« March 2024 | Main | May 2024 »

2024.04.30

●4月30日の【雪少/ヤニ多】月山情報

えー、ゴールデンウイーク期間限定.月山就労日誌/三日目。

本日の月山は朝から曇り、入山三日目で初めて青空じゃ無い日を迎えました。
私めは10時に助っ人オシゴトを終えてゲレンデイン。
大斜面のコブを7本回し、午後に入ると糸雨濡つガス模様になり計9本で撤収。
2時間強でのアクテビティ切り上げも、滑走時間の割に充実したコブ遊びでした。

所処でGW期ともなると、国内で滑走可能なゲレンデは数える程。
そしてその何れもが4月に入り恐ろしい勢いで雪解け進行。
予定のオープン期間を待たずにクローズする可能性が大となっています。
我がホームゲレンデのホームコース、五竜グランプリも心肺停止寸前。
また、春スキーのメッカ「かぐら」は予定の5/19まで持たないとの噂。
情報筋からによると5/12が最終日になるとの話です。

そんな訳で今日現在の「月山.積雪情報」インフォメーションになりまする。

Dsc01130
一昨日(4/28)、入山初日の月山スキー場。

Dsc01131
ペアリフトより眺める大斜面は、

Dsc01132
雄大にて圧巻、相変わらずのビックスケールです。
しかし積雪量は約7m、「今年はホントに雪少ないなぁ…」

「4月にそれだけ積もってて、雪少ないって莫迦じゃねーの」。
一般の方々からはこんな御意見を頂戴するかも知れません。
まぁ確かにその通りなのですが、あくまで定点観測での比較論。
今年の月山は例年に較べ、2~3m積雪の少ない状況なのです。

Dsc01238_20240430140001
本日(4/30)、下駅の花道。
4月と云うのにもうヤブが出ててる…。

Dsc01237_20240430140001
沢側から見るとこんな感じ。
うーん、この状態だと「5月半ばまで持つかなぁ?」てな具合。
多分月末を待たず、下駅入口からのアプローチになりそうです。

Dsc01243
大斜面にも既に幾つかのヤブが出ています。
小原さんTバーの下に3ヶ所。
そのうち両端のブッシュ帯が繋がって「シマ(島)」になります。

Dsc01245
トラバース下路の上にも、

Dsc01241_20240430140001
大斜面ボトムにもヤブが出現。
こうなると瞬く間にエボリューション、島になってしまいます。

Dsc01246
上駅の花道も既にこんな感じ。
両サイドからチシマザサと灌木がコンニチワ。

Dsc01247
沢の入口も左手側から立木が侵食。
うーん、沢コースは5月下旬まで持たないだろうなぁ…。

今年の月山、ペアリフト架け替えは6月10日からの予定。
大斜面は「ヤブだらけ」の「アミダ籤」になっても、何とか其処まで持ちそうです。
しかし沢~花道は5月下旬になるともう厳しいかと。
恐らく沢は閉鎖、ペアリフトには下駅玄関からのアプローチとなりそうです。

Dsc01259_20240430140001
で、今日の滑走後記。
スキーのソールにはタールの様な汚れがベットリ、全く板の走らないノッキング状態。
原因は汚雪や黄砂より、寧ろ「ブナの萌芽」。
樹脂成分をたっぷり含んだ芽鱗(ブナ殻)のヤニがスキーにこびり付いてるのです。

Dsc01258_20240430140001
リムーバ掛けてスクレーパーを一削りすると「ヤニの大量収穫」。
因みに携帯用スクレーパーは「みずほ銀行製(笑)」、使わないクレカを代用しました。

と云う訳で、GW後半に月山にお越しになる皆様へ。
呉々もリムーバ/スクレーパーと雑巾タオルの御用意はお忘れなく。

 

|

2024.04.29

●二日続けて「月山BLUE」

えー、ゴールデンウイーク期間限定.月山就労日誌/二日目。
勝手知ったる旧職場とは云え、流石にGWの多忙期(+1年間のブランク)。
朝晩はしっかり助っ人ワークでオシゴト。
その合間を縫ってガッツリとスキーライフ。
とてもじゃ無いですが、悠長に滑走記なんぞ更新している暇はありません。

そんな訳で4月29日「本日の月山」、簡易版スナップ集&リポートで御座います。

Dsc01143_20240429213201  
 何っ、この青白二色ツートンカラー♬。
昨日に引き続き、今日も突き抜ける様な青空広がる「月山晴れ☀」。

Dsc01176_20240429213201
霊峰月山も眉目麗しゅう。
しかし例年この時期は「霜降り牛山」の筈が、今年は「黒牛山」。
うーん、今季は異常ともいえるレベルな雪の少なさです。

Dsc01172_20240429213201
ニセ月山トリコロール。
本来なら「瑠璃色の空」「深雪の白」に「ブナの新緑」が正調トリコロール。
しかし未だブナは芽吹き始め、「チシマザサの濃緑」を代用の配色にしてみました。

Dsc01199_20240429213201
大斜面はカナーリ汚れた雪になって来ました。
汚雪上に乗ったブナ芽鱗の樹脂がスキーのソールに付着。
タールの様なヤニがこびりつき、まるでシールを貼ったみたいなストップ板。

出来れば一雨降って、汚雪をクリーニングして欲しい所処です。

Dsc01202_20240429213201
こーなると滑走ラインの集中するコブの方が板走ります。
削られて下層の綺麗な雪が出てくるので、ヤニの付着被害もまだマシ。

そんな訳で予定より早い「月山コブ入り」。
コレが意外とfeeling-good、今日は殆どコブ専のアクテビティでした。
やっぱり滑りの調子がイイとコブは楽しいね。

 

|

2024.04.28

●姥沢入り

えー、ゴールデンウイーク期間限定.月山就労日誌/初日。

今年のGWも月山詣で「全休シフト」な武蔵野口の場末の酒場。
東京から百二十里の長駆移動、今朝姥沢の地に到着致しました。

Dsc01105
花笠さんのエドヒガン。
西川町の桜は散り初め~葉桜も、

Dsc01107
五色沼とソメイヨシノ。
弓張~志津まで上がって来ると、まだ見頃の桜も多し。

Dsc01108
志津から県道114号に入りますが、今年の月山は想像以上に雪少ない…。

Dsc01113_20240428135401
例年なら2~3mの高さに積もっている「雪の回廊」が、

Dsc01115
見る影も無く、只の残雪に。

Dsc01117_20240428135401
姥沢近くになって、やっとこれ位。
雪の回廊と云うより、雪のガードレール。

Dsc01118
一番高くてもこれ位、例年に較べ2~3mは雪少ないです。
うーむ、果たしてペアリフト架け替えまで大斜面は持つのかしら…。

Dsc01121
てな訳で姥沢入り/月山入山。

Dsc01120_20240428135401
来たぜ、月山!。

Dsc01122
今日は軽く2時間ほど滑って来ました。
6年前の春~夏期シーズンを雪山籠りで過ごした馴染みの地「月山姥沢」。
以来、GW期間は助っ人要請を受け「オシゴト&スキーライフ」に参上しております。
本日より朝と夜は助っ人ワーク、日中はスノーライフに追われる日々。
「Tough」で「Fun」な白銀週間の始まりです。

 

|

●御執念

えー、昨日はそんな日でした、はい。
謝辞。

|

2024.04.27

●販売速報【2024.穀雨版】

えー、年度替りの四月も@云う間のEOM。
本日から最長10日間のゴールデンウイークに入ります。

しかし今年のGW、旅行に出掛ける方(※注.日本人)は大幅減。
海外に渡航されるのは僅か1%との話です。
カレンダーの巡りが原因か、物価高が原因か、円安が原因か、上がらぬ賃金が原因か、それともこの全部が原因か。
7割位の方々が「自宅でのんびり」+「スマホを弄りつつ」+「安近短のプチ行楽」で慎ましやな連休をに過ごされるらしく。
あ、因みにウチは「明日からGW全休」なので御注意下さいませ。

そんな訳で本日は武蔵野口の場末の酒場「販売速報」。
2ヶ月置きの弊店「傾向と対策」で御座います。
まぁ例に由って何の参考にもならないと思いますが…。

■ 最近よく作っているような気がするカクテル(順不同)

・ロングの部
  ジン&トニック
  モスコー.ミュール
  ウイスキーの水割り
   ‥~‥~‥~ 鉄板 三強~‥~‥~‥
  ジン.フィーズ
  ギムレット.ハイボール
  ネグローニ
  ボッチボール※
  スクリュードライバー※
  カンパリオレンジ※
  クロンダイク.クーラー※
  デュボネ.フィーズ※
  ハイランド.クーラー
  アメリカーノ
  ソルティードッグ
  ブールヴァルディエ

・ショートの部
  マティーニ
  スモーキー.マティーニ
  マンハッタン
  スプリング.フィーリング
  オリンピック※
    ‥~‥~‥~ 三強+春の季節モノ ~‥~‥~‥
  ギムレット
  アレキサンダー&例のアレキサンダー
  オレンジ.ブロッサム※
  シャンゼリーゼ(春っぽいカクテルです)
  ジン.ソルティドッグ
  ゴールデンドリーム※
  サイレント.サード
  オールド.パル
  ロブ.ロイ
  サヴォイ.タンゴ  
  フリスコサワー(マイブーム)
  ベネディクティン.カクテル(マイブーム)

・ホットカクテルの部
  終わりました。
  ※アイリッシュ&ゲーリックコーヒー(ブラック版)のみ通年販売。

3月中旬から春の主戦フルーツ、清見オレンジが絶好調。
※印は清見ちゃん使ったカクテル、非常に良く出てます。
あとフロリダ産のグレープフルーツも良化傾向。
但し当たり外れの個体差が大きく、絞ってみないと解らないのが難点です。

■最近よく出るような気がするウイスキー(順不同)

・フツーのウイスキーの部

  アイラ全般
  サントリー季(ハイボール専)   
  白州NV
  余市NV
  ニッカ.フロムザバレル
  モートラック12年
  グレンアラヒ12年&15年
  ハイランドパークDL
  ブレッドバーボン 
  ベイカーズ7年 
  グレンファークラス2010.CE
  ウイスキーじゃ無いけどエルドラド15年
  ウイスキーじゃないけどミッシェル.ユアール2008  
  ウイスキーじゃないけどエルテソ.コーヒーリキュール

・フツーのウイスキーの部/カクテルベース含む
  グレングラント10年
  タリスカー10年
  ブレット.ライ
  ワイルドターキー12年
  マッカラン12年

・少し古いウイスキー
  お店でお問い合わせ下さい。

以上、こんな所処にて。
次回の月報は6月下旬、夏至の頃になると思います。
擱筆。

 

|

2024.04.26

●GWの【4/27~5/6】営業案内

えー、早いもので四月も残り5日、明日からはゴールデンウイーク突入。
しかし今年のGWは生憎の暦巡り、真ん中に平日を三日挟む前/後半セパレート型。
それでも「まとめて休み」にすれば、最長10連休のロングバケーションです。
と云う訳での大型連休、瓦礫坂のバァは如何な営業かと申しmast。

 4/26(金)〇 通常営業
 4/27(土)△ 18時~23時の変則時短営業 
 4/28(日)× オヤスミ        
 4/29(月)× オヤスミ  
 4/30(火)× オヤスミ
 5/01(水)× オヤスミ
 5/02(木)× オヤスミ
 5/03(金)× オヤスミ
 5/04(土)× オヤスミ
 5/05(日)× オヤスミ
 5/06(月)× オヤスミ
 5/07(火)〇 以降、通常営業

