※4/25追記、結構な勢いでハケており、GW前にはイベント(?)終了します。
※4/28追記、イベント終了、空箱26ケの殆どをお持ち帰り頂きました。
2023.04.21
●2022/23.三十八滑目「五竜&47.FINAL」 後篇
えー、先週4/10(月)~11(火)のスノーライフは「第十一次白馬遠征」2days。
2022/23WINTER&SPRING、五竜&47での最終滑で御座います。
過去三冬を雪山籠りした所縁の深いゲレンデとも、来シーズンまでお別れ。
そんな訳での「THE FINAL」、4月11日の五竜滑走記.後篇です。
11:40、Line-Cより見返るR1と白馬村。
47でのラスト1本を終え最後の乗車、お決まりの構図もこれで撮り納め。
南沢ノ頭の1本ブナともサヨウナラ。
Line-Cさん、今季もお世話になりました。
47一番人気のPhotoスポット、南沢ノ頭から望む五龍岳。
この雄大な景色も、これで見納めの撮り納め。
Line-Eを乗り継いで五竜グランプリに戻ります。
Line-Eの降車場から望む武田菱。
サヨナラヨンナナ、また来シーズンね。
11ː55、2時間振りに戻って来たグランプリは「超絶ストップ雪」。
妖怪イタツカミが跳梁跋扈、板が全く走りませーん⤵。
「悪雪と戯れ」「コブと遊ぶ」アクティビティを続けてた昨日今日。
この時点で蓄積疲労がレッドゾーン、身体がミシミシと軋み出して来ました。
お腹も空いて来たし、早めのランチレストに向かいます。
12ː05、今シーズン最後のアル1乗車。
線下にはとおみゲレンデより移設して来た「GORYU PARK」。
2日続けての快晴で融雪も加速度進行、アイテムの維持が難しい気象コンディション。
デラ掛けて硫安撒いてのメンテナンス、ディガーさんも大忙しです。
お昼ご飯は「アル4テラス」で。
ハイシーズンにこんな事やったら大目玉、リフ券没収されて退場です。
溜まった疲労を少しでも抜こうと、ストレッチを交えて必死の休憩(笑)。
キッチリ1時間休んだお陰か、腰や広背筋のダメージも大分回復しました。
13ː10、戦線復帰。
テクニカルのコブはセンター右寄りのライン。
線下のコブバーンは右から2本目のバンクライン。
午後はコブ遊びがメイン…つーか整地は「ザブザブ」「グサグサ」の雪砂浜。
しかもブレーキ利き捲りのノッキングスノー、危険な上に疲れるだけです。
結果、コブ回してる方が全然楽なのでした。
因みにアル3の主からの情報だと、日中グランプリの気温は19℃。
コブ滑タイムはミドラー不要、ロンT1枚でも暑く感じる天候でした。
14ː50、やっと妖怪退散。
微風が立ち、軽くウインドクラスト入ったバーンは漸く板の走るコンディションに。
ラスト5本はコブを離れ、アル2側のポールセット跡をミドル~ロング回し。
やっぱりグランプリの〆は「大回り」じゃないとね。
バキバキ/ガタボコ/ザブザブの複合型商業施設な極悪バーンと戦う事40分。
気付けば時計は「シンデレラタイム」を指していました。
15:25、ラストランの前、ゲレンデトップの木霊に御挨拶。
このダケカンバはグランプリの神業圧雪を支える「影の立役者」。
圧雪車のアンカーで、ウインチのフックワイヤーが設置されています。
「ダケカンバさん、来シーズンも頑張ってね♪」
抹茶色どんどんの白馬村に向かってLanding。
ハード&テクニカルなコンディションでしたが、ギリギリ及第点の滑り。
最後の1本がウダウダだとスッキリ締まりませんからね。
「It's over, after all…」
今シーズンの五竜滑も実質これで終了。
最後の1本を滑り終え、アル3乗車。
ダイナミック~ウッディ~とおみゲレンデはとっくの昔にクローズ。
帰路はゴンドラ下山、リフト乗ってキャビン駅に向かわないといけません。
2022/23シーズン最後のアル3乗車、搬器№は68番。
一日平均25~28本は回している「My-Lift」。
25日×7分半でざっと計算すると、乗車時間は80時間オーバー。
アル3のチェア上で「3日半」を過ごした一冬でした。
15:40、白馬…そして五竜終戦。
「あーあ、終わっちゃった…」。
エスカル桜坂のエドヒガンも見頃が近づいています。
「愛は今も愛のままで♬」
エスカルプラザのデッキには人影無し。
この時期は只でさえ少ないゲストの入り、しかもその殆どがロコ民が車での来場。
駐車場と逆方向のエスカルプラザには立ち寄る人は居ないのでした。
と、こんな感じの「五竜&47.ファイナル」二部作。
今冬の白馬遠征はこれで最後ですが、私めのスノーマッドな日々はまだまだ継続中。
今月からは主戦場を「かぐら」「月山」に移し、コブ遊びも本格化。
2022/23シーズンのスキーマッドな日々も、残す所処あと一ヶ月半です。
おしまい。
2023.04.20
●2022/23.三十八滑目「五竜&47.FINAL」 前篇
えー、先週4月11日は「第十一次白馬遠征」二日目の滑走記。
2022/23WINTER&SPRING、白馬五竜での最終滑で御座います。
何処のスキー場であっても「シーズン最後」の滑走日ってのは必ず訪れます。
それが足繫く通ったゲレンデである程、ぺーソスな心持ちがするもの。
特に五竜&47は、嘗て三度の冬を過ごした馴染みのスキー場。
今でも断トツの「ホームゲレンデ」、思い入れも一入なのでした。
そんな訳で今シーズン26日目のアクティビティとなる「五竜ファイナル」。
惜別と感慨の念を込めてのSNOW-LIFEになりまする。
6:40、天狗尾根を背景に雪見桜。
神城と飯森のエドヒガンはチラホラ咲き~三分程度の開花状況。
雪国に綻び始めた桜を眺めつつ、ゲレンデへと向かいます。
6:50、人っ子一人居ないとおみゲレンデ前。
白馬エリアで断トツの入り込み客数を誇る五竜&47も、流石に4月は客足激減。
都市部からの夜行バスも営業を終了し、学生さん等のツアー客も姿を消しました。
それに伴い、ゲレンデ周辺のレンタル/フードショップも閉店しています。
エスカルプラザもハイシーズンの賑わいが嘘の様な静けさ。
