●2023/24.三十七滑目「五竜FINAL/プロローグ」
えー、今週4/15~16は「第十二次白馬遠征」二日目の滑走記。
そしてこの日が「2023/24WINTER.白馬五竜」での最終滑で御座います。
何処のスキー場であっても「シーズン最後の滑走日」ってのは必ず訪れます。
それが足繫く通ったゲレンデである程、ぺーソスな心持ちがするもの。
特に五竜&47は、嘗て三度の冬を過ごした馴染みのスキー場(オシゴト場)。
今でも断トツの「ホームゲレンデ」、思い入れも一入なのでした。
そんな訳で今シーズン26日目のアクティビティとなる「五竜ファイナル」。
惜別と感慨の念を込めてのSNOW-LIFE、プロローグ篇になりまする。
6:45、グランプリを遠景に雪見桜。
神城のオオヤマザクラやエドヒガンは二~三分程度の開花状況。
里村に綻び始めた桜を眺めつつ、ゲレンデへと向かいました。
7:00、人っ子一人居ないとおみゲレンデ。
ハクババレーで断トツの入り込み客数を誇る五竜&47。
しかし4月に入ると、日に日に「シーズンオフの気配」が強くなって参ります。
エスカルプラザは春シーズン仕様(24時間営業→8~17時のオープン)となり、ハイシーズンの賑わいが嘘の様な静けさ。
都市部からの夜行バスも終了し、ツアー客も姿を消しました。
スキー場の住み込みクルーも3月末で任期満了し、既に下山済み。
ゲストもスタッフも、目に見えて(目に見えず)人の姿が減っている朝でした。
こっちにも「シーズンオフの気配」。
ポールにネットに案内板に注意(警告)板…。
山麓駅のパトさん詰所には、撤収されたゲレンデ設営物が山積みになっています。
一昨日にクローズされた下山コースとエキスパート/とおみゲレンデの分ですね。
最後の朝も特捜最前線。
今シーズン26日目の五竜滑、何時もの様に朝イチキャビン待機。
このinfoボード見るのも今日が最後。
暖冬小雪に祟られた今冬の序盤でしたが、3月の大雪連発で相殺/チャラ以上。
アルプス平の積雪量は去年の同時期より60㎝多いです。
愛は今も 愛のままで♪
桜坂のエゾヒガンは昨日の夏日で一気に開花が進みました。
見頃最盛は恐らく今週末、このブログをUpしている頃でしょう。
桜の坂の五分咲きの下。
エスカル桜の下には何が埋まってるのでしょうか。
因みに写真の方は今日でシーズン125滑目を数えるスノーマッド。
朝イチキャビン「五竜オールスターズ」の中でも屈指の強者です。
出勤中の「元.アル3の主」。
今シーズンはナイトフロントスタッフ、4月からは索道復帰。
来季は怪我しない様に気を付けて下さいね。
この日の予報は午前中☂、午後からやや持ち直して曇り。
早朝時点から重たげな鉛雲も、7時半頃までは所々に青空の覗く空模様。
しかし7時40分を過ぎると「ポツポツ」と雫の濡つ小雨模様になって来ました。
8:15、キャビン乗車。
車窓より望む「雪の細道」、とおみゲレンデは一昨日に今季の役目を終えました。
アルプス平に着いても小雨模様は変わらず。
まぁこの気温(8℃=Freezing leve/3200m)ですから仕方有りません。
8:25「業務連絡、トップ50番」。
最後の朝の口明け乗車、搬器№は「五竜」に因んだラッキーナンバーです♬。
今日は何かイイ事有るかな?
(結果的にこの雨が天の佑助、グランプリのコンディションは4月としてはBESTでした)
因みに今シーズン26日目の五竜滑は、20日目のアル3一番乗り。
今季のアル3ステークスは一着20回/二着1回、連帯率80.7%(笑)でした。
7分間の貸切タイムもこれが最後です。
春スキーならではの「緩~い気分」と、雨中滑走の「ちょい鬱」な気分。
そしてホームゲレンデ最終日のペーソスな心持ち。
そんな複雑な想いを胸に「最後の朝」の「最初の1本」へLandingです。
と、こんな感じの2023/24WINTER「五竜FINAL」イントロダクション。
滑走記本篇に続きます。