「要するに、殆ど休みます」


スノーマッドの私めにとりまして「黄金週間」は「白銀週間」。
GWはGassan‐Week」の略なのです。
そんな訳で毎年恒例の月山詣、春スキーとヘルパーに行って参ります。

御迷惑をお掛けしますが、何卒御了承の程を。
m(__)mペコリ。

 

|

2024.04.25

●月山支度

えー、本日はお昼過ぎよりGW (※注.Gassan-Week) の支度。
「エッジを研いで」「ワックス入れて」と、愛機の手入れに勤しんでおりました。

Dsc00975
多少痛めても構わない型落ち板、春スキー用のブリザード2本。
手前がコブ用の主戦板、非.ゲタ履きのノーマルSRC 。
でもGWの月山は未だコブラインも少なく、大斜面もフラットコンディション。
ナチュラルバーンをロングターンで回す事の方が多いのです。

しかし春の緩雪でプレート非搭載の板だと、撓み易いのと足場が弱いのが災い。
パワープレーでザラメ雪を蹴散らしての大回りをするには軽快過ぎる。
其処で一昨季までの主戦板、「WC PISTON」搭載SRCの出番です。

と云う訳で2本まとめてフラット出し/エッジ研磨/ワクシング/スクレーピング。
特に養生wax入れただけでホッタラカシだった後者は念入りにチューンです。
果たして全ての作業を終えたのが4時間後。
急ぎオールインワンバッグに梱包し、姥沢の地に発送したのでした。

|

●「MOJITO」始めました(仮)

えー、「春雨降りて百穀を生化すればなり」の暦歴通り、連日春雨の濡つ穀雨の頃。
本日は久し振りに青空広がり陽光注ぐ、春の晴天に恵まれた一日でした。
ただ晴れたら晴れたで、四月としてはチト暑過ぎる陽気。
今年四度目の夏日となった、トーキョー武蔵野口の地で御座います。

そんな慈雨と春陽を葉一杯に受け、ウチのベランダの子もすくすくと育っております。

Dsc01095
自家栽培のキューバンミント、イエルバブエナ。
スペアミントとアップルミントの交配種、キューバで品種改良されたモヒート用のミント。
ペパーミントやスペアミントに較べ、植物由来の青々しさを感じる風味と香気。
そんな野趣に反してスッキリとした清涼感も併せ持つ、爽やかなキャラクターです。

お店用のミントとして、四年前から自宅のベランダで栽培。
越冬に失敗して二株を枯らしてしまい、今年は四鉢からのスタートです。

Dsc01096
順調に育ってますが未だ育成途上。
葉っぱはワサワサと生長も、株は細く茎分かれも少ない。
これ位の葉量だと、週末のモヒートラッシュで@云う間に「丸裸」です。

Dsc01097
でもボチボチと切り戻しの時期。
伸び過ぎた茎をチョキチョキ✂と剪定。

Dsc01098
剪定した葉と、株を一鉢持って来ました。

そんな訳で昨日より「Hierba‐buena」プレ‐リリース
但し今回は剪定分が無くなると終了。
本格的にミントコクテール始めるのはGW明けになりまする。

 

|

2024.04.24

●2023/24.三十七滑目「五竜FINAL/エピローグ」

えー、先週の第十二次白馬遠征にて今季「オーラス」となった白馬スノーライフ。
シーズン26滑を数えたホームゲレンデ五竜とも、暫しの間お別れです。

そんな訳での2023/24WINTER「五竜FINAL」、エピローグ篇。
ゲレンデを後にする際の「名残雪」エントリーで御座います。

Dsc00930_20240419014101
15:05、「It's over, after all…」
最後の1本を終えアル3乗車、けれどグランプリを滑る事はもうありません。
昨日から(4/15)下山コースはクローズ、帰路はゴンドラ下山。
キャビン駅に向かう登行リフト利用です。

Dsc00931_20240419014101
2023/24シーズン最後のアル3乗車、搬器№は93番。
毎年、一日平均/25~28本は回している「My-lift」。
今季のグランプリはガスや強風に祟られる事が多く、例年に較べ利用頻度は減。
それでも日/23本平均、約630本を回したシーズンでした。

滑走日数×乗車本数でざっと計算すると、乗車時間は70時間オーバー。
アル3のチェア上で「約3日」を過ごした一冬なのでした。

Dsc00933
アル3から眺める、

Dsc00934
グランプリの一枚バーンも、

Dsc00935_20240419014101
これで「見納め」「撮り納め」。
神業圧雪のコーデュロイストライプにコットンスノーのPow祭、ガリガリの氷結バーンに黄砂のノッキングスノーにザブザブの春雪。
今シーズンも色々なシチュエーションで楽しませてもらいました。
「Good-bye、Grand-Prix」

Dsc00936
下車、アル3さんにサヨウナラ。

Dsc00937
お地蔵さんにもサヨウナラ。

Dsc00938
武田さんにもサヨウナラ。

Dsc00942
15:15、白馬…そして五竜終戦。
「あーあ、終わっちゃった…」。

Dsc00943_20240419014101
ゴン下の車窓より、グランプリにサヨウナラ。
「山里は 春ぞさびしさ まさりける 人めも雪も 消えると思へば」

Dsc00945_20240419014201
下界に降りて来ました。
「龍の背中」は「タツノオトシゴ」を経て「イカソーメン」に。
2日前まで滑って下りられたのが噓の様な風景です。

で、時間ギリギリまで滑ってたので、ここから「バタバタ」と慌ただしい40分。
「板洗い」に「着替え」に「ギアのパッキング」。
それに旧職場の顔見知りにお別れの挨拶をせねばなりません。

Dsc00946
チケセンの旧知に、

Dsc00947_20240419014201
バートンの店長さんに、

Dsc00948
500マイルの大将に御挨拶。
只でさえゲストの少ない春シーズンの平日、その殆どが村民/県民で車での来場。
第1/第2(駐車場)と逆方向のエスカルプラザに人の姿はありませんでした。

Dsc00950_20240419014201
無人のテラスで五竜〆の「オツカレ麦酒」。
アクティビティ後とは云え、ゲレンテでアルコール飲るのは今季初めてです。
あーぁ、このシーズン券を使う事も無いんだなぁ(淋)。

Dsc00952_20240419014201
全てを終えて一服。

Dsc00955_20240419014201
15:55、撤収。
古くはオリンピックイヤーの97/98シーズン、直近では世捨て人やってた2016/17シーズンと2017/18シーズン。
過去3シーズンに亘り、一冬籠ってオシゴトしていた白馬五竜。
そんな所縁もあって思い入れも一入、お別れの日はペーソスになるものです。

Dsc00956
神城駅への途次、里に訪れた春を「拾い桜」。

Dsc00957_20240419014201
芽吹き出したちゃんめろを「若菜詰み」しつつ、

Dsc00958_20240419014201
飯田神明社さんにて「白馬納メノ儀」催行。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2022/04/post-8477ae.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2018/03/1221314-b86d.html

Dsc00959
境外のヤマザクラは未だ「蕾膨ラム」。
神事(笑)を終え、一輪咲きの桜花を愛でる。

Dsc00959_20240419014301
神城駅の跨線橋より望む、グランプリ~エキスパート。
次にあの場所に降り立つのは8ヶ月後、今シーズン滑る事はもうありません。
うーん、全然踏ん切り付いて無い(未練タラタラ)…。

Dsc00960_20240419014301
1640、帰投。
村里の桜が春風に咲き始めた。
畔の片隅で一叢の小さなフクジュウソウが綻んでいた。

「春が馬車に乗って」訪れるのだとしたら、「冬は大糸線に乗って」終わりを告げるのです。

Dsc00961_20240419014301
20:10、コチラで痛飲する事も暫くありません。
松本で途中下車、例の場所で打ち上げウイスキーとカクテル。
心地良い微酔と疲れを伴って最終のあずさに乗車、一眠りすれば新宿です。

と、こんな感じの2023/24WINTER「五竜FINAL」三部作の終。
白馬への雪旅は最後になりましたが、私めのスノーライフは継続中。
かぐらを挟んでGWは月山籠り、スキーマッドな日々はもう暫く続くのでした。
おしまい。

 

|

2024.04.23

●2023/24.三十七滑目「五竜FINAL」

えー、先週4/15~16のスノーライフは「第十二次白馬遠征」2days。
今季最後の白馬遠征はホームゲレンデ「五竜&47」でのシーズン最終滑です。
そんな訳での「THE FINAL」、二日目の滑走記.本篇になりまする。

Dsc00860_20240421133501
8:35、無人のスロープにLanding!!!。
前夜の降雨+今朝からの小雨で、汚れた表雪がクリーニングされたグランプリ。
シャラシャラとしたコーンスノーは、スキーの走り/操作性共に良好。
流石に足場は脆いものの、下地にしっかりグリップする「正義のザラメ」。
ザラメの雪飛沫を上げてのロングターンが楽しめました。

あれっ?、今日結構イイじゃん♡

Dsc00867
そして何より「人少ないっ♡」。
100%の雨予報が嫌われてか、朝イチのキャビン行列は20名に満たない数。
その少ないゲストもグランプリとパノラマに程好く分散しています。

果たしてオープニングタイムのグランプリを回すゲストは両手で足りる程。
滑走ラインもターンサイズも「好き放題」の時間が続きました。

若しかして、今日は「当たりの日」かもっ♬

Dsc00870_20240421133501
相変わらずの小雨模様も、滑走に支障が出る程じゃ無し。
薄手のレインウェアでも浸水する心配はありません。

Dsc00874
9:25、とか云ってるうちに厚雲が切れ始め、

Dsc00881
青空の覗くグランプリは、

Dsc00882
薄日すら射して来ました。
未だ狐は嫁入り中ですが、次第にゴキゲンな空模様になってきました。

Dsc00884
「正義のザラメ」も継続中。
スーパー過疎のグランプリは1時間経ってもフラットコンデションを維持。
直射日光を遮る曇り空も幸い、昇温に由る融雪進行も殆どありません。

こりゃ間違い無く、今日は大当たりっ😊。

とか思ってテンション上々⤴で回してたら、

Dsc00885_20240421133501
10:20「まさかの本降り」。
濡つ礫がやおら強くなり、軽装レインウェアではチト厳しい降り足に。
一旦ALPS360へ雨宿り、レイヤー調整と着替えを兼ねて小休止致しました。

Dsc00886_20240421133501
10:50、晴れて来たので戦線復帰。
雨は完全に上がり、天候は一気に良化傾向。
これ以降、雨の濡つ事はありませんでした。

Dsc00890_20240421133501
層雲切れ、顔を覗かせる五龍岳。
武田菱も下半分だけ覗けます。

Dsc00895_20240421133601
春色emotion!!!
予報通りより少し早く天候良化、正午前から晴れ基調の春スキー日和に。
因みに2017/18シーズンの白馬五竜、キャッチコピーは「冬色emotion」でした(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2018/01/emotion-f9b5.html

Dsc00898
「正義のザラメ」は11時を回っても健在。
天候さえ回復してくれれば、朝からの雨(=ゲストの少なさ)が却って好都合。
多少ザク雪になって来るも、春シーズンでは奇跡的とも云える軽微なコース荒れ。
吹き溜まり層もスキーコントロールに支障無い程度、板もマダマダ走ります。

Dsc00897_20240421133601
コースボトムでは線下のコブを狙いますが、

Dsc00902_20240421133601
基本的にはワイドバーン一択、

Dsc00903_20240421133601
ミドル~ロングでワイドバーン回し。
過度に荷重すると板が取られ、エッジリリースと切り替えに気を遣うコンディション。
短く強いエッジング/スキーと身体の正対/ターン後半は板を真っ直ぐ走らせる滑りを意識。
フォールラインを外さないミドル気味のロングなら、まだまだ気持ち良く回せます。

