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2024.03.30

●2023/24.二十九滑目「石打丸山」

えー、今週は「溜りに溜まった」未更新の雪猿日誌を纏めてUp。

先週のお彼岸ウィークは白馬遠征お休みで、日帰り×1のみのスノーライフ。
湯沢/南魚沼エリアのホームゲレンデ、石打丸山に逝って参りました。
そんな訳で3/19(火)の滑走記で御座います。

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8:00、中央口とーちゃく。
低標高が故にハイシーズンの短い石打、3月に訪れるのは3年振り。
今冬は3月の降雪に恵まれ、この時期としては例年より積雪量多めです。

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取敢えず板デポ(特捜最前線)。

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8:30、アクティビティスタート。
予報通りのお天気、澄み切ったライトブルーの空がお出迎え。
但し午後からは天候下降線、曇り/小雨の予報です。

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何時も通り、一発目は銀座から、

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ダイナミックへ滑り込むも「板、走らない⤵」。
直近は雨と日中の融雪を繰り返し、昨夜は5㎝程度の雪が降った石打。
汚雪と新雪が混じった上に夜間の冷え込みも弱く、緩~いバーンコンデション。
朝イチの時点でスキーに纏わり付く様な重たい雪でした。

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圧雪バーンより非圧雪の方が板走ります(中央のがMyライン)。
サンライズラインのオフピステには3~5㎝のシャローパウ。
浮遊感は無いものの「サクッ」とした破砕感が気持ち良い。

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9:00、山頂ゲレンデへは中央高速Tをチョイス。
営業開始が遅れる事の多い大丸より、定刻運行のこっちを使った方がストレスレス。

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中央高速Tより望む、パラ尾根と魚沼盆地。

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同、パラ沢と山頂ゲレンデ。
この風景を撮るのも今シーズン今日が最後です。

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9:05、久し振りに山頂Q一番乗り。
サンライズライン/観光1/中央高速T、そして山頂クワッド。
この日は石打丸山のリフト口明け「四冠王」でした。

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段差無し/割れ無し、今日のグルーミングは美しい。
背景には石打丸山のランドマーク、飯士山。

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今んトコ「コレ、全部俺のものっ♡」。

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魚沼盆地へLanding。
バージンストライプを最初に切り裂くのは一番乗りの特権♪。

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フラットピステンの下地は脆く、過度な荷重をすると足場の沈むソフトな圧雪。
それでも最初の数本はゲストも少なく、コース幅を取った大回りが楽しめました。

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時折オフピステを摘み食い。
山頂ゲレンデの2段目や、

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クワッド線下も頂きます。
底付きガリガリですが「パリッ」としたフィルムクラストが気持ち良いっ。
ノートラに板を走らせている分には、多少の浮遊感も楽しめました。
シャローとは云え季節的にパウ食いするのは、今季これが最後かも。

7本回して10時前、多少混み合って来たのでハツカ石に向かいました。

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ジャイアントのオフピステは単なる重グサ雪。
面ツルに板を走らせても沈んで止まるだけでした。

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ハツカ石はザブザブのノッキングスノー。
2本回して撤収「サヨナラハツカ石、また来シーズンね」。

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10:35、ダイナミックもブレーキ雪。
如何やら今日は山頂と大丸しか回すトコ無さそうだな。
こっちも2本回して撤収「サヨナラダイナミック、また来シーズンね」。

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ザイラーでは基礎屋さんが検定レッスン中。
足前からすると1級の受講者でしょう。

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11:15、カムバック山頂。
意外と荒れ進行は少な目、こりゃまだまだ快適に回せるな。

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しかも結構空いてる。
基本ミドル回し、前方に滑走者いない時はロングターンチョイス。

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12:40、続いて大丸のコブ。
今シーズン初めての纏まったコブ滑、掘れも浅く勘を取り戻すには程良い難度。
5~6本回しましたが「やっぱり春コブは楽しいねっ♪」。

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13:40、ランチ取って戦線再開。
パラダイス/大丸より下は妖怪(イタツカミ)跋扈で使い物にならず。
結局この日はアクテビティの半分以上を(27/47本)山頂で回した一日でした。

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正午を過ぎると越後山脈~谷川連峰の展望もクリアに。
越後三山と金城山。

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白妙マッキーから米子頭山~柄沢山と続く上越国境稜線。

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朝日岳/谷川岳/万太郎山が一際目を引く谷川連峰。

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ズームにて、谷川岳。
左に茂倉岳、右にオジカ沢ノ頭を従えの構図。

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15:10、ラスト1本。
下り坂予報だったお天気も、最後まで持ってくれました。

と、こんな感じの2023/24.石打丸山最終滑。
今季はシーズンイン期の暖冬小雪で3回の来訪に止まりましたが、日帰りユーズならやっぱり良いスキー場です。
来季はもーちょい早く雪降ってくれるとイイな。
おしまい。

 

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2024.03.29

●春一輪

えー、昨夜の武蔵野口は「ザーザー」と本降りの雨。
傘を差していても肩や足元を濡らす飛礫。
「春霖」と云うには勢いの強い雨脚で御座いました。

一転、今日のお昼を過ぎると雨上がり「サンサン」と降り注ぐ陽光。
コートやダウンを着ていると汗ばむ陽気。
「春麗」と云うには陽射しの強い晴空で御座いました。

そんな訳で三月もあと3日を残すのみ。
春の足音も間近に迫って来た折節、東京では桜の開花宣言が発表されました。

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ウチのお隣、宝仙寺さんのヤマザクラ。
未だチラホラ咲きにも満たないですが、綻び出した花弁が数輪。
満開の見頃は来週くらいになりそうです。

 

