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2023.04.12

●2022/23.三十六滑目「神立」

えー、少しエントリー遅れましたが先週木曜日(4/6)のスノーライフ。
前夜(当夜)にオシゴト終えた後、始発の上越新幹線に乗り越後湯沢へ。
夕方には帰東、そのままお店入りして看板出し。
今シーズンも時折やっている、基地外じみた日帰りスキー強行軍で御座います。

向かったゲレンテは2005/06シーズン以来となる「神立」。
正直云ってハイシーズンに滑るには規模/コースレベル共にスペック不足。
でもコブは豊富みたいだし「春シーズンならイイか」なんて思い付きでの遠征。
17年振りとなる来訪となりました。

そんな訳でお久し鰤な「神立高原」  「パインリッジリゾート神立」
否々、マックアースさんのお陰でV字復活した「神立スノーリゾート」滑走記です。

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湯沢駅東口のシャトルバス乗り車。
私め湯沢エリアの主戦ゲレンデ、石打丸山と同じ発着場。
尚、この日はGALAが強風の為に休業。
JR SKISKIのツアーゲストは神立に代替輸送の案内が出ていました。

「あ、そー云えば思い出した」。
17年前に神立来たのは、GALA強風休業の代替ゲレンデだったっけ。

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8:15、KSR GROUND BASEとーちゃく。
マックアースさんの経営になってから始めての来訪。
スキーセンターは随分オサレな外観に生まれ変わっていました。
つーか、以前の建物は「ボロかった」以外、殆ど記憶に残ってません…。

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1階は更衣室/ロッカー。

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2階はインフォ/売店とリフト券売り場。

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3階はレンタル、しかもエレベーター付。
3階建てのセンターハウスは各種施設の動線配置も見事。
特に混雑のボトルネックとなるレンタルを最上階に置いたのは慧眼です。

これなら「手ぶらでスキー/スノボの方々」もストレスレス。
利便性/機能性と云う点ではGALA湯沢に匹敵する日帰り施設でした。

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センターハウスの目の前にはAリフト。
ベースからゲレンテに向かう登行リフト的役割。

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小丘を越えるとゲレンテが見えて来ました。

しかしこの時点で天気予報外の想定外、ポツポツと細雨が濡って参りました。
まぁ本降りになりそうな気配は無し、暫くすると止んでくれるでしょう。

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右手にCリフト、左手にDリフト(ウィークエンドのみ営業)。

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8:35、Cリフト乗車。
春シーズンになってEリフトは営業終了、実質回すリフトはこの1本だけです。

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眼下に望むペガサス。
スロープ一面を覆う「茶色い雪」。
後程、この汚雪には散々苦しめらる事になるのです(後述)…。

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オープニングRUNはシリウスとペガサスを各2本。
放射冷却で締まったバーン、板は良く走るもののやや叩かれ気味な硬ザラメ。
それでもガリガリのアイシーコンデションでは無く、エッジグリップは利きました。
小雪冬の春シーズンなので、荒れた圧雪なのは仕方nothing。

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9:15、早々にレグルスのコブバーンに向かいますが…。
斜度は大した事無いのですが凹凸の浅い擂鉢形状、コブと云うより「単なるミゾ」。
コブ頭の削られたシャローバンクは却ってスピードコントロールが難しい。
個人的には苦手とするタイプのコブラインてした。

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ポルックスのコブラインも同様。
緩斜面のコブなのに結構手こずります。

雨は相変わらず降ったり止んだり、コブ滑の調子はイマイチ。
うーむ、どーもモチベーション上がってこないな…。

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だったらペルセウス。
上記2コースに較べ斜度は増しますが、コブの形状/リズム共にグッド。
こっちの方が攻め易いので、暫くはペルセウス回しです。

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9:20、休憩がてらにBリフト。
神立のメインコース、ポルックスに掛かるリフト。
緩斜面の一枚バーンは地表露出が激しくアミダくじみたいなコンデション。
所々に石コロ地雷も散見、結局乗ったのはこの1回切りでした。

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ポルックス.トップより。
曇り空の割に山景展望はまずまず、飯士山と上越国境稜線がクリアに望めました。

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9:40、どーやら完全に雨上がり、空には青空が覗き始めました。

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10:20、みるみるうちに天候は回復基調。
此処で一回目の休憩…、つーか板のメンテを入れざるを得ない状況に。

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春スキー名物「ヤニ」…。
茶色い汚雪にはスギの花粉や樹脂、それに黄砂がたっぷり。
タールの様なヤニがソールにこびり付き、滑走性ゼロのノッキング状態です。
しかしスクレーパー持って来てないし「うーん如何しよう…」。

そんな訳でリフト券のICカードをスクレーパーに使う苦肉の策。
軽くスクレーピングしただけで大量のヤニが収穫(?)出来ました。

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アクティビティ再開。
引き続きペルセウス中心のローテーション。

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11:50、すっかりと春晴れの陽気になりました。
しかし2回目のピットイン。

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でもってヤニ取り。
縁石の角には収穫したヤニ(スキー1本分)。

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折角なのでこっちも収穫します。
ミッドベース周辺はフキノトウの大群落、芽吹いたばかりの食べ頃も多数。
摘んだフキノトウは蕗味噌とピクルスにして美味しく頂きました。

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12:20、リスタートは少しコブを抑え目にしたコースチョイス。

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ペガサスから、

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綱渡りのトラバースを渡り、

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ペルセウス下部/Eリフト沿いのコブへ。
流石に一日中コブ回しは無理、適度に整地入れないと身体が持ちません。

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Cリフト沿いには雪国の春風景。
タムシバ。

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ヤマザクラ。

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気の早いブナも、何本か芽吹き出していました。

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# KSR。
神立のPhotoスポット、折角なので撮っとかなきゃね。

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#の窓より望む、額縁飯士山。

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Rの窓より望む、湯沢の街並み。

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ペルセウスより望む飯士山。
何時もは東方面(石打/GALA/かぐら)から望む事の多い飯士山。
南側から眺める機会は稀で、何だか新鮮に感じられました。

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レグルスのコブも午後には良い形状に。
真ん中の2本がイイ按配。

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ポルックスのコブは1本追加。
新しく出来たラインはスキーヤーズライト側、リズム/ピッチ共に手頃で快適。

ラスト1時間はレグルス~ポルックスをコブ専。
シャトルバスと新幹線とお仕事の都合、15時過ぎにメインゲレンデを後にしました。

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15:15、ポラリス(下山路)下りてアクティビティ終了。
御覧の様なブラウンシュガーSnow、しかも超緩斜面。
板が全く走らず「滑る」と云うより、扱いでばかりの体力コース。
特にボーダーさんはリフト下山した方が賢明です。

Dsc05241
15:40、撤収。
さーて、これから東京帰ってオシゴトです(鬱)。

と、こんな感じの「Long time no see!」な神立スノーリゾート.来訪。
モーグルバーンはしっかりと整えられたコブ作り。
コブラインの難度も「初級=ポルックス/中級=レグルス/上級=ペルセウス」とバラエティーに富んでいます。
スタッフさんかゲストかは不存知ですが、コブ溝に現れたブッシュも定期的にリペア。
コブバーンのメンテナンスにも気を配られている様子です。

訪れたのが営業リフトの少ない春シーズンなのでゲレンテ全体の印象に付いては省きますが、春コブの時期にならまた訪れても良いかなと思いました。
おしまい。

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