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2024.01.31

●2023/24.十三滑目「五竜&47」

えー、暇を見つけては雪山行脚を繰り返しているスノーシーズン。
週2~3ペースで滑りに逝ってるモノですから、ブログの更新が全然追い付きません。

そんな訳で本日は先週1/22~23の「第五次白馬遠征」滑走記。
今季一番のシビアでタフなゲレンデコンディションでした。

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650、ゲレンテイン/キャビン駅待機。
今回の白馬遠征、スノキャスさんの予報では二日間共「曇り/小雪」。
気温も下がり切らず湿度も90%オーバーです。
早朝の気温は山麓部で0℃程度、暖か過ぎでスノーマシンも稼働していません。

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黎明の白馬村は層雲の底。
薄日射し、仄かなモルゲンに染まる頚城の山々。

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白馬の黎明に妖しく青光りするコーデュロイ。
ぱっと見、美しいグルーミングですが…
セメント並み💀の氷結ストライプ(カッチンコッチン)

歩くのすら儘ならないツルツル雪、ヒールキック入れてもビクともしません。
ハイシーズンど真ん中と云うのに、まるで3月のコンデション。
ゲレンデボトムでこの「殺人ピステン」、果たして上はどーなってる事やら…。

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そんな雨後のコンデションが嫌われてか、ゲストの出足はイマイチ。
朝イチのキャビン行列は30名程度でした。

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8:25「業務連絡、トップ30番」。
ブルーグレーの曇天空も、視界はまずまずのグランプリ。
一番心配だったガスは掛かっておらず一安心です。

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東面を振り返ると、山水屏風絵の世界が広がっていました。

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幾重にも連なる山々の谷合に棚引く層雲の列。

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遠望の名山群は雲の中、虫倉山の展望が利くだけです。
まぁコレはコレ、水墨画っぽく幽玄な風景で宜しく。

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対蹠的に後立山方面に雲は無く、白藍の透き通った空。
白馬三山や、

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五龍岳がクリアに望めました。
但し白馬連峰の展望が利いたのはモーニングタイムの30分だけ。
瞬く間に高層雲に覆われ、灰鼠の厚雲に隠れてしまいました。

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カチコチ/ツルツルの氷結バーンにLanding。
この日の朝イチグランプリは今季一番の「シビア」なコンディション。
セメントパックのピステンは生半可な角付け/荷重だとエッジを受け付けてくれません。
雪質(氷質?)のコンディションと滑りをアジャストさせるのに数本を要しました。

それでも「予想通り」ではあっても「予想以上」では無し。
全く歯(エッジ)が立たない訳では無く、しっかり噛ませばグリップも利いてくれます。
前半からスキッド入りて縦ズラし、スキーを身体から離し過ぎない。
安全マージン取っての8割滑なら、ミドル~ショートで充分に回せました。

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眼を瞑ると其処は「グランプリの海」。
BGMは「ザザァー」「ズザザァ―」と、まるで浜辺に打ち寄せる波の様。
氷の雪を削り滑るスキッドサウンドだけが一枚バーンに響いていました。

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そんな悪戦苦闘する雪猿たちを、冷ややかに見下ろすお地蔵さん。
「お主ら、まだまだ修行が足りんのぉ」。

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雲間より時折覗く陽射し。
陽光が当たるとバーンの「ツルンツルン」具合が良く解ります。

それでも雪不足/雨後の難しい条件下、コースメンテは見事にフラットな圧雪。
氷塊や轍跡、クラックも最小限に抑えられていました。
出来得る限り最善のオペレーションされた五竜の圧雪職人さんには只々感謝です。

この後天狗尾根方面から薄ガスが流れ込み、やや視界不良に。
標高下げて北斜面のヨンナナに向かいました。

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9:35、流石「ガスに強い子」ルート1。
氷結バーンは同様も、削られたグラニュー糖が表層に吹き溜まり。
所々でモサッとしたコンディションも、何とか力尽くで抑え込めるレベルでした。

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トップの方で時折靄掛かるも、滑走には支障無し。
こんな日にスクールなんて、教える側も教えられる側もムズくて大変です。

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しかしコレ…。
五竜方面を見るとパノラマゲレンデにもガスが籠っており、多くのゲストが47に避難して来られた様子。
しかもで上掲のコンディション、皆さん挙動不審で滑走ラインが全く読めません。

スキーコントロールはアングリッピー、雪面コンタクトにも万全の信頼は置けない。
それでこの混雑振りは危険極まり無く、この1本で47を撤収。

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12ː00、グランプリはガス祭。
コレは晴れてるの?、それとも曇ってるの?。

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ゲレンデトップではガスが切れ、ミドル部に濃霧が滞留。
これなら気温の下がる午後には視界が良くなりそう。
今は「お得な時間帯」じゃ無いと判断し、いいもり道場に向かいました。

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12ː25、いいもりは断末魔のコンディション。
至る所処にブッシュ露出、そして茶色い雪…。
まるで3月を思わせる雪不足、「回せるけど」「回したくない」状況です。

3本回してランチレスト、13時半にグランプリへ向かいました

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グランプリのガスは引いてます。
フラットライト気味の視界も、これなら全然回せるっ。

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アル3回し、午後の部スタート。
相変わらずのカチコチ雪もそれが却って幸い、コース荒れは全くありません。
インジェクションバーンにも好い加減慣れて来たので、ロングターンで回します。

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パノラマ湾より漂着してきたコノハアザラシ。
このコンディションは彼ら彼女らにとって「生態系外」の環境。
滑れない…つーより「下れず」「立てず」、座って途方に暮れています。

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14時過ぎると青空も覗き出しました。
ゲストも少なく、ターンサイズも滑走ラインも大小取りたい放題。
結局この日グランプリ、ゴールデンタイムは13~15時と云うオチでした。

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とおみゲレンデはネズミーランド状態。
平日とは思えない盛況振り、但しゲストの8割は外国の方々でした。
ラスト1時間はスカ4回し、ストック使ったバリトレして〆。

因みにカチコチの「セメントバーン祭」は翌日も継続するのでした。
つづく。

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2024.01.30

●2023/24.十二滑目「五竜&47」

えー、遅れ馳せながらではありますが、半月前の滑走記Up。

1/15~17は「第三次白馬遠征」3Daysの最終日。
初日/大雪⛄→二日目/大雪⛄(+爆風🌀)と続いての「晴れ」。
天候.雪質共にシーズン屈指のコンデションに恵まれた一日でした。

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6:50、ゲレンテイン/キャビン駅待機。
スノーモービル(Ski-Doo)、とおみゲレンデには圧雪車(DF430)。
ゲレンデの二大機動力を眺めつつ待機していると、

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7:15、エスカルより出ずるサンライズ。
朝の底が暖色に彩られ「HAKUBA VALLEY (白馬晴れー)」 の一日が始まります。

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朝日射し、フロスティブルーに煌めく白銀のスロープ。
とおみゲレンデからしてソフト&ドライな絶好の雪質。
そしてクリアに澄み渡った青空、予報通り「The-day」確定の朝でした。

と、キャビン運行1時間半前のゲレンデ風景。
一発目のゴンドラ搬器に乗り込み、勇躍グランプリに向かいました。

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標高1515mでは「コキュコキュ」と雪鳴きするホワイトカーペットがお出迎え。
そして上信国境の名山群パノラマもお出迎え。

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志賀高原~四阿山~浅間山。

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奥秩父山塊~美ヶ原~八ヶ岳~南アルプス。

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8:25「業務連絡、トップ16番」。
朝イチグランプリではBrilliant!!な青白ツートンがお出迎え。
「雪サイコー」「晴れサイコー」「白馬サイコー」「スキーサイコー」♪。

I'm happy to be alive!!!