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2024.03.28

●本日の【3/28】営業案内

えー、スキーシーズン中は月曜日に加え「雪曜日」が定休日。
要するに「不定休」の頻度が増す、武蔵野口の場末のバァで御座います。
でもって同様の理由に伴い、開店時間の遅れる事もたまにありまする。
そんな訳で本日の営業案内。

※3月28日(木)/は営業開始刻が少し遅れます。

昨日今日と第九次白馬遠征、北安から蜻蛉帰りでのカンバン出し。
その為、19時半~20時頃のOPENとなります。
御迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
<(_ _)>ペコリ

 

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●2023/24.二十八滑目「五竜&47」

えー、今週は「溜りに溜まった」未更新の雪猿日誌を纏めてUp。

3/11(月)~12(火)は第九次白馬遠征.2days。
「五竜&47」二日目の滑走記で御座います。

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7:00、ゲレンテイン/キャビン駅待機。
昨日の快晴とは打って変わって曇天の空、予報通り今にも雪の降り出しそうな気配。
山麓ベースでは2~3℃、山頂部でもマイナ1℃と生温い気候、そして無風。
こーなると心配なのは「ガス」なのです…。

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早朝のキャビン駅には五竜オールスターズ五人衆。
天気が違うだけで面子は何時も一緒。
某氏曰く「毎朝、巻き戻ししただけのの風景だね」。

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8:25「業務連絡、トップ60番」。
五竜&47だけに限ると、この日が今シーズン節目の「20滑目」。
因みに今季のアル3ステークスは一着16回/二着1回、今んトコ連帯率85%(笑)。

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ブルーグレーのモノトーンに覆われたグランプリ。
取敢えず現時点で視界は担保、但しまだまだ安心は出来ません。
南斜面+地形的に、グランプリ唯一の弱点は「ガスが籠り易い」事なのです…。

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兎に角、回せるうちにバシバシ回します。
これだけ過疎ってるグランプリも久し振り。
3月入ってオージーとチャイニーズのインバウンド客は激減。
ジャパニーズゲストだけだと、平日はこんなモンなのです。

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8:40、ガス来た~💀。
一瞬ヒヤッとしますが、視界不如意になる程じゃ無し。

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以降、薄霧が流れては引いての繰り返し。
そして9時を回ると予報通りの小雪模様。
しかし気温が高くウェアに落ちた雪は直ぐに融解、大して雨と変わらない気象状況です。

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この日のグランプリは見事な過疎っ振り。
ガスと湿雪が嫌われてか、アル3を回すゲストは殆どいません。

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10ː20、そして濃霧が本格化…。
ま、朝イチを2時間/16本回せたからイイや。

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10ː30、47に移動。
見るからに高温湿潤、Wettyな大気とPeonyなシャバ雪。
この時間帯になるとグローブはグッチョリ浸水、ウェアも被弾。
快適とは程遠いアクティビティとなって参りました。

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Line-C下の沢堰堤。
「凍ってるね」「うん、凍ってる」
幾ら温暖とは云え冬のスキー場、濡れ鼠で滑ってりゃ身体は冷えるのです。
10本回して47撤収、山麓部で暖を取る事に致しました。

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12ː45、ジブリの飯森。
今シーズン初ベンチャー、ガタボッコで何も楽しくありませんでした。
そー云や今季は神城ゲレンテ、一回も入んなかったな。

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雪はお昼過ぎに 雨へと変わるだろう♬
13時過ぎると山麓部は完全に「雨」。
シトシトからポツポツ、そして気付けばザーザーの本降り☂に。
この悪天下で上に行く気にはなれず、とおみ回しして15時にゲレンテ撤収。

帰途は松本で飲み食いする心算でしたが…。

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17ː40、まさかの松本豪雪。
街に出るのも面倒になり、最終1本前のあずさで新宿帰投。
ブリティッシュマーチを飲るのは4月繰り越しとなりました、とさ。
おしまい。

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2024.03.27

●2023/24.二十七滑目「五竜&47」

えー、今週は「溜りに溜まった」未更新の雪猿日誌を纏めてUp。

3/11(月)~12(火)は第九次白馬遠征.2days。
遠征初日はホームゲレンデ「五竜&47」での滑走記で御座います。

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6:50、ゲレンテイン。
雲一つ無く澄み渡った青空に、前日降った新雪の純白。
この時点で「The-day」確定、テンションMaxの朝を迎えました。

直近1ヶ月/3回の白馬遠征は天候に恵まれず、ガスか曇りか大雪ばかり。
晴れ日白馬に当たったのは2月14日以来です。

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影自撮りするのも久し振り。

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817mより見遣る1516m。
天空彼方へ突き抜ける様な空色は、正に「Heavenly blue♪」。

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早朝のキャビン駅に待機するのは何時もの面々。
因みに東京から出張ってる莫迦は私めだけです。

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8:25、グランプリは青と白の二色刷り。
アクリル板を張った様な青い空、綺羅綺羅と眩い白銀のスロープ。
冬山の絶対正義、「Blue-Justice」と「White-Justice」のツートンカラーがお出迎え。

ガスの掛かってないグランプリもほぼ一ヶ月振り。
やっばり晴れた日のグランプリはサイコーです。

「業務連絡、トップ58番(^^♪」

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振り返ると上信国境の名山群。
志賀高原~四阿山/浅間山~八ヶ岳~美ヶ原~南アルプスのスーパービュー。

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四阿山と浅間山を遠景に、雪の底に眠る神城の里。

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飯田城跡の尾根向こうには八ヶ岳と南アルプス。

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何と、この日は富士山🗻まで見えました。

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ズームにて。
八ヶ岳の南裾/蓼科山の奥に、薄っすらと望める冠雪したお鉢。

