えー、一昨日木曜日はお休みでも何でも無く、普通にオシゴトの日。
でも湯沢方面は天気が良さそうなので、獅子身中のスキー虫がウズウズ。
「まぁ木曜はヒマな日が多いし、睡眠不足と滑り疲れでも大丈夫だろう」。
そんな目論見を企てて強行軍敢行、ヒガエリスキーに逝って参りました。
(※.甘い見通しの結末は文末に記述)
ゲレンデチョイスの条件は「①コブがソコソコ有って」「②アクセスが楽で」「③出来れば圧雪のコースメンテもしっかりされている」。
神立と二択で迷いましたが、向かったのは今シーズン初となる「GALA湯沢」。
と云う訳で例に由っての滑走記で御座います。
8:10、JR駅ビル GALA湯沢駅とーちゃく。
新幹線駅=スキーセンターも、改札辺りまでは「スキー場感」皆無です。
ディリジャンス乗車。
魚沼盆地には雪のカケラも無し、トンネルを抜けた雪国にも間も無く春の訪れ。
8:25、バルーシュ乗車。
コンビニエンスゲレンデの性格上、レジャー利用の初~中級者がゲストのコア層。
ガツガツ滑り込む雪猿は少なく、営業開始30分後でも滑走者の姿はチラホラ程度。
朝の時点で13℃ポカポカ陽気☀、穏やか春晴れのイイ天気。
ロンT+ウインドジャケットの軽装レイヤリングで丁度良い位です。
オープニングは「エンタの神様」から。
エンタメの雪量は充分、ハイシーズンと変わらぬワイドバーンを維持。
続いて「ジジ通信」へ。
こっちも思ってたほど痩せておらず、この時期としては豊富な雪量です。
ゲレンデがそれ程広くない事もありますが、GALAさんはコースメンテが丁重。
圧雪仕上げも然る事ながら、硫安を大量投下しバーン保全に努められています。
このホスピタリティ、どっかのかぐらスキー場も見習って欲しいものです。
スタートから5本はジジ×3、エンタ×2を交互に取るローテーション。
共に春ならではの緩いザブ雪でしたが、丁寧な圧雪と硫安メンテ。
早い時間帯はスキーが緩雪に沈む事も無く、ミドル~ロングで快適に回せました。
9:15、北エリアに移動「ブロードウェイ.サースト」。
営業開始直後のブロードウェイは、板の走るザラメピステ。
ボトムにはキッカーメインのパークが設置。
まぁコレは構わないのですが…。
コース中盤に「定置網」…。
入りの中斜から緩斜に入ったコリドールに設置。
これじゃ一旦減速せざるを得ず、ボトムにスピード繋げません。
パークの安全確保から仕方有りませんが、コースとしては中盤でブツ切り。
滑ってて楽しくは無く、2本回して切り上げました。
9:40、続いて「グルノーブルの雨傘」へ。
時速5~6㌔の低速ペアリフト、の~んびり6分のコーチ乗車。
オンピステではGALA屈指の斜度(つってもMax23°)。
こっちは硫安入ってませんが、荒れてないうちは快適なザラメバーン
しかしボトム100mが真っ平、大分漕がないとリフトに辿り着けません。
バーンコンデションの良い時間は意外と長く続き、予定より多めのオンピステ回し。
流石に10時を回るとエンタメ/ジジ/グルノーブル共にザク化進行。
小休止入れてから、コブ遊びする事に致しました。
10:55、先ずはスーパースワンから。
入りは横滑りで削られ、ウダウダなバンクラインですが、
中盤からは整ったコブが並んでいます。
深さ/ピッチ/形状、何れも滑り易いコブで縦にも攻められます。
個人的には一番楽しく遊べるレベル、あとはもうちょいライン長ければ…。
白鳥コブを1時間程回し、再び中央エリアに戻ります。
12:15、ジジは流石に荒れて来ました。
削られた雪が堆積し、ザクザクとした砂浜バーン。