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テクニカルは垂涎の面ツル。

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沢周辺も魅惑の面ツル。
前日は「爆風祭」の為にアルプス平の全リフトは終日運休。
丸二日間乗った新雪が、手付かずでストレージされています。

でも今日の狙いはオフピステじゃ無く、こっち(↓)。

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極上アスピリンスノー&神業ピステンのグランプリ。

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コレで、

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コレで、

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コレですよっ!!!。
スーパーフラットマーベラスコーデュロイパーフェクトピステン。
うーん、何云ってんだかワカンナイ位のAwesome!!なグルーミング。

リフト乗車時点でヤル気ゲージはMax、脳内には変な汁が分泌されて来ました。

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紺碧のステンドグラスに映える白馬三山。
パノラマのスロープにも見事なコーデュロイ。

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Virgin-slopeにLanding!!!。
この日のグランプリは今シーズン屈指の「勘違い雪」
滑りが二段階くらい上手くなった気のする困ったバーンです。

大雪後ならではのソフト&デリケートな雪面タッチ、そして程良い柔らか味を保ちつつもしっかりと締まった下地。
「ブゥォォン」とピステンを切り裂く足裏感覚は鳥肌モノのEcstasy。
フルカービングの高速ロングがビシバシと決まりました。

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勿論オフピステのノートラも大人気。
スーパーからの線下や、

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テクニカル、

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12番~沢周辺。
二日間溜め込まれた新雪は膝下ズッポのディープ&ドライスノー。
表層こそウインドパックでパリッとしていますが、フィルムの下はふっかふか。
パウダージャンキーのゲストが次々とドロップインされて行きました。

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結果、グランプリのコーデュロイも長持ち。
朝イチのゲストはノートラのサイドカントリーに分散。
ワイドバーンの荒れ進行は遅く、コンタクト&グリップ&レスポンス抜群のまま。
ピステンの残る極上のコンデションが長い時間続きました。

11本回して約1時間半、多少混み合って来たので一旦下山します。

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とおみ2/タクガ沢堰堤。

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そのままいいもりへ。
線下大町側はピステンタダ残り。

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ポールバーンも超フラットを維持。
ゲレンデトップに較べるとやや湿潤雪も、板は走るし過度なグリップ感も無し。
「終日いいもりで回しても良いな」と思わせるコンデションでした。

7本回して47に向かいます。

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合流路より望む白馬村と小谷村、背景には雨飾山と頚城三山。

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R1は少しモサ感出てましたが、

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それでも快適に回せるコンデション。
「でもこれならグランプリの方が良いな」と5本回して撤収。

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12:20、Line‐Eより望む武田さん。
白岳~G0の稜線もやっと例年に近い積雪量になって来ました。

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パノラマゲレンデの名にし負う、ビッグスケール-パノラマ。
左手から海谷/頚城山塊~高妻/戸隠/飯綱を挟んで志賀高原~四阿山.浅間山。
180度以上に広がるワイドビューは圧巻。

この日は湿度も低くクリアな大気。
普段は見られる事の少ない上越の山々も望めました。

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飯縄山の右肩奥には、80㎞先の苗場山。

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戸隠一夜山の彼方には、120㎞先の越後三山.越駒/中ノ岳。

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グランプリ回し.第二部開幕。
陽は射すものの気温は冷涼で融雪進行は最小限。
何よりハイシーズンならではのドライスノー、踏まれてもそれ程固められてません。

ランチタイムのグランプリはゲストも少なく狙い目の時間。
飯食ってる場合じゃ無いのでした。

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13時過ぎるとゲストも次第に増えて来ました。
流石に腹減ったのでランチ下山。

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14:00、コス4トップで自撮り。
ランチ後はいいもりを何本か回して、

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14:35、アフタヌーングランプリへ。
多少ボコってるものの、まだまだロングで回せるレベル。
陽が傾いて来るとバーン荒れの陰影がクックリ見え、却って滑り易い。

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15時になるとグランプリは全面日陰化。
この日は帰途の都合で15時半の撤収、ボチボチとシンデレラタイムです。

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最後はパノ回し×2で〆。

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アル1より望む八方尾根と白馬三山。
西日の影が落ち、陰影のコントラストが美しい。

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五龍岳はすっかり影の下。
遠征〆の写真はやっぱり武田さんじゃ無きゃね。

と、こんな感じの1月17日.滑走記でした。
おしまい。

 

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2024.01.29

●ココはドコ?。

えー、月曜日は定休日にてオシゴトオヤスミの瓦礫坂のバァ。
臨時休業でも雪曜日でもない、規定通りの「真っ当な定休日」です。

果たして「ちゃんとしたオヤスミ」は、大手を振って胸を張っての雪山行脚。
今日も楽しく元気にスノーライフを満喫して参りました。

所処で今週は白馬遠征「Bye Week 」の私め。
一週間以上、信州に足を運ばないのは年明け初めてで御座います。

そんな訳で今週は首都圏近郊のゲレンデを日帰り×2のスケジュール。
でもって本日向かったスキー場はと申しますと。

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ヒント①、コレでも解る人には解ります。

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ヒント②、黄色い幸せのゴンドラ。
コレで解る方は多いんじゃ無いでしょうか。

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ヒント③…、つーか殆ど「答え言ってる様なモノです」。

てな訳で今シーズン節目の15滑目。
答え合わせと滑走記は亦後日にDemo。

 

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2024.01.27

●来週のオヤスミ案内

えー、スキーシーズン中は月曜日に加え「雪曜日」が定休日。
要するに「不定休」の頻度が増す、武蔵野口の場末のバァで御座います。
そんな訳で来週の不定休な定休日ですが…。

オヤスミは月曜日(1/29)のみです。

流石に毎週白馬遠征では身体が持たず、来週は「Bye Week」
来週は首都圏近郊ゲレンデでののスノーライフと致します。

 

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2024.01.26

●「安眠の日々」戻る(仮)

えー、本日は私めの住居「中野坂上」の極めて地域限定なローカルネタ。
しかも「朝起きて夜寝る」一般の方々とっては、実生活に何ら支障の無い事柄です。

只、当方の様な「夜の生業」をしている身に取っては死活問題のオハナシ。
半年以上に亘る、長く厳しく辛い「堅忍の日々」の出来事なのでした。

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ウチの近所、中野区中央2丁目は宝仙寺の門前入口。
写真のクリーム色のマンション、グランドール中野が解体される事になりました。

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着工は7月5日、期間は11月30日まで。
朝に寝て昼過ぎ起きる私め、只でさえ夏の猛暑期は眠りの浅い鬼門の季節。
そんな時期に朝8時から「ガッコンガッコン」と凄まじい振動騒音での解体工事。
勿論安眠が保てるはずも無く、睡眠時間2~3時間で叩き起こされる始末です。

コレはたまらんと、即日解体業者に連絡して交渉に次ぐ交渉に次ぐ交渉。
紳士的に事象の解決を図るも、余りにも埒開かずついつい暴言も飛び出る始末。
何とか折り合いを付け「午前中は重機を使った工事を行わない」「極力大きな振動を伴う作業は行わない」で手打ちをしてのソフトランディング。
それでも私めマンションの部屋と工事現場は超.至近距離(約30m)。
就寝中に起こされたり、眠りの浅いまま午後を迎える日々が続きました。

でもって11月も最終日を迎え、これで安堵出来ると思いきや…、

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所処が工事は12月20日頃までに延長され、

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更に1月27日頃までに延長。
特に防音パネルが撤去された12月以降の騒音が酷かった…。

先日担当者に工期確認を連絡したら、工事と重機の撤収作業は1/24で終了。
1/25に片付けして解体工事の作業は全終了との事です。

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嗚呼、やっと更地になってくれた…。
そんな訳で耐え難きを耐え、忍び難きを忍んだ苦痛の6ヶ月半。
やっと枕を高くして眠れる、安息の日常が戻って参りました。