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武田さんの御尊顔を拝するのも一ヶ月振り。

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そして「恍惚」の「垂涎」の「圧巻」のグランプリ。
今んトコ「これ全部オレのものっ♡」。

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流石五竜の圧雪職人さん、相変わらずの神業ピステン。
まるでハイシーズンに時計を巻き戻ししたかの様なコンディション。

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Landing!!!。
「板走るっ」…つーか「板走り過ぎっ」
前日の降雪と日中の融雪/夜間の冷え込み/神業圧雪、そしてwaxチョイス。
全てがシンクロしたのか、この日のグランプリは今季一番の超.高速仕様です。

カチッと締まったフラットピステンはアンビリバボーな加速。
勝手知ったるコースでも想定以上のブースト感、身体が置いてかれる事も屡々。
最初の数本はスピードコントロールに手を焼き、コーデュロイストライプの無駄遣いな滑りになってしまいました。

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9:00、至福のモーニングタイム、5本目。
三月中旬の平日と云う事もありゲストは少なく、コーデュロイは売れ残っています。
バーンコンデションに徐々にアジャストも、スピードコントロール重視の滑りでロングターンは封印。
スキーのラディウスに合わせ、ショート~ミドル中心の朝イチグランプリでした。

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グランプリを1時間半/12本回して47に河岸替え。
合流路より望む小谷村、背後に聳えるのは雨飾山と頚城三山。

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ルート1も「準.朝イチ」の良コンデション。
ハイシーズンは滑走ライン取るのにも苦労するR1。
やっぱり3月になると来場者は激減、回すゲストも疎らです。

「ドフラット」の「ガラ空き」とくれば、コース幅一杯に使ってのロング回し。
暫くはノンストップで回せる時間が続きました。

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多少混んでくるとルート2へ。
急斜部から中斜ヘアピン2発~R7へと合流する、全てのパートがフラットコンデション。
パウ日以外は基本的にゲストの流れ込みが少ないR2。
前を行く滑走者の姿は殆ど見られませんでした。

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リフト乗ってる時は銀花のお花見。
陽光を浴び、水晶の様に煌めくブナの梢。

Line-Cを10本回して正午過ぎ、再びグランプリに戻ります。

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12:15、南沢ノ頭(通称1450)より、御約束Photo。
五龍岳から白岳~大黒岳/最低鞍部~牛首~唐松岳と続く縦走路稜線。

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「HAKUBA VALLEY 」雁行図。
パノラマコースからは「10」あるハクバハレー.ゲレンデの「7つ」が視野に収められます。
足元は五竜/パノラマ、眼下には47/ルート8、左手前の尾根は八方/リーゼン。
正面の逆三角形が岩岳サウス、その向こうには栂池、白乗、コルチナ。

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パノラマコースの名にし負う「パノラマ」。
小谷三山/柄山/蕎麦粒山の白馬.長野市境稜線を前衛に、背後には信越の名峰群。
海谷山塊~雨飾~頚城三山~乙高妻~戸隠連峰~飯綱連峰の山々が一望の元に見張らせました。

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飯綱連峰.瑪瑙山の山腹には戸隠スキー場。
そー云や今季、戸隠には一回しか行けなかったなぁ
一夜山の奥には越後三山、飯縄山の右奥には苗場山の雄姿も望めます。

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12ː20、アル3回し.第二部スタート。
ランチタイム刻のグランプリを回すゲストは数える程。
ワイドバーンの端から端まで、滑走ラインは取り放題です。
滑りの調子も上がって来たので「ロングターン一択」の昼イチグランプリ。

That's  Giant Slalom  time !!!

春の陽射しに照らされた穏やかな昼下がり。
至福の時間はゆっくりと、それでいて瞬く間に流れていきました。

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この日のスノキャス予報は午後から天候下り坂。
13時を回るとレースカーテンの様な巻層雲が広がり始めましたが、それでも終日の好天を維持。
直射日光が当たらない分融雪も進まず、却って良い按配の高曇りでした。

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14:00、やっとランチ。
3月も半ばになるとインバウンドのゲストが激減。
平日の昼最中っぽく、長閑な雰囲気のエスカルテラスでした。

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戦線再開/1516地点の立て看。
「シーズンBEST3」は少し盛り過ぎも、シーズン屈指のコンデションに変わりは無し。

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14ː40、アル3回し.第3部スタート。
レイトアフタヌーンになっても上々のバーンコンディション。
多少の荒れは有るも雪面コンタクトは充分に担保、クラスト進行も軽微。
滑走ノイズも力付くで抑え込めるレベルです。
結局この日の午後は「大回り専」で回してたグランプリでした。

いゃあ、
ホント、

今日は、
楽しいっ、
楽し過ぎるっ(^^♪

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HALOにHELLO♪。
地蔵ノ頭に沈む夕日に、ほんのり掛かる白虹の日暈。
ラスまで回してた御褒美か、大自然の神様が見せてくれたネイチャーアートです。

この日はキッチリ16時までアル3回し。
グランプリだけで36本を数えたアクティビティでした、とさ。

 

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2024.03.26

●2023/24.二十六滑目「白馬五竜(とおみ&いいもり)」

えー、今週は「溜りに溜まった」未更新の雪猿日誌を纏めてUp。
3/4~5「第八次白馬遠征」は五竜47.2days、二日目の滑走記で御座います。

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9:40、アクテビティスタート。
7時にキャビン駅待機、朝イチのグランプリに向かうのが何時もの五竜ルーティン。
それがまさかのレイトタイム.ゲレンテインです。