いゃあ、
今日は、
ホントに、
四月屈指の、
大当たり日っ♬

何時もなら11時頃から出現する妖怪もこの日は姿を見せず。
この日は昼過ぎまでオンピステ専、13時までに31本を数えたグランプリ回しでした。

Dsc00907
13:00、コブ遊びスタート。
13番鉄塔の線下コブから、

Dsc00918
ボトムの線下ラインへ。
午前中に較べ深くなって来ましたが、未だ攻め易いレベル。
但しコブでは低調な滑りに終始、何かコブ下手になってるなぁ…。

Dsc00917
同じアングルで午前中のコブを比較参考。
ラインが2本増殖、凸凹も多少深くなっています。

Dsc00920
テクニカルは楽チンな中央左側をチョイス。
この後、コブに弾かれるみっともない姿を副隊長↓に見せてしまいました。

Dsc00921
資材撤収中のパトさん。
先頭を行くのがレッドブル副隊長、最終日にお別れの御挨拶。

Dsc00922
14時を回ると北東の展望も利いて来ました。
頚城~高妻~戸隠~飯綱と連なる、信越国境稜線のワイドビューパノラマ。

Dsc00923
武田さんも頂を現します。
最後の日に御尊顔を拝謁出来てヨカッタ。

Dsc00924
14:00、ボチボチとフィナーレの時間が近づいて参りました。
ラスト5本は再びワイドバーン、やっぱり〆はグランプリじゃないとね。
ザブザブに荒れたナチュラルバーンを力付くで抑え込む、パワープレーの大回り。

Dsc00927
15ː05、万感の想いを込めて「ラスイチグランプリ」。
最後の1本は思いの外「カンペキ」な1本(※.自滑自賛)。
荒れた厚ザラメの状況下、荷重バランスやポジションの破綻も無く会心の高速ロング。
「このバーンでこの疲労度なのに、未だ全然ヤレるじゃん」。

出来れば最終の16時まで回したい心持ち。
でも時間はシンデレラタイム、後ろ髪引かれつつ撤収致します。

Dsc00929
「あーあ、終わっちゃった(淋)」。
実質的な滑走はこれで終了、あとはアル3乗ってキャビン下山です。

てな感じの2023/24WINTER「五竜FINAL」滑走記、三部作の二。
エピローグ篇に続きます。

|

2024.04.22

●桜狩り 奇特や日々に 四十八里

えー、月曜日は定休日な武蔵野口の場末の酒場の主。
本日はオヤスミを利用して、越後湯沢へ「桜狩り」「湯浴み」に行って参りました。
向かった先は温泉街から芝原峠を越え、三国街道を南に上る事約8㎞。
山中三宿の一「三俣」で御座います。

1_20240422220001
遅い春を迎えた峠越えの山中、

201
旧宿場町の街道筋では、

21_20240422220001
色取り取りの桜花が満開。

2_20240422220001
オオヤマザクラにエドヒガンにソメイヨシノ、

31_20240422220001
その中でもオオヤマザクラの艶やかな紅色が一際目を惹きます。

4_20240422220001
「桜の傘の満開の下」。
こんな公衆電話ならついつい長話しちゃいそうですね。

51_20240422220001
4th ロットは三俣産。
桜狩りの途次、例に由っての若菜摘み。

5_20240422220001
「道の駅みつまた」にも、

6_20240422220001
枝振りの良い桜樹が3~4本、

7_20240422220001
今が見頃酣とばかりに、

8_20240422220101
咲き誇っています。

9_20240422220101
桜見分の後は「街道の湯」で湯浴み♨。

10_20240422220101
湯上りの後は道の駅で仕入れ。
ウチの店で御馴染みの「割れ煎」です。

11_20240422220101
エチゴビールのピルスで花見酒。
温泉後のビールは五臓六腑に染み渡る(キューッ🍺)

Dsc01094
「蕎麦にするか饂飩にするか、それが問題だ(ハムレット)」。
湯沢駅に戻って晩酌と夕餉、今宵は悩んだ挙句こっちにしました。

と、こんな感じの「湯沢の休日」。
季節を巻き戻した風流韻事に遊び、湯治で心と身体を癒し、地場の味に舌鼓を打つ。
愉しくも充実した一日でした。

Dsc01039_20240422220101
あ、それと一応、

Dsc01050
滑っても来ました。
嗚呼、長い前振りだった事(チャンチャン)。

尚本日の表題は、吉野を訪れた際に詠んだ芭蕉の句に因んだものにて。

 

|

2024.04.21

●2023/24.三十七滑目「五竜FINAL/プロローグ」

えー、今週4/15~16は「第十二次白馬遠征」二日目の滑走記。
そしてこの日が「2023/24WINTER.白馬五竜」での最終滑で御座います。

何処のスキー場であっても「シーズン最後の滑走日」ってのは必ず訪れます。
それが足繫く通ったゲレンデである程、ぺーソスな心持ちがするもの。
特に五竜&47は、嘗て三度の冬を過ごした馴染みのスキー場(オシゴト場)。
今でも断トツの「ホームゲレンデ」、思い入れも一入なのでした。

そんな訳で今シーズン26日目のアクティビティとなる「五竜ファイナル」。
惜別と感慨の念を込めてのSNOW-LIFE、プロローグ篇になりまする。

Dsc00836_20240419013601
6:45、グランプリを遠景に雪見桜。
神城のオオヤマザクラやエドヒガンは二~三分程度の開花状況。
里村に綻び始めた桜を眺めつつ、ゲレンデへと向かいました。

Dsc00838
7:00、人っ子一人居ないとおみゲレンデ。
ハクババレーで断トツの入り込み客数を誇る五竜&47。
しかし4月に入ると、日に日に「シーズンオフの気配」が強くなって参ります。

エスカルプラザは春シーズン仕様(24時間営業→8~17時のオープン)となり、ハイシーズンの賑わいが嘘の様な静けさ。
都市部からの夜行バスも終了し、ツアー客も姿を消しました。
スキー場の住み込みクルーも3月末で任期満了し、既に下山済み。
ゲストもスタッフも、目に見えて(目に見えず)人の姿が減っている朝でした。

Dsc00856_20240419013601
こっちにも「シーズンオフの気配」。
ポールにネットに案内板に注意(警告)板…。
山麓駅のパトさん詰所には、撤収されたゲレンデ設営物が山積みになっています。
一昨日にクローズされた下山コースとエキスパート/とおみゲレンデの分ですね。

Dsc00839_20240419013601
最後の朝も特捜最前線。
今シーズン26日目の五竜滑、何時もの様に朝イチキャビン待機。

Dsc00860_20240419013601
このinfoボード見るのも今日が最後。
暖冬小雪に祟られた今冬の序盤でしたが、3月の大雪連発で相殺/チャラ以上。
アルプス平の積雪量は去年の同時期より60㎝多いです。

Dsc00842_20240419013601
愛は今も 愛のままで♪
桜坂のエゾヒガンは昨日の夏日で一気に開花が進みました。
見頃最盛は恐らく今週末、このブログをUpしている頃でしょう。

Dsc00843
雨飾桜。

Dsc00846_20240419013601
天狗桜。

Dsc00849_20240419013601
エスカル桜に、

Dsc00855_20240419013601
キャビン桜。

Dsc00858_20240419013601
桜の坂の五分咲きの下。
エスカル桜の下には何が埋まってるのでしょうか。

因みに写真の方は今日でシーズン125滑目を数えるスノーマッド。
朝イチキャビン「五竜オールスターズ」の中でも屈指の強者です。

Dsc00859_20240419013601
出勤中の「元.アル3の主」。
今シーズンはナイトフロントスタッフ、4月からは索道復帰。
来季は怪我しない様に気を付けて下さいね。

Dsc00840_20240419013601
この日の予報は午前中☂、午後からやや持ち直して曇り。
早朝時点から重たげな鉛雲も、7時半頃までは所々に青空の覗く空模様。
しかし7時40分を過ぎると「ポツポツ」と雫の濡つ小雨模様になって来ました。

Dsc00861_20240419013601
8:15、キャビン乗車。
車窓より望む「雪の細道」、とおみゲレンデは一昨日に今季の役目を終えました。

アルプス平に着いても小雨模様は変わらず。
まぁこの気温(8℃=Freezing leve/3200m)ですから仕方有りません。

Dsc00862
8:25「業務連絡、トップ50番」。
最後の朝の口明け乗車、搬器№は「五竜」に因んだラッキーナンバーです♬。
今日は何かイイ事有るかな?
(結果的にこの雨が天の佑助、グランプリのコンディションは4月としてはBESTでした)

因みに今シーズン26日目の五竜滑は、20日目のアル3一番乗り。
今季のアル3ステークスは一着20回/二着1回、連帯率80.7%(笑)でした。

Dsc00865
そして今シーズン最後の、朝イチグランプリ「三連写」。

Dsc00868
無人のワイドバーンを独り占め。

Dsc00870
7分間の貸切タイムもこれが最後です。
春スキーならではの「緩~い気分」と、雨中滑走の「ちょい鬱」な気分。
そしてホームゲレンデ最終日のペーソスな心持ち。
そんな複雑な想いを胸に「最後の朝」の「最初の1本」へLandingです。

と、こんな感じの2023/24WINTER「五竜FINAL」イントロダクション。
滑走記本篇に続きます。

 

|

2024.04.20

●北安にて「雪見桜」

えー、今週月~火曜日のスノーライフは「第十二次白馬遠征」。
今シーズン最後の白馬雪旅は、ホームゲレンデ「五竜&47」での滑り納めです。

四月も半ばを迎えた白馬村は田畑の残雪もすっかり姿を消し、野花や新緑の芽吹き。
そしてヤマザクラやヒガンザクラが、所々で花弁を開かせておりました。

Dsc00705
安曇追分より、有明桜。

Dsc00707
南大町より、爺桜。

Dsc00708
4番線ホームより、大町桜。

Dsc00795_20240419013401
何時もの場所より、桜坂。

Dsc00799
エスカル桜は

Dsc00798_20240419013401
綻び始め。

Dsc00826
飯森.薪小屋桜。

Dsc00828_20240419013401
エドヒガンは開花早め、見頃も多し。

Dsc00822_20240419013401
長谷寺エドヒガン。

Dsc00819_20240419013401
Dsc00815_20240419013401
Dsc00816
最後は長谷寺ベニシダレ.三写。

毎年同じ時期に同じ桜を見てるので、今回はコメント無し。
写真だけのUp、と云う事で。

 

|

2024.04.19

●2023/24.三十六滑目「五竜&47」

えー、今週4/15(月)~16(火)のスノーライフは白馬遠征.2days。
今シーズン12度を数えた白馬遠征もこれが「Final journey」。
そしてホームゲレンデ「五竜&47」での滑り納めで御座います。

と云う訳で遠征初日、4月15日のアクテビティ
2023/24.WINTER、白馬五竜&Hakuba47「Semi-final」の滑走記になりまする。

Dsc00710
8:10、エスカルとーちゃく。
この日は大糸線アクセスで、キャビン営業開始時刻ギリギリのゲレンテイン。
平日にも関わらず、ゴンドラ駅舎には120名程の行列が出来ていました。

Dsc00716
8:35、朝イチグランプリとーちゃく。
アルプス平の気温は8時半時点で12℃、暖かいと云うより「暑い」。
ロンT+薄手のウインドブレーカーでも少し汗ばむ陽気です。

明日(4/16)は雨予報、「白馬バレー」の「白馬ブルー」も今日が見納めかな。

Dsc00718_20240417160101
二週間振りに訪れたグランプリは、思ってたより雪残ってます。
線下やテクニカルのコブも健在、地形もほぼ出ていません。

