●2023/24.二十四滑目「五竜&47」
えー、ほぼ一ヶ月前のスノーライフを遅蒔きながらのエントリー。
先月末2/26(月)~28(水)は「第七次白馬遠征」3days。
遠征最終日は2月27日の滑走記で御座います。

6:50、ゲレンテイン/キャビン駅待機。
曇り予報にしては良い天気、層雲の雲間から仄かに薄日が射す空模様。
一昨日/昨日をトレースしたかのな朝の風景です。

今んトコ、アルプス平にガスは籠って無い様子。
この遠征は初日/二日目共に「ガス祭」、ホワイトアウトに苛まれた二日間。
最終日くらいはガス引いてクレヨン(祈)。

815、キャビン乗車。
車窓の外に見える風景は、雨氷の重さに耐え切れず土下座するブナの梢樹たち。

凍った枝梢に雪が乗り、氷雪抱きの錘拷問。
「重いよ~」「折れちゃうよ~」「助けて~」。
嗚呼、ブナの悲鳴が聞こえて来そう…。

8:25「業務連絡、トップ1番」。
この日のアル3一番乗りは①番搬器、チェア数1/113確率のレアなケースです。
何か今日は良い事あるかな~。

しかし「良い事」どころか「最悪の風景」。
ホワイトアウトのグランプリ、三日連続のガス祭です。

Landing…。
オープニングはこの三日間で一番酷い超ヘヴィガス。
平衡感覚./方向感覚も覚束無く、どっち向かって滑ってるのかすら解りません。
フォールラインを保つのは足元のピステンストライプだけが頼り。
勿論高速ロングなんて論外の無理ゲーです。

8:50、4本目にガスが引き、視界が利く様になってきました。
「よーし、コレなら全然回せるっ!」。

しかしロングターンで回せたのは3本のみ。
ガスが切れたのは僅か20分の短い間、再び白闇の世界に戻ってしまいました。
通時ならガスに強い47に向かう筈も、一昨日の倒木事故でLineCは運休中。
営業再開するのはこの日の午後からとのインフォです。

いいもりポールバーン/サニーを9本。
ゲレンデボトムでお茶を濁します。

11ː15、再びグランプリ。
コンディションは悪化の一途、収まる所処か却って酷くなる濃霧。

比較的ガスに強いパノラマすらホワイトアウトの状態。
安全マージン取っての中速域ショートターンが精一杯です。
この「極.視界不良」なのでゲストが皆無なのが救いも、兎に角「何も見えない」ので神経を擦り減らしてのアクティビティ。
通時より何倍もの緊張感でメンタル疲弊が激しい…。

11ː50、粘って回してるとガスが引いて来ました。
今度こそ、今度こそ天候良化かっ(祈祈祈)。

12:10、しかし3本回した所処でガスガス爆発。
今回もガスの引き間は図った様に「20分」…。
流石にもう閉口、下山して早めにランチ取る事に致しました。

13:20、ランチ後は営業再開した47へ。
北斜面で標高下がる分、R1は視界クリアです。

二日振りに営業再開したLine-Cに乗車。
以下、一昨日に倒木事故のあった9~10番鉄塔の辺りです。

折れた…つーより、根本から「割れた」ブナの幹。
怪我人が出なかったのが不幸中の幸いでした。

何気にコレもヤバめ。
13番の復路側には撓垂れた雨氷が覆っています。

15~16番の上り側も結構危険な状態。
足元には氷害で折れた木と伐採された木が4~5本。
暴風ネットに寄り掛かるブナの梢。
「コレのお陰でオレたちはオレずに助かる」。

この日のルート1は「超絶グッ~ドコンディション♡」。
午前中はLine-Cが運休したのでコースクローズ、この時間帯がオープニングタイム。
回すゲストは意外と少なく、ピステン跡もタダ残りの超フラットコンディションでした。
結局この日一番のプライムタイムは午後イチの47、と云うオチ。
以降15時半まで「R1専」で回すローテーションでした。
おしまい。











































































