実は昨日の滑走中に体調不良発生。
「身体重い」「寒気する」「熱っぽい」と風邪の初期症状に苛まれた私め。
湯治して、野菜と肉食って、ホットウイスキー飲って、18時に就寝。
厚着して汗もかき、朝起きると多少マシにはなってる様子(?)です。
それでも完調には程遠いコンディション、頭は「呆~」としてるし身体も重い。
この日のスノーライフは諦め、とっとと帰ろうかとも思いましたが…。
「試しに軽くとおみゲレンデ滑ってみるか(←莫迦)」。

それで滑れる体調じゃ無ければ、直ぐに切り上げりゃ良し。
取敢えずゲレンテインした次第なのでした。

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てな訳でスカイ-4回し。
病み上がり(疾病中?)の体調不良、身体の反応は遅いしキレもコクも無い滑り。

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体調悪化しない様、4~5本毎に小休憩。
何で此処迄して滑るのか、それは「其処に雪があるから」です。

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コンディション不良とは云え、初心者向けのとおみゲレンデ。
緩斜面はアクション取っ放しで意外と体力使うのです。
そして何より「飽きる…」。

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いいもりサニーに河岸替え。
こっちの方が未だ頃合いの斜度、右下がりの片斜でテクニカルの要素も有ります。
何だか調子上がって来たかな。

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11:15、意を決してキャビン乗車/グランプリへ。

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所処が歯が立ちません…。
脳の判断と身体の対応がバラバラ…つーか鈍くて遅い。
滑走スピード/加速に反応出来ず、身体がスキーに「置いてけ堀」。
シーズン600本以上回しているホームコースが怖く感じる始末です。

1本回してそのまま下山、以降はとおみとサニー回しに終始。
結局47には行かず終いでした。

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14:35、ラス1本。
明日のオシゴトに差し支えない様、早めの撤収。
(充分「差し支えている」という噂もあります)
それでも後からGPS見たら「26本/32㎞」滑ってました、とさ。
おしまい。

 

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2024.03.25

●2023/24.二十五滑目「五竜&47」

えー、今週は「溜りに溜まった」未更新の雪猿日誌を纏めてUp。
本日は3/4~5「第八次白馬遠征」五竜47.2days、初日の滑走記で御座います。

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6:00、白馬到着、でもって「びっくり(驚)」。
ドッカンドッカンと「降ってる降ってる!!」
ワッサワッサと「積もってる積もってる!!」。

ゲレンデトップで降雪15㎝程度の予報だった前夜の白馬。
それがこの積雪量、とおみゲレンテでも20㎝を越える大雪です。

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しかも降雪の衰える気配は無し。
こりゃスラ板なんて履いてるバヤイじゃありません。

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そんな訳で急ぎパウ板調達。
今日のステディは「BLIZZARD/RUSTLER10(180㎝)」をチョイス。
でもポールのパウダーリングを持って来てないと云う大失態…。

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こんだけ降ってるので、当然テストスキーが入ります。
安全確認とデブリ対策でキャビン営業は大幅遅延。
1時間半遅れの9時40分に営業開始となりました。

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9:55「業務連絡、トップ48番」。
グランプリはオンピステで膝高、オフピステだと太股まで埋まるディープスノー。

圧雪バーンが既に非圧雪⛄

しかし残念な事に、積もった雪は重ための湿雪。
新雪と云うより深雪、積雪抵抗で板が全く進みませーん。

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1本目はオンピステを試運滑。
一枚バーンのど真ん中を切り裂きます…が。
「雪乗り過ぎて、スキーが走らない悲劇…
積雪多過ぎ+重雪でスピードに乗れず、トップを上に向けてのソール滑。
殆ど直滑降で何とか滑り降りれる状態、1本回しただけで太腿パンパン。

そんな訳でこの日は「Pow祭」ならぬ「Pow地獄」
オンピステ/オフピステの至る所処で、阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられてました。

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転んで、

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止まって、

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沈む、

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沈む、

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埋もれる。
皆さん、五竜アルプス平温泉の雪加減は如何ですか~。

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スキーが沈んで身動き取れず、ビン外して板発掘。

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こっちもボードが埋もれて子泣き爺状態、板掘出し中。

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Hakuba Snow Schoolの皆さんも途方に暮れてます。
勝手知ったるゲレンデ+ソコソコ滑れる足前の方々ですら、この有様。

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パノからグランプリへのトラバースは最大の地雷エリア。
いきなり非圧雪部に突入、止まって埋もれて完全ストップ。
「そして、誰も動けなくなった…」。

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ゴンドラからグランプリへの連絡路もトラップ満載。
見えてるゲストは全員「止まってる」か「転んでる」か「沈んでる」。
若しくは板外して「歩いてる」…。

と「恍惚のパウダー祭」ならぬ「修羅のパウダー地獄」。
グランプリは斜度不足、サイドカントリーは雪深すぎて板走らず。
4本回して河岸替え、ダイナミックからエキスパートへ向かいました。

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10:25、ダイナミックは良い感じにスピード乗れるも…。
Aカーブ(林道入口)まで下りてくると雪は更に重たくなって来ました。

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エキスパート。
面ツルのスロープを滑ってる分には未だ良いものの、食われた跡に板を走らすと「抜けない/沈む/重い」とスキー操作の自由が利かず。

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ポールを軽く差すだけで半分埋もれるディープ&ヘヴィスノー。

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ダイナミックは結構イイ感じなんですけどね。
しかし此処だけを回すリフトが無いのが残念。

キャビンでエキスパートを2本回した後は、再びグランプリへ。
アル3の線下やアル4のノリ面で地形遊びしていました。

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いいもり/コスモ4の線下は完売御礼。
新雪…つーより単なるモサ雪、1本回して撤収。