4/3より営業時間は春シーズン仕様に変更(24時間営業→8~17時のオープン)。
この時間は未だ閉まってます。
五竜スキー場の住み込みクルーは、基本的に3月末で任期満了。
ゲストもスタッフも、目に見えて(目に見えず)人の姿が減っている朝でした。
6:55、最後の朝も特捜最前線。
今シーズンの26日目の五竜滑、何時もの様に朝イチキャビン待機。
キャビン駅舎前には春の風物。
硫安と汚雪を洗うシャワーが設置。
とおみゲレンデの圧雪車も今季の営業終了。
早朝の通時圧雪に加え、ハイシーズン中は毎日ナイター前の圧雪。
多分、日本で一番酷使されているピステンプーリーです。
これは「春の気配」と云うより「シーズンオフの気配」。
パトさん詰所には撤収されたゲレンデ設営物。
ポールにネットに案内板に注意(警告)板が山積みになっています。
既にクローズされた下山コース/とおみゲレンデ、それに神城ゲレンデの分ですね。
8:15、今シーズン「ラス2」のキャビン乗車。
あとは7時間後にコレ乗って「ゴン下」=今季の白馬終了です。
8:25「業務連絡、トップ7番」。
おっ、搬器№は「ラッキー7」、何かイイ事有るかな?。
今季26日目の五竜滑は、25日目の朝イチグランプリ(うち1日は強風で終日運休)。
そして今季15度目のアル3一番乗り、このルーティンもこれが最後。
これが最後。
4月としては稀に見るクリアな山景展望に恵まれた昨日とは一変。
4月の朝らしく、春霞と黄砂に覆われたファジーなパノラマが広がっていました。
Landing。
「ザクッ」と深い緩ザラメの一枚バーンは、見事なフラットコンディション。
ピステン利いてる分にはしっかり踏める下地で、表雪も然程動きません。
オープニングの3本(まで)は、ルーズなロングターンで気持ち良く回せました。
アル3降車場の大町側はスゴい事になっています。
昨日土が出てた箇所を圧雪の際に雪寄せ、荒っぽい雪塊で「盛られて」いました。
「極上ザラメ」の美味しい時間は30分と持たず。
カービングシュプールで削られバーンは早々にザク化、そしてザブ化。
脆く不安定な足場のナチュラルバーンとなって行きました。
9:20、そーなると狙うのはポールセットのサイドライン。
セパレートの境目は荒れ進行が遅く、下地の捉えられるレベル。
雪面(雪中?)コンタクトも安定、ショートターンなら快適に回せました。
何より左側だけ気を付けていれば、他の滑走者とのライン交叉もありません。
しかしこのラインもプライムタイム終了。
以降、何処を滑っても重層ザラメの砂浜化したコンディションに。
10:00、小休止。
重雪/深雪/軟雪の「雪面抵抗.見本市」みたいなヘヴィスノー。
広背筋と腰への負荷が大きく、適度に休憩挟まないと身体が持ちません。
1時間半グランプリを回して、47に向かいました。
10:15、R1も同様のコンデション。
流石にこの時期ともなると、北向き斜面の恩恵は何も無し。
スキーヤーズライトに土が出ている中盤以降はコース幅も狭化。
荒れ進行も酷くなっていました。
R3の「MONSTER-BUMP」に突入。
中盤までは何とか戦えるも、折れてからの最大傾斜部では玉砕。
そんな悪戦苦滑を冷ややかに見下ろす武田さん。
「お主、まだまだ修行が足りんのぉ」。
1130、今季47のラス滑はR1。
2022/23シーズン「ヨンナナFINAL」、感謝の念を込めての1本。
LineCを5本回してグランプリに帰投、最後の日も残り4時間です。
つづく。
2023.04.19
●「一夜山」登頂記
えー、先週は「第十一次白馬遠征」にて今シーズンの「白馬FINAL」。
4/10~11の五竜&47、2Daysで御座います。
初日のアクティビティを終えた16時過ぎ。
最後の白馬遠征なので、お風呂は「いいもり.十郎の湯♨」で湯治納め。
ゲレンデから山を一つ踏んで縦走(笑)、飯森の里に向かう事に致しました。
エスカルプラザ前のシャトルバス発着場。
今季のシャトルバス運行は4/2で終了。
ハイシーズンの賑わいが嘘の様な静けさです。
駐車場の右手には懐かしい建物。
2015/16と2016/17シーズン、過去二冬を過ごしたスタッフ寮です。
16:25、給水タンクと低圧盤の奥に登山口。
よーし、山登るぞー。
登山口から5分程度で山頂、一夜山踏破(笑)。
「851m」つってもエスカルプラザの標高が約810m、僅か40mの比高です。
一夜山に就いては過去ログ参照の事。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/03/post-3dce66.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/03/post-215e65.html
山頂からも勾配の緩い細尾根が続き〼。
上った分の3倍くらい下ると、
16:40、登山口に出ます。
降りてきたのは飯森旅館街の西端、十郎の湯のちょい手前。
以上、約1km/15分の「一夜山縦走」でした(笑)。
十郎の湯とーちゃく。
春スキー時期の平日、訪れている湯治客は地元の方々がチラホラ。
スキー/スノボ帰りのゲストは一人も居ませんでした。
温泉上がりし後は湯冷ましがてら、飯森~神城の村里を桜狩り。
喉が渇いた頃に高橋家さんで打ち上げのオツカレ麦酒。
アフタースキーの楽しみ方もすっかりと春仕様でした、とさ。
2023.04.18
●地蔵詣
えー、先週の月~火曜日は第十一次白馬遠征、「五竜&47」2days。
そして今シーズン最後となる、白馬でのスノーライフです。
初日(4/10)の白馬は気温こそ高いものの、ハイシーズンを思わせる清澄な大気。
クリアなパノラマ展望が広がる、絶好の「お地蔵さん日和」です。
そんな訳でランチタイムは今シーズン初の「地蔵詣」。
遅蒔き乍ら五竜の道祖神へ御挨拶に向かったのでした。
12:20、アル1に乗ってアルプス平のゲレンテトップへ向かいます。
12:30、地蔵の肩。
此処でスキーを外し登坂、緩々の雪を「ズボズボ」とハイクアップ。