しかし「解体工事」が終わったって事は、当然次に待つのは「新築工事」。
うーむ、本当の「安眠の日々」は果たして何時訪れるのかしら…。

 

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2024.01.24

●本日の【1/24.緊急】営業に就いて

えー、本日は夕刻杉にお店入りしたら、フロアの半分が水浸し。
例に由って老朽&欠陥物件の地下一階、水廻りのトラブル発生です。
応急処置は済ませたものの、瑕疵の原因と場所が解りません。

取敢えず水道管の元栓閉めて、今宵の商いは諦めて撤収。
豈図らんや、臨時休業となった1月24日(水)でした。

明日は業者呼んで原因究明、多分営業出来ると思います。
御迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。

 

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2024.01.23

●氷の微笑

えー、「第五次白馬遠征」を終え、先程東京Back home。
本日午前に発生した新幹線の停電トラブルは、夕刻になっても復旧の見込み立たず。
止む無く長野駅からアルピコさんの高速バスでの帰投となりました。
このパターン、元日の戸隠遠征(能登半島地震)に続いて今年二度目。
二日間酷使した老体 壮年の身体に3時間半のバス移動は厳チイ荒行でした。

しかも今回遠征2Daysは、結構Hard&Toughなアクティビティなのでして…。

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初日(1/22)、白馬の黎明に妖しく青光りするコーデュロイ。
ヒールキック入れてもビクともしない氷結(ストロング9)ストライプがお出迎え。
元アル3の主(現在ナイトフロント)曰く「殺人ピステン」。
多分この雪には結構な割合でセメントが配合されているのだと思われます。

ゲレンデボトムでこのカチコチ雪、果たして上はどーなってる事やら…。

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朝イチグランプリ、轍跡が波打つセメントスロープにLanding。
天然のインジェクションが入った「氷のバーン」、良いFISレースが開催出来そうです。

只「どーにもならない」って程では無く、しっかり噛ませばエッジは入る。
コンデションに慣れてくると縦ズレ多様してのロングターンも可能でした。

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但し初心者+ペラペラのレンタル板だと辛い…。
パノラマから漂着したコノハアザラシたちが途方に暮れ、悲痛の声を上げています。
某パトさん曰く「ムンクの叫び」、ココは君たちの生態系じゃないんだよ。

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二日目(1/23)の朝。
例に由ってのカチカチ雪の上に強風に飛ばされた粉雪が斑ら乗り。
エッジグリップが一定せず、こんなのならトッピングなら無い方がマシです。

それでもこのコンデションは前日に修練済、直ぐにアジャスト。
谷回り長めの落とされ気味ではありますが、高速ロングが気持ち良く決まりました。

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お昼前になっても残ってるピステン跡。
エッジでなぞるだけじゃビクともしないハードパック。
「ザザザザ…」と板をズラす波の音が鳴り響くグランプリでした。

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14時前でもこの超フラット&超カチコチバーン。
この後、日陰化すると「セメント」は「スケートリンク」に極悪エボリューション。
まるで強化ガラスのバーンに粉チョーク撒いた様なコンディション。
滑走ノイズは響く、エッジは入らない、削られた雪でスキーは挙動不審。
中~低速のスキッドで滑り降るのも厳しいコンデションとなって来ました。

と、こんな感じの第五次白馬遠征.「アイスバーン祭」ハイライト集。
個人的にアイスバーンは好きなので思ってた以上に楽しめました。
但し二日目のラスト1時間「修羅のバーン」には手も足も出ませんでしたけどね。
滑走記は亦後日にDemo。

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2024.01.22

●HOT BUTTERED RUM

えー、本日はスキーとスキーの合間に、珍しくお酒のオハナシ。
(※注.弊ブログは一応、Barの二次元日誌です)

ウイスキー屋で水割り屋、そしてカクテル屋の私め。
しかしバーマン歴三十三年目のキャリアを重ねても、未だ手筋の固まらないカクテルが幾つか御座います。

そんな中の一つが「ホット.バター.ド.ラム」。
個人的には「甘味と苦み」「コクとクドさ」「ラムとお湯」のバランスを取るのが非常に難儀なカクテル。
しかもHotモノですから、温度の低下と共に風味変化(特に甘味と乳脂肪感)も大きい。
未だ「受け」がミルクなカウの方が全然楽に作れます。
と云う訳で「ベースのラムやケーンシロップを変えたり」「スパイスを加減したり」「専用のバター作ったり」「隠し味加えたり」「グラスをダブルウォールにしたり」…。
冬が来る度に思索熟考、マイナーチェンジを繰り返しておりました、が。

「やっと骨格、固まった」

未だ手を加える余地はあるものの、基軸となるレシピは概ね完成。
あとは自主トレでもう少し作り込んで、改善点を洗い出そうかと。

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そんな訳でのホット.バター.ド.ラム、2024WINTER改正版。
まぁ今冬のトーキョーはマフラー/手袋要らずの記録的な暖冬。
あんまりオーダーは無いでしょうけどね。

 

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2024.01.21

●2023/24.十一滑目「白馬五竜」

えー、先週の月~水曜日は「第四次白馬遠征」五竜&47.3Days。
雪不足で悩む白馬エリアの各ゲレンデにも漸く「恵みの雪」。
此処2~3日は爆弾低気圧襲来、毎日15~20㎝の積雪を齎しました。

そんな訳で今回の狙いは「Pow祭」、遠征中日1/16(火)の滑走記になりまする。

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6:40、夜の底も朝の底も「真っ白」な白馬の黎明。
除雪された歩道にも降り頻る雪が積もり、ホワイトサテンのバージンロード。
山麓部でも夜間の積雪量は約15cm、「塩の道」は「雪の道」になっていました。

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7:10、キャビン駅とーちゃく、朝イチグランプリ待機。
しかし7時半を待たずして、ゲレンデボトムでも強風が立ち始めました。
「どーせテストスキーでゴンドラ営業開始は遅れるだろうし…」。
「下手すりゃ上のリフトは全止まりの可能性もあるし…」。

で、20分程思案クレールした結果。

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7:55、予定変更、スカイ-4からスタート。
このままコス4に流れ込み、いいもりPowを狙う事に致しました。
因んでギアは今日も太板、ロシのSoul7です。

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8:15、いいもりコス4到着、も…。
ワイヤー受索輪のトラブルで、営業開始は大幅に遅れるとの見込み。
目途立たない状況で待ってても仕方無し、ミルキーからキャビン駅に戻ります。

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8:30、キャビン駅舎には既に長蛇の列。
うーん、こんな事なら朝からそのまま待機しときゃ良かった…。
打つ手打つ手が全部裏目、まぁこんな日もありますかね。

ゴンドラは定刻の30分遅れ、8:45に運行スタート。
但し強風の為にアルプス平の全リフト/ラインEは運転見合わせ。
滑走可能なのは下山コースのみです。

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ダイナミックからエキスパートへ。
ダイナミックは圧雪上に10~15cmの新雪が乗り、心地良いフィーリング。
エキスパートはモサ感強い湿雪も、底付き軽微でほぼリセット済。

そのままBack to theいいもりへ。

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9:10、スカ4線下の面ツルはまだ沢山残ってます。
トラックの数を見ると営業開始して5~10分程度。
これなら暫くはパウ喰いが楽しめそうです。

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狙うラインはオフピステ一択、線下の疎林帯から、

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線下の小谷側(DEFENDER)へドロップイン。
ミッドフィールドは早々にノートラ売り切れも、ポールバーン側には食べ残し多し。
1時間半/6~7本はパウ食いを楽しめるコンデションが続きました。