但し此処数日の高温続きでゲレンデミドル~ボトムは加速度付けて融雪進行。
この前日(4/14)を以て、ダイナミック~とおみの下山コースはクローズとなりました。

Dsc00723
朝イチからして「ザブッ」と板の沈むザラメ雪。
それでもオープニングの3~4本はフラットコンディションを維持。
ややルーズ目のロングターンで気持ち良く回せました。

Dsc00724
白馬三山にオハヨウゴザイマス。
人や圧雪車の入ってないスロープは、やっぱり雪汚れてるな~。

Dsc00726_20240417160101
五龍岳にもグッモーニン。
アル1/14番と15番の合間より覗く武田さん。
リフトからこの構図撮るのは結構難しいのです。

Dsc00730
バーンは瞬く間にザクザクのグサグサ。
フラットなコンディションを維持していたのは30分。
まぁこの暑さとこの陽射し+この人出ですから仕方有りません。

因みにこの日(4/15)は日本列島津々浦々で「スーパーフェーン」現象。
県内でも飯田市の29.3℃/長野市の28.4℃を筆頭に、軒並み夏日の最高気温を記録。
白馬村でも25.4℃と、7月中旬並みの暑さとなりました

Dsc00737
30分で「賞味期限」終了、50分で「消費期限」終了。
9本回した所処で1時間ちょい、グランプリに見切りを付け47へ向かいます。

Dsc00741_20240417160101
9:40、今日の狙いはR2。
春シーズンに入るとR1ボトムとR2は土.日.月のみの圧雪。
ゲストの少ない月曜日のR2は「一番美味しい」コンデションなのです。

Dsc00742
そんな訳でこの日のヨンナナは、

Dsc00743_20240417160101
徹頭徹尾「R2回し」。
写真の様なザク雪も回すゲストが少ないのが幸い、荒れは許容範囲。
グランプリに較べるとザラメの堆積層は薄く、何とか下地も捉えられます
一枚目~二枚目~三枚目~R5の1.6㎞ロングコースは概ね良コンデションでした。

Dsc00746_20240417160101
Line-C下の堰堤は雪解けが進み、ちゃんめろが芽吹いてます。

Dsc00750_20240417160101
深雪に埋もれていた沢流も姿を現し出しました。
雪~が解けて 沢~になって 流れていきます~♪
すっかり春~ですねぇ  ちょっと滑ってみませんか~♬

Dsc00751
47でのラスト1本を終え、今季最後のLine-C乗車。
リフトより見返るR1と白馬村、お決まりの構図もこれが撮り納め。

明日最終日の天候は残念ながら雨予報。
五竜から47へ移動は億劫なので、ヨンナナは今日が「FINAL」です。

Dsc00752_20240417160101
10:45、南沢ノ頭(通称1450)からの五龍岳展望もこれが見納め。
Line-Eに乗車、グランプリに戻ります。
「サヨナラ&サンキュー47、また来シーズンね!」。

Dsc00753_20240417160101
10:55、グランプリ帰投も…。
「黄砂」か「花粉」か「汚雪」か「融雪」か原因は扨知らず(多分全部です)、ワイドバーンは全面「STOP雪」。
妖怪イタツカミーの跋扈するノッキングスノーとなっていました。

こーなると凸凹滑ってた方が楽、そんな訳で「コブ遊び」開始です。

Dsc00756
12番鉄柱線下のコブラインから、キャビン合流路下のコブ挟んで、

Dsc00757
ボトムの線下ラインへ。
今シーズン、未だコブ滑りの調子はイマイチ。
中~緩斜の浅コブでも破綻せずに「こなす滑り」がやっと。

Dsc00758_20240417160101
続いてテクニカル。
しかしずーっとコブ専してると、広背筋と腰への疲労蓄積が「倍々ゲーム」。
一日通して回すのはとても無理ゲーです。

Dsc00765
12:20、ランチ休憩を取りにアル1乗車。
ALPS360ではアルペンさんの試乗会開催中。

Dsc00768
アル1降車場からズボズボと坪足トラバース。
既に今季の営業を終えているアル4の降車場へ向かいます。

Dsc00769
今日のランチはお弁当持参「アル4テラス」にて。
ロッキングチェア(笑)に腰掛け、優雅なブランチ。
トップシーズンにこんな事やったら、大目玉+リフ券没収+出禁です。

Dsc00770_20240417160201
ワックス台も設置されてます(笑)。
一昨日も去年も、毎年同じ事やってる様な…。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2023/04/post-7065f0.html

Dsc00771_20240417160201
ピクニックの次はハイキング。
食後の軽い運動、お地蔵さんまで登ってみます。

Dsc00772_20240417160201
地蔵ノ頭/地蔵ケルン(通称1673…とは呼びません)。
今季最初で最後の地蔵詣は「白馬晴れー」の「地蔵晴れー」♫。

でもって以下、恒例の地蔵パノラマフォトです。

Dsc00773_20240417160201
ケルンの窓より、額縁白馬三山。

Dsc00781_20240417160201
お地蔵さんと五龍岳。

Dsc00782
お地蔵さんと白馬三山。
この日は東面の空を春霞が覆い、イマイチの山景見晴らし。
展望に恵まれた日はこんな感じ(↓)です。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2023/04/post-e96050.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2022/04/post-80bee3.html

Dsc00783_20240417160201
御浄財は「五竜」なだけに「五円」。
うーん、相変わらず信心の足らない金額です事。

Dsc00784_20240417160201
13:20、ボチボチと戦線復帰しますか。
眼下に広がる村里に残雪はカケラも見えず、すっかりと春の風景。
これじゃ「白馬」村じゃ無く「栗毛馬」村です。

Dsc00787
テクニカルは大分深くなってきました。
加えて削られたザラメがコブ溝に吹き溜まり、コンタクトやトップの抜けが不均一。
その名の通り「テクニカル」なコンディションになっていました。

Dsc00785
ボトムの線下は大盛況。
コブ作り隊の活躍もあり、午前中からラインが2本増えてます。
午前中ウダウダだった滑りも何とか持ち直し、少し楽しくなって来ました。

Dsc00789
午後のグランプリはずーっと過疎ってます。
一人当たりのゲレンデ専有面積は52000㎡ (=要するに滑走者皆無)

Dsc00790_20240417160301
だってコレだもん。
ザブザブのザラメ雪が融雪して更に主馬場化、妖怪は相変わらず跳梁跋扈。
「走らない抜けない」「沈む埋まる」「詰まる止まる」「深い重い」の極悪コンボ。
これならバキバキ雪の方が滑り易いのですが、二桁気温の上に無風/直射日光。
クラストすらしてくれません…。

明日の最終日に備えて余力残し、この日は15時に撤収致しました。

Dsc00793_20240417160301
14:50、ゴン下。
「龍の背中」は瘦せ細り、すっかり「タツノオトシゴ」に。
逆に云うと「良くコレで、昨日まで下山コース持たせたよなぁ」。

Dsc00805
15:30「滑った」後は「登る」。

Dsc00806
今年初めての一夜山登頂。
「登山」つっても獲得標高40m、片道5分のアクティビティです(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2023/04/post-1a5e75.html

Dsc00829_20240419013401
15:50、十郎さん使うのもこの日が最後。
今冬はずーっと「設備故障中の為、温泉では無く加熱した水道水にて営業」。
来年はちゃんと温泉に戻ってるのかなぁ…。
つづく。

 

|

2024.04.18

●Olympic

えー、本日は表題そのまま「オリンピック」のオハナシ。
但し今夏パリで開催される、平和とスポーツの祭典に就いてではありません。
況してや首都圏でチェーン展開しているスーパーマーケットや、大阪にある釣竿メーカーの話でもありません。

Dsc00698
オリンピック (レースグラス/ヴェネツィア ジーノ.チェネゼーネ工房 1970年代)
ブランデー/グランマニエ/オレンジジュースを用いたショートドリンクス。
年間通して良く作ってますが、清見🍊が旬の3~5月には更に多用。
サイドカーを円やかにし、オレンジ風味がより豊かになったカクテルです。

成立時期や作成者については諸説ありますが、1920年代にパリのホテル.リッツでフランク・マイヤーが考案したとする説が有力。
1924年のパリ.オリンピック開催を記念して作られたと記した書籍もありますが、これは日本だけのもので恐らく誤りです。

でもこのパリ五輪説、由来としては如何にも「らしい」サイドストーリーで面白く。
「こんな説もありますよ」って前提で、カクテル提供の際にお話しています。

因みに今年のオリンピック、開催地はいみじくも1924年と同じパリ。
そんな訳で100年前のバリに考案された(かも知れない)カクテル開幕100日前。
オリンピックの話題でした、とさ。

 

|

2024.04.17

●3rdロット(白馬産.Part2)

えー、昨日一昨日は「第12次白馬遠征」。
今シーズンの長野/白馬、そして五竜での滑り納めに逝って参りました。

スノーライフを終え、帰途に着く前に例に由っての「若菜摘み」。
お店で使うアレ(その3)を仕込んで参りました。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2024/04/post-b0b26a.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2024/04/post-fc7d06.html

Dsc00963_20240417142801
ちゃんめろ。
神城飯田の里のフキノトウは花が開き、すくすくと成長。
芽吹き始めのモノを探すのは難しい時期になっていました。

それでも何とか当座の分は収穫。
左がピクルス用、上と右が蕗味噌用、下は私の夕餉用。
家のザルやボウルを総動員での仕込み作業で御座います。

Dsc00966_20240417142801
自宅用の蕗味噌。
出汁を加えて赤味噌比は少な目、今年は少し甘口にしてみました。

Dsc00964
若芽ちゃんも仕込み終了。
お店のピクルス用、あとは漬け込んで1~2日待つだけです。

そんな訳で今日もちゃんめろの下拵えと調理で大忙し。
午後の半日をまるまる費やした4月17日でした、とさ。

|

2024.04.16

●春風落莫

えー、只今4月16日、23時55分。
先程北安の地より帰投、荷解きして風呂入ってオツカレ麦酒で一服。
春のグサ雪とコブと戯れた二日間、腰と広背筋はボロボロ、日焼けで顔はヒリヒリ。
そんな疲労困憊の中、疲れた身体に鞭打ってのエントリーで御座います。

Dsc00947_20240416235901
「FIN…」。
2023/24シーズン、五竜26日目のアクテビティを終えた15時半。
今回の「第12次白馬遠征」を以て、今シーズンの白馬スノーライフは終了。
ホームゲレンデ五竜とも、ホームコースグランプリとも、暫しの間お別れです。

この二日間で「やり切った」感じと「まだまだ滑りたい」と云う心残りが交錯。
シーズン最後の日ってのは、そんな相反する心持ちが綾なすもの。
今季はどっちかと云うと後者の方が強く、後ろ髪を引かれる思いです。

と云う訳でちょびりペーソスな気持ちのエントリー。
尤も白馬でのスノーライフ終えたものの、私めの雪猿生活は未だ継続中。
かぐらに月山に、今季のスキーマッドな日々も愈々「ファイナルパート」突入です。

 

|

2024.04.15

●今週の【4/15(月)~16(火)】定休日

えー、スキーシーズン中は月曜日に加え「雪曜日」が定休日。
要するに「不定休」の頻度が増す、武蔵野口の場末のバァで御座います。

「この莫迦、四月中旬に何言ってんだ」。

なんて声が聞こえて来そうですが、日ノ本国のスノーシーズンはまだまだ継続中。
白馬も神楽も未だ健在、先週には月山もオープン致しました。
そんな訳で以下、今週の営業案内になりまする。

