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2024.06.07

●水無月の観桜

えー、2023/24シーズンのスノーライフも一昨日を以てピリオド。
今週月~水曜日の月山遠征3Daysにて、今季の滑り納めとなりました。

所処で六月と云えば梅雨入りを前に、紫陽花や花菖蒲が見頃を迎える頃。
しかし出羽三山の主峰、月山山麓では時計を巻き戻しての花風流。
今が「桜の盛り」で御座います。

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ミネザクラ(タカネザクラ)🌸
日本に自生する野生種のサクラとしては最も寒さに強い品種。
花期は5月から6月、瓣は直径2~3㎝程度の小輪、花と葉芽が同時に展開。
北海道や本州の中部山岳地帯、低山帯から亜高山帯で見られます。

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月山スキー場では標高1300m~1700m域、ペアリフト周辺や姥ヶ岳に分布。
国内屈指の豪雪地帯の為、過酷な風雪環境の影響を受けて樹高2mにも満たないものが多く、風下方向に屈曲した矮性低木の樹形となります。

『岩に腰かけてしばらく休んでいると、三尺ばかりの桜が、つぼみを半分ほど開きかけていた。降り積もった雪の下に埋まりながら、春を忘れずに花を開こうとする遅ざくらの花の心は実に健気である。(おくのほそ道)』

因みに芭蕉が月山から湯殿山に向かう途中に見た桜もこのミネザクラ。
暦は今で云うと7月下旬、場所は恐らく金姥~装束場辺りかと思われます。

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薄紅色の可愛らしい小花が、チシマザサや灌木帯の緑に彩りを添えています。

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「梅雨」「雪」「桜」、本来なら相容れない三つの季語がひとまとめ。

今年最後の「スキーライフ」の日に、今年最後の「観桜行楽」。
スノーマッドならでは、そして月山ならではの贅沢な風流なのでした。

 

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