硬いスキーブーツ+不安定な足場+急斜面、結構疲れるツボ足行軍。
ブッシュを搔き分け、1673P/地蔵ノ頭へ。
例年なら未だ積雪の下に埋もれている小樹も、すっかりと頭を擡げてます。
ホント、今冬は雪少ないなぁ…。
地蔵ノ頭/地蔵ケルンとーちゃく。
この日は4月としては珍しく清澄な大気。
春霞や黄砂のカーテンが掛かる事も無く、クリアな山景Viewに恵まれた一日でした。
そんな訳で以下「ヤマコレ集」。
白馬連峰~信越国境稜線~上信国境稜線のスーパーパノラマで御座います。
遠見尾根越しに望む五龍岳。
登山口の残雪は殆ど切れ、岩場がすっかり出ちゃってます。
八方尾根越しに、白馬連峰の山々。
左より白馬三山(鑓.杓子.白馬)~小蓮華~船越ノ頭~白乗。
パノラマコースの向こうには頚城の山々。
左より雨飾~焼~火打~妙高。
四阿山と浅間山。
やっぱり地蔵に来るのは、晴れた日に限るなぁ♬。
続いて頚城~戸隠~飯綱の名山群をズームPhotoで。
頚城山塊の西端にて、標高以上の人気と存在感を示す雨飾山。
稜線左の奥向こうには鋸岳~鬼ノ面山~頚城駒ヶ岳と連なる海谷山塊。
天狗原山を前衛に頚城三山の一、焼山。
左奥には登山路を有しない海谷渓谷の秘境、昼闇山。
同じく頚城三山の一、火打山。
嫋やかな稜線で雪付きが良く、白妙の美しい山容を誇ります。
左に黒沢岳を従え、頚城の盟主.妙高山。
中央火口丘の溶岩ドームが最高峰の南峰。
三日月型に取り巻くカルデラの外輪山西側が三田原山。
戸隠裏山群。
左に乙妻山.右に戸隠連峰最高峰の高妻山、稜線下り右端に五地蔵山。
昨秋、トレランで踏破した山々です。
険峻絶壁の連なる戸隠屏風。
中央が戸隠山を主とする表山群、左は本院岳~西岳~弁慶岳と続くバリルート。
戸隠とは山容一変、穏やかな山並みの飯綱連峰。
左の高デッキ山から瑪瑙山~霊仙寺山、右手の双耳法が主峰の飯縄北峰と南峰。
手前の戸隠スキー場には残雪のカケラも無し。
飯縄山の彼方にはテーブルマウンテン苗場山、左の鋭敏な頂は鳥甲山。
戸隠西岳/一夜山の向こうには毛無山(野沢温泉)の稜線。
更に奥には真っ白に冠雪した越後三山、多分左が越駒で右が中ノ岳。
五竜から苗場山は80㎞、越後三山は120㎞の遥か彼方。
特に後者は湿度の低い晴日じゃないと望む事は叶わないのです。
春晴れの下、絶景パノラマを眺めつつのピクニックランチ。
深くて重くて緩いザブザブの春雪バーンか、若しくはコブの二択滑走。
滑りっ放しじゃ身体が持たず、1時間程のーんびりとロングレスト。
こー云うユルいアクティビティは春スキーならではです。
13:00、さて、ボチボチと戦線復帰しますか。
目の前を遮るブッシュも、本来この時期は深雪の下。
例年に較べ1.5mは雪融けの早いシーズンです。
おっと、アクティビティ再開の前に「御約束」のPhotoをカメラに収めないと。
後ろに回って「額縁八ヶ岳」。
ゆっくり休んで腰と広背筋の疲労も多少回復。
ザブザブ雪と遊び、コブと戯れ、クラストバーンを蹴散らす午後でしたとさ。
おしまいのつづく。
2023.04.17
●「シーズンエンドの足音」「シーズンインの足音」
えー、本日は月曜日にて定休日の瓦礫坂のバァ。
スキーシーズン中、オシゴトオヤスミの日には「スキーライフ一択」。
でもってこの時期になるとDAYユーズのゲレンデは「かぐら一択」。
今日も朝から「湯沢行脚」「神楽詣」に向かう筈、でしたが…。
スノキャスさんの予報によると、今日のかぐらは「春荒れ」の気象コンデション。
ガスで視界不良、強風でバーンはウインドパック。
しかも中途半端に湿雪が降り、滑走性も良くなさそうです。
そんな天候を考慮して予定変更、かぐら詣は水曜日に先送り。
昨年12/12のシーズンイン以降、初めて「スキーをしない休日」となりました。
オフ日に終日自宅(東京)に居るのは4ヶ月振り。
序でに滑走日が6日以上空くのも今季初めてです。
と云う訳で本日のアクティビティは「滑る」では無く「走る」。
来月の軽井沢ハーフ/山中湖ロードに向けて、走れる身体作りの突貫工事です。
環七~井の頭通りを経て代々木公園へ。
スキーシーズン中はランライフ休眠、月間の走り込みは40~50㎞程度。
滑走翌日の疲労抜きジョッグばかりで、追い込んだトレーニングは皆無。
20㎞以上の距離走するのは4ヶ月振り、足も心肺もすっかりヘタっております。
今日のメニューは㎞/5:10~20設定の2時間LSD。
スピードは二の次、取敢えず長距離を走れる足作りとフォームチェックから着手です。
しかしこのレベルの緩い距離走でも、後半結構堪えました。
まぁマラソンライフを再開する4月の出来は毎年こんなもの。
来月に向けてどれだけ「付け焼刃」が砥げるか、てな所処ですかね。
園内のハナミズキ。
「嗚呼、新緑の若葉に季節外れの雪が積もってるみたい…(←バカ)」。
てな感じのお久し振りな「東京の休日」。
スキーシーズンとマラソンシーズンの端境で、それぞれのOUTとINが交叉。
今季のスキーライフな日々、ゲレンデに立つのもあと10日~12日くらいです。
2023.04.16
●今週の【4/17(月)】定休日
えー、スキーシーズン中の定休日は「雪曜日」。
要するに「不定休」となっている、武蔵野口の場末ののバァで御座います。
しかし今シーズンは近年稀に見る暖冬小雪。
ウチの定休日も少し早めのシーズンオフ.シフトに移行しました。
・定休日は月曜日に固定
・それ以外に月×2日程度の臨時休業
そんな訳で明日4/17(月)は定休日となりますので御了承の程を。
2023.04.15
●2022/23.三十七滑目「五竜&47」
えー、今週4/10(月)~11(火)は二週間振りの白馬遠征。
今季11回目となる白馬雪旅はホームゲレンデ「五竜&47」で滑って参りました。
例年なら4月も2~3回は訪れる白馬。
しかし今季は悪夢の小雪暖冬、史上最悪レベルの雪融けの早さ。
更に翌週からは大量の黄砂到来+本降りの雨が続くとの天気予報です。
そんなゲレンデ状況を考えて、今回で「ラスト」の遠征とする事に致しました。
と云う訳で過去4冬を住み込みで過ごした白馬とも暫しのお別れ。