※4/15(月)~4/16(火) 雪曜日でオヤスミ

恐らく今シーズン最後となる白馬遠征「五竜&47」2days。
グランプリのザクザクザラメやテクニカルのコブと戯れて参ります。

と云う訳で、御迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。
<(_ _)>ペコリ

|

2024.04.14

●2023/24.三十五滑目「GALA湯沢」

えー、一昨日木曜日はお休みでも何でも無く、普通にオシゴトの日。
でも湯沢方面は天気が良さそうなので、獅子身中のスキー虫がウズウズ。
「まぁ木曜はヒマな日が多いし、睡眠不足と滑り疲れでも大丈夫だろう」。
そんな目論見を企てて強行軍敢行、ヒガエリスキーに逝って参りました。
(※.甘い見通しの結末は文末に記述)

ゲレンデチョイスの条件は「①コブがソコソコ有って」「②アクセスが楽で」「③出来れば圧雪のコースメンテもしっかりされている」。
神立と二択で迷いましたが、向かったのは今シーズン初となる「GALA湯沢」。
と云う訳で例に由っての滑走記で御座います。

Dsc00616_20240413121101
8:10、JR駅ビル GALA湯沢駅とーちゃく。
新幹線駅=スキーセンターも、改札辺りまでは「スキー場感」皆無です。

Dsc00619_20240413121101
ディリジャンス乗車。
魚沼盆地には雪のカケラも無し、トンネルを抜けた雪国にも間も無く春の訪れ。

Dsc00624_20240413121101
8:25、バルーシュ乗車。
コンビニエンスゲレンデの性格上、レジャー利用の初~中級者がゲストのコア層。
ガツガツ滑り込む雪猿は少なく、営業開始30分後でも滑走者の姿はチラホラ程度。

Dsc00625_20240413121101
朝の時点で13℃ポカポカ陽気、穏やか春晴れのイイ天気。
ロンT+ウインドジャケットの軽装レイヤリングで丁度良い位です。

Dsc00626
オープニングは「エンタの神様」から。
エンタメの雪量は充分、ハイシーズンと変わらぬワイドバーンを維持。

Dsc00627
続いて「ジジ通信」へ。
こっちも思ってたほど痩せておらず、この時期としては豊富な雪量です。

ゲレンデがそれ程広くない事もありますが、GALAさんはコースメンテが丁重。
圧雪仕上げも然る事ながら、硫安を大量投下しバーン保全に努められています。
このホスピタリティ、どっかのかぐらスキー場も見習って欲しいものです。

スタートから5本はジジ×3、エンタ×2を交互に取るローテーション。
共に春ならではの緩いザブ雪でしたが、丁寧な圧雪と硫安メンテ。
早い時間帯はスキーが緩雪に沈む事も無く、ミドル~ロングで快適に回せました。

Dsc00632_20240413121101
9:15、北エリアに移動「ブロードウェイ.サースト」。
営業開始直後のブロードウェイは、板の走るザラメピステ。

Dsc00633
ボトムにはキッカーメインのパークが設置。
まぁコレは構わないのですが…。

Dsc00636_20240413121101
コース中盤に「定置網」…。
入りの中斜から緩斜に入ったコリドールに設置。
これじゃ一旦減速せざるを得ず、ボトムにスピード繋げません。

パークの安全確保から仕方有りませんが、コースとしては中盤でブツ切り。
滑ってて楽しくは無く、2本回して切り上げました。

Dsc00641_20240413121101
9:40、続いて「グルノーブルの雨傘」へ。
時速5~6㌔の低速ペアリフト、の~んびり6分のコーチ乗車。

Dsc00646_20240413121101
オンピステではGALA屈指の斜度(つってもMax23°)。
こっちは硫安入ってませんが、荒れてないうちは快適なザラメバーン
しかしボトム100mが真っ平、大分漕がないとリフトに辿り着けません。

バーンコンデションの良い時間は意外と長く続き、予定より多めのオンピステ回し。
流石に10時を回るとエンタメ/ジジ/グルノーブル共にザク化進行。
小休止入れてから、コブ遊びする事に致しました。

Dsc00657_20240413121101
10:55、先ずはスーパースワンから。
入りは横滑りで削られ、ウダウダなバンクラインですが、

Dsc00660_20240413121101
中盤からは整ったコブが並んでいます。
深さ/ピッチ/形状、何れも滑り易いコブで縦にも攻められます。
個人的には一番楽しく遊べるレベル、あとはもうちょいライン長ければ…。

白鳥コブを1時間程回し、再び中央エリアに戻ります。

Dsc00666
12:15、ジジは流石に荒れて来ました。
削られた雪が堆積し、ザクザクとした砂浜バーン。

Dsc00667
それでも下地はセメント由来の硬さ、エッジもしっかり届きます。
このコンデションは最後まで続き、ザク雪ながらも意外と快適な春ザラメでした。

Dsc00673
ジジのボトムにもコブラインが出現。
多分スクールコブ、後半は緩斜面過ぎて忙しいピッチ。

Dsc00678_20240413121201
12:50、今日のお昼は高津倉山で。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2024/04/post-4dc817.html
天気の良い日は山頂でピクニックランチするに限ります。

Dsc00680
鉄塔をチューン台替りにリキッドワクシング。
この日のGALAは融雪こそ進むものの、ノッキングのストップ雪にはならず。
汚雪化が進む春スキー期こそ、しっかりとしたコースメンテナンスが必要。
丁寧なゲレンテ整備を行っているGALAさんには感謝です。

Dsc00677
モグモグしながらパノラマタイム。
高津倉山から望む、魚沼盆地の眺望。
左手には魚沼丘陵、右手には越後三山「はなこ」さん。

Dsc00678
眼下の南エリアをズームにて。
中央下の青い降車場は、既に今季の営業を終えた「石打丸山」の山頂クワッド。
こーして見ると、やっぱり石打は標高低いなぁ。
因みにこの小ピークは「奥基」と云う、ちゃんとした山頂名があります。

Dsc00674
13:20、ランチ後はグルノーブルのコブで遊びます。
入りのラインは2本、浅め/短めで忙しいピッチ。

Dsc00676
中盤からのコブラインは1本。
こっちの方が縦長、掘りも程々で攻め易い。

グルノーブルのコブを6本回した後は再びスーパースワンのコブを5本。
最後はジジのコブを3本回して〆と致しました。

Dsc00688
1450、ゴン下。
眼下には今シーズンの役目を終えたファルコン(下山コース)。
基本的に春スキー期にしか訪れないGALA、此処を滑る機会は滅多にありません。

この日のGALAは4月としてはクリアな山景パノラマに恵まれました。
そんな訳で以下、アクテビティ中に撮ったヤマコレ集です。

Zdsc00650
バルージュより望む守門岳。
大岳/青雲岳/袴岳(最高峰)と並ぶ主峰三頂、右手には浅草岳、
守門岳と浅草岳の間向こうには微かに飯豊連峰の山影も望めました。

Zdsc00671
ブロードウェイ.トップより望む越後三山。
右端に八海山スキー場を従えて、中央から右に八海山/越駒/中ノ岳。

Zdsc00653
同、左手には米山山地。
右より、黒姫山/米山/尾神岳。
湯沢エリアのゲレンデから柏崎方面の山々は地形的に隠れてしまい、展望が利くのはGALAくらいです。

Zdsc00642
グルノーブルより、上越国境稜線。
中央に巻機山、右に米子頭山/柄沢山と続きます。
マッキーの白妙も大分少なくなった来たなぁ。

Zdsc00651
同、谷川連峰中核部。
右端よりオジカ沢ノ頭~谷川岳~一ノ倉岳。

Zdsc00679
高津倉山より、右に谷川連峰最高峰の平標山と左に仙ノ倉山。

Dsc00690
初めて「ガーラの湯」に入ってみました。
時間無いので♨だけ(結構広い)、プールの方は覗かず終いでした。

ハイシーズンには雪質/ゲレンデスペック共に役不足、そして何より鬼畜混み。
訪れる気のしないGALAですが、春のお気楽滑&コブ遊びなら充分「有り」です。
距離の短い(約700~900m)コースばかりなのもこの時期には気にならず。
重馬場で疲れる春雪コンディションでは、疲れ過ぎず却って良い位。
そんな訳で来シーズンも4月に訪れる事でしょう。

※尚、この夜のオシゴトは週末並みの多忙な一夜。
19時の開店.即来客、ゲストは途切れる事無く、結局商い終えたのが26時。
楽なコースが多いGALAとは云え、半日コブ遊びした後なので流石にヘロヘロ。
「こんな日」に限って「こんな顛末」、神様の与えた試練か罰なのでしょう。
おしまい。

|

2024.04.13

●高津倉山スキー場

えー、一昨日の木曜日はオシゴト前に軽い運動。
東京駅始発のたにがわに乗り込み、越後湯沢へ「Go north!」。
15時まで滑って夕方帰東、急ぎお店オープンと慌ただしい一日でした。

Dsc00645
ゲレンテトップの高津倉山.山頂(1180.9m)。
魚沼丘陵の中では最高峰クラスの頂も、山名標は無く鉄骨が1本立ってるだけ。
三等三角点が有るにも関わらず、「山」と云う認識すらされていません。
因みに1990年開業の同スキー場、事業計画時の仮称は「高津倉山スキー場」。
この山の名前を取ったものでした。

尚、現在このゲレンデは「GALA湯沢」と呼ばれています。

|

2024.04.12

●「月山」始まりました

えー、丁度一週間前は4月4日の事。
6年前に雪山籠りしていた職場の社長から📲ピリリリリ…」 と着信。
「〇〇くん、今年も来てくれるんだべが?」と、GWのヘルプ要請依頼です。

そんな訳で本日は今日4月12日、「ゲレンデオープンを迎えたスキー場」のニュース。
(※念の為に復唱、「ゲレンテクローズ」では無く「ゲレンテオープン」)
この時期にこんな話題を提供してくれるのは、勿論「西川町姥沢」のあそこ。
6~7月まで雪と戯れるスノーマッドにとって、シーズン最後の雪源郷です。

Screenshot-20240412-at-182946

🌼祝.月山スキー場、2024シーズンOPEN♪

国内有数の豪雪地帯が故に、冬季は「雪大杉」の月山。
最盛時の1~2月は積雪量が軽く10m以上、人の立ち入れる環境じゃありません。
唯一の交通インフラである県道114号(月山姥沢線)も11~3月まで閉鎖。
果たして冬を終えた3月下旬になって、県道やゲレンデ施設の除雪を開始。
やっとオープン出来るのが「月山スキー場」なのです。

電話で月山の現状を伺うと、やっぱり今年は雪少な目との事。
除雪時の姥沢雪壁も約6m、例年より2m程低いとの話です。
それでも県道の除雪期間中に大雪が降って予定より作業が遅れたとの話。
うーん、流石月山…。

あと、2024シーズン月山の「※要注意時頃」
例年に較べ、6月以降は営業スケジュールが大きく異なります。
春⇒夏スキー移行の「ペアリフト架け替え」期間が大きく延びて18日間。
6/10~6/27は、ペアリフト運休となりスキー場の利用が出来ません。

例年ならで5日間で終える架け替えですが、今年はワイヤーの交換などリフト整備更新に大がかりな工事を行うとの事。
今年の積雪量からすると、恐らく営業再開後は大斜面/沢コースはクローズ。
滑走可能なのは姥ゲレンデより上で、文明の力は鶴さんと小原さんのTバー×2のみ。
リフト使って大斜面回したい方は6月9日(日)が最終日となります。

