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2024.05.17

●2023/24.四十七滑目「月山」

えー、今年のゴールデンウィークが過ぎて早10日。
私めの黄金週間はお店全休して、毎年恒例の「姥沢籠り」。
助っ人ワークにスノーライフにと、白銀週間を満喫しておりました。

そんな9日間の「月山week」も@云う間の最終日。
姥沢籠り9日目、GWオーラス.5月6日の滑走記で御座います。

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9:20、115林班しゅっぱーつ。

童謡「この道」 (山田耕筰/作曲  北原白秋/作詞)

この道はいつも行く道
ああ、そうだよ
タムシバの花が咲いている

あの丘はいつも見る丘
ああ そうだよほら
赤い屋根が下駅だよ

この道はいつも行く道
ああ、そうだよ
板を担いで歩いて行ったよ

あの雲もいつも見る雲
ああ、そうだよ
ブナの若葉も開いてる

以上、「この道」月山バージョンでした。

朝のオシゴトを終え、GWの助っ人ワークも任務終了。
最終日はこの後フリータイムです。

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9:40、アクティビティスタート。
GW最終日の月山は一気にゲスト激減、ペアリフトを回す人影も疎ら。
姥沢や志津の宿泊客の中には、Uターンラッシュの渋滞を嫌って最終日は滑らずに帰られる方も多いみたいです。

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湯殿のお山にオハヨウゴザイマス。

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見返り大朝日岳にオハヨウゴザイマス。

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大斜面にオハヨウゴザイマス。

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トラバースにオハヨウゴザイマス。

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沢のノリ面にオハヨウゴザイマス。

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犂牛のお山にオハヨウゴザイマス。
GW最終日の月山は「曇り/午後小雨の可能性も有り」の予報。
ガス隠れしてるかもと懸念してましたが、最終日に月山を拝めてヨカッタ。

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一発目は沢から。
そー云えば沢コース滑るのって、入山初日(4/28)の一本目以来です。

で、この日の沢が…。

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イイっ!!!

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無茶苦茶イイっ!!!。
只でさえ少ないゲストは皆さん大斜面のコブへトラバース。
沢を回すゲストは数える程、9時半を回ってもフラットコンデションを保っています。

ザクっと沈む春のグサ雪も、何とか下地の捉えられるコンディション。
角付けから初動の荷重を強め、足場をしっかり作りターン中盤は落下を多めに取る滑りを意識。
ザラメ雪蹴散らしてのミドル~ロングターンが気持ち良く決まりました。

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今日の沢は楽しいゾっ!!!
中盤はノリ面乗り上げての地形遊び、一粒で二度美味しい沢回し。

そんな訳でオープニングは「沢ブン回し」×8連発。
午前中は沢回しだけでもイイかな、と思われるグッドコンディションでした。

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11:00、沢より見上げる大斜面。
でもコブ遊びも楽しそうだし…、そろそろコブ入りしよっと。

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上のトラバースから、

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ミッドフィールド、GW後半に作られた新コブへ。
それ程掘れてなく、スキーをズラすスペースもあるので攻め易い。

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二本目以降は下のトラバースから沢落ちのコブへ。
此処のコブはリズム/ピッチ/深さ、何れも頃合いのコブが並んでいます。

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沢側ボトムはラインが途切れたり交錯する乱コブに。
リズムの良いコブラインは次第に深くなって来ました。

コブ6本回して丁度13時、下駅食堂に給油ピットイン。

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昼餉のメニューは月山味噌ラーメン。
鍋焼きうどん/冷やし肉そばと並ぶ、下駅「三大人気メニュー」の一つ。

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13:30、アクティビティ再開。
予報に反して空模様は少し良化、雲の層が薄くなり薄日が射して参りました。

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浅縹の空も覗けて参りました。

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だーれも居ない大斜面。
午後に入ると午前券のゲストがお帰り、ますます過疎って来ました。

「人居ない」「暑過ぎない」「コース荒れ少ない」「コブ掘れ過ぎない」「妖怪も出ない」。
春スキーは「曇り/小雨」くらいの方が当たり日なのです。

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ノリ面の沢落ちコブも人影無し。
コブ7本回した所でボチボチ腰と広背筋がカラータイマー点滅(ピコーンピコーン)
ラストは沢を2本回して〆と致しました。

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14ː30、撤収/115林班へ下山。
あと1週間もすれば、ココはヤブって閉鎖でしょう。

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ココを滑り降りるのも今シーズンこれが最後。
次に訪れた時は雪も消え県道114号は延伸、ハシも出ている事でしょう。

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15ː50、姥沢下山/さらば月山。
つい昨日入山したと思ってたら、@云う間の下山日。
毎年の事ですがGWの姥沢籠りは「光陰矢の如し」、瞬く間に過ぎ去ってしまいます。

と。こんな感じのGW月山最終日。
次回月山を訪れるのは架け替え前の6月初旬。
お願いだから「大斜面、滑走可能のまま待っててね(祈)」
おしまい。


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