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2023.05.20

●2022/23.五十滑目「かぐらFINAL.アンコール」

えー、酒飲みとスキーヤーは往々にして同じ様なウソを付きます。
「今日はこれが最後の一杯」→「やっぱりもう一杯」。
「今シーズンは今日が滑り納め」→「やっぱりもう一回」。

先週木曜(5/11)の遠征で今季最終滑の心算だった「かぐら」。
しかし「来月月山行く前に、もう一回コブ滑りたいな~」と疼きの止まらないスキー虫。
そんな魅惑に抗えず、前言撤回の湯沢遠征に向かった5月18日(木)なのでした。

と云う訳で今シーズン節目の50滑目は「かぐらFINAL.アンコール」。
今度こそ本当に最後の「神楽詣」で御座います。

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8:10、湯沢駅とーちゃく。
スキー担いで上越新幹線に乗るのも、今シーズン今日が最後です。
(先週も同じコト云ってた様な…)

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定点観測。
今日のカグリスト第二便は9名(うち一般客2人/ハイカー2人)。
この日は何時もより1時間ほど遅めの湯沢入り、その理由は後程。

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8:40、みつまたステーションとーちゃく。
この時期にスキー/スノボする雪基地外は、殆どがロープウェー第一便(8:00)に乗車。
営業開始から50分後の山麓駅は人影疎ら、搬器に乗り込むゲストは10人程度でした。

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ロープウェーから眺める景色も、すっかり初夏の風景。
ブナの新緑は深緑に色調を変え、ヤマフジの紫が山林に彩りを添えています。

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みつまた1高乗車。
スキーキャリーサービスさん、宜しくね。

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この日の湯沢は早朝時点で20℃越え。
みつまたゲレンデも同様の気候、ロンT+半袖Tの軽装レイヤーでも汗の滲む暑さです。

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2ロマより望むかぐらゲレンデ。
遠目より見遣るメインゲレンデは痩せ細り「イカソーメン」と化してしました。

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「元祖イカソーメン」は干されて「スルメ」になりました。
ゴンドラコースは雪が切れて先週で終了、帰路はゴン下となっています。

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ゴンドラコースは、僅かな斑雪が残るのみ。
かぐら「スキー場」と云うより、単なる神楽「坂」。

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国道17号から和田小屋への林道も車両通行可。
山頂駅の脇には業務車が数台止まってました。

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9:35、メインゲレンデとーちゃく。
先週は下半分が生きていたモーグルバーンも地表露出、コブは跡形もありません。

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1高への連絡路も可也危ういイカソーメン。
周囲には寄せて上げる雪もありません。
残す営業予定日はあと3日、ガンガレかぐら。

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メインゲレンデの上半分はソコソコ雪残ってますが、

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クニックからの下半分はコース幅1/3程度。
ま、今日はコブしか滑らないのでラインが1本出来てりゃ充分です。

この日、何時もより遅れてゲレンデインした理由が「コブメイク」。
営業開始直後のメインゲレンデはコースメンテでコブが圧雪リセット。
朝イチよりコブの出来始めた時間帯からのアクテビティが得策なのでした。

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コブライン1段目(約60m)。

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コブライン二段目(約120m)。

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三段目(約50m)。

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四段目(約100m) NEW!
モーグルバーンが消滅したので、スキーヤーズレフト側に新コブ造営。

9時半の時点では何れも未だ浅コブ、エッジング強めの溝削りでコブメイクのお手伝い。
2~3本回すと、何れのラインも程良い深さに掘れて参りました。

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五月晴れのポカポカ陽気、…を通り越して初夏の暑さ。
標高1200mを超えるかぐらゲレンデでも、日中気温は約20℃。
ミドラーやウィンドブレーカーだと暑杉、ロンT1枚で丁度良い位です。

コブと戦いつつもハイシーズンに較べ、何処か「緩~い」心持ち。
この時期はガツガツ滑り込むと云うより、山と戯れながらのアクテビティ。
楽しくも長閑な時間が流れて行きました。

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純白のタムシバ

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可憐なショウジョウバカマ🌺や

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ブナの新緑🌳を愛でつつのアクテビティ。

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平標山⛰️や、

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谷川岳⛰️や、

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巻機山⛰️の上越名山群を眺めつつのアクテビティ。

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ハクセキレイやホトトギスの囀🐤に、

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雪解けの沢潺💦に耳を傾けつつのアクテビティ。

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薫風を肌に感じつつ、適度に休憩入れながら🚬、

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春の滋味🍴を摘みつつのアクテビティ。

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勿論コブもガツガツ攻めます。
メインゲレンデのコブは頃合いの難度。
攻めるも良し、回すも良し、ズラすも良し、中速域でバリトレするも良し。

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今日も調子イイぞ♪。
因みに私め、コブを滑る際の心得はこんな感じ。

滑り出しの前に以下の「4点セット」を確認。
・膝にはゆとりを持たせ、軽く曲げた状態
・ブーツのタングに圧を掛け、足首を入れる
・丹前をやや前に背筋を伸ばし、視線は高め
・太腿を内に巻き、閉脚

滑走中に意識しているのはシンプルに3つだけ。
・何が有っても外足荷重。
・吸収は股関節を引いて、コブ裏まで止めない
・両手をフォールラインに正対、前方維持で引かない。

スキーの先落し/踵の引き付け、脚の屈伸、閉脚の維持は結果的に付いてくる、
てな感じ。
あとはミスしても途中で止まらない、リカバリーして滑り続ける。

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12:30、5本×2セット回した所処で昼食タイム。
皐月晴れの陽光を浴び、ピクニック気分の「かぐランチ」。

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Moment Kaguraさんで調達、今日は「緑のたぬき」
嗚呼、山で食べるカップ麺は如何してこんなに美味いのでしょう。

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休憩明けもコブ三昧、も…。
4日前の軽井沢ハーフのダメージが残ってるのか、疲労の表面化が何時もより速い。
広背筋/腰部の疲れから外足荷重と股関節の吸収をサボり気味。
次第に雑な滑りとなってしまいます。

この日は15時過ぎまで回す心算も、1時間前倒しの予定変更。
少し早めに板仕舞いする事に致しました。

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14:20、That's all !(先週も同じ事云ってた様な…)。
今日はホントにホントの最後の最後。
2022/23シーズン、かぐら「終戦」で御座います。

アクティビティを終え、如何ともし難い喉の乾きに耐え兼ね…。

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オツカレ麦酒は「瞬殺」の美味さ 🍺プハーッ
ゴンドラ山頂駅の自販機で売っている、超プレミアムビール(¥400)です。

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ゴン下。
15分の乗車時間を利用して時間の有効活用、搬器内で着替えちゃいます。

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みつまた1高より眺む、飯士山と巻機山/越後三山。
次回湯沢に訪れるのは4ヶ月後の9月24日。
飯士山の麓で行われる「越後湯沢秋桜マラソン」です。

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みつまたロープウェーには「夏のアイテム」。
先週は見られなかった風鈴🎐が、搬器内と山麓駅に飾り付け。
チリンチリン♪と涼しげな音色を奏でていました。

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15:20、扨、帰りますか。
三俣発/湯沢駅行き、そしてシーズンオフに向かうバスに乗車。
でも私めのスノーライフは未だ継続中、来月の月山まで続きます。

と、こんな感じの2022/23シーズン、かぐらFINAL「アンコール」。
例に由ってこの4時間後にはオシゴト、少し気の重い帰途でしたとさ。
おしまい。

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