そんな訳で「春&夏スキー」のメッカも愈々オープン。
因みに私めは助っ人ワークでゴールデンウイーク「フル滞在」。
オシゴトとスノーライフを満喫して参ります。

|

2024.04.11

●2023/24.三十四滑目「かぐら」

えー、一昨々日は月曜日にて定休日、例に由ってのスノーライフ。
今週は白馬遠征オヤスミなので、久し振りに湯沢エリアに出掛けて参りました。
向かったゲレンテは昨年12月24日以来、3ヶ月半振りとなる「かぐら」。
そんな訳での4月8日、神楽滑走記でで御座います。

Dsc00563_20240408222501
7:25、湯沢駅とーちゃく/定点観測。
この日のカグリスト.南越バス第一便は10人程度と、四月としては少な目。
湯沢エリアは未だ神立/GALAが健在、「かぐら一極集中」にはなってないみたく。

Dsc00566
8:10、みつまた到着/1高乗車。
みつまたステーションの駐車場も意外と空いており、地元の来場者も少な目。
7:50の現地入りでも一便のロープウエイに乗り込めました。

Dsc00567_20240408222501
みつまたゲレンテ。
3月のドカ雪続きが利いており、去年よりも積雪量豊富。
土浮きやピスラボの出てる箇所は全くありません。

Dsc00568_20240408222501
この日からマテリアルは「春仕様」にギアチェンジ。
スキーは型落ちのブリザードSRC、プレート非搭載の汎用機。
ブーツも型落ちのラング、フニャフニャのフレックス100。

かぐら~月山と「コブ滑」が主戦になる春スキー期。
これ位ヤワなギアの方が丁度良いのです。

Dsc00570
一発目はみつまたファミリー。
ギアチェンジしての初日初走、取敢えず板とブーツのフィーリングを確かめます。
特にスキーはショップ使わず自前のフルチューン、仕上がりも少し不安。

Dsc00571_20240408222501
無人のスロープにLanding。
みつまたゲレンテの口明けRUNって、若しかすると初めて鴨。

しかしバージンストライプのバーンは全く板の走らないノッキングスノー⤵。
スキーとブーツのテストにもならず、1本回してメインゲレンデに向かいました。

Dsc00574_20240408222501
8:40、かぐらゴンドラより眺むメインゲレンデ。
山頂駅には鯉幟が泳いでます。

Dsc00576
「鯉幟」の背景には「コブ」、そして「殺人ピステン」。
春かぐらの三大名物がお出迎え(苦笑)。

Dsc00580_20240408222501
8:45、1高乗車/メインゲレンデも雪量豊富。
この時期に「頭上注意」のネットが張られています。

Dsc00579
御約束のフォトアングルで二写📷。

Dsc00581
しかしピステンは相変わらずの「かぐらクオリティ」。
1レーン毎に高さの異なる圧雪、しかも継ぎ目は「凸ってるか」「凹ってる」。
勿論キャタピラ跡やクラックも満載、トラップだらけの鬼畜ピステン。

ある意味、此処までスタンダードレベルの低さを維持しているのが凄い…。

Dsc00582_20240408222601
1時間程してデラ掛かった方が滑り易いと云う不思議。
メインゲレンデに圧雪入れるのは、実はゲストの皆さんだったと云うオチでした。

Dsc00584_20240408222601
この日の山景パノラマは層雲に遮られ展望利かず。
谷川連峰は終始厚雲の中、越後三山が時折朧ろに望める程度でした。

Dsc00586_20240408222601
10:15、デラ掛かったバーンは瞬く間にザブ雪化。
そんな訳でコブ遊び開始、メインゲレンデのコブ~テクニカル1段目から、

Dsc00590_20240408222601
モーグルバーンへ。
トップからボトムまで、約600m続くコブのロングラン。

Dsc00591
モーグルバーンは右から三列目(ピッチ3.7)が攻め易い。

Dsc00593_20240408222601
メインゲレンデ脇のコブライン。
ピッチ/深さ/斜度/硬さ、何れも良い按配の攻め易いライン。
コブ滑の調子を取り戻すには頃合いのレベルとコンディションです。

Dsc00604
11ː10、適度に休憩挟みつつのアクティビティ。
「莫迦を言う」のと「コブ遊び」は休み休み、じゃ無いと身体が持ちません。

Dsc00595_20240408222601
11ː30、様子見がてらジャイアントへ。
御約束の構図、パノラマより望む田代湖をパシャリ📷。

Dsc00600_20240408222601
ジャイアントのコブは育成途上。
モサ雪の浅いコブラインが1本のみ、こっそり自主練するには良い鴨。

Dsc00602_20240408222601
小レスト挟みつつ、ひたすらコブ回し。
時折良い滑りが出来るも、スピードコントロールやポジショニングには課題残し。
本格的にコブ入りするのはこの日が3日目、コブ専で回すのは初めて。
勝手知ったるかぐらコブでこの調子、ピーク時にはまだまだ遠い滑りです。

Dsc00605
12ː35、ランチレスト。
この日のかぐらは日中気温21℃、曇り空と云うのに「暑い…」。
ミドラーで滑ってても汗ダク、午前中はロンT一枚でも充分な気候でした。

Dsc00606_20240408222701
午後に入ると予報通り天候は下降線。
メインゲレンデ上部には時折薄靄が流れ込み、フラットライト気味の視界に。
それでも心配していた雨は降らず、最後まで空模様は持ってくれました。

でもって滑りの調子も下降線。
コブ回し10本目を越えた辺りで腰と広背筋に疲労蓄積、パンク寸前。
前傾姿勢が取れず立て続けにコブに弾かれ「発射」。
こりゃボチボチと潮時だな…。

Dsc00607_20240408222701
14ː00、コブ攻めは諦め、今季初の5ロマへ。

Dsc00609
そのまま田代落ち。
午後からの微風と冷え込みで、少しは滑走性良くなってるかな?。
なーんて期待は大外れ、オフピステ一面がザブグサのノッキングスノー。
急斜パートでも板は全く走らず、太腿がパンパンになっただけでした。

Dsc00610_20240408222701
14:30、撤収。
下山コースも雪量豊富、祓川駐車場までの夏道起伏も殆ど出ていません。

しかしこの日のかぐら、メインゲレンデ以外は  全面ストップ雪
「漕いで漕いで」「蹴って蹴って」で疲れが倍加しただけのの下山コースでした。
おしまい。

 

 

 

|

2024.04.10

●「春の滋味」三昧

えー、一昨日のスノーライフは「かぐら詣」.アフターの事。
帰途に就く前に春スキー時期ならではの楽しみ、湯沢布場で若菜摘み。
雪国の雑草 春の滋味「蕗の薹」を大量収穫して参りました。

フキノトウを使った料理と云って、真っ先に思い付くのは「天ぷら」。
しかし先週の白馬土産でたらふく御馳走様、食傷気味でもう飽きた。
と云う訳で今宵の夕餉は「洋風アレンジ」する事に致しました。

Dsc00615
新じゃが/新玉とフキノトウのオリーブオイル炒め、アンチョビとベーコン和え。
フキノトウを使ったレシピでは私めの鉄板メニューの一つ。
差し詰め「春のジャーマンポテト」と云った感じです。

ホクッとした新じゃがとシャリッとした新玉葱は春野菜の瑞々しい風味。
ベーコンとアンチョビのオイリーな塩味が加わった上に、フキノトウの苦みと渋みが絶妙のアクセント。
嗚呼、麦酒🍺が進んで堪ラン♪。

そんな訳で明日はリゾット、明後日はペペロンチーノ。
暫くは「春の滋味」三昧のヘビーローテーションです。

 

|

2024.04.09

●2ndロット (湯沢産)

えー、昨日は月曜日にて定休日、例に由ってのスノーライフ。
「春のコブ祭」第一弾は、かぐらに逝って参りました。

アクテビティ後は「春の菜や 摘みや東に 詰み西に」。
お店で使う例のモノ(その2)を仕込んで参りました。

Dsc00613
湯沢.布場ゲレンテ産(↓)のフキノトウ。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/06/post-5ad628.html
里のフキノトウは未だ芽吹き始めでしたが、広いゲレンテにあちこちと群生。
今回は蕗味噌も仕込める量を「どっさり」収穫して参りました。

そんな訳で下拵えで大忙し中の昼下がり。
尚、冒頭の句は蕪村が摩耶で詠んだ春の一句に因んだものにて。
でした。

|

2024.04.08

●「日曜営業」よしなしごと

えー、一週間で一番ヒマな「日曜日の商い」を終えた丙夜刻。
翌日は休み明けの月曜日云う事も有り、飲み屋街の人出も高々知れたもの。
此処武蔵野口では定休日に充てている飲食店も多かったり致します。

因みにウチは月曜日が定休にて、日曜日はフツーに商い。
算盤的には日曜を閉めた方が得策なのですが、そうしないのは何故かと申しmast。
 ①赤坂時代のゲストで、土日しかお越しになれない方々の為。
 ②暇な日じゃないと出来ない雑事を片付ける為。

特に⓶の理由が大きく、平時じゃ出来無い仕事を片付けるのに重宝する日曜日。
そんな訳で昨夜も暇にかまけて、細々とした業務に勤しんでおりました。

Dsc00539
入口ドア裏側のオーナメントを変更。
春本番を迎えたこの時期、このポスター(↓)のままだと流石に宜しく無いかと。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2024/01/post-8a6ca5.html

Dsc00540
宇和島より大量入荷、清見ちゃんの品定めと選別。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2024/03/post-ce235d.html

Dsc00555
昨日から始めたコレ、漬け具合とスパイスの按配を試食チェック。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2022/05/post-9d5989.html

Dsc00542
冬の残り物、ホット.バター.ド.ラム用のバター。
捨てるのも勿体無いので今週一杯は取り置き、誰かオーダーしてくれないかな?。
残り二杯分、出なけりゃ自分で作って飲んじゃいます。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/11/post-02d391.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2024/01/post-eb2896.html

Dsc00561_20240407183901
氷包丁とペティナイフのお手入れ。
「営業中に包丁研ぎ」なんて日曜日じゃなきゃ出来ませんからね。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2022/08/post-1f7300.html

そんな訳で予定の雑務を全て終えたSunday-night。
只、思ってたよりは忙しかった4月7日の夜でした、とさ。

|

2024.04.07

●2023/24.三十一滑目「五竜&47」

えー、エントリー順が少し前後しますが、本日は3月最終週のスノーライフをUp。
3/26(火)~27(水)は「第十次白馬遠征」、二日目の滑走記で御座います。

でもって今回のエントリーで、二次元日誌がアクティビティを「Catch up」。
滑走記がやっと滑走日数(33日)に追い着いたのでした。

Dsc00328
7:00、ゲレンデイン。
この日(3/27)の白馬は高曇りの朝。
基本的には曇りの一日も、午前中は陽の射す時間帯があるとの予報です。

Dsc00332
山麓駅の腰掛岩にはハシブトガラス。
都市部の害鳥のイメージが強いカラスですが、本来は山里や低山森林が生息地。
白馬のカラスは生態標高上限の1600m域まで飛び回ってます。

でもって五竜のハシブトガラスは「置き引きハンター」。
人間の背負ってるリュックには、食べ物が入っている事を学習済み。
ゲレンテ脇にザック等を置いてると、嘴で突ついてガサゴソ物色。
荷物が軽いと足で掴んで持って行っちゃいますので御注意の程を。

Dsc00334
8:15、キャビン乗車、車窓より眺めるとおみゲレンデ。
「今季の雪不足だと、とおみゲレンデは3月末まで持つかな~」。
なんて心配は3月の大雪連発で杞憂に終わり、気付けば昨年より多い積雪量。
スカイ-4は4月7日までの営業延長が決定しました。