2022/23WINTER&SPRING「五竜FINAL」2Daysで御座います。
8:05、五竜とーちゃく。
二週間振りに訪れたとおみゲレンデは、まるでゴールデンウイークの風景。
冬の面影は「ほんの欠片」しか残っていません。
前回の遠征(3/27~28)はギリギリ滑れたんだけどなぁ…。
8:20、キャビン乗車。
「白馬晴れー」の「HAKUBAVALLEY」、ボンベイサファイアの青空がお出迎え。
キャビンの車窓からこの風景を眺めるのも、今日と明日が最後です。
8:30、グランプリ到着/アル3乗車。
グランプリは思っていたより雪量豊富、土も殆ど出ていません。
少量とは云え一昨日の降雪が利いているのか、汚れの少ない「白い雪」でした。
背後に広がる上信国境のパノラマ。
「春霞無し」「黄砂無し」、4月上旬としては稀有な山景眺望。
志賀高原~四阿山~浅間山~八ヶ岳~美ヶ原~南アルプスの山々がクリアに見晴らせました。
早朝のグランプリは約4℃、陽射しは強いものの比較的涼しい気候。
春のザク雪ピステンは瞬く間に荒れて参りました。
ハンマーヘッドシーロイヤー (デスペラードシュモクザメ)。
ヤワ雪に深いカービング弧を刻んでいるのは、本日お休みのアル3の主。
7本回して賞味期限を終えたグランプリを撤収、47に向かいます。
9:25、パノラマコースより望む信越国境のパノラマ。
ホント、今日はハイシーズン並みの山景日和。
180度フルスクリーンのワイドviewがクリアに広がっています。
R2は抜群のコンデション。
急斜面が嫌われてか回すゲストは僅か、荒れの無いフラットバーンです。
春シーズンに入り雪不足が顕著化、R2は土/日/月のみのコースメンテ。
圧雪バーンのR2を滑るのは今季この日が最後です。
2本目はR1へ。
ザブザブのグサグサですが辛うじて下地の捉えられるコンディション。
前半ルーズ/後半エッジングで落差を取ったターンなら回せます。
しかしこの重荒雪は広背筋と腰に堪える…。
R1のミドル部にはスキーヤーズライト側に土が出始めています。
分岐の立体交差は御覧の様に半分生きている状態。
ココが切れちゃうと生命線のラインCが使えず、必死の雪寄せでコースを維持しています。
10:25、R1のボトムパート(下山コース)へ。
スキーヤーズライトは土が侵食し出していますが、まだ回せるレベル。
三枚目は荒れ微小の快適なザラメバーン。
しかしユークリッド前で完全に雪が切れ、ゴンドラへは板外しての徒歩移動。
雪が繋がっていたらあと何本か回したいと思わせるコンデションでした。
Line-8乗車。
47ゴンドラに乗るのは今季これが最後となりました。
10:50、春のヨンナナと云えば「R3」。
八方黒菱/兎平と並ぶ、白馬名うてのMONSTER-BUMPS。
入りのパートは緩斜面~中斜面に推移、何とかアタック出来ますが、
急斜が故にコブも削れ、縦長の浅いライン。
斜滑入れて「下りてくる」のがやっとでした。
11:25、五竜サイドに帰投。
パノラマのパノラマ、今度は横メの構図で📷パシャリ。
グランプリは妖怪跋扈のノッキングスノー。
全面「STOP安」のブレーキ雪となっていました。
12:30、今シーズン最初で最後の地蔵詣。
お昼は地蔵ノ頭でピクニックランチ、のんびりと長っちりの休憩。
こー云う「緩~い」楽しみ方は春スキーならではです。
13:30、アクティビティ再開。
超絶ノッキングスノーは良化の見込み無し、ザブザブの上にブレーキの掛かる極悪コンディション。
グランプリのワイドバーンを回すゲストは皆無でした。
15時を回ると少し気温が下がり、「パリッ」としたフィルムクラストに。
妖怪イタツカミも姿を消し、やっとスキーの走るコンデションになって来ました。
「ザブザブ」「ガタボコ」のナチュラルバーン。
フィジカルを目一杯に使う力馬場、体力的にはコブ滑ってる方が全然楽。
ハードなコンディションですが、コレはコレで楽しい。
ラスト1時間はグランプリをミドル~ロングターン回し。
比較的荒れ具合のマシなアル2側をラインに取り、雪飛沫を蹴散らしてのパワースキー。
法面を使った地形遊びも楽しめました。
15:55、ラスト1本。
明日は帰途の都合で15時半撤収、この時間はもうゲレンデアウトしています。
そんな訳でラスイチのグランプリを滑るのはこの日が今シーズン最後。
そー思うと何だか切ないなぁ…。
この日は「アフタースキーの部」も結構充実。
「一夜山登頂(笑)」「十郎の湯♨で湯治」「飯森民宿街を桜狩り」。
でもって一日の〆、コチラでオツカレ麦酒麺を飲るのもこの日が最後なのでした。
と、今シーズン25日目の五竜滑、明日は愈々「THE FINAL」です。
つづく。
2023.04.13
●白馬村「桜狩り」
えー、今週4/10(月)~11(火)の雪旅は「第十一次白馬遠征」。
そして2022/23シーズン最後となる「五竜&47」でのスキーライフです。
例年なら4月も2~3回は訪れる筈の白馬、しかし今季は史上稀に見る小雪暖冬。
五竜も八方もゲレンテトップの一部を除き「詰み」間近な状況です。
ゲレンデコンデションを考えて、今回で「ラスト」の遠征とする事に致しました。
そんな異常気象の影響から、白馬の桜は例年より10日~2週間程早い開花進捗。
4月上旬と云うのにボチボチと見頃の桜樹も見られ始めました。
と云う訳でスキーライフの前後に白馬村.神城飯森を「桜見分」。
以下、テケトーなスナップ集で御座います。
白馬に向かう大糸線の途次、大町駅の桜並木。
安曇野から大町に掛けて、車窓から眺める桜は満開の花見頃。
仁科三湖~白馬村と北上するに従い、三~五分咲きの風景に変わって行きました。
初日のアクティビティ終了。
十郎の湯♨上がりに飯森の里をぷらぷら散策。
二日目のアクティビティを終え、エスカルプラザの桜坂を一写。
この二日間は初夏並みの快晴、白馬の桜も一気に開花が進んで参りました。
東下の帰途に着く前に、飯田神明社さんへ参詣。
境内の桜も花弁が芽吹き出しました。
春は汽車に乗って。