で、ランチ取ってる際に緊張感が緩んだのか、体調不良が表面化。
何だか「身体重い」し「寒気する」し「熱っぽい」。
うーん、こりゃ風邪の初期症状っぽいな…。
緩い気温(-2~3℃)とは云え、大雪下でのゴンドラ待ちが3時間半。
重雪のPow滑で汗かいて、リフト乗車時には冷え込みの繰り返し。
如何やら原因はこの二つみたいです。

そんな訳で14時に板仕舞い。
温泉浸かってホットウイスキー飲って18時に就寝。
果たして明日、症状は回復しているのでしょうか?。
つづく。

 

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2024.03.24

●2023/24.二十四滑目「五竜&47」

えー、ほぼ一ヶ月前のスノーライフを遅蒔きながらのエントリー。
先月末2/26(月)~28(水)は「第七次白馬遠征」3days。
遠征最終日は2月27日の滑走記で御座います。

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6:50、ゲレンテイン/キャビン駅待機。
曇り予報にしては良い天気、層雲の雲間から仄かに薄日が射す空模様。
一昨日/昨日をトレースしたかのな朝の風景です。

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今んトコ、アルプス平にガスは籠って無い様子。
この遠征は初日/二日目共に「ガス祭」、ホワイトアウトに苛まれた二日間。
最終日くらいはガス引いてクレヨン(祈)。

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815、キャビン乗車。
車窓の外に見える風景は、雨氷の重さに耐え切れず土下座するブナの梢樹たち。

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凍った枝梢に雪が乗り、氷雪抱きの錘拷問。
「重いよ~」「折れちゃうよ~」「助けて~」。
嗚呼、ブナの悲鳴が聞こえて来そう…。

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8:25「業務連絡、トップ1番」
この日のアル3一番乗りは①番搬器、チェア数1/113確率のレアなケースです。
何か今日は良い事あるかな~。

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しかし「良い事」どころか「最悪の風景」。
ホワイトアウトのグランプリ、三日連続のガス祭です。

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Landing…。
オープニングはこの三日間で一番酷い超ヘヴィガス。
平衡感覚./方向感覚も覚束無く、どっち向かって滑ってるのかすら解りません。
フォールラインを保つのは足元のピステンストライプだけが頼り。
勿論高速ロングなんて論外の無理ゲーです。

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8:50、4本目にガスが引き、視界が利く様になってきました。
「よーし、コレなら全然回せるっ!」。

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しかしロングターンで回せたのは3本のみ。
ガスが切れたのは僅か20分の短い間、再び白闇の世界に戻ってしまいました。

通時ならガスに強い47に向かう筈も、一昨日の倒木事故でLineCは運休中。
営業再開するのはこの日の午後からとのインフォです。

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仕方無いので一旦下山、とおみゲレンデを4本。

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いいもりポールバーン/サニーを9本。
ゲレンデボトムでお茶を濁します。

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11ː15、再びグランプリ。
コンディションは悪化の一途、収まる所処か却って酷くなる濃霧。

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比較的ガスに強いパノラマすらホワイトアウトの状態。
安全マージン取っての中速域ショートターンが精一杯です。
この「極.視界不良」なのでゲストが皆無なのが救いも、兎に角「何も見えない」ので神経を擦り減らしてのアクティビティ。
通時より何倍もの緊張感でメンタル疲弊が激しい…。

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11ː50、粘って回してるとガスが引いて来ました。
今度こそ、今度こそ天候良化かっ(祈祈祈)。

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12:10、しかし3本回した所処でガスガス爆発
今回もガスの引き間は図った様に「20分」…。

流石にもう閉口、下山して早めにランチ取る事に致しました。

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13:20、ランチ後は営業再開した47へ。
北斜面で標高下がる分、R1は視界クリアです。

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二日振りに営業再開したLine-Cに乗車。
以下、一昨日に倒木事故のあった9~10番鉄塔の辺りです。

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リフトに倒れ掛かる危険のあるブナが、

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何本か伐採されています。

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事故現場の10番鉄柱付近。
右横の裂けてる幹が件の倒木です。

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折れた…つーより、根本から「割れた」ブナの幹。
怪我人が出なかったのが不幸中の幸いでした。

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何気にコレもヤバめ。
13番の復路側には撓垂れた雨氷が覆っています。

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15~16番の上り側も結構危険な状態。
足元には氷害で折れた木と伐採された木が4~5本。

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暴風ネットに寄り掛かるブナの梢。
「コレのお陰でオレたちはオレずに助かる」。

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この日のルート1は「超絶グッ~ドコンディション♡」。
午前中はLine-Cが運休したのでコースクローズ、この時間帯がオープニングタイム。
回すゲストは意外と少なく、ピステン跡もタダ残りの超フラットコンディションでした。

結局この日一番のプライムタイムは午後イチの47、と云うオチ。
以降15時半まで「R1専」で回すローテーションでした。
おしまい。

 

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2024.03.23

●来週の【3/24(日)~28(木)】営業案内&定休日

えー、スキーシーズン中は月曜日に加え「雪曜日」が定休日。
要するに「不定休」の頻度が増す、武蔵野口の場末のバァで御座います。
そんな訳でのオヤスミ案内。
来週は少しイレギュラーな営業形態となります。

3/24(日) 通常営業
3/25(月) 定休日ですが通常営業します
3/26(火) 都合により早仕舞い、22時までの営業
3/27(水) オヤスミ
3/28(木) 未定(多分営業します)
3/29(金) 通常営業

