●2023/24.五十一滑目「月山」
えー、何時の間にか「スキーの季節」は遠くなりにけり。
先々週6/3(月)~6/5(水)は、2023/24シーズンの滑り納め。
月山へ夏スキーライフ.3Daysに逝って参りました。
そんな訳で遠征二日日、6月4日の滑走記。
今シーズンのスキーマッドな日々も残す所処、あと2日で御座います。
9:00、下駅とーちゃく。
「あーあ、やっぱりなぁ…」
花道からの雪がリフト乗り場の前で寸断、そして乗車場にはパレット。
ペアリフトは昨日を以て雪付け断念、今日(6/4)から板を外しての乗車となりました。
それでも例年より2~3m雪の少ない状況考えりゃ、昨日まで良く持った方。
GW期間でコレ(↓)でしたから、花道クローズは5月下旬頃だと思ってました。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2024/05/post-8a386b.html
下駅スタッフ皆さんの雪入れ作業には感謝感謝です。
花道は辛うじて生きています。
しかしリフト乗り場まで滑り込めたのはこの日まで。
翌日からはヤブ漕ぎ/沼歩きのアプローチとなるのでした。
そんな訳で板担いでのリフト乗車。
隣には愛人2号、春コブ用のブリザードSRC。
板外しての徒歩乗車になったので、ペアリフトの運行速度も変更。
約6.5㎞/hだった速度は約4.5㎞/hとなり、乗車時間は「10分→14分」に。
担ぎ上げとトラバースを含めると、大斜面を回すペースは1時間×2本強となります。
「何とか午前中は天気持って欲しいなぁ~」なんて願いは空しく、
1本目のリフト乗車中に、ポツポツと小糠雨が舞って参りました。
それでも今日は「不退転の決意」を決め込んでのアクテビティ。
レインウェアとグローブのスペアは数本用意しておりまする。
上駅からトラバースまでは担ぎ上げ。
距離にして200m程度のハイクアップですが、地味~に疲れる。
そしてこの体力消耗が、午後になるとジワジワ利いてくるのです…。
トラバースは二車線。
竹串の向こうで合流するので、どっち乗っても変わりません。
トラバース下から暫くは緩~中斜面、与し易いコブラインが並んでいます。
シマで寸断されたフィールドを回避しつつ、リズムの良いコブを選んでの滑り。
花道はすっかりとアトラクション状態に。
途中までは板履いたまま流れ込めますが、
此処で板外して徒歩移動。
ブッシュの立ち具合は時間を追う毎に酷くなって来ます。
うーん、コレは「雪?」「泥?」「土?」「薮?」。
(※.正解は「全部」です…)
9:50、そして予報通り天候は下降線。
大斜面はガスに覆われ「月山Gray」に。
10:30、そして雨足はザーザーと本降りへ。
「Mountain-forecast」に「Yama2gpv」。
的中率の高い山予報のサイトが2つ共に雨予報なんだから仕方ありません。
2~3本毎に小レストとウェアメンテ入れつつのアクティビティです。
濃霧の向こうに見え隠れするゴースト。
流石「6月」の「平日」の「悪天候」でも月山に出張っている「雪キチガイ」。
多少の雨や霧で諦めるヤワな方々は一人も居られません。
こんな日はコブと戯れつつ、春の野花を愛でつつのアクティビティも宜しいかと。
ムラサキヤシオツツジとムシカリ。
濃桃と純白の花々が、新緑に染まるブナ林にアクセントを添えています。
水無月の観桜、ミネザクラ。
梅雨入り前の頃にスキーをしつつ桜を愛でるのも月山ならでは。
まぁ考えてみりゃ「トンデモ」な時宜外れの風流です。
午後に入るとゲストの姿は数える程に。
この天候ですから来場者の殆どは半日券か回数券利用、午前中で撤収。
広大なフィールドには数える程の人影しか残っていませんでした。
14:20、ラスト1本。
ジャケット×3/パンツ×2/グローブ×2と、持参したレインウェアも全て浸水被弾。
10本回して切りの良いトコで撤収致しました。
と、こんな感じのオーラス月山遠征.2日目。
そして明日は2023/24シーズン「FINAL」、遂に最終日を迎えます。
つづく。