神城駅の桜を愛でつつ、大糸線の下り列車が来るのを待ちます。
サヨナラ白馬、また来シーズンね。
今回遠征の桜Photo、一等賞はコレ。
南大町駅にて、桜花の樹間より望む鹿島鑓。
と、こんな感じの白馬村、桜狩り。
尤も最初と最後は「白馬」じゃ無く「大町」の桜でしたけどね。
おしまい。
2023.04.12
●2022/23.三十六滑目「神立」
えー、少しエントリー遅れましたが先週木曜日(4/6)のスノーライフ。
前夜(当夜)にオシゴト終えた後、始発の上越新幹線に乗り越後湯沢へ。
夕方には帰東、そのままお店入りして看板出し。
今シーズンも時折やっている、基地外じみた日帰りスキー強行軍で御座います。
向かったゲレンテは2005/06シーズン以来となる「神立」。
正直云ってハイシーズンに滑るには規模/コースレベル共にスペック不足。
でもコブは豊富みたいだし「春シーズンならイイか」なんて思い付きでの遠征。
17年振りとなる来訪となりました。
そんな訳でお久し鰤な「神立高原」 「パインリッジリゾート神立」。
否々、マックアースさんのお陰でV字復活した「神立スノーリゾート」滑走記です。
湯沢駅東口のシャトルバス乗り車。
私め湯沢エリアの主戦ゲレンデ、石打丸山と同じ発着場。
尚、この日はGALAが強風の為に休業。
JR SKISKIのツアーゲストは神立に代替輸送の案内が出ていました。
「あ、そー云えば思い出した」。
17年前に神立来たのは、GALA強風休業の代替ゲレンデだったっけ。
8:15、KSR GROUND BASEとーちゃく。
マックアースさんの経営になってから始めての来訪。
スキーセンターは随分オサレな外観に生まれ変わっていました。
つーか、以前の建物は「ボロかった」以外、殆ど記憶に残ってません…。
3階はレンタル、しかもエレベーター付。
3階建てのセンターハウスは各種施設の動線配置も見事。
特に混雑のボトルネックとなるレンタルを最上階に置いたのは慧眼です。
これなら「手ぶらでスキー/スノボの方々」もストレスレス。
利便性/機能性と云う点ではGALA湯沢に匹敵する日帰り施設でした。
センターハウスの目の前にはAリフト。
ベースからゲレンテに向かう登行リフト的役割。
しかしこの時点で天気予報外の想定外、ポツポツと細雨が濡って参りました。
まぁ本降りになりそうな気配は無し、暫くすると止んでくれるでしょう。
8:35、Cリフト乗車。
春シーズンになってEリフトは営業終了、実質回すリフトはこの1本だけです。
眼下に望むペガサス。
スロープ一面を覆う「茶色い雪」。
後程、この汚雪には散々苦しめらる事になるのです(後述)…。
オープニングRUNはシリウスとペガサスを各2本。
放射冷却で締まったバーン、板は良く走るもののやや叩かれ気味な硬ザラメ。
それでもガリガリのアイシーコンデションでは無く、エッジグリップは利きました。
小雪冬の春シーズンなので、荒れた圧雪なのは仕方nothing。
9:15、早々にレグルスのコブバーンに向かいますが…。
斜度は大した事無いのですが凹凸の浅い擂鉢形状、コブと云うより「単なるミゾ」。
コブ頭の削られたシャローバンクは却ってスピードコントロールが難しい。
個人的には苦手とするタイプのコブラインてした。
ポルックスのコブラインも同様。
緩斜面のコブなのに結構手こずります。
雨は相変わらず降ったり止んだり、コブ滑の調子はイマイチ。
うーむ、どーもモチベーション上がってこないな…。
だったらペルセウス。
上記2コースに較べ斜度は増しますが、コブの形状/リズム共にグッド。
こっちの方が攻め易いので、暫くはペルセウス回しです。
9:20、休憩がてらにBリフト。
神立のメインコース、ポルックスに掛かるリフト。
緩斜面の一枚バーンは地表露出が激しくアミダくじみたいなコンデション。
所々に石コロ地雷も散見、結局乗ったのはこの1回切りでした。
ポルックス.トップより。
曇り空の割に山景展望はまずまず、飯士山と上越国境稜線がクリアに望めました。
9:40、どーやら完全に雨上がり、空には青空が覗き始めました。
10:20、みるみるうちに天候は回復基調。
此処で一回目の休憩…、つーか板のメンテを入れざるを得ない状況に。
春スキー名物「ヤニ」…。
茶色い汚雪にはスギの花粉や樹脂、それに黄砂がたっぷり。
タールの様なヤニがソールにこびり付き、滑走性ゼロのノッキング状態です。
しかしスクレーパー持って来てないし「うーん如何しよう…」。
そんな訳でリフト券のICカードをスクレーパーに使う苦肉の策。
軽くスクレーピングしただけで大量のヤニが収穫(?)出来ました。
アクティビティ再開。
引き続きペルセウス中心のローテーション。
11:50、すっかりと春晴れの陽気になりました。
しかし2回目のピットイン。
でもってヤニ取り。
縁石の角には収穫したヤニ(スキー1本分)。
折角なのでこっちも収穫します。
ミッドベース周辺はフキノトウの大群落、芽吹いたばかりの食べ頃も多数。
摘んだフキノトウは蕗味噌とピクルスにして美味しく頂きました。
12:20、リスタートは少しコブを抑え目にしたコースチョイス。
ペルセウス下部/Eリフト沿いのコブへ。
流石に一日中コブ回しは無理、適度に整地入れないと身体が持ちません。
# KSR。
神立のPhotoスポット、折角なので撮っとかなきゃね。
ペルセウスより望む飯士山。
何時もは東方面(石打/GALA/かぐら)から望む事の多い飯士山。
南側から眺める機会は稀で、何だか新鮮に感じられました。
レグルスのコブも午後には良い形状に。
真ん中の2本がイイ按配。
ポルックスのコブは1本追加。
新しく出来たラインはスキーヤーズライト側、リズム/ピッチ共に手頃で快適。
ラスト1時間はレグルス~ポルックスをコブ専。
シャトルバスと新幹線とお仕事の都合、15時過ぎにメインゲレンデを後にしました。
15:15、ポラリス(下山路)下りてアクティビティ終了。
御覧の様なブラウンシュガーSnow、しかも超緩斜面。
板が全く走らず「滑る」と云うより、扱いでばかりの体力コース。
特にボーダーさんはリフト下山した方が賢明です。