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こんな感じでドッカン雪は降り続いてます。
エキストラはパウ祭中 トレーニング中のとおみスキースクールさん。

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しかし11時前になると、目に見えて風が強くなって参りました。
瞬く間に「強風」→「暴風」、そして「爆風」にエボリューション。

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天から降る雪、地から舞い上がる雪。
スロープは地吹雪に覆われ、足元は疎か前方の視界も不如意。
まるで濃霧ん中を滑ってるみたく…。

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一旦待避。
BGMは「ViewView(何も見えませんが)」「GoGo(行きたくありませんが)」。

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12:00、とおみゲレンデに避難も状況大して変わらず。
知らない間にキャビンは運行断念しゴンドラ搬器は格納済。
代わりにとおみ2が動いてます。

尚、この日の白馬は八方/栂池共にゴンドラ/上部ゲレンデ全休。
風に強い子「五竜47」が唯一健闘している状況でした。

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時間を追うに従い「爆風祭🌀」は本格化。
しかも斜め下からの吹き上げ風なので、緩斜面のとおみでは板が全く走りません。
嗚呼、ノッキング-スノーならぬストッピング-ウインド…。

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エスカルの自動ドアは手動にダウングレード。

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13:15、スカイ4は乗車20分待ちとなりました。
ゴンドラは既に死亡、ゲレンデボトムもコス4とミルキー以外は心肺停止。
動いてるリフトが2本切りの上、一時停止を繰り返しての超減速運転。
そりゃまぁ、こーなりますよね…。

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お天気自体は薄晴れなのに、爆風スランプ。

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14:50、流石にやってられないので撤収。
こんな日に無理して疲れ残すのは莫迦らしく。
それに明日は終日の快晴予報、気持ちを切り替えて翌日に備える事に致しました。
つづく。

 

 

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2024.01.20

●今週の【1/21(日)~22(火)】営業案内&定休日

えー、スキーシーズン中は月曜日に加え「雪曜日」が定休日。
要するに「不定休」の頻度が増す、武蔵野口の場末のバァで御座います。
でもって同様の理由に伴い、閉店時間の早まる事もたまに(?)ありまする。

そんな訳で今週のオヤスミ案内。
1/21(日) 18時OPEN、22時で早仕舞い
1/22(月)~1/23(火) 雪曜日の為、オヤスミ

第五次白馬遠征の為、上記の通りとなります。
御迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
<(_ _)>ペコリ

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2024.01.19

●2023/24.十滑目「五竜&47」

えー、今週の月~水曜日は「第四次白馬遠征」3Days。
遠征初日は今シーズン節目の「10」滑目です。
記録的な暖冬小雪の影響で例年より4~5日遅い「二桁到着」となりました。
そんな訳での1/15(月)、五竜&47滑走記で御座います。

Dsc08624
6:50、明けまして小正月(1月15日)。
この日の白馬は予報通りのドッカン大雪⛄。
前夜から降り続いた雪は山麓部でも15㎝以上乗っています。
但し気温はマイナ2℃程度と温かく、踏むと固まる湿雪でした。

Dsc08625
例に由ってのキャビン駅舎「特捜最前線」。
今日はスラ板では無くパウ板チョイス、ロシのSoul7。
K2やLINE程ヤワ過ぎず、ELANやVOLKLより剛性が強くない。
個人的には最も使い勝手の良いファットスキーの一つです。
ポールのバスケットもBIG MOUNTAINに換装して新雪食いのスタンバイOK。

Dsc08627
キャビン乗り場は「雪てんこ盛り」。
早朝なので未だ除雪前、膝下新雪を描き分けての雪中行軍でした。

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7:15、圧雪車がゴンドラ駅のスロープをグルーミング。

Dsc08630
キレーに押してくれました(15分遅い…)。
こんな大雪ですからテストスキーでゴンドラ営業開始が遅れるのは必至。
まぁ1時間遅れってトコでしょうか。

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9:00、パウダージャンキーが長蛇の列、その数約150名。
ゴンドラは9:10に営業開始、定刻の55分遅れと想定内の運行スタート。
勇躍一発目の搬器に乗り込みました。

Dsc08635
9:20、朝イチのアル3は2番乗り。
遠方からお越しのゲストにファーストトラックはお譲りしました。
うーん、何てジェントルな私め。

Dsc08640
心配していたガスもそれ程濃くはありません。
ま、これ位見えりゃ上等です。

一本目は板のフィーリングを確かめるべく、圧雪バーンにドロップイン。
オンピステでも15㎝の新雪が乗っていますが、ハイシーズンとしては重めの湿雪。
それでもノートラックに板を走らすと、心地良い浮遊感が楽しめました。

Dsc08645
2本目からはオフピステ狙い。
沢沿いの疎林帯とテクニカルをメインに取っての「パウ祭り」。

でもってパウダーランと云えば「悲喜交々」なのです…。

Dsc08649
雪に沈んで転んで埋もれ、右足左足バラバラ。

Dsc08650
湿雪でスピード乗れず停止、深雪に沈み途方に暮れる。

Dsc08652
探しものは何ですか? 見つけにくいものですか?。
雪の中へ 雪の中へ 行ってみたいと思いませんか♪

Dsc08653
いい湯だな(ハハハン)、ここは神城五竜の湯♬。
スプレー上げて疾走するパウキチたちの傍らで、ディープスノーに苦しむ方々も多数。
まぁスマホや財布を失くさない限り、コレはコレで楽しそうですけどね?。

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アル4側の疎林帯~ノリ面は雪量不足。
例年なら雪に埋もれてる木々が梢を擡げ、滑走ラインが取れません。
やっぱり今季は雪少ないなぁ…。、

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意外に穴場だったのが12番~9番鉄塔のストレートライン。
トラバースの滑走跡はあるものの、ノートラのラインが結構残ってます。
食い尽くされたサイドカントリーやテクニカルのに較べりゃ美味しいパウ。

アル3/アル4を12本回し、一旦下山コースに向かいました。

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11:00、コス4線下。
いいもりパウは既に完売、2本回して47へ。

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11:45、47はモサモサのグサグサ。
中途半端に踏み固められ太板だと安定感希薄、雪面コンタクトも取り辛い。
これならグリップ強くて小回りの利くスラ板の方が与し易いな。

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12:00、47→五竜へは地べた移動。
大雪/強風/降雨の日には重宝するトライアングルシャトルバス。
発車時間を覚えとくのが五竜フリークの裏技です。

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12:30、再びグランプリ。
雲が薄くなり、多少視界が利く様になってきました。

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テクニカルも、

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ブナのツリーコースも完売御礼。
前述の線下ラインはまだ食べ残しが有り、最後の残飯処理。

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酒場の主的なショットを一枚。
「ジャック.ダニエル-レーシング」のウェアを纏った外人さん。
所処でテネシーって雪降ったっけ。

午後はグランプリのオフピを3本→ランチレスト。
スラ板に履き替えとおみ2本→いいもり6本→グランプリ5本のローテーション。

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最後はスカ4を5本回して終了。
今回の白馬遠征は3日、体力温存で16時に〆と致しました。
つづく。

 

 

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2024.01.18

●Lenticularis

えー、昨日は「第四次白馬遠征」最終日の拾遺集。
アクティビティを終え東京への帰路に向かう途次の事。
長野駅に向かうアルピコさんのバス停で、夕暮れ空の佳景を目に致しました。

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入相刻の白馬の空には、

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ぷかぷかと揺蕩うレンズ雲。
空豆やらロールケーキやらマンボウやら、色んな形の莢状雲。

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手の届きそうな低空には、季節外れの鱧が泳いでいました。

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車窓より望むUFOの大群。
「すわ、インバウンドの次は宇宙人が白馬を侵略かっ!」。

