« ●「シーズンエンドの足音」「シーズンインの足音」 | Main | ●「一夜山」登頂記 »

2023.04.18

●地蔵詣

えー、先週の月~火曜日は第十一次白馬遠征、「五竜&47」2days。
そして今シーズン最後となる、白馬でのスノーライフです。

初日(4/10)の白馬は気温こそ高いものの、ハイシーズンを思わせる清澄な大気。
クリアなパノラマ展望が広がる、絶好の「お地蔵さん日和」です。

そんな訳でランチタイムは今シーズン初の「地蔵詣」。
遅蒔き乍ら五竜の道祖神へ御挨拶に向かったのでした。

Dsc05
12:20、アル1に乗ってアルプス平のゲレンテトップへ向かいます。

Dsc05346
アル1から少し登ってトラバース、アル4降車場へ。

Dsc05347_20230415014401
12:30、地蔵の肩。
此処でスキーを外し登坂、緩々の雪を「ズボズボ」とハイクアップ。
硬いスキーブーツ+不安定な足場+急斜面、結構疲れるツボ足行軍。

Dsc05348_20230415014401
ブッシュを搔き分け、1673P/地蔵ノ頭へ。
例年なら未だ積雪の下に埋もれている小樹も、すっかりと頭を擡げてます。
ホント、今冬は雪少ないなぁ…。

Dsc05349
地蔵ノ頭/地蔵ケルンとーちゃく。
この日は4月としては珍しく清澄な大気。
春霞や黄砂のカーテンが掛かる事も無く、クリアな山景Viewに恵まれた一日でした。

そんな訳で以下「ヤマコレ集」。
白馬連峰~信越国境稜線~上信国境稜線のスーパーパノラマで御座います。

Dsc05360_20230415014501
遠見尾根越しに望む五龍岳。
登山口の残雪は殆ど切れ、岩場がすっかり出ちゃってます。

Dsc05359
八方尾根越しに、白馬連峰の山々。
左より白馬三山(鑓.杓子.白馬)~小蓮華~船越ノ頭~白乗。

Dsc05355
パノラマコースの向こうには頚城の山々。
左より雨飾~焼~火打~妙高。

Dsc05356_20230415014401 
東方正面には戸隠と飯綱。

Dsc05358
四阿山と浅間山。
やっぱり地蔵に来るのは、晴れた日に限るなぁ♬。

続いて頚城~戸隠~飯綱の名山群をズームPhotoで。

Dsc05363
頚城山塊の西端にて、標高以上の人気と存在感を示す雨飾山。
稜線左の奥向こうには鋸岳~鬼ノ面山~頚城駒ヶ岳と連なる海谷山塊。

Dsc05364
天狗原山を前衛に頚城三山の一、焼山。
左奥には登山路を有しない海谷渓谷の秘境、昼闇山。

Dsc05366
同じく頚城三山の一、火打山。
嫋やかな稜線で雪付きが良く、白妙の美しい山容を誇ります。

Dsc05367_20230415014501
左に黒沢岳を従え、頚城の盟主.妙高山。
中央火口丘の溶岩ドームが最高峰の南峰。
三日月型に取り巻くカルデラの外輪山西側が三田原山。

Dsc05369_20230415014501
戸隠裏山群。
左に乙妻山.右に戸隠連峰最高峰の高妻山、稜線下り右端に五地蔵山。
昨秋、トレランで踏破した山々です。

Dsc05371
険峻絶壁の連なる戸隠屏風。
中央が戸隠山を主とする表山群、左は本院岳~西岳~弁慶岳と続くバリルート。

Dsc05373
戸隠とは山容一変、穏やかな山並みの飯綱連峰。
左の高デッキ山から瑪瑙山~霊仙寺山、右手の双耳法が主峰の飯縄北峰と南峰。
手前の戸隠スキー場には残雪のカケラも無し。

Dsc05377
飯縄山の彼方にはテーブルマウンテン苗場山、左の鋭敏な頂は鳥甲山。

Dsc05376
戸隠西岳/一夜山の向こうには毛無山(野沢温泉)の稜線。
更に奥には真っ白に冠雪した越後三山、多分左が越駒で右が中ノ岳。

五竜から苗場山は80㎞、越後三山は120㎞の遥か彼方。
特に後者は湿度の低い晴日じゃないと望む事は叶わないのです。

Dsc05378_20230415014601
春晴れの下、絶景パノラマを眺めつつのピクニックランチ。
深くて重くて緩いザブザブの春雪バーンか、若しくはコブの二択滑走。
滑りっ放しじゃ身体が持たず、1時間程のーんびりとロングレスト。

こー云うユルいアクティビティは春スキーならではです。

Dsc05379_20230415014601
13:00、さて、ボチボチと戦線復帰しますか。
目の前を遮るブッシュも、本来この時期は深雪の下。
例年に較べ1.5mは雪融けの早いシーズンです。

おっと、アクティビティ再開の前に「御約束」のPhotoをカメラに収めないと。

Dsc05351_20230415014401
ケルンの窓より覗き見る「額縁白馬三山」。

Dsc05353
後ろに回って「額縁八ヶ岳」。
ゆっくり休んで腰と広背筋の疲労も多少回復。
ザブザブ雪と遊び、コブと戯れ、クラストバーンを蹴散らす午後でしたとさ。
おしまいのつづく。

 

|

« ●「シーズンエンドの足音」「シーズンインの足音」 | Main | ●「一夜山」登頂記 »