それでも下地はセメント由来の硬さ、エッジもしっかり届きます。
このコンデションは最後まで続き、ザク雪ながらも意外と快適な春ザラメでした。
ジジのボトムにもコブラインが出現。
多分スクールコブ、後半は緩斜面過ぎて忙しいピッチ。
12:50、今日のお昼は高津倉山で。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2024/04/post-4dc817.html
天気の良い日は山頂でピクニックランチするに限ります。
鉄塔をチューン台替りにリキッドワクシング。
この日のGALAは融雪こそ進むものの、ノッキングのストップ雪にはならず。
汚雪化が進む春スキー期こそ、しっかりとしたコースメンテナンスが必要。
丁寧なゲレンテ整備を行っているGALAさんには感謝です。
モグモグしながらパノラマタイム。
高津倉山から望む、魚沼盆地の眺望。
左手には魚沼丘陵、右手には越後三山「はなこ」さん。
眼下の南エリアをズームにて。
中央下の青い降車場は、既に今季の営業を終えた「石打丸山」の山頂クワッド。
こーして見ると、やっぱり石打は標高低いなぁ。
因みにこの小ピークは「奥基」と云う、ちゃんとした山頂名があります。
13:20、ランチ後はグルノーブルのコブで遊びます。
入りのラインは2本、浅め/短めで忙しいピッチ。
中盤からのコブラインは1本。
こっちの方が縦長、掘りも程々で攻め易い。
グルノーブルのコブを6本回した後は再びスーパースワンのコブを5本。
最後はジジのコブを3本回して〆と致しました。
1450、ゴン下。
眼下には今シーズンの役目を終えたファルコン(下山コース)。
基本的に春スキー期にしか訪れないGALA、此処を滑る機会は滅多にありません。
この日のGALAは4月としてはクリアな山景パノラマに恵まれました。
そんな訳で以下、アクテビティ中に撮ったヤマコレ集です。
バルージュより望む守門岳。
大岳/青雲岳/袴岳(最高峰)と並ぶ主峰三頂、右手には浅草岳、
守門岳と浅草岳の間向こうには微かに飯豊連峰の山影も望めました。
ブロードウェイ.トップより望む越後三山。
右端に八海山スキー場を従えて、中央から右に八海山/越駒/中ノ岳。
同、左手には米山山地。
右より、黒姫山/米山/尾神岳。
湯沢エリアのゲレンデから柏崎方面の山々は地形的に隠れてしまい、展望が利くのはGALAくらいです。
グルノーブルより、上越国境稜線。
中央に巻機山、右に米子頭山/柄沢山と続きます。
マッキーの白妙も大分少なくなった来たなぁ。
同、谷川連峰中核部。
右端よりオジカ沢ノ頭~谷川岳~一ノ倉岳。
高津倉山より、右に谷川連峰最高峰の平標山と左に仙ノ倉山。
初めて「ガーラの湯」に入ってみました。
時間無いので♨だけ(結構広い)、プールの方は覗かず終いでした。
ハイシーズンには雪質/ゲレンデスペック共に役不足、そして何より鬼畜混み。
訪れる気のしないGALAですが、春のお気楽滑&コブ遊びなら充分「有り」です。
距離の短い(約700~900m)コースばかりなのもこの時期には気にならず。
重馬場で疲れる春雪コンディションでは、疲れ過ぎず却って良い位。
そんな訳で来シーズンも4月に訪れる事でしょう。
※尚、この夜のオシゴトは週末並みの多忙な一夜。
19時の開店.即来客、ゲストは途切れる事無く、結局商い終えたのが26時。
楽なコースが多いGALAとは云え、半日コブ遊びした後なので流石にヘロヘロ。
「こんな日」に限って「こんな顛末」、神様の与えた試練か罰なのでしょう。
おしまい。