15:40、撤収。
さーて、これから東京帰ってオシゴトです(鬱)。
と、こんな感じの「Long time no see!」な神立スノーリゾート.来訪。
モーグルバーンはしっかりと整えられたコブ作り。
コブラインの難度も「初級=ポルックス/中級=レグルス/上級=ペルセウス」とバラエティーに富んでいます。
スタッフさんかゲストかは不存知ですが、コブ溝に現れたブッシュも定期的にリペア。
コブバーンのメンテナンスにも気を配られている様子です。
訪れたのが営業リフトの少ない春シーズンなのでゲレンテ全体の印象に付いては省きますが、春コブの時期にならまた訪れても良いかなと思いました。
おしまい。
2023.04.09
●「月山」始まります
えー、本日は2018年の春~夏にお世話になった職場のオハナシ。
でもって「明日、ゲレンデオープンを迎えるスキー場」のニュースです。
👦一般人A 「ゲレンデオープンって、明日は『4月10日』だよ」。
👩一般人B 「春も本番、雪なんてもう降らないんだけど」。
👨一般人C 「ゲレンデ『クローズ』の間違いでしょ??」。
⛄雪莫迦A 「否々、間違い無く『ゲレンデオープン』のお知らせです」。
「こんな時期」に「こんな話題」を提供してくれるのは、勿論「西川町姥沢」のあそこ。
6~7月までスノーシーズンを続ける雪猿にとって、馴染みの場所で御座います。
国内有数の豪雪地帯が故に、冬季は「雪大杉」の月山。
唯一のインフラである県道114号(月山姥沢線)は冬季期間閉鎖。
降雪の収まる3月下旬に除雪作業を開始、やっとアクセスが可能になるのです。
今年は昨日、志津から姥沢への「雪の回廊」が開通しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/521eac4fd261b42c99eb740a2f464dfdfbfd0106
今年の月山、積雪量は平年よりやや少な目。
それでも今日連絡したら、昨夜の降雪で40㎝積もったとの話でした。
うーん、流石月山…。
そんな訳で「夏スキー」のメッカも愈々オープン。
因みに私めは「助っ人」でGW中フル滞在、5~6月にも何度か出向く予定です。
追記。
※4/8~9に約1.5mの積雪、除雪作業か間に合わわず4/10はペアリフト運休。
1日遅れの4/11にスキー場開きしたとの事です。
うーん、恐るべし月山。
2023.04.08
●来週の【4/10(月)~11(火)】定休日
えー、2022/23スキーシーズンも「WINTER」から「SPRING」へ。
雪国山麓の村々も残雪はすっかり消え、今では春の風景。
ゲレンテの積雪も例年以上に薄く、地面やら芝生やらが目立っておりまする。
そんな暖冬小雪の影響もあり、ウチのオヤスミも少し早めの通常(オフシーズン)仕様。
「不定休」改め、「月曜定休+月2程度の臨時休業」と致しました。
てな訳で来週のオヤスミ案内で御座います。
※4月10日(月)~11日(火)は連休となりますので御了承下さい。
月曜定休日に火曜日をくっ付けての連休は、二週間振りの白馬雪旅。
そして今シーズン最後となる白馬遠征に逝って参ります。
2023.04.07
2023.04.06
2023.04.05
●2022/23.三十五滑目「かぐら」
えー、一昨日4/3はオシゴトオヤスミの月曜日。
例に由ってのスノーライフは「新年度の初滑り(笑)」に逝って参りました。
向かったゲレンデは春スキー期、主戦場となる「かぐら」です。
月が替わった今回から、スキーもブーツもウェアもグローブもマテリアルチェンジ。
ALL「春仕様」「コブ仕様」での臨戦態勢です。
そんな訳でのコブ遊び&滑走記になりまする。
7:25、湯沢駅とーちゃく/定点観測。
この日のカグリスト第一便は約30名。
今シーズンは白馬偏重の滑走ローテで、他のエリアはとんと御無沙汰。
2月中旬の石打丸山以来、久し振りの湯沢来訪です。
8:00、みつまたステーション到着。
営業開始前のロープウエイには既に長蛇の列。
足切りギリギリで初発の搬器に乗車出来ました。
澄んだ青空に映える清津の清流。
12月27日以来、約3ヶ月振りとなる「かぐら詣」。
過去2度は何れも曇りや小雨、今季初めてスキー日和に恵まれました。
みつまた1高乗車。
みつまたゲレンデはスルーして、かぐらゲレンデに向かう心算でしたが…。
コンディション良さげなので入ってみます。
フラットに均されたザラメバーンはカチッと締まり、グリップ/板の走り良好。
足慣らしには丁度良い緩斜面、2本回してメインゲレンデに向かいました。
(結果論ですが、もう少しみつまたゲレンデで滑っときゃ良かったかな…)
ゴンドララインより望むかぐらゲレンデ。
右より霧ノ塔~1921P~中央に1984P、その左奥先には神楽ヶ峰が僅かに望めます。
搬器の中でレイヤー調整。
気温は5~6℃、ロンT+ウインドブレーカーの軽装で充分っぽく。
8:50、かぐらメインゲレンデとーちゃく。
楽しそうなコブがびっしり♡。
1高乗車。
メインゲレンデ.スキーヤーズライト側のコブ。
「攻め易く」「簡単過ぎず」、個人的には丁度良い難度のラインです。
メインゲレンデのオンピステ。
一見フラットな圧雪バーンに見えますが…。
やっぱり「かぐらクオリティ⤵…」。
レーン段差、轍跡、クラック、コンベックスにコンケーブ。
劣悪コンデションの見本市みたいなガタボコピステン。
かぐらならではの「スーパーテクニカル圧雪バーン(?)」に仕上げられていました。
春のヤワ雪だから良いものの、若しもアイスバーンのコンデションだったら…、
これは「傷害幇助罪」のレベルです。
滑走デラ掛かるのを待ちつつ回しますが、その前にザクザクと荒れ始め。
6本回して5ロマへ向かいました。
10:05、5ロマ乗車。
背後には越後三山と守門岳が見晴らせるビッグスケールパノラマ。
春霞掛かりクリアな展望では無かったのが残念でした。
先ずは中尾根へGo。
ストップ雪を覚悟してたのですが、意外と板の走りは良好。
気温の割に雪は締まってました。