因みに白馬長野線のバス車中、日本人乗客は私めだけ。
ジャパニーズなのにエトランゼなのでした、とさ。

 

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2024.01.17

●「豪雪」のち「爆風」のち「The day」

えー、先程「第四次白馬遠征」より帰投。
疲労困憊の身体に鞭打っての日付変更線前エントリーで御座います。

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今回の白馬遠征、初日と二日目(1/15~16)は大雪。
日曜日深夜から降り出した大雪は火曜日の午後まで衰え知らず。
山麓ベースでも二日間で約40㎝、山頂部では50㎝オーバーの積雪量。
やや重ための湿雪も初日は「パウ祭」、お腹いっぱい新雪を食って来ました。

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そして二日目(1/16)は爆風祭。
山頂部の風速はMaxで35m、アルプス平の全リフトは終日運休。
ゲレンデボトムでも常時10~15mの強風が荒び、殆どのリフトが午後に入り運休。
残ったスカイ4とミルキー4も大幅な減速運転を余儀無くされました。

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でもって今日三日目(1/17)は、突き抜ける様な青空と、

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アスピリンSnowのコーデュロイピステンがお出迎え。
ハイシーズンならでは、そしてシーズン屈指の極上コンデション。
最初の3本で昨日のフラストレーションは吹っ飛んじゃいました。

と、こんな感じの白馬3Days。
滑走記は亦後日にDemo。

 

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2024.01.16

●2023/24.九滑目「五竜&47」

えー、先週1/9(火)~10(水)は第三次白馬遠征、五竜&47.2Days。
そんな訳で二日目の滑走記で御座います。

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7:00、ゲレンテイン。
この日(1/10)の白馬はスノキャスさんの予報を上回る大雪。
未明から本降りとなった雪は、朝を迎えても衰えを知りません。

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ドッカンドッカン降ってます⛄。
けど気温はマイナ1℃、1月の白馬としてはかなり暖かい朝。
これじゃとおみゲレンデのスノーマシンも回せません。

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エスカルの桜坂。
「薄紅」では無く「白銀」の六花で満開のエゾヒガン🌸。

でもってこれから暫く、モノクロの白黒写真が続きます。

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7:25「業務連絡、トップ7番」。
今日も元気にアル3口明け、ブルーグレーに覆われたグランプリがお出迎え。

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ホワイトアウトじゃなくて一安心、コレ位見えりゃ上等です。
この日のグランプリは夜圧雪、バーンには10~15㎝の新雪が乗ったコンディション。
気温が温暖(?)な事もあり、ハイシーズンとしてはやや重めの湿雪でした。

それでもノートラックに板を走らせるとフッカフカのコットンフィーリング。
今シーズン初のPowder-runが楽しめました。

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2本目からは多少視界も良化。
しかし新雪堆積が10㎝超えると、純スラ板じゃ辛い。
うーむ、パウ板調達しとくべきだった…。

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降り足衰えない大雪。
6本回すとグランプリの面ツルは完売、モサグサの残飯バーンに。
ガスも濃くなって来たのでいいもりに向かいました。

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9:20、いいもり.ポールバーン
こっちもモサグサ雪も、視界の利く分回し易い。
4本回してヨンナナに向かいました。

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所処で47のルート1.ボトムには、今シーズンから新兵器が登場。

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スティック型スノーガン(通称.キリンちゃん)。
白馬エリアでは滑走期間最長の下山コース、ルート1のニューウェポンです。

ファンタイプの人工降雪機に較べると造雪量が少なく散雪範囲も狭いですが、一般的なガンタイプよりは造雪量が強力。
また導入/運用コストが低く構造もシンプルなので、近年国内ゲレンデでも良く目にする様になりました。

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11:50、久し振りのカラー写真。
大雪下でリフト2本乗り継いで五竜に戻るのは億劫。
こんな日はトライアングルシャトル使うに限ります。

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13ː00、ランチ取った後は再びグランプリへ。
しかし昨日の疲れに加え、今日は荒れたバーンの重馬場回し。
体力ゲージは赤信号点滅、腰と広背筋が云う事を聞きませーん。
1本回しただけで早々に下山、山麓エリアで楽に滑る事に致しました。

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13ː20、いいもりに退避。
コス4でまさかのサニー回し。

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以降はとおみでポジションとフォームのチェック。
モサグサ雪でウダウダになった滑りを立て直すべくバリトレ。
適度に休憩挟みつつ、2時間で12本のトレーニング滑。

気付けば撤収時刻の15時半になってました、とさ。
おしまい。

 

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2024.01.15

●2023/24.八滑目「五竜&47」

えー、本日は一週間の滑走記。
1/9(火)~10(水)は今季第三次白馬遠征、五竜&47.2Days。
初日のアクテビティで御座います。

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6:50、ゲレンデイン。
東雲刻の白馬は山麓部でも-8℃、1月の朝らしく「キン」と冷えた大気。
無人のとおみゲレンデではスノーマシンの稼働音が響いていました。

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7:15、エスカルより出ずる朝陽。
紫昏に覆われていた夜の底に陽が射し、暖色を帯びた朝が訪れます。

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この時点で「The Day」確定の朝。
予報通り今日は絶好のスキー日和、心配されるのは午後の風だけ。

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8:05、営業開始10分前のキャビン駅
三連休明けの平日にも関わらず、150人以上の雪猿が長蛇の列。
その殆どが快晴の朝イチを狙ってのジモPゲストでした。

キャビンは定刻に営業開始。
一発目の搬器に乗り込みグランプリへ、例に由ってのアル3一番乗りです。

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8:25「業務連絡、トップ64番」。
Breathtaking scenery!!!
背後には180度広がる信越~上信国境稜線のスーパーパノラマ。
山間の低標高部には薄い朝靄が掛かり、宛ら墨絵的な美しさでした。

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浅間山と四阿山。

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聖山の向こうには八ヶ岳。

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南アルプス。

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北東には海谷山塊と雨飾山、そして頚城三山。

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そして朝イチグランプリの御約束、

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アル3から見遣るワイドバーンを、

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三段活用の三連写。
朝イチグランプリ、7分間の貸切タイム。
嗚呼、早くあのコーデュロイストライプを切り裂きたい…。

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八方尾根の向こうには白馬三山。
標高2500mより上では可也風が立っているらしく、雪煙を狼煙ていました。

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Landing!。
コキュコキュと雪鳴きのする、ハイシーズンならでは極上ピステン。
ソフトタッチなピステンは官能的なまでのスキーの走り、エッジグリップ。
フルカービングのミドル~ロングターンが自由自在に決まりました。

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2本目。
ホワイトカーペットのカンバスに、次々と刻まれるカービングシュプール。
コーデュロイストライプは30分持たず、瞬く間に売り切れとなりました。

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ピステン売り切れた後に狙うのはこのライン。
アル4側のポールセット脇をSLショートターン回し。
左側だけを注意していれぱ他ゲストとのコース交錯もありません。

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9:45、グランプリを1時間半/10本回して、一旦下山。
まだピステンの残っているダイナミックへ。

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前回/前々回の遠征ではダイナミック~ウッディは雪不足でクローズ。
今シーズン初の下山コースです。

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隠れた良コース、とおみ2。
地形起伏はまだ出ていますが、フラットに均され快適な中斜面。

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10:15、続いて47へ。
R1もコンデション良、北斜面の分グランプリより雪が軽い。
正面に戸隠と頚城、眼下に白馬村を望むサイコーのロケーション。

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R2はまだ非圧雪。
それでも新雪由来のソフトなコブ、雪面タッチは柔らかで滑り易い。