上記の通りとなります。
御迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
<(_ _)>ペコリ

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2024.03.22

●営業再開

えー、春のお彼岸に「春分の霹靂」。
一昨日の営業中に排水機器の故障トラブル発生。
三日間、臨時休業していた武蔵野口の場末のバァで御座います。

でもって本日、漸く業者の手配が付いて無事に修理完了。
数日間御迷惑をお掛けしましたが、今宵から営業再開の運びとなりました。

只、事後処理やら掃除やらで天手古舞のフライデー.アフタヌーン。
若しかするとカンバン出しが少し遅れるかも知れません。

そんな訳で宜しくお願い致します。

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2024.03.21

●2023/24.二十三滑目「五竜&47」

えー、三週間前のスノーライフを遅蒔きながらのエントリー。
先月末2/26(月)~28(水)は「第七次白馬遠征」3days。
遠征二日目は2月27日の滑走記で御座います。

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6:50、ゲレンテイン/キャビン駅待機。
曇り予報に反して薄晴れの有明がグッモーニン(昨日と同じ)。

ゲレンデトップの気温は昨日に較べやや低めのマイナ7℃。
これならガスは籠らないかな(淡い期待…)。

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東南の空からは朝陽が覗き出しました(昨日と同じ)。
これなら山麓部の天候は大丈夫そう、ただ問題は上なのです…。

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桜坂ではバスツアーの学生さんがトレーニング中。
ガタボコの氷雪スロープで「おっかなびっくり」木の葉の練習。
コレはコレで楽しそう、何だか微笑ましい風景です。

キャビンは定刻通りの営業開始、一発目の搬器に乗り込みグランプリへGo。

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7:25「業務連絡、トップ24番」。
締まった下地に前夜の積雪が10cm、エッジグリップ/板の走り共にベリーグッド。

昨日は濃霧でホワイトアウトだった朝イチグランプリ。
少し薄靄は漂っているものの視界はクリア、青空も覗くコンディションです。

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垂涎の面ツルバーンが最初のゲストを待っています。
しかしこの、2分後…。

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またしてもガスガス爆発(昨日と同じ)」
濃霧で視界不良の朝イチグランプリ、まともに回せたのは1st-runの1本のみ。

ガス引きを待つも天候良化の気配は無し、つーかだんだん酷くなって来る。
8本回して已む無く下山…。

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9:50、朝イチからまさかのとおみ回し。
いいもりは雪不足で地雷ゴロゴロ、サニーとポールバーンしか使えず。
じゃあ47へ河岸替えしようにも…、

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10:20、47には行けません…。
前日の倒木事故でLine-Cが終日運休、回せるのはR8の上部(Line-E)までです。

五里霧中の白闇グランプリを回すか、
緩斜面+視界不良のパノラマを回すか、
鬼畜混雑+ザブ雪のとおみを回すか、
ハリネズミのいいもりを回すか、

うーん、何れの選択肢も碌なモンじゃ無い…。

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結果、やっぱりグランプリをチョイス。
相変わらずのガス祭りも、何とかギリギリ回せるレベル。

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7番鉄柱からブナの疎林帯は見えず、

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12番鉄柱からアル3降車場も見えません。
この視界不如意では、中速域でのショートターンで回すのが精一杯。
雪のコンデションが良いだけに尚更恨めしい…。

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因みにリフト鉄柱の足場では、

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白馬名産のトコロテンが絶賛製造中。

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時間を追う毎にガスは濃化。
ダイナミックの入口では、途方に暮れるゲストの皆様。
初心者の方は、無理しないでゴン下しましょうね。

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1時間半回してギブアップ/下山。
林道から下は晴れてます…。

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とおみゲレンデは「ネズミーランド状態」。
うーん、あんなトコ回したく無い…。

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仕方無いのでポールバーンと、

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サニーを回します。

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山麓部では気温が上がり、雨氷が融解。

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コス4サイドのブナ林はまるで硝子細工✨。
陽光を受け、キラキラと美しい光彩を放っていました。

天候からしてこの日は目一杯回す日じゃ無し。
14時に板仕舞い、異例の早期ゲレンテ撤収となりました。

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所処でこの日は何時もにも増して不良外人が多い…。
エスカルのテラスはPub状態。

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原因はコレ。
2月27日〜3月1日の4日間、白馬村では野外ダンスミュージックフェスティバル『SNOW MACHINE』が開催。
主会場は八方周辺ですが、五竜でも日中にDJブースが設置されてます。
まぁ何てコト無いオージー中心の乱痴気騒ぎ。
八方口のローソンさんは危険を察して21時に臨時閉店されてました。

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15:00、アクティビティの後はアカデミック。
八方文化会館の図書館で読書タイムです(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2017/04/post-680f.html

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読書の後は八方の湯♨でリフレッシュ。
と、ユルーい午後を過ごした遠征二日目。
ま、たまにはこんなスノーライフも良い鴨ね。
つづく。

 

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2024.03.20

●TRIPLE-SEC/当面の【3/20~】営業

えー、こんばんは…では無くこんにちは。
本日は春分の日にて、皆様はお休みかの一日かと存じ上げます。

で、表題についてのインフォメーション。
武蔵野口の場末のバァですが、本日は臨時休業となります。
…と云うより、明日以降の営業も不透明な状況で御座います。

昨夜お店の排水ポンプが突然故障。
洗い場やトイレの排水が出来ない状態となっています。
専門業者に点検依頼をしていますが、運悪い事に今日は祝日。
明日以降の返答と修理を待つしかありません。

そんな訳で降って湧いた水回りトラブル、春分の霹靂。
暫くの間御迷惑をお掛けしますが、何卒御容赦の程を。
尚、営業再開決定次第、弊ブログで連絡させて頂きます。

※3/21追記
業者さんの手配が付き、3月22日に点検修理入ります。
故障程度が軽微なら、金曜日から営業再開出来そうです。

 

 