中尾根.芝ノ下より望む、谷川岳主脈中核部。
右より平標山/仙ノ倉山~万太郎山~オジカ沢ノ頭~谷川岳双耳。
昨秋、3年振りにトレラン走破した主脈縦走のメインパートです。
続いて田代落ち。
ダイレクトに落とし込もうとするも、スロープは横目のトラバース跡で一杯。
凹みに引っ掛かるは板叩かれるはで、余り快適ではありませんでした。
10:35、コブ遊び開始。
メインゲレンデ右端のコブラインから、
中盤のテクニカル分岐。
今季はコブライン増殖、7~8本並んでます。
ボトムのモーグルバーンへ。
今季から鯉のぼり登場(ミニチュア)。
下より見上げるモーグルバーン。
ラインは一通り滑りましたが、比較的与し易いのは左から2本目。
全体的に掘れの深さは許容範囲内の午前中でした。
続いてテクニカル。
テクコブは未だ育成中、二段目と三段目に各2本づつのライン。
これならメインゲレンデのコブを主戦に取った方が面白く、2本回すに止まりました。
11:10、最初の休憩。
春かぐら名物鯉のぼり、遠望には朧に望める越後三山。
春晴れ快晴の青空ですが、気温も上がり過ぎず快適な春スキー日和。
コブ滑も調子良いし、中々快調な4月スノーライフの出だしです。
12:00、パノラマのコブ。
田代湖の撮影目当で、1本だけ回す心算でしたが、
「これが良いっ!」「無茶苦茶良いっ!!」
380m続く一本道ロングコブはリズム/ピッチ共に整ったライン。
斜度はソコソコ、溝もそれ程掘れておらず縦にも攻められます。
以降、メインゲレンデとパノラマをランダムに取るローテーションとなりました。
この日一番、愕然とした風景。
例年この時期は真っ白に冠雪、深雪を湛える平標山と仙ノ倉山。
それが「殆ど雪ありまーん」。
こっちもに愕然、巻機山も雪少ない。
地表露出の目立つ山景色は何だか4月下旬みたく…。
白馬に較べりゃまだマシですが、矢張りかぐらも例年より可也の小雪。
GW明けには厳しいコンディションとなりそうです。
13:10、かぐランチ。
ピーカンの春スキー日和はアウトドアでピクニックランチ。
冷えたビール🍺を飲りたい所処も、アクティビティ中なので我慢我慢。
ランチレスト後は主にパノラマ回し。
流石にコブ戦3時間を超えると、背筋と腰の蓄積疲労が表面化。
難度の低いパノコブでも、後ろに乗っちゃう事が屡々でした。
それにしても今日はパノラマ「大当たり」だった♬。
メインゲレンデのコブも結構掘れて来ました。
結局これがかぐらゲレンデ最後の1本。
15:05、メインゲレンデ撤収。
10時半から「コブ専」で回す事18本、遂に広背筋と腰が限界(ピキピキ)。
1高の営業終了まで持たず、30分残しでの引き上げとなりました。
ゴンドラコースをたらたら下山。
そー云えば「非.コブ」のコースを滑るのは5時間振り。
みつまた2ロマの下には美味しそうなコブライン。
縦メで浅くて頃合いの中斜面、疲れた身体に負担の無いレベル。
楽に滑るには絶好のコブ、ポジションや雪面コンタクトも破綻無く滑れました。
此処のコブを5本回して16時、結局最後まで凸凹と戯れてた一日でした。
・天候/晴れ ・日中気温/6~7℃
・ゲレンデ滞在時間/7:41:50 ・滑走時間(リフト乗車時除く)/2:19:50
・滑走距離/54.20 km ・滑走本数/37本 ・高度下降累計10838m
・平均滑走速度/23.3kph ・最高速度/61.0kph
・滑走コース(コブ)
メインゲレンデ~モーグルバーン×11
パノラマ×5
メインゲレンデ~テクニカル×2
ゴンドラライン×5
・滑走コース(オンピステ)
かぐらメインゲレンデ×6
みつまたファミリー×3
ゴンドラライン×1
ゴンドラコース×1
・滑走コース(オフピステ)
5ロマ中尾根×1
5ロマ田代落ち×1
おまけ②、布場ゲレンデのソメイヨシノ。
幾ら暖冬だからと云っても、流石に雪国湯沢の四月初旬。
温泉街の桜は総じて「蕾膨ラム」程度の開花状況でした。
と、こんな感じの「神楽」鼓舞奉納。
明日は「神立ツ丘」でコブ舞いしてきまーす。
おしまい。
2023.04.04
●2022/23.三十四滑目「五竜&47」
えー、丁度一週間前(3/28)は「第十次白馬遠征」、五竜&47二日目の滑走記。
しかし三月と四月の月跨ぎの間に、ゲレンデ状況は大きく様変わりしています。
・下山コースは積雪不足の為にクローズ、帰りはゴン下。
・とおみゲレンデのリフト(スカイ4/とおみ1)は今季の営業終了。
・その他諸々、営業形態はスプリングシーズン仕様に移行。
・47は非圧雪コースが増えるも、未だ全面滑走可
結果的にフルオープン(いいもりを除く)の五竜を滑ったのは、今季この日が最後。
そんな訳で少しおセンチな心持ちでのエントリーで御座います。
6:55、ゲレンテイン/とおみゲレンデは視界の利かない朝。
この日の神城は、里からして春霧の漂うガスガス模様です。
うーん、二日続けて朝イチグランプリは「ガス祭」の悪寒。
この時点でやる気ゲージの針は EMPTY を指していました。
とおみゲレンデの積雪量は薄い所処で10~15㎝、しかも半分は土。
このコンディションで良く圧雪入れられるものだと、感心感服。
8:00、晴れました☀。
僅か1時間の間に極端な空模様推移、流石「山の天気」。
これでヤル気ゲージは大幅アップ、針は FULL を指しました♪。
営業開始前のキャビン駅には250~300名の大行列。
ウィークエンドと見間違うばかりの混雑振りです。
(※注:今日は平日、しかも三月下旬でハイシーズンじゃありません)
岩岳が今季の営業終了、八方が名木山クローズしたのも関係してるのかな。
8:25、この日の朝は三番乗り。
連対外したのは1ヶ月振り(笑)。
昨日はSL、今日はGS。
アル2側では南小Jrがポールセット中。
Landing。
放射冷却のガリガリすら無い温暖な気候、バーンも既に緩み始め。
程良くグリップの利くザラメ雪はシャラシャラと軟らかいタッチです。
エッジングの都度、適度に減速掛かるのでスピードコントロールも容易でした。
但し「極上ザラメ」の時間帯は1時間持たず。