Dsc00337_20240329123201
今季二度目のカモシカちゃん遭遇。
テストスキーのし過ぎか、発破の掛け過ぎか、将又コース外滑走者が多いからか…。
昨シーズン辺りからカモシカを目にする事は極端に少なくなりました。

Dsc0034163
8:25「業務連絡、トップ63番」。
口開け搬器に乗り込んで、例に由ってのグランプリ貸切タイム。

Dsc00343
ゴンドラからの合流路では、何故か皆さん止まってます。

Dsc00346
トホホ…とお困りの様子です。
グランプリの朝イチコンディションは「氷の微笑」。
日中の融雪が深夜に凍結し、カチコチバーンとなっているのです。
ま、春スキーの風物詩みたいなモンですね。

Dsc00342
こっちの止まってる方はオシゴト中。
スノーナビのカメラマン カメラ女子さんを「Shoot a photo!」逆撮影。
今シーズンは五竜遠征初日、グランプリの一滑目を掲載📷頂きました。

Dsc00353
無人のパノラマと八方尾根を前衛に、白馬三山。

Dsc00356
カチコチバーンにLanding!。
クラック&ジャガイモ畑だった昨日のラギッドピステンとは一転、見事なフラットコンディションに均されています。
轍跡や雪玉も殆ど見られず「この時期に良く此処迄仕上げてくれた…」と感謝感服。

アイシーな氷結バーンは基本的に好みなので、荒れてなければ攻めた滑りも可能。
何時もより外足荷重を意識して、ターン前半は表雪を削るイメージでスキッド。
安全マージン取ったショート~ミドルなら、コントロールも充分に利きました。

Dsc00351
雪(氷?)質に慣れてくると、ミドルから次第にロングターンに移行。
おっ、何だか今日は調子イイぞ♬。

Dsc00362
Haloにhello♪。
9時を回ると次第に天候良化。
巻層のレースカーテン越しに、日暈を伴った太陽が覗き始めました。

Dsc00369
春色の空に浮かぶ「(五)竜の落とし子」。
この日の滑りはシーズン屈指の出来、ミドルもロングも絶好調♪。
アイスバーンとゲストの少なさも有り、フラットコンデションの続くオープニングタイム。
濃密で充実、そして大満足の朝イチグランプリでした。

Dsc00371
10ː35、一旦河岸替えして47/ルート1へ。
標高は下がるも北斜面の分、バーンコンディションはトントン。
但しコース幅が狭いので荒れ出すのが早く、削られた表雪が厚く堆積。
11時頃にはザブザブの砂浜雪となりました。

Dsc00376
中盤のコリドールから下は、超重馬場のザラメPowder。

Dsc00377
今日の武田さんはLine‐8の車窓からパチリ📷。

Dsc00378
威風堂々、五龍岳。

Dsc00383
12:00、トライアングルバス△でヨンナナ撤収。
エスカル⇔いいもり⇔47ユークリッドを結ぶシャトルバス。
雨やガスの日はコレ使って五竜側に戻るのが便利、今季も重宝しました。

この4日後の3/31を以てシャトルバスは今季の運行終了。
折角なので惜別乗車してエスカルプラザに戻るのでした。

Dsc00396
12ː35、再びグランプリ。
流石にコース荒れが進み、白馬産のグラニュー糖が大量生産中。
比較的ザラメの乗ってないアル2側を回します。

Dsc00398
14ː00、ラスト1本。
この日は午前中の2時間で充分モト取った感じ。
雪も悪くなり疲労も溜まって来たので早めの切り上げです。
あ、そー云えばランチ取るの忘れていた一日でした。
おしまい。

 

|

2024.04.06

●2023/24.三十滑目「五竜&47」

えー、少しエントリー順が前後しますが、本日は3月最終週の滑走記。
3/26(火)~27(水)は「第十次白馬遠征」五竜47.2days。
そんな訳で初日のアクテビティは、今シーズン節目の30滑目で御座います。

Dsc00220
6:40、ゲレンデイン。
東南の空には青空が広がり、燦々と降り注ぐ朝の陽射し。
一見、予報通りの晴れ模様なのですが…。

Dsc00221_20240330160301
またガスかよ💀…

ゲレンデサイド西側は灰鼠色の曇天空。
しかも腰の重そうなヘヴィガスが「どっしり」滞留しています。
うーん、今日もまたホワイトアウトの悪寒…。

何だか今シーズンの白馬はこんな日ばっかりに当たるなぁ

Dsc00227
この日のキャビン駅待機はずーっと「一人ぼっち」。
上部のガスを嫌って、何時もの皆さんはとおみゲレンデやさのさかをチョイス。
二人目のゲストが来たのは8時前になった頃でした。

Dsc00230_20240330160301
8:15、キャビン乗車。
標高1300mを超えた辺りから濃霧帯に突入。

Dsc0023299
8:25「業務連絡、トップ99番」。
案の定、グランプリは白闇のホワイトアウト。

Dsc00236
嗚呼、何て見事な白一色。
今季節目の30滑目でコレは無いよなぁ…。

Dsc00240_20240330160301
12番鉄柱からでも、降車場建屋の影すら見えない濃霧。
しかもこの日のグランプリは珍しく荒れたピステン。
キャタピラ跡とクラックがあちこちに散見、しかも氷結ジャガイモがゴロゴロ。
方向/地形が識別不能な上に、ラギットなバーンコンデションです。

流石に回す気になれず3本で下山、いいもりに向かいました…が。

Dsc00244_20240330160301
8:55、まさかのコスモ‐4終了(チーン)
先週末の3/24を以てコス4は今季の営業を終了、搬器も既に格納済み。
まだサニーは充分な雪量を残しているのに、この見切りの早さ。
毎年変わらず、ゲレンテ運営にヤル気の無い㈱大糸さんなのでした。

Dsc00252_20240330160301
9:35、47/R1へ。
流石ガスに強い子ルート1、これ位見えりゃ上等。

Dsc00255
Line-Cのトップには圧雪ラインがタダ残り。
エッジでなぞっただけじゃビクともしない氷結ストライプ。
それでも手に負えないインジェクションバーンでは無く、前半にスキッド入れればスピード/ターンコントロールは利きました。

Dsc00259_20240330160401
R2はトップからヘアピン下まで全面非圧雪。
ガタガタのフルボッコ。

Dsc00260
R1のボトムはザブザブの砂浜雪。
「カチカチのR1上部」「ボコボコのR2」「グサグサのR1下部」
と、バリエーションに富んだコースコンディション(苦笑)。

9本回して11ː40、ガス引きを願ってグランプリに戻りました。

Dsc00264_20240330160401
Line-E沿いのブナ林は銀花満開の花見頃。

Dsc00265_20240330160401
白馬で霧氷を愛でるのは今日が最後鴨ね。
(月山ではまだまだ見れそうです)

Dsc00266_20240330160401
11ː50、グランプリは丁度ガスの引き間。
合流路から下は視界クリア、上部に薄靄が籠ってる程度。
「よーし、コレなら全然回せるっ!!!」。

そして1時間もしないうちに、

Dsc00294_20240330160401
上空の厚雲は引き、太陽が姿を現しました。

Dsc00281_20240330160401
気付けば絶好のスキー日和。
午前中はあの濃霧だったものですから、グランプリの一枚バーンはストレージ状態。
お昼過ぎでも荒れは無く、準.朝イチ状態のフラットコンディション。
轍跡やクラックも程好く均されており、却って良い按配になっていました。

Dsc00297_20240330160401
ミドル~ボトムは少し融雪進むも、概ね良コンディション。
ゲストの出足も少なく、絶好の大回りタイムです。

Dsc00290_20240330160401
13:00、白馬三山もその雄姿を現しました。
うーん、こーなるのが半日遅い。

Dsc00301_20240330160401
頚城~戸隠~飯綱の展望も見事なクリアViewに。
13本回して13時半、一旦下山してランチタイム。

Dsc00302
14:30、戦線復帰。
ランチ後はコブ遊び開始、線下のコブと、

Dsc00303
テクニカルを何本か摘まみ食い。

Dsc00304
でも主戦はやっぱりワイドバーン。
「朝イチの仇をレイトアフタヌーンで」。
この日の午後は殆どロングターンで回してました。

Dsc00306_20240330160401
15ː10、武田さんもやっと御出勤。

Dsc00304_20240330160401
15時過ぎるとバーン荒れも顕著に。

Dsc00305_20240330160401
大豊作のジャガイモがクラスト化。
バイブレーション感抜群の滑走ノイズ(ガゴガゴガガガ…)
次第に雪面コンタクトを保つのが難しくなって来ました。

Dsc00323
それでも日中の昇温がそれ程でもなかったのが救い。
クラストによる硬化は比較的軽微で、ギリギリ雪玉を蹴散らしていけるレベル。
やや落とされ気味の滑りも、スピードレンジ上げたロングターンで回せました。

Dsc00317
16:00、ラス1本。
この日は営業終了時間まで「きっちり」回し切りました。

朝イチはガスで台無しも、天候良化した午後は充実のアクテビティ。
「オープニングからこの好天だったらなぁ」、と少し恨めしくもあった一日でした。
つづく。

 

|

2024.04.05

●神田川にて「桜曜日」

えー、新年度最初の週末は「花曇り」「花冷え」の武蔵野口。
鈍色の曇翳から陽は射さず、少し肌寒さを感じさせる一日でした。

そんな昼下がり、銀行両替に仕入れに中野坂上周辺をチャリンコ🚲行脚。
所用を片付けた後、帰り掛けの駄賃宜しく神田川に立ち寄ってみました。

Dsc00537
神田川の桜並木は丁度見頃。

Dsc00529
川面に擡首する桜花.二景。
ま、残念ながら「川」の趣はあんまりしませんけどね。

Dsc00522
新宿新都心の高層ビル群を遠景に、桜並木。

Dsc00534

Dsc00532_20240405152101
こー云う構図は「都心の桜」っぽくて宜しく。

そんな訳でヒトナミニハナミ。
東京での桜見聞は、多分これが最初で最後かな。

 

|

●2023/24.三十三滑目「五竜&47」

えー、月と季節が替わってもマダマダ続くスノーマッドな日々。
4/1~4/2は新年度の滑り初め「第十一次白馬遠征」in五竜47。
そんな訳で二日目の滑走記で御座います。

Dsc00456
7:10、4月2日のゲレンテイン。
日中解けた雪水が夜間の冷え込みで凍結、ツルツルのトラップを形成。
桜坂の雪もすっかり消え、スノーマットが出迎える春の朝でした。

Dsc00458
高曇りの空からは、ほんの微かに薄日が注いでいます。
但しお天気は午後から下降線、山麓では少し濡つ可能性も有るとの予報。

Dsc00460
8:15、キャビン乗車。
眼下には今週で2023/24シーズンの営業を終えるスカイ‐4。
私めが次回五竜を訪れるのは、恐らく再来週か再々来週。
スカイ4の動いてるとおみゲレンデは、今冬この日が見納めなのでした。

Dsc00461_20240404141501
無人の1515に降り立ちます。
穏やかな薄晴れの高空に、ぷかぷかと浮かぶレンズ雲。
こりゃ予報通り、午後の天気は危ういかも。

Dsc00463
8:25「業務連絡、トップ8番」
口開け搬器は末広がりのラッキー№、昨日も同じ事云ってた様な気がします。

Dsc00466
でもって、

Dsc00467
この日のグランプリは、

Dsc00468
意外と良いコンディション。
もっとカリカリのアイシーバーンかと思いきや、オープニング時点で少し緩み始め。
これならグリップは担保、ピステン利いてる間は気持ち良く回せそうです。

