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2023.06.21

●2022/23.五十二滑目「月山」

えー、先週6/12(月)~6/14(水)は「おくのほそ道」へ夏スキーライフ。
約1ヶ月振りとなる月山遠征は、2022/23シーズンの滑り納めに逝って参りました。

そんな訳で今季のスキーマッドな日々も愈々カウントダウン「2」。
遠征二日目の滑走記で御座います。

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「晴れてるっ」。
前々日(6/11)に梅雨入りした東北地方、今回遠征(6/12~14)は三日間全て雨予報。
特にこの日の月山ピンポイント予報は「雨マーク」な上に「雷⚡マーク」。
それが予想外の嬉しい誤算、雲こそ多いものの青空覗く晴れ模様です♡。

こんな天気予報の外れ方なら大歓迎。
窓の外を見て、思わずガッツポーズした二日目の朝でした。

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8:45、ペアリフト乗車。
9時のTバー営業開始に合わせ、天気の良いうちに急ぎ出立。
但し山麓の西川町では雷注意報発令中、予断と油断の許さない天候です。

でもってペアリフト乗車中はフラワーウォッチング。

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ムラサキヤシオツツジ。
ブナの新緑が色濃くなり、タムシバやムシカリが純白の花を落とす頃に咲き始めます。

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ノウゴウイチゴ。
ショウジョウバカマと並び、ペアリフト線下で一番先に咲き始める花。

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ニッコウキスゲは殆どが株のまま。
気の早い子が数輪、蕾を膨らませています。

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チングルマはチラホラ咲き。

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ハクサンチドリは見事な群落を形成。

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ハクサンチドリとウズラバハクサンチドリ。

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ペアリフトより見返る朝日のお山。
高度2000~3000mには乱層雲が腰を据えるものの、その上空には青空が望めます。

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姥の方は軽くガスってます。

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「滑る前に登る」。
さーて、今日も頑張って雪上ハイク。

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月山アトラクションその①、木道&岩場歩き。

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月山アトラクションその②、雪原担ぎ上げ。

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ハイクアップ途中、背後の上駅をミカエル。
この辺りで登坂の半分位、未だ先は長いなぁ…。

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9:15、小原Tにとーちゃく。
・姥沢→下駅/7分上る
・下駅→上駅/13分リフト乗車
・上駅でブーツ履き替え/5分
・上駅→Tバー/15分上る

約40分掛かってのアプローチ、これでやっと「滑れます」。
まぁ大斜面クローズでペアリフト回し出来ないから仕方有りません。

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アクテビティスタート。
「今日も元気にコブ遊びっ♬」。

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オープニングのコブはカチッとクラスト。
夜間の降雨と冷え込みで名栗加工、板が叩かれ気味のコンディション。

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午前中はガスが引いたり籠ったりの繰り返し。
それでも青空の覗く時間帯が多く、予想外(雨予報)のスキー日和♪。

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雲の顔はすっかりと初夏のそれ。
入道雲(夏の季語)を眺めつつのスキーってのも月山ならでは。

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それにつけても、この竹竿ポールの恨めしい事よ。
嗚呼、このまま大斜面へダウンヒルしたい…。

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SNOW EATER。
気温も17~18℃に上昇、天然のドライアイス「融雪霧」が立ち始めました。

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6~7本回して小レストを挟むローテーション。
Tバー回しとリフト回し、最大の違いは「座れない」。
コース距離が短い(約200m)とは云え、立ちっ放しの滑りっ放しは結構疲れるのです。

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晴れ間の広がっていたのは10時半頃まで。
以降は天候下降線、どんよりとした鉛雲が空を覆い出しました。

エキストラは今日も息子さんのビデ取りをしている我満さんでした。

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ガスも流れ込み始めました。
時折ポツポツと糸雨、降ったり止んだりを繰り返し、

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11:30、遂に淤加美神の御光臨。
瞬く間に本降りの雨、急ぎアウターをハードレイン用のウェアに着替えます。
この時期に月山で滑ってるゲストの皆さんは、流石の百戦錬磨。
天候急変に対する備えも万全、次々とウェアチェンジされていました。

幸いな事に雨足は30分程で収まり、以後は曇り基調の天候。
時折霧雨が濡つ程度となりました。

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午後に入るとガスの籠る時間が長くなって参りました。
足元の凹凸は視界の利くレベル、まぁこれ位なら全然回せます。
それに昨日今日とコブ滑の調子が良く、ガスで切り上げるのも勿体無い。

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14時過ぎると濃霧でフラットライト化、「ガス山」の本領発揮。
この後、数本回して撤収。
今日は40本近く回したし、満足満喫のコブ遊びでした。

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14:50、ガスは上駅にまで下りて来ています。
でもって下山時のリフト乗車中に、またしてもザーザー降りの雨が襲来。
雨曝しで濡れ鼠の下り線は、殆ど罰ゲームの態でした。
「うーん、撤収するのが13分遅かった…」。

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下駅で雨宿り。
20分もすると雨足は弱まり、急ぎ居候宿に戻ったのでした。

愈々明日は今シーズンの最終滑「2022/23.THE FINAL」です。
つづく。

 

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