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2024.03.19

●TRAINVERT

えー、明日はお彼岸の中日にて春分の日。
翌日がお休みって事は今日は平日ですが金曜日扱いの火曜日。
飲み屋にとっては搔き入れ時の祝前日で御座います。

所処で昨日の関東甲信越は春嵐の「爆風祭」。
東京でも風速約10m/sの北風が荒び、瞬間最大風速は台風並みの21mを記録。
看板やら自転車やらがドミノ倒しになっている都心の昼最中でした。

所処で昨日は月曜日にてオシゴトオヤスミの定休日。
しかし件の暴風で首都圏近郊/湯沢界隈のスキー場は軒並み営業中止。
辛うじて営業しているゲレンテも、一部の山麓リフトが動いてる状況でした。

そんな訳で折角のオフも、昨日はスキー出来ず終い。
じゃあ今週はスノーライフオヤスミかと申しますと…。
暴風/降雪降雨の荒天続きの中、今週唯一の狙い日は「今日」。

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「今日滑って来ました⛄」。

掻き入れ時の祝前日にも関わらず、始発の新幹線に乗り込み朝イチにゲレンテイン。
夕刻ギリギリまで滑って東京帰投、そのまま19時にオシゴトIN。
スノーシーズン恒例の「基地外スケジュール」発動で御座います。

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尚、本日の表題はJR東日本の新幹線車内サービス誌に因んだものにて。

 

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2024.03.18

●2023/24.二十二滑目「五竜&47」

えー、早いもので3月も半ば過ぎ、今季のスキーシーズンも後半戦突入。
でもって此処んトコ、私めの雪山行脚もペースアップ。
三週連続での白馬遠征、滑走記Upが全く追い付いておりません。

と云う訳で本日は半月前(2/26~2/28)、第七次白馬遠征の滑走記。
三連滑の初日は、五竜47滑走記で御座います。

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6:45、ゲレンテイン。
今回の遠征は三日間とも「曇りマーク☁」の白馬。
そんな予報に反して、淡青の薄晴れ空がお出迎え。

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天狗岳~天狗尾根もクリアに望めます。

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分厚い層雲の隙間から朝陽が射し込むと、

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眩いばかりに煌めく白銀の森。
しかしお天気が良かったのは、この僅かな時間のみ。

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粉雪が舞い始めると、空はどんよりとした鉛雲に覆われ始めます。
しかも南西から流れて来た濃霧が天狗尾根を覆い、アルプス平に滞留。

うーん、こりゃ今日は「ガス祭り」確定かな…。

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8:15、キャビン乗車。
とおみ2/タクガ沢堰堤を過ぎると、雪花の咲き誇るブナの森。
目を奪わる銀世界の風景が広がっていました。

…なーんて吞気な事を云ってる場合じゃ無いのですよ、コレが。

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まるで柳か枝垂桜、重た気に首を垂れるブナの梢枝。
これは樹氷でも霧氷でも無く「雨氷」。

異常暖冬の影響で、2月中旬と云うのに連日の雨に祟られた白馬。
木々の梢枝には着氷性の雨が付着し凍結、その後に寒波到来で今度は大雪の続く日々。
雨氷に雪が乗り重量増大、ブナ林は雪害に苛まれているのでした。

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8:25「業務連絡、トップ68番」。
グランプリは濃霧の白闇、ホワイトアウトの一歩手前で「何~も見えません」。
とても回せたモンじゃ無く、パノラマに避難します。

カチッと締まったフラットバーンには新雪が1~2cmトッピング。
グリップ良好で板の走りも抜群だっただけに、猶更ガスが恨めしい…。

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しかしパノも大して状況変わらず。

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アル1より見遣るアル3。
うーん、陽は射してるのに何も見えない…。

気温/湿度からして、当分ガスの引く見込みは無し。
仕方無いので一旦下山、いいもり道場へ向かいます。

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9:15、何が悲しゅーて朝イチからいいもり回し。

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乗車場の線下にはちゃんめろ(フキノトウ)が芽吹いてます。
おいおい、今日は2月26日だよっ

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2月と云うのにいいもりは断末魔の状況。
コスモ線下は雪不足でクローズ、ポールバーンも所々に茶色いスロープ。

とてもメインで回すコンデションじゃ無し、2本回して撤収。
47に向かう事に致しました。

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9:45、ヨンナナは視界クリア。

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Line-Cのブナ林も雨氷の森。

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「重たいよー」「折れちゃうよー」「助けてー」。
そんなブナの悲鳴が聞こえてきそう。

この日はLine-Cを8本回した私め。
その間にも「バギッ」と幹の折れる音、「パキーン」と枝の割れる音を何度も耳にしました。

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リフトの線下は死屍累々、

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氷と雪の重さに耐え切れず力尽きた、

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ブナたちの墓場となっていました。

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重なり合った倒木を除去する為、パトさんも出動。

そしてこの後15時頃、倒木の雪害は索道にも飛び火。
10番鉄柱付近で折れた木が受索機器に倒れ掛かり、Line-Cは運行不能に。
乗車中のゲストは中吊りとなり、全員を救助するのに1時間半を要したとの事です。

尚、Line-Cは倒木処理と安全確認の為、翌日は終日運休。
翌々日の午後になり営業再開となりました。

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R1は視界/バーンコンデション共にまずまず。

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しかしグランプリ/パノラマがガス祭なので、ゲストが集中して来ます。
R1は次第に混雑が増し、滑走ラインを確保するのも難しくなって来ました。

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こっちは安定の過疎っ振り。
途中からR2を主戦に取り、Line-Cを3時間程回してると…。

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晴れて来たっ♪。
このタイミングを逃す手は無く、急ぎグランプリに帰投。

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12:45、グランプリは薄靄が掛かるも視界は充分。
これならヨユーで回せます。

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但し晴れ間は1時間持たず。
5本回した所処で再びガス襲来、バーンは白闇の世界に突入。
結局この時間帯が今日のグランプリ「プライムタイム」でした。