Dsc00471
Landing!。
昨日同様、トップ部とミドル~ボトム部の乖離が大きい雪質。
上1/3はエッジは入るもカチッとしたアイシーバーン。
下2/3は荷重時にザクッと板の沈む緩いザラメバーン。
雪質の変化に滑りのアジャストを要する、テクニカルなコンディションです。

何より昨日の「超絶腐れ雪」で滑りのメカニズムがボロボロ。
好調時のフィーリングを取り戻すのに3~4本掛かりました。

Dsc00474
9時過ぎるとアトラクション開始。
昨日の午後に引き続き暴風祭の開幕、搬器がブランコみたいに揺れる事も屡々。
時折減速運転するも、何とか営業可能レベルの強風でした。

Dsc00479
そして春雪の賞味期限は短いのです。
高速ロング~ミドルターンで快適に回せたのはオープニングの1時間。
ワイドバーンは瞬く間に荒れ進行、ナチュラルバーン化。
アル2沿いの荒れてないラインをショート回しするも、それも僅かな間です。

10時近くになるとグランプリ全域がザブザブの砂浜化。
特に合流路から下は下地を捉えるのも困難な「白い砂漠」となりました。

Dsc00480
グランプリに見切りを付け下山コースへ。
ダイナミックは荒れ微小、フラットコンディションを維持。
特にスキーヤーズライト(大町側)は手付かずのラインすら残っています。

Dsc00481
とおみ2もコース荒れは少なく、カービング利かせたロングで回せます。
この時期は皆さん早々にコブに入られる事が多く、午前中に下山コースを使う方は稀。
お陰で10時過ぎでも良コンディションを保っているダイナミック~とおみなのでした。

Dsc00484
てな訳で意外と穴場な「キャビン回し」。
ダイナミック→とおみ2と繋いでのロングラン。
快適なコンディションは暫く続き、ゴンドラ3本回すまで持ちました。

Dsc00488
11ː00、47はR2チョイス。
R1に較べゲストの流れ込みが少ない分、荒れ進行もマシ。
ショート一択かと思いきや、ミドルターンまでなら何とか回せました。

Dsc00495
R1は…(お察し下さい)。
モサモサのグサグサのザブザブ、ストップ雪じゃ無いのだけが救い。

Line-Cを6本回してグランプリに帰投します。

Dsc00496
12ː20、今日の武田さん。
南沢ノ頭の1本ブナを前景に入れてのPhoto、中々イイ感じの構図。

Dsc00498
12:30、グランプリは引き続き暴風祭🌀。
減速/一時停止を繰り返しながらも何とか運行。
この後、夕刻に運休となったらしいです。

Dsc00500
あらあら、やっちゃったみたい。
雪面コンタクトやスキーコントロールの覚束無い、荒れ荒れのナチュラルバーン。
オーバースピードになると「曲がる」「止まる」と云った基本的操作すら難しくなるコンディションなので、こー云う事故も増えてきます。

Dsc00508_20240404141701
そんなタフでシビアなコンディションから、グランプリを回すゲストは次第に減少。

Dsc00509
代りにテクニカルは大盛況。
「UNIQLO WORLD MOGUL CAMP 24」の参加者+コブ好きの皆さんがコブに屯。
正直、このコンデションなら不整地な整地よりコブ滑ってる方が楽。
そんな訳で人口密度の差が激しい午後のアルプス平でした。

時計を見ると14時半、ボチボチ撤収の時間。
この日は大糸線とあずさでの帰東、途中下車の松本で飲み食いして帰ります。

Dsc00502
14:40、今回遠征〆の1本はスカイ4。
そして2023/24シーズン、最後のスカイ4乗車です。

Dsc00503
昨日に較べて、大分土広がってます。
大町側はもうピステン入れられないな…。

Dsc00504
とおみ2~とおみ1の中盤まではソコソコ雪残ってます。

ホワイトアウトの「ガス祭」に、アルプス平リフト全滅の「爆風祭」。
今シーズンは何かと天候に恵まれない日の多かった五竜アクティビティ。
結果、例年よりとおみゲレンデを回す本数が多いシーズンでした。
「サヨナラSky-4、また来シーズンね」。

Dsc00513
今日で御役御免の愛機「ディナ/MASTER SL」。
トップシーズン用の主戦板を500マイルさんに養生チューン出し。
今季の使用日数は33日、ハードな取り回しに耐え良く頑張ってくれました。

ゲレンテは雪解けが進み石コロ地雷の季節、そして春コブシーズン本番の季節。
次回からは春用&コブ用の愛機、型落ちブリザードの出番です。

と、こんな感じの第十一次白馬遠征.2days。
今シーズンの五竜スキーライフも次回が最後になりそうです。
おしまい。

 

|

2024.04.04

●2023/24.三十二滑目「五竜&47」

えー、本日は…つーか本日も例に由ってのスノーログ。
季節替わりの期替りの月替わり、4/1~4/2は「第十一次白馬遠征」in五竜47。
そんな訳で初日の滑走記で御座います。

Dsc00413_20240403133901
9:45、現地とーちゃく。
今回は新幹線使っての遠征なので、この時間のゲレンデイン。

Dsc00414_20240403133902
エスカルプラザはこの日より春シーズン仕様に営業形態変更。
オープン時刻は24時間→8~17時に時間短縮。
1Fの龍神の湯や仮眠室、カフェSolは今季の営業を終了しています。

Dsc00414_20240403133901
「3月30日」と「3月31日」は何も変わらない。
「4月1日」と「4月2日」も何も変わらない。
でも「3月31日」と「4月1日」は大きく様変わりする、スキー場施設の風景。

2Fのサブウェイとヨゴリーノも今季の営業終了。
平日は都市部からのバスツアーも終了し、来場ゲストは殆どが村内県内の方々。
建物内は閑散としたもの、ハイシーズンの賑わいが嘘の様な静けさでした。

Dsc00417
10:00、キャビン乗車。
いいもりゲレンテも昨日を以て今シーズンの営業を終了。
パウダースノーコース(いいもり6沿い)はまだ雪量豊富、充分滑れるコンデション。
でも㈱大糸さんの本業は土建屋、スキー場経営はそれ程身を入れて無いからなぁ。

Dsc00418_20240403133901
10:15、新年度の滑り初めはやっぱりグランプリ。
口開け搬器は末広がり×2の「88番」、何かイイ事あるかな?。

しかしこの日、アクティビティ面に「良い事」は何もありませんでした…。

Dsc00424_20240403133901
この日のグランプリはムズい…。
遅駆けの到着と云う事もあり、バーンは既に荒れ放題のナチュラルバーン化。
しかもコースのトップ~ボトムで雪質乖離の激しいコンディション。

上1/3、アイシーでカリカリ、油断してると板流される。
中1/3、重ザラメでザクザク、油断してると板取られる。
下1/3、砂浜雪でザブザブ、油断してなくても板沈む。

うーん、一粒で3倍美味しくないコンデション…。
特に真ん中から下は「重く」「深く」「荒れた」重層ザラメの腐れ雪。
スキーコントロールに極度の体幹と脚力を要しました。

Dsc00425
粉雪舞う冷え込んだ気象コンデション。
とおみゲレンデとアルプス平では気温差も大きく、レイヤーチョイスも失敗。
ミドラー1枚着込みに一度下まで降りました。

Dsc00419
所処でこの三日間、五竜ではモーグルキャンプ開催中。
テクニカルとパノラマにレッスン用のコブレーンが出来ています。

Dsc00420_20240403133901
「UNIQLO WORLD MOGUL CAMP 24」
今季WCモーグル種目別チャンプの堀島行真を始め、皇帝キングスベリー、五輪金メダリストのウォルバーグ/アンソニーと錚々たる面々が来場。
所処でユニクロってスキーウェア作ってたっけ?。

Dsc00421_20240403133901
意外と小っちゃいキングスベリーさま。
通訳付きでコブキャン参加者にマンツーマンレッスン。
FIS.WCモーグル通算89勝、12回の総合優勝を誇る絶対王者です。

Dsc00437_20240403134101
こっちの調子は右肩下がり。
ザブザブ雪がモサグサに深くなり、更に雪塊ゴロゴロ。
うーん、段々手に負えなくなって来た。

Dsc00435
11:40、戦略的撤退、47/R1へ。
こっちも大して状況変わらず。

Dsc00427_20240403134101
ザブザブ雪に変わり無し。
北斜面ですがコース幅狭いのと標高が下がった分、相殺してチャラ。

Dsc00438
滑走者の少ないR2の方が荒れ具合マシ。
入りの急斜パートが嫌われてか回すゲストは僅か。
まだ比較的回し易いコンディションでした。

Dsc00431
R1ボトム(下山コース)にも入ってみます。
意外と積雪量はしっかり、四月と云うのにゴンドラ乗り場まで雪付いてます。

因みにR1下部は4月より週末金~日のみの圧雪。
それが全然気にならない上部の荒れ具合でした。

Dsc00415
五竜帰投。
テレキャビンも山麓駅の雪付きはバッチリ、乗り場まで滑って下りれます。

Dsc00443
とおみスカイ-4は4/7まで営業延長。
しかしゲレンデはミドル~ボトム部で地表露出。
ハリネズミが立ってなくても、穴ボコやら石コロやら地雷の見本市でした。

Dsc00446_20240403134101
こーなると地面出るのは早いんですよね…。
しかも週中は雨予報、果たして4月7日まで持つのかしら。

Dsc00448_20240403134101
14:20、グランプリはますますタチが悪くなってます。
重層化したザブザブ雪が、午後に入ると気温低下+風に叩かれてクラスト。
下地を捉える以前の問題、雪面コンタクトを保つだけで精一杯。
「もう手に負えません…」。

Dsc00451_20240403134301
しかも強風ゴーゴー。
リフト止まる程じゃありませんが、バーンは更にウインドパック入ります。

Dsc00450_20240403134101
14:50、もう止ーめたっと。
体力は余力残しも滑りがボロボロでメンタル「ポキリ」。
まぁ最後に武田さん見れたしイイか。

ホント、今日はシーズン三指に入る難しいコンディションでした。
つづく。

 

 

|

2024.04.03

●1stロット (白馬産)

えー、一昨日昨日はスノーライフにて「第十一次白馬遠征」。
その帰途の折、お店で使う「例のモノ」を仕込んで参りました。

Dsc00515
白馬神城は飯田の里にて、ちゃんめろ。
まだ芽吹き始めで摘めるものは少なく、蕗味噌を拵える程は収穫出来ません。
それでも自分の天ぷら用、プラス「アレ」を漬け込む量は採れました。

Dsc00519
今日はお昼から下拵え。
水洗いして、土とゴミ取って、鬼皮剥いて、花を捥いで、湯通し。
あとは沸騰させた漬け汁を冷やして、ベルモットとシャルトで味を調整。
今晩から漬け込みますので、週末までには出来上がると思います。

そんな訳での「Spring-feeling」 from白馬。
尚、2ndロットは湯沢産、3rdロットは月山産を予定しています。

 

|

2024.04.01

●今週の【4/1(月)~2(火)】定休日

えー、昨日のトーキョーは今年初の夏日。
日中の最高気温は28℃まで上がり、三月の過去最高気温を更新。
GWも梅雨入りも一足飛び、6月中旬並みの暑さとなりました。

そんな訳で都会の桜が咲き誇り、里の雪解けが進む折節。
今週のオヤスミ案内は下記の通りになりまする。

※.4/1(月)~2(火) 定休日+雪曜日でオヤスミ。

本日からは2023/24WINTER.最後のスノーライフ。
スキーマッドな日々の滑り納めとなる「第十一次白馬遠征」です。
思い残しの無い様、ガッツリ滑って参ります。

※.本日は4月1日の為、時宜ネタが一部含まれております。

 

|

« March 2024 | Main | May 2024 »