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2025.01.23

●2024/25.十二滑目「白馬五竜」

えー、今週の火~水曜日は「第五次白馬遠征」in五竜47。
両日共に冬晴れの好天に恵まれ、Happy&Gratificationの二日間でした。

でもその前に1/14~16「第四次白馬遠征」3daysの滑走記が未だ停頓中。
滑走ペースに滑走記upが追い付いておりません。
そんな訳で先週.1月15日の滑走記エントリーで御座います。

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6ː00、起床の気象。
うわぁ(驚)
ドッカドッカと「降ってる降ってる」

ワッサワッサと「積もってる積もってる」。

前夜の降雪予報は山麓で10~15㎝/ゲレンデトップで20㎝。
それがこの積雪量、村ベースでも30㎝を越えるドッカン雪。
「塩の道」は「深雪の道」へと姿を変えていました。

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県の除雪車作業が終わった後も、瞬く間に道路に積もる雪。
宿泊施設などの除雪グレーダがフル稼働中です。

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エスカル坂ではスタックして身動きの取れないツアーバス。
最大傾斜部(レディダイアナ~アベスト)に辿り着く前にこの有様。
大雪時に「チェーン無」でココを上るってのが無謀です。

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7ː00、ゲレンデイン。
とおみゲレンデの積雪はエスカルの基壇を50㎝以上超えてます。
今季は記録的な大雪に恵まれた(苛まれた)白馬地方。
そして一晩の積雪量としては、この日が今冬1~2の爆雪でした。

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前夜の積雪はゲレンデボトムでも30㎝オーバー。
最早「恵みの雪」を通り越して「雪害」レベル。
「こりゃ、テストスキーでゴンドラ動くのソートー遅れるな…」

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五竜クイズ/さて、此処は何処でしょう。
何時ものルーティン(キャビン待機)には向かわず、エスカル内でのんびり待機。

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そんな間にパウ板を調達。
今日はELANのRipstick、ツリーラン狙いでステアリングの利く171-94をチョイス。
しかしこの判断を後から大後悔するのでした…。

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8ː00、スカイ4からスタート。
いいもりパウを狙って、1本目からコスモ4に向かいますが…。
「辿り着けませんでした💀…」

経由路のパウダースノーコース(オンピステ)が膝高の積雪でオフピステ状態。
15度程度のスロープでは斜度不足で板ストップ、スキー履いたままでのラッセル行軍。
キャビン駅下のルートで何とかとおみゲレンデに戻ります。
滑り降りりゃ1分の距離を10分以上歩いての「荒行オープニング」でした。

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9ː15、とおみゲレンデを何本か回した後、やっといいもりへ。
スノボの滑走跡(つーかラッセル跡)を辿ってコスモ4に到着。

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いいもりではコスモの両サイドで、

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既にパウ祭開催中。

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コス4線下両サイドは、いいもりの「パウ食い」スポット。
コーススペック(Max30°/Av20°)以上にしっかりした急斜は深雪滑にBEST。
何より勾配の緩まない斜面構成なので、板の止まる心配が無いのです。

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ターゲットは大町側(DISCOVERY)。
何本か喰われた後ですが、ドロップインすると膝上ズッポのディープスノー。
元々がオンピステなので底付きの心配も有りません。
残っている面ツルに板を走らせフッカフカのスノーサーフィン。
特に下半分は線下側にノートラが多く残っており、朝イチPowを存分に楽しめました。

4本回した所処で10時前、そろそろキャビンが動く頃と読んで駅舎に向かいました。

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9ː55、既に50~60人のパウキチ雪猿が列を成しています。
読みはバッチリ、この15分後/約2時間遅れでキャビンが営業を開始しました。

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10ː25、グランプリ到着。
濃霧の割に視界は利いており、ガス祭の心配は無さそうで一安心。
で、ゲレンデコンディションですが…、

「圧雪バーンが既に非圧雪⛄」

ピステン(?)上には「膝ズッポ」の新雪、少なく見積もっても30㎝は乗ってます。
1本目は一枚バーンのど真ん中を切り裂きます、が…。

「パウ過ぎてスキーが走らない悲劇💀

雪が深過ぎてスピードに乗れず、直滑降で止まらずに滑り降りるのが精一杯。
1本回しただけで太腿パンパン、パウ板履いててもこの有様です。

「もっと太くて長い板を選んどきゃ良かった…」

そしてゲレンデのあちこちでは阿鼻叫喚の地獄絵図。
「パウ祭.番外編」が開催されていました。

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キャビン駅からグランプリの合流地点が最初のトラップ。
深雪エリアに入って「沈む」「止まる」「転ぶ」「埋もれる」死屍累々。

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そして「誰も動けなくなった…」。
スキーもスノボも雪底に埋没、足を動かす事すら出来ません。

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こっちも悲惨。
パノラマからの合流路、通称「魔のトライアングル」。
此処のトラバースは中間部だけが非圧雪でしかも緩斜面。
深雪時にココを低速横断すると、絶対こうなっちゃいます。

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見えてるゲストは全員「止まってる」か「転んでる」か「沈んでる」。
若しくは板外して「歩いてる」。
しかし非圧雪エリアをブーツでラッセルすると「腰まで埋まります」。

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嗚呼「パウ祭」ならぬ「パウ地獄」。
オープニングから数本回して、やっと滑走跡が目立ち始めたグランプリ。
雪深過ぎてノートラックにスキーを進めると、斜度不足/積雪抵抗で超低速滑。
踏まれた後を滑った方が板が走って快適、と云うトンデモなコンディションでした。

あーぁ、コレならもっと太くて長いファット選んどきゃ良かった…。

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パウの日位にしか乗らないアル4。
サイドカントリーもソコソコ踏まれて来たので滑走跡泥棒。
法政小屋側のオフピステとノリ面遊びに向かいます。

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しかしアル2が凄い事になっている。
まぁココは通年運休、精々GW位しか動かさないので良いんですけどね。

パウ祭り9本回して一旦下山/ランチレスト。
午後にもう一回上りましたが、流石にもう食い尽くされた後の残飯状態。
雪自体が湿雪なので踏み固められるのも早く、モサグサとしたナチュラルバーンと化していました。

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そんな訳で14時からはスカ4回し。
グランプリは上記の通り、いいもりコスモも恐らく同様かもっと惨い状態。
47に出張る気合と体力と無く、以降は「とおみ専」のアクティビティ。

緩斜面+ゲストの多さでとおみゲレンデはデラ掛り、すっかりフラットバーン化。
ノーストックでバリエーショントレーニングやってました。

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16ː15、何だ神田でナイターの灯が点るまで滑ってました。

と、こんな感じの第四次白馬遠征.二日目。
結局パウ喰ってて一番楽しかったのは朝イチのいいもり、と云うオチでした。
遠征最終日につづく。

 

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