●2023/24.三十三滑目「五竜&47」
えー、月と季節が替わってもマダマダ続くスノーマッドな日々。
4/1~4/2は新年度の滑り初め「第十一次白馬遠征」in五竜47。
そんな訳で二日目の滑走記で御座います。
7:10、4月2日のゲレンテイン。
日中解けた雪水が夜間の冷え込みで凍結、ツルツルのトラップを形成。
桜坂の雪もすっかり消え、スノーマットが出迎える春の朝でした。
高曇りの空からは、ほんの微かに薄日が注いでいます。
但しお天気は午後から下降線、山麓では少し濡つ可能性も有るとの予報。
8:15、キャビン乗車。
眼下には今週で2023/24シーズンの営業を終えるスカイ‐4。
私めが次回五竜を訪れるのは、恐らく再来週か再々来週。
スカイ4の動いてるとおみゲレンデは、今冬この日が見納めなのでした。
無人の1515に降り立ちます。
穏やかな薄晴れの高空に、ぷかぷかと浮かぶレンズ雲。
こりゃ予報通り、午後の天気は危ういかも。
8:25「業務連絡、トップ8番」
口開け搬器は末広がりのラッキー№、昨日も同じ事云ってた様な気がします。
意外と良いコンディション。
もっとカリカリのアイシーバーンかと思いきや、オープニング時点で少し緩み始め。
これならグリップは担保、ピステン利いてる間は気持ち良く回せそうです。
Landing!。
昨日同様、トップ部とミドル~ボトム部の乖離が大きい雪質。
上1/3はエッジは入るもカチッとしたアイシーバーン。
下2/3は荷重時にザクッと板の沈む緩いザラメバーン。
雪質の変化に滑りのアジャストを要する、テクニカルなコンディションです。
何より昨日の「超絶腐れ雪」で滑りのメカニズムがボロボロ。
好調時のフィーリングを取り戻すのに3~4本掛かりました。
9時過ぎるとアトラクション開始。
昨日の午後に引き続き暴風祭の開幕、搬器がブランコみたいに揺れる事も屡々。
時折減速運転するも、何とか営業可能レベルの強風でした。
そして春雪の賞味期限は短いのです。
高速ロング~ミドルターンで快適に回せたのはオープニングの1時間。
ワイドバーンは瞬く間に荒れ進行、ナチュラルバーン化。
アル2沿いの荒れてないラインをショート回しするも、それも僅かな間です。
10時近くになるとグランプリ全域がザブザブの砂浜化。
特に合流路から下は下地を捉えるのも困難な「白い砂漠」となりました。
グランプリに見切りを付け下山コースへ。
ダイナミックは荒れ微小、フラットコンディションを維持。
特にスキーヤーズライト(大町側)は手付かずのラインすら残っています。
とおみ2もコース荒れは少なく、カービング利かせたロングで回せます。
この時期は皆さん早々にコブに入られる事が多く、午前中に下山コースを使う方は稀。
お陰で10時過ぎでも良コンディションを保っているダイナミック~とおみなのでした。
てな訳で意外と穴場な「キャビン回し」。
ダイナミック→とおみ2と繋いでのロングラン。
快適なコンディションは暫く続き、ゴンドラ3本回すまで持ちました。
11ː00、47はR2チョイス。
R1に較べゲストの流れ込みが少ない分、荒れ進行もマシ。
ショート一択かと思いきや、ミドルターンまでなら何とか回せました。
R1は…(お察し下さい)。
モサモサのグサグサのザブザブ、ストップ雪じゃ無いのだけが救い。
Line-Cを6本回してグランプリに帰投します。
12ː20、今日の武田さん。
南沢ノ頭の1本ブナを前景に入れてのPhoto、中々イイ感じの構図。
12:30、グランプリは引き続き暴風祭🌀。
減速/一時停止を繰り返しながらも何とか運行。
この後、夕刻に運休となったらしいです。
あらあら、やっちゃったみたい。
雪面コンタクトやスキーコントロールの覚束無い、荒れ荒れのナチュラルバーン。
オーバースピードになると「曲がる」「止まる」と云った基本的操作すら難しくなるコンディションなので、こー云う事故も増えてきます。
そんなタフでシビアなコンディションから、グランプリを回すゲストは次第に減少。
代りにテクニカルは大盛況。
「UNIQLO WORLD MOGUL CAMP 24」の参加者+コブ好きの皆さんがコブに屯。
正直、このコンデションなら不整地な整地よりコブ滑ってる方が楽。
そんな訳で人口密度の差が激しい午後のアルプス平でした。
時計を見ると14時半、ボチボチ撤収の時間。
この日は大糸線とあずさでの帰東、途中下車の松本で飲み食いして帰ります。
14:40、今回遠征〆の1本はスカイ4。
そして2023/24シーズン、最後のスカイ4乗車です。
昨日に較べて、大分土広がってます。
大町側はもうピステン入れられないな…。
ホワイトアウトの「ガス祭」に、アルプス平リフト全滅の「爆風祭」。
今シーズンは何かと天候に恵まれない日の多かった五竜アクティビティ。
結果、例年よりとおみゲレンデを回す本数が多いシーズンでした。
「サヨナラSky-4、また来シーズンね」。
今日で御役御免の愛機「ディナ/MASTER SL」。
トップシーズン用の主戦板を500マイルさんに養生チューン出し。
今季の使用日数は33日、ハードな取り回しに耐え良く頑張ってくれました。
ゲレンテは雪解けが進み石コロ地雷の季節、そして春コブシーズン本番の季節。
次回からは春用&コブ用の愛機、型落ちブリザードの出番です。
と、こんな感じの第十一次白馬遠征.2days。
今シーズンの五竜スキーライフも次回が最後になりそうです。
おしまい。