粗目のコーデュロイが削られ、早々にザクッとしたコンデションに。
晴れてはいるものの雲が多く、ノッキングスノーにならないのが救いでした。
9:45、混雑のグランプリを避けて47へ。
R1も同様のコンデション、ザクってはいるものの下地は捉えられました。
コレが良いっ!、想像以上にイイっ!!。
動線の悪さと難しい斜面変化が嫌われてか、このパートを回す人影は無し。
殆ど朝イチ並みのフラットコンディションを保っていました。
嗚呼、ココを単体で回すリフトがあればなぁ…。
47のゲレンテボトム、スキーセンターのユークリッド。
雪の無いエントランスには「これより先、滑走禁止」の看板。
滑ろうと思っても滑れません(笑)。
11:10、グランプリは大盛況。
5本回すもストレスの溜まる混雑振り、もう一度47へ避難。
R1も大分荒れて来ましたが、まだまだ回せるレベル。
今日は朝からショートターンばかりで回してるなぁ。
うーん、チャイニーズクオリティ。
ゴンドラ山頂駅(ミノス)には置きっぱなしのレンタル板の山。
アルパインハウスの入口を塞いじゃってます。
休憩する時はちゃんと板置き場に立て掛けましょうね。
47-PARKでは「COWDAY SLOPE 2023」開催中。
スロープスタイルの国際大会、今日が予選で明日が決勝との事。
12:30、ランチタイムの閑散刻を狙ってグランプリ帰投。
上空には相変わらず雲が多く、直射日光の注ぐ時間は僅か。
春スキーではこれが「良い天気」です。
ターゲットラインはアル2沿い、南小Jrのポールセット撤収跡。
滑走ラインもSL程掘れておらず、フラットコンディションのスロープが残ってます。
そんな訳で暫くはココ回し。
13:15、お昼ご飯&板チェンジ。
今回の遠征で板下ろしの新しい愛機、ディナのマスターズSL。
2日間のテスト滑を終えお役御免、午後はコブ板(BLIZZARD/SRC)に履き替えます。
ディナはオフシーズンチューンならぬプレチューン。
500マイルさんに預けて、来季からのランデ.ヴーを待つのでした。
14ː10、ラスト2時間はコブ遊びがメイン。
テクニカルは左がモーグルライン/右がバンクっぽいライン。
11番鉄塔からのコブライン。
縦長のラインで掘れも程々、ココが一番楽しく攻められました。
午気付けば雲が引き、西日に晒されるレイトアフタヌーン。
ようこそ「日焼けサロン.グランプリ」へ。
線下のコブは右から2本目をチョイス。
今日は楽なコブばかり滑っているのでした。
15ː20、お待ちかねっ、クラストタイムの始まりだよっ!。
硬煎餅を叩き割ってバラ撒いた、ノイジー&ラギッドなコンディション。
滑走音は「ガキガキゴキバキ…」、雪面コンタクトもへったくれもありません。
コブ滑の合間に修行の大回り、中低速なら辛うじて回せるレベルでした。
今回の遠征、五龍岳は殆ど姿を見せず。
この日の午後遅くになって、漸くその雄姿が望める様になりました。
そんな訳で最後は武田菱Photoで〆。
三月の滑り納めとなる一日でしたとさ。
2023.04.03
●今週の【4/3(月)】定休日
えー、スキーシーズン中の定休日は「雪曜日」。
要するに「不定休」となっている、武蔵野口の場末ののバァで御座います。
しかし今シーズンは近年稀に見る暖冬小雪。
私めのホームエリア白馬では、早々にシーズンエンドの足音が聞こえて参りました。
That's why、4月からは「かぐら」をメインに取る、日帰り中心のスノーライフ。
ウチの定休日も少し早めのシーズンオフ.シフトと致します。
・定休日は月曜日に固定
・それ以外に月×2日程度の臨時休業
そんな訳で本日4/3(月)は定休日となりますので御了承の程を。
2023.04.02
●色々なモノ「終了」
えー、先週3/24(月)~25(火)は例に由っての雪旅ライフ。
三月の滑り納めは「第十次白馬遠征」に逝って参りました。
私めのホームゲレンデ、白馬五竜も今日を最後に「スプリングシーズン突入」。
明日(4/3)からは営業形態も春仕様となるのでした。
エスカル↔いいもり↔47を結ぶ、トライアングルシャトルバス。
4月2日を以て今シーズンの運行は終了となります。
私めが次回五竜を訪れるのは4月中旬頃、このシャトルバスも運行していません。
そんな訳で遠征最終日(3/25)、最後の乗車。
極寒の日や濃霧の日には重宝したシャトルバス、今季もお世話になりました。
とおみゲレンデの主戦リフト「スカイ‐4」。
全長880m/標高差172mを約5分で結ぶデチャッタヴル-クワッド。
緩斜面に掛かるリフトと云う事もあり、超高速(14~15㎞)の機動力。
下手なハコ物(ゴンドラ)より早い運行速度を誇ります。
このリフトも4月2日で今季の営業は終了となります。
そんな訳で最後の乗車。
乗車場から見えるスロープは芝と土、まるで春山登行用のリフトみたく。
降車場とーちゃく。
基本的にはメインで回す事の無いとおみゲレンデですが、シーズン初めの基礎トレや悪天時のレイトアフタヌーン、あとサンライズスキーでお世話になりました。
「サヨナラSKY-4、また来シーズンね」。
グランプリからダイナミック~ウッディ~とおみと続く下山コース。
多分今週末、持って来週末まででしょう (※3/31でクローズとなりました)。
今シーズン最後の記念、下山コースの滑走は地雷(石コロ)を避けるのに必死。
殆ど「罰ゲーム」みたいなコンデションでした。
そして今シーズン白馬の「冬」も終焉。
眼下に望める白馬盆地には残雪のカケラも無し。
山麓では春の田植えの準備、野焼きの煙が遠目に望めました。
五竜.シャトルバス駐車場。
エスカルプラザから、周辺の宿泊施設や神城駅/バス停に送迎する無料バス。
こちらも4月2日で今季の運行は終了となります。
そんな訳でこれが最後の乗車。
次来た時は「行き」も「帰り」も徒歩移動、定宿から少し歩くんですよね…。
3月26日には今季最後となるだろう降雪。
白馬で霧氷を見るのもこの日が最後でしょう。
てな訳で今日で「色んなモノ」が終了する白馬五竜。
惜別の想いを込めてのエントリーでしたとさ。