●2022/23.四十滑目「かぐら」
えー、月曜日は定休日にてオシゴトオヤスミの武蔵野口のバァ。
今月最後の月曜日、4/24も例に由っての雪山行脚。
春スキーのメッカ、かぐらに逝って参りました。
そんな訳で今シーズン節目の「40滑目」、神楽滑走記で御座います。
8:00、みつまたステーション到着。
ロープウェー第一便には約200名のエレクトリカルパレード。
社会復帰困難な「雪キチ●イ」が長蛇の列を成していました。
ロコ民のみならず群馬や首都圏からの遠征組も多数、平日としては結構な混雑振り。
この時期の湯沢エリア、ゲレンテチョイスはほぼ一択ですからね。
二便に乗り込みアクティビティスタート。
みつまたゲレンデへは恐ろしい勢いで融雪進行。
先週(4/19)来た際には滑れた大会バーンも御覧の残状、既にクローズされています。
ファミリーゲレンデも「詰み」間近。
スキーヤーズレフト側は土とビスラボが露出。
右側に雪寄せして、何とか下山路を確保している状況。
もう「寄せる雪」も周りに無く、GWにはリフト登行/下山となりそうです。
8:40、かぐらゲレンデ到着/1高乗車。
メインゲレンデはコースの半分がコブのお花畑。
4月下旬としては珍しく、キンと冷え込んだ朝。
気温は約1℃、夜間の放射冷却でカリカリのアイスバーン。
ターン前半は殆どエッジが入らず、スピードコントロルも難しい。
「ズザザザザ…」と鈍いスキッド音が響く、メインゲレンデのオープニングでした。
しかも、そんなテクニカルなコンディションに拍車を掛けたのが、
かぐら名物「殺人ピステン」。
「レーン段差」「キャタピラ跡」「うねり」「クラック」「雪玉」のフルコンボ。
ある意味、神業とも云える極悪圧雪。
特に圧雪段差が酷く、1レーン毎に斜面の高さが異なっています。
比較的ガタ具合のマシなレーンを選び、圧雪車幅のショートターンで回すのが手一杯。
五竜の圧雪職人さん、出稼ぎでかぐらに来ませんか~。
9:40「パノコブ、無くなってる…」。
パノラマのコブラインはピステン入ってリセット。
あーあ、ココのコブは頃合いの難度で楽しいんだけどなぁ。
10ː10、5ロマで中尾根へ。
ガキボコ雪の林間フィールドを針葉樹林のスラローム。
アカマツで片ハンしないように進みます。
上越国境稜線から越後三山へと続くパノラマ。
この日は雲こそ多いものの、冷えた大気で見晴らしはクリア。
南東~北東方面には見事なパノラマ展望が広がっていました。
谷川連峰の最西端、右より大源太山~三角山~三国山。
稜線の向こうに覗く山影は中央に赤城山、右端に子持山。
谷川岳主脈の中央部、右よりオジカ沢ノ頭~谷川双耳~一ノ倉岳/茂倉岳。
何度も踏んでる山は山座同定がし易いです。
中央やや右に馬蹄形前半の雄.朝日岳。
右奥には日光連山、左奥には燧ケ岳~平ケ岳の山影も望めます。
右より檜倉山~柄沢山~米子頭山と続く上越国境稜線。
左端に割引岳/本峰/牛ヶ岳/ニセ巻から成る巻機山。
高倉山と金城山を前衛に「はなこ」さん。
中ノ岳/越駒/八海山の越後三山は春霞が掛かり、朧な見晴らし。
左奥に座聳する守門岳は薄っすらとしか望めませんでした。
尚、中央右下に見えるみつまたゲレンデは土の斜面。
ゴンドララインの連絡路に、辛うじてイカソーメンの雪が付いてます。
もう1本5ロマ、今度は田代落ちへ。
GWは月山籠りの為、この日が4月最後の来訪となるかぐら。
次回訪れるのは連休明けなので、これが今季5ロマの乗り納めです。
ドロップイン。
田代落ちも目に見えて小雪、例年この時期はこんなに灌木出てません。
ブッシュのアミダくじを避けつつ、田代方面に向かいます。
10ː25、今日のコブ遊びはダイナミックから。
メインゲレンデに較べ標高の低い分、程良く緩んだザラメ雪。
しかしダイナミックとしては珍しく、深い受けコブになっていました。
見た目以上に掘れてます。
私めのテクだと、これ位がギリギリ攻められる難度。
ダイナミックのコブを3本回してメインゲレンデに帰投。
次来た時は田代コースもクローズ、6ロマ乗るのも今シーズン最後です。
11ː10、メインゲレンデのコブ。
此処も見た目以上に深いコブ、しかもまだ硬い。
特に入りのパートのコブ溝が抉れており、コンタクト取るのが難しい。
相変わらず安定のモーグルバーン。
同じメインゲレンデでも、上と下では雪の緩み加減が異なります。
ジャイアントのコブは未だ育っていません。
バンク形状のシャローコブ、ボトムのラインだけがしっかり出来上がっていました。
パノラマにはコブ復活。
しかしまだ作り始め、忙しいピッチの浅いライン。
これならメインゲレンデ回してた方がイイや。
12ː30、お昼休憩。
10時頃まで広がっていた青空は薄雲に隠れ、ブルーグレーの花曇りに。
微風ですが風も出始め、ひんやりと肌寒さを感じさせました。
13:20、戦線復帰/コブ遊び再開、も…。
午前中より深く掘れたコブはウインドバックで硬化、とタフなコンディション。
プラス疲労蓄積で、リスタートの滑りはウダウダのガタガタ。
凸凹を吸収し切れず「上体潰れ」「後傾」「発射」とダメな滑りの見本市です。
13:30、そんな訳で早期撤収(敗走)。
気持ちが負けるとコブはどーにもなりません。
今季5回目のかぐら滑、後半はシーズン「ワースト」の出来でした…。
13:50、みつまたファミリーでは必死の延命策。
散布機を背負ったスタッフさんが、硫安を撒いておられます。
でもGW前半戦は雨予報、みつまたは5月入って「ジ.エンド」かなぁ。
と、こんな感じのシーズン40滑目。
積雪量(残雪量?)考えると、GW後は可也厳しいコンディションとなりそう。
果たして次の「かぐら詣」は有るかなぁ…?。