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「白馬晴れ」「白馬Blue」「HAKUBA VALLEY」
南沢ノ頭(通称1450)より、御約束の構図。
五龍岳~白岳~最低鞍部~大黒岳~牛首~唐松岳と連なる縦走路稜線。

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武田さんもややオコ顔。
遠見尾根~白岳~武田菱と地吹雪立ってます。

Line-Cを8本回して12時前、五竜側に戻ります。

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狙いはセパレート跡。
jrのポールセットは正午で撤収、アル4側の幅10mは朝イチのストレージ状態。
ポール脇の掘れた部分を避ければ、ドフラットなコンディションです。
通称「昼イチグランプリ」、キレキレのショートターンがビシバシ決まりました。

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駄菓子貸し…。
12時半を回ると横殴りの強風出現、風速はMaxで約12m。
リフトが止まる程じゃありませんが、アル3は減速運転となりました。

セパレートラインを5本回して一旦撤収、下山コースからいいもりに向かいます。

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12:50、今シーズン初のコス4乗車。
いいもりはサニーとソフト以外オフピステ、まだまだ雪が足りない…。
でも積雪量見たら、ポールバーン側は圧雪入れられそうだな。
(翌日からピステン入りました)

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13:00、エスカルのテラスでランチタイム。
日中の気温はプラスに転じ、ゲレンデトップで1℃、ボトムでは3~4℃。
都会だと寒く感じる温度も、スキー場だとポカポカ陽気に思えるから不思議。

因みに写真に写ってるゲストはほぼ全員が海外ゲスト。
年末年始&三連休明けの平日、カタギのジャパニーズは皆さんお仕事や学業に勤しんでいる事でしょう。

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ランチレスト以降は47.ルート1チョイス。
アルプス平の強風は収まらず、風に強いLine-C回し。
多少風は立っているものの滑走に支障は無く、バーン荒れも許容範囲。
リフトも通常速度の運行で、快適に回せました。

ラストはとおみでノーストックのバリトレして〆。
翌日に続きます。

 

 

 

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2024.01.14

●今週の【1/14(日)~17(水)】営業案内&定休日

えー、スキーシーズン中は月曜日に加え「雪曜日」が定休日。
要するに「不定休」の頻度が増す、武蔵野口の場末のバァで御座います。
でもって同様の理由に伴い、閉店時間の早まる事もたまに(?)ありまする。
そんな訳で今週のオヤスミ案内。

1/14(日) 18時OPEN、22時で早仕舞い
1/15(月)~1/17(水) 雪曜日の為、オヤスミ

第四次白馬遠征の為、上記の通りとなります。
御迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
<(_ _)>ペコリ

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2024.01.13

●「シュンシュン」

えー、土曜日のトーキョーは「晴れのち大荒れ」。
穏やかな冬晴れの日中からやおら雲行き一転、灰鼠の曇天に。
「雨/雹/雪」が降り「雷鳴」が轟き「冬嵐」の荒ぶ夕暮れ時。
夜帳が下りる頃には寒威増し、氷点下に届きそうな冷え込みとなって参りました。

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シュンシュン💭
武蔵野口の場末のバァでは昨夜より加湿器がスタンバイ。
電気ポットではありません、加湿器です(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/12/post-00d039.html

でも折角出した翌日に雨、今宵は使わなくて良さそうです。
因みにこの子は三代目、壊れずに一冬持ってくれるかしら…。

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2024.01.12

●2023/24.七滑目「戸隠」

えー、大分遅れてのエントリーですが、本日は年末年始の信州遠征.滑走記。
大晦日は白馬五竜のアクテビティを終え、そのまま長野に移動。
2024年の「滑り初め」は戸隠で迎える事に致しました。

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8:15、アケマシテオメデトウゴザイマス🎍。
長野市街~飯綱高原辺りまでは鉛色の曇り空も、中社を過ぎると陽光射す青空に。
大晦日の雨は深夜に雪に変わったみたく、山麓部では3~5cmの積雪でした。

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8:30、アクティビティスタート。
新年初リフト乗車刻に「初日の出☀」の僥倖。
元日の日の出は7時頃ですが、越水ヶ原は飯綱の山々に遮られてこの時間の御来光。
瑪瑙山から新春の曙光が注ぎ始めました。

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第3Qより望む、アドベンチャー/チャレンジ/チャンピオンの各コース。
全て積雪不足で滑れませーん⤵。

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同、しゃくなげ/とがっきーA/とがっきーBの各コース。
あっちも積雪不足で全部滑れませーん⤵。

信越…つーか国内のスキー場は暖冬小雪で雪日照りの「Unhappy-New year」。
戸隠も主要コースの殆どがクローズとなっていました。

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第3Q回しで滑走可なのは「しらかば」一択。

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しかもバーンはフルボッコ。
人工雪主体でメイキングしたバーンは一面ジャガイモ畑、そして地雷も散見。
嗚呼、「魔法の粉雪」は何処へやら…。
因みに滑走音は「ゴガガガガ…」、氷塊ノイズがリズミカルなビートを刻みました。

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第3Qより見遣る高妻コース。
バーンに描かれているのは風紋アート。
昨夜降った雪は強風で飛ばされ、積雪量の上積みにはなってないみたく。

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それでも天気が良いのが救い。
元日の戸隠は早朝時点でマイナ2~3℃、この時期としては異例の暖かさ。
そして9時半を回ると背後の厚雲が引き、険峻の戸隠屏風が望めました。

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ゲレンテ状況がコレなので、リフト待ちも全く無し。
例年ならワンピ姿のちびっ子レーサーがうじゃうじゃ。
しかしポールバーン(岩戸コース)が使えないので、jrの姿も見られません。

しかしオープニングから約1時間、しらかば回しもイイ加減飽きた…。

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9:45、第6Q乗車。
そんな訳で数少ない滑走可能コース、メノウコースに向かいます。

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でもって第6Qは「戸隠.お花見ツアー」。
新春の澄み渡った青空に、満開の銀花を咲き誇らせるブナの森。

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目を奪われる美しさ、霧氷群のアーケード。

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青白ツートンの「Cool‐beauty」なコントラスト。

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ブナの開花は4月から5月。
しかし花期に先んじて、真冬にものフロストの白銀花を開かせるのです。

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降車場周辺はプチ森林限界。

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見返りViewも絶景。
雪少ないし、コンデションも悪いし、滑れるコースも少ないし…。
でもこの風景見られただけで、戸隠に来た甲斐はあったかな。

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メノウコース。
中盤に短い中斜面を挟むも基本緩斜面、しかもブッシュ露出帯が多い…。
ヘビロテするには役不足の雪不足、4本回して越水エリアに戻りました。

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11:00、まさかの2ロマ乗車。
初心者やちびっ子ユーズの越水緩斜面に架かるペアリフト。
取敢えず滑れるコースは全部滑ります。

因みに戸隠歴20年以上の私め、2ロマに乗るのはこれが初めてなのでした。

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11:20、雲間より覗く黒姫。

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11:30、黒姫の左裾奥には妙高。
北信五岳の二峰、ツインカルデラの雄姿もほんの少しだけ御拝謁。

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雲隠れしていた戸隠連峰も再び望める様になりました♡。
パノラマ眺望が利くと利かないでは、滑走モチベーションも全然違います。

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前衛に五地蔵山を従えて、孤高のピクナル高妻山。
戸隠~高妻.乙妻縦走であの頂を踏んだのは2022年の9月(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2022/09/post-decd6f.html

トレランとスキーの違いはあれど、それ以来の戸隠来訪なのでした。

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ランチ後の一服。
喫煙所にはスキー場とJTさんからの「お年玉」、折角なので1個頂きました。