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13:20、ランチ取っても一度グランプリに向かいます。
「お願いだから、ガス引いてクレヨン…」。

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そんな願いも空しく、グランプリはガス祭り継続中。
回せるけど回したくない、そんなコンデション。
最後はいいもり/とおみを3本づつ回して、16時にアクティビティ終了。

でもってこの「ガス祭り」「雨氷祭り」は三日間続くのでした。
つづく。

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2024.03.15

●「なおざり」から「おざなり」へ

えー、「一月は犬」「二月はニゲル」「三月は猿」。
そんな諺通り、年明け上四半期の過ぎるのは早いもの。
気付けば三月も折り返しの金曜日で御座います。

でもって少し間が空いて、本日は一週間振りのエントリー。
先月末から三週連続での白馬遠征で蓄積疲労がピーク。
タイトでタフでハードなスノーライフの日々で、身体がヘタり気味なのでした。

そんな訳で放置状態だった二次元日誌の更新。
漸く疲れも抜けたので、今日からボチボチと再開して参ります。

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2024.03.08

●来週の【3/10(日)~12(火)】営業案内&定休日

えー、スキーシーズン中は月曜日に加え「雪曜日」が定休日。
要するに「不定休」の頻度が増す、武蔵野口の場末のバァで御座います。
でもって同様の理由に伴い、閉店時間の早まる事もたまに(?)ありまする。
そんな訳で今週のオヤスミ案内。

3/10(日) 18時OPEN、22時30分で早仕舞い
3/11(月)~12(火) 雪曜日の為、オヤスミ

上記の通りとなります。
御迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。<(_ _)>ペコリ

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2024.03.07

●ORANGE RANGE (liqueur)

えー、本日も昨日に引き続き「オレンジレンジ🍊」なオハナシ。
まぁオナジオレンジと云っても、カテゴリーは異なりますが。

最近リキュールやベルモットをストで飲るゲストが増えて来た瓦礫坂のバァ。
そんな訳で自宅の押入れをガサゴソと家捜し。
ストックの中から頃合いのリキュールを1本持って参りました。

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・Grand Marnier/Cordon Rouge
1980年代後半流通、「liqueur」ロゴが小っちゃくなってからのグランマニエ。
まぁ大して珍しいオールドボトルじゃ無いので、開封するのは惜しくありません。

しかしコイツは「当たり外れ」の大きい…、つーか「外れ比率」が非常に高いボトル。
コルクキャップ古酒の宿命、木栓の苦みや渋みが落ちちゃってるのが殆どです。
嗚呼「開封.即破棄」したボトルが今まで何本あった事か…。

で、今回のマニエですが、珍しく「当たり」の一本。
フィニッシュに少しコルクのネガティブな風味が残るも、総じてコンデション良。
これならニートでもカクテルユーズでも充分に使えます。

現行品の人工的な甘味や、尖ったアルコール感は皆無。
濃厚で艶っぽいオレンジシロップの隙間に、微かに感じるブランデー風味。
少し置くと角が取れ、まろやかな「オレンジの甘露」に変化します。

個人的にこの年代のキュラソーはコアントローよりマニエの方がお勧め。
オレンジマーマレードやジャム感全開、グラマラスで美味しい♥です。

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2024.03.06

●ORANGE RANGE (fruit)

えー、今冬は過去例を見ない程の暖冬小雪。
冬真っ只中と云うのに「ハルウララ」な日々の続く往月逃月でした。

このまま春に突入するのかと思いきや、今週に入り都心では「寒の戻り」。
濡つ氷雨も相俟って、気温以上に花冷えを感じさせる去月初めで御座います。

それでも東京の桜開花予報は例年に較べ5日程早く、3/19前後との見込み。
異常暖冬の影響は、場末のバァのフルーツバスケットにも表れているのでした。

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清見オレンジ🍊
例年三月初旬から出荷される清見ちゃんも、今年は2月末から果実店にお出まし。
今出回っているのは収穫の早いの熊本産。
ウチがメインで使っている愛媛産はもう少し先の入荷となりそうです。

そんな訳で今年も「オレンジ搾りし日々」の開幕。
スクリュードライバーにカンパリオレンジににファジーネーブル。
クロンダイククーラーやオリンピックなんかも良い鴨ね。


 

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2024.03.02

●今週の【3/3(日)~5(火)】営業案内&定休日

えー、スキーシーズン中は月曜日に加え「雪曜日」が定休日。
要するに「不定休」の頻度が増す、武蔵野口の場末のバァで御座います。
でもって同様の理由に伴い、閉店時間の早まる事もたまに(?)ありまする。

そんな訳で今週のオヤスミ案内。

3/3(日) 18時OPEN、22時30分で早仕舞い
3/4(月)~5(火) 雪曜日の為、オヤスミ

上記の通りとなります。
御迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
<(_ _)>ペコリ

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2024.03.01

●弥生朔日

えー、本日から月替わり弥生。

今更云う迄もありませんが、私めの生業は「酒場の主」。
当たり前ですが飲食店にとって週末はかき入れ時です。

でもって月初めからしてイキナリのウィークエンド。
個人的にはこの曜日の巡り合わせ、余り好きじゃありません。

忙しけりゃ忙しいで、サーヴィスのクオリティを保つのが難しいし。
(私めの嫌いな三大言語は「眠い」「暑い」、そして「忙しい」です)

暇だと暇で月初早々、月次のスコアメイクが前途多難難だし。
(私めの嫌いな商い状況は「忙し過ぎる」、そして「暇過ぎる」です)

そんな訳でどっちに転んでも気苦労濃厚なFriday-night。
扨果、今宵の商いや如何に?。

 

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