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午後も深くなり、日陰に入ったしらかばは、

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更に「ガリガリ」の「ボッコボコ」。
コース荒れに加えて深い溝や割れも出現、可也手強いコンデションに。
タテにスキッド入れて短いエッジングの小回りが精一杯でした。

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一夜山の西奥には唐松と五龍の頂が覗けました。
昨日はあっち(五竜&47)で滑ってたんだよなぁ…。

因みに元日のゲレンデは、五竜か戸隠で迷った結果の戸隠チョイス。
結果的にこの日の五竜は「鬼混雑」の上、超視界不良の「ガス祭」だったとの事。
滑走コースは少ないけど、戸隠選んで正解だったかな。

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15:30、撤収。
何だかんだで滑走エリアの少ない割には充実、楽しい元日滑でした。

2022年3月以来、久し振りの戸隠でしたがやっぱり良いスキー場。
特にガッツリ滑り込むシリアスなスキーヤーにとっては魅力有るゲレンテです。
そんな訳で捲土重来、フルオープンした後にあと何回かは訪れよっと。
おしまい。

 

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2024.01.11

●令和六年「初飲み」

えー、1/9~10はオシゴトオヤスミして「第三次白馬遠征」2Days。
スノーライフの帰路は大糸線とあずさを使って「時間」も「距離」も大回り。
途中松本駅に降り立ち、とある酒場に向かったのでした。

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18:10、ま~つもぉとぉ~ ま~つもぉとぉ~。
旧国鉄時代の郷愁と旅情を誘う、ロコ色豊な独特のアナウンス。
コレ聞くと「嗚呼、松本着いたなぁ」と実感します。
折角なのでアルピコさんLOGOの在来線車両と駅名標をセットで一写。

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来年の2月28日を以て、25年の歴史に幕を下ろす松本PARCO。
昨年二月、松本市に衝撃を与えたショッキングなニュース「パルコ閉館」。
閉店後は官民複合施設に移行、上層階には市立図書館が入る予定との事。
取敢えず市中心部の空洞化だけは免れて良かったです。

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「C」のネオンが消えてる…のでは無く、コレがデフォ。
白と赤と灰色のロゴカラーです。

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そんな訳で令和六年、初飲みは深志のコチラ。
昨夜は70分4本勝負(お土産付き)。
ホットウイスキー/ウイスキー何か/ブランデーサワー/アイリッシュコーヒー、でした。

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それにつけても恨めしく思うのは、最終あずさの時刻の早さよ。
終電は20時10分なので、何時もバタバタの「松本食べ」「松本飲み」。
かと云って宿泊しても、次の日に二日酔いになってるだけだしなぁ。

と、こんな感じの令和六年「初飲み」。
因みに今年に入っての外食は白馬で1回、戸隠で1回、松本で1回。
「お前は何処に住んでるんだ」てな履歴でした、とさ。

 

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2024.01.10

●JUSTICE!

えー、只今1月10日、23時10分。
第三次白馬遠征から帰投、疲れた身体に鞭打ってのエントリーで御座います。

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JUSTICE! 

Dsc08546
JUSTICE!!

Dsc08552
JUSTICE!!!

「Blue-Justice」&「White-Justice」。
ゲレンテでは絶対の正義、のツートンカラー。
初日の午前中だけではありましたが「The Day」に恵まれた白馬2Daysでした。

滑走記は亦後日にDemo。

 

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2024.01.09

●今週の【1/9~1/10】オヤスミ案内

えー、北安曇は白馬神城の地よりオハヨウゴザイマス。

大晦日と元日を除きフル営業開始していた年末年始。
今週/来週と分割してお正月休みを頂きます。

そんな訳で1月9日(火)~10日(水)はオシゴトオヤスミ。
雪曜日にて定休日となりますので御了承下さい。

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2024.01.08

●本日の【1/8(月)】営業案内

えー、本日は松の内明け、アケマシテオメデトウゴザイマシタ。
月曜日は定休日なのですが、三連休の祝日なので臨時の営業。
但し営業時間は少し短め、18時~22時までとなりまする。

何せスキーシーズン中は「雪曜日」が定休日。
要するに「不定休」頻度が増す、武蔵野口の場末の酒場なのでした。

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御年始モードの和装営業も昨夜で御仕舞い。
カウンターに立つ出で立ちも、今日より普段通りのバーコートです。

 

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2024.01.07

●「人日ノ夜」二「長寿ノ秘酒」

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス7日目。
なーんて序出しも今日が最後、明日は松の内明けで御座います。
尤も今年の松の内は三連休の中日、お正月の呆けた気分は明日まで鴨ね。

所処で皆様に於かれましては年末年始のお休みを終え、溜息交じりの仕事始め。
既に平熱の日常生活に帰参されている方も多いと存じ上げます。
帰省や旅行の疲労に生活リズムの乱れ、そして暴飲暴食な機会の多いこの時期。
兎角身体の調子を崩し易い折でも御座います。

と云う訳で、本日は疲労困憊な身体にお誂え向き。
仏蘭西はグルノーブルより長寿の霊酒のオハナシです

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Chartreuse/Élixir Végétal
17世紀初頭、アンリ4世の御代から伝わる、シャルトルーズ修道院の薬草酒。
そのプロトタイプ復古版と云われるのが、この
エリクシール・ヴェジェタル

因みにシャルトリューズの製造方法は現代でも修道院のシークレットレシピ。
薬草の品種はアンゼリカ、クローヴ、ジュニパーベリー、コリアンダー、カーダモン、ヴェルヴェーヌ、バーム、ヤロー、マージョラム、オレガノ、ペパーミント、ヒソップ、メースなど、約130種類と云われています。

そんな訳での節句.人日、ウチでは「七草粥」ならぬ「百三十草菓子」。
角砂糖にエリクシール・ヴェジェタルを数滴落したものを振る舞ってます。
これを舐めれば貴方も無病息災、フレッシュでエネルギッシュな一年が過ごせる…
かな?。

 

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2024.01.06

●C‘est de la pomme qu‘est ne tout le mal

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス6日目。

一昨日の夕刻はミヤコ寺町より武蔵野口に宅急便とーちゃく。
令和六年の初入荷、新着ボトルの登場で御座います。

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・Michl huard 2008 for CALVADOR🍎 (15years-old 40%)

昨秋リリースのミッシェル.ユアール2008/15年。
高山くんトコのプライベートボトリング、ロット228本です。
先月某所で試飲して美味かったので数本購入致しました。

焼きリンゴやアップルパイを彷彿させるスウィーティな熟成感。
そして樽由来のカラメル、その隙間にシードルを思わせる心地良い酸味。
甘美なボディの中にもアシドとビターのバランスが絶妙です。
そして何より驚くべきは、注がれたグラスから広がる芳醇な香り。
店内が林檎畑の様な熟した果実香に包まれます。
15年熟成としては出色の完成度、昨今の蒸留酒インフレを考えりゃコスパもグッド。

尚本日の表題はフランスに伝わるリンゴの諺に因んだものにて。
「愛欲と肉欲に惑わされ、女に溺れる」てな意でオケー、でしょう。

 

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2024.01.05

●2023/24.六滑目「五竜&47」

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス五日目。
武蔵野口の場末の酒場は「暇過ぎず」「忙し過ぎず」と、まぁ頃合いな年始スタート。
心配していた売名行為の影響も今んトコは無く、取敢えずは一安心です。

そんな訳で本日は、2023.12/31~2024.1/1の第二次信州遠征滑走記。
年跨ぎのスノーライフ、大晦日はホームゲレンデ白馬五竜で御座います。

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6:50、ゲレンテイン。
2023年「最後の朝」は細雨の糸引く生憎の空模様。
それでも予報より雨の降り足は弱く、悪いなりにはマシな天候でした。

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7:00、オープニングは早朝営業のサンライズスキー。
年末年始のとおみゲレンデは、一週間以上ぶっ通しでサンライズ営業。
記録的な暖冬小雪の割に、バーンの積雪コンデションはまずまず。
ブッシュや小石は散見するものの、あからさまな地表露出は見られませんでした。

3本回してサンライズ切り上げ、ゴンドラ駅に向かいます。

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8:00、キャビン営業開始15分前。
駅舎には250人に届こうかと云う長蛇の列。
サンライズを15分で切り上げた私めですら、既に先頭から7番目。

尚、積雪不足の為に大晦日から下山コース(ダイナミック~ウッディ)がクローズ。
いいもりは例に由って使い物にならずと、滑走可能エリアはピーク時の半分程です。

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令和5年.滑り納めは2番乗りのアル3乗車。
標高1500mのアルプス平も気温は温暖、小雨の濡つ大晦日の朝でした。

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ブルーグレーのモノトーンの中、静か佇む一枚バーン。

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南東の空には光芒の射す、幻想的なオープニングタイム。
朝イチのグランプリは放射冷却のバーン硬化も無く、ザクッと柔らかいザラメ雪。
角付け時点で板が沈むグリッピーなコンディションで、エッジリリースに神経を使いました。

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8:40「おおっ、晴れて来たっ」。
上空の厚雲が引き、淡青の広がる晴れ模様に。
しかし天候好転はほんのひと時、再び鉛雲の覆う曇天空となりました。

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9:30、でもって「やっぱり」の年末混雑スタート。
自由に滑走ラインを取れたのは最初の3~4本。
以降は安全マージン取って小回りで縫う滑りを余儀なくされます。

アル3回し1時間半で混雑もピーク、一旦47に待避する事に致しました。

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10:05、Line-Cは意外と空いてます。
10分程度の行列は覚悟してましたが、5分掛からずにスンナリ乗車。

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R1も思ってたより空いてます。
ショート~中速域のミドルならストレス無く回せます。
そんな訳で正午まではヨンナナを主戦場に取りました。

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白馬の里を覆う霧雲、水墨画みたく幽玄な風景です。
しかし10時以降、雨足は次第に増し、本降り/小雨を繰り返す様になって来ました。

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しかしまぁ良く止まる事。
初心者の乗車も多いLine-C、ノンストップで降車場まで辿り着いたのは一度も無し。
酷い時は動いてる時間より止まっている時間の方が長い位でした。

12時に一旦ユークリッドまで下山、トライアングルバス使って五竜側に戻ります。

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ランチ取って戦闘再開、も…。
ボトムのとおみゲレンデからしてこのガス具合、そして愈々土砂降りの雨。
流石にグランプリに上る気にはなれず、スカ4回しを余儀無くされます。

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予報で雨天滑走は織り込み済み、雨対策は万全の遠征でしたが…。
本降り雨でレインウェアは浸水被弾、スペアのグローブも水浸し。

強い雨足と濃霧、そして地雷散見のバーンコンデション。
何時もなら長蛇の列を成すスカイ-4も、リフト乗り場に人影は疎ら。
年末に風邪引くのも莫迦みたいなので、私めも15時に切り上げました。

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16:00、白馬撤収。
エスカルからシャトルとアルピコを乗り継ぎ、長野駅に移動。
明日の元日は戸隠で滑り初めです。

と、こんな感じの2023年.滑り納め。
生憎の天候でしたが午前中はガッツリ回せたし、混雑具合も想定内だったし。
まぁ程々の満足度でした、おしまい。

 

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2024.01.04

●春立ツル?

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス四日目。

三が日を終え、早い所処では今日から令和六年の「仕事始め」。
街を行き交う人々も「夢現」が混然とした面持ち。
年末年始の弛緩した雰囲気と、日常生活の現実感が入り混じった表情です。

所処で本日のトーキョーは最高気温が15℃。
新年を迎えたばかりと云うのに、三月下旬並みの暖かさで御座います。
しかも「春一番」ならぬ「迎春一番?」、結構強い風が立つ昼最中。
6~7mの和風でしたが、都心ではビル風も相俟って風速より強く感じられました。

そんな訳で元日から成人の日まで続くオヤスミウィークも本日で折り返し。
あと5日の商いで、私めの正月休み(第一弾)がやって参ります。
風邪引いたり体調崩したりしない様にガンガろっと。

 

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2024.01.03

●御菱の龍

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス三日目。
昨日より仕事始めの瓦礫坂の酒場。
令和六年最初のオーダーは「ホットウイスキートディ」でした。

そんな訳で本日のお題は三が日の時宜に叶ったエントリー。
「今年の干支」に因んだもので御座います。

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入口ドア裏側には昨日(今年)より新しいポスター。
年末年始の信州遠征、白馬で頂いたオミヤゲです。

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2023/24WINTER.「HAKUBA-GORYU & HAKUBA47」
嘗て3シーズンに亘り、雪山就労生活で一冬を過ごした白馬五竜スキー場。
そんな御縁も有り、エスカルさんで今季のポスターを貰って参りました。

今年は辰年、でもって「辰」=「竜」=「五竜」。
少々強引な三段活用ですが、今年の干支に因んでのオーナメントです。

因みに「竜」の文字を含むスキー場は国内に三つ。
竜王スキーパーク(志賀)と九頭竜スキー場(福井)、そして白馬五竜。
尚、当店は国内唯一の同スキー場公認「アンテナショップBar」です(笑)。

 

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2024.01.02

●「滑り納め」「滑り初め」

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス二日目。
武蔵野口の場末のバァは本日より仕事始め、
帯を締め、襟回りを整え、羽織に袖を通している所処で御座います。

因みに年末年始二日間のオヤスミ、私めは年越し恒例の信州遠征。
白馬と北信でスノーライフに勤しんで参りました。

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12月31日、昨年の滑り納めは白馬五竜。
令和五年「最後の一日」は、早朝営業のサンライズスキーからスタート。

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朝イチのグランプリに薄明のカーテン。
細雨の濡つ年の瀬の白馬、分厚い灰鼠の雲間から光芒が注いでいました。

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1月1日、今年の滑り初めは戸隠。
本降りの雨に苛まれた大晦日とは一転、新春に相応して冬晴れの朝。
ゲレンデでは霊験灼たかな戸隠神社の注連飾りがお出迎えです。

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怪無の山端より出ずる御来光。
ゲレンテインの時刻に合わせかの様に、令和六年の「初日の出」。
元旦の暁光を拝めるのは今年の僥倖?。

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お昼は半日遅れの厄払い。
「年越し」ならぬ「年迎え」の戸隠蕎麦。

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孤高のピクナル。
百名山の一にて、戸隠富士とも称される高妻山。
お昼過ぎのほんの一時ですが、天突く秀峰の雄姿が望めました。

「一(戸隠)富士」「二高(妻)」「三(スキー)成す日」。
少々強引な語呂合わせも、新春の三縁起が揃い踏み。
今年は何かイイ事あるかな?。

 

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2024.01.01

●賀正.2024年

 

        謹賀新年

   謹んで新春のお慶びを申し上げます。

   良き新年をお迎えのことと存じます。
   旧年中は並々ならぬ御厚情を賜り、
   厚く御礼申し上げます。
   本年も宜しく御願い申し上げます。

                TRIPLE-SEC 店主敬白 


えー、アケマシテオメデトウゴザイマス。

年始の御挨拶は信濃国からグッモーニン&ハッピーニューイヤー。
「年越し」も「年明け」も例に由ってのスノーマッドなスキーライフ。
大晦日の「2023.滑り納め」はホームゲレンデの白馬五竜。
元日の「2024.初滑り」は今から戸隠に向かう所処です。

そんな訳(?)で、本年も宜しくお願い致します。

 

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