●2024/25.十九滑目「石打丸山」
えー、一昨日2月10日は月曜日にてオシゴトオヤスミの日。
この日は日帰り遠征にて湯沢エリアの主戦ゲレンデ、石打丸山に逝って参りました。
そんな訳で例に由っての滑走記で御座います。
725、越後湯沢駅とーちゃく。
今季より駅東口にはウインターシーズンの「新兵器」が登場。
各ゲレンデ行のシャトルバスを案内するデジタルビジョンが設置されています。
流石湯沢町、県内屈指の豊かな財政力を背景に惜しみない設備投資。
埋もれた駅に涔々と降り続く雪。
白馬程では無いにせよ、今冬の湯沢は近年例を見ない記録的な大雪。
昨夜~今朝に掛けて山麓部でも約20㎝の積雪。
雪に強い在来線(上越線)が終日運休とのインフォメーションが流れていました。
755、中央口とーちゃく。
こっちも大雪の影響でリフトの営業開始が遅れるとのアナウンス。
サンライズの搬器は流れていますが、上部の除雪と安全確認には時間が掛かりそう。
この日の石打、スノキャス予報では前夜の積雪/5㎝、当日午前中の積雪/5㎝程度。
多少の積雪は有るものの、ソコソコ締まったオンピステを期待しての来訪でした。
しかし実際の降雪量は予報の「遥か斜め上↗↗↗」のドッカン豪雪。
目当てのグルームバーンは深~い雪の底に沈んでいます。
サンライズEXは定刻通り(8ː30)に営業開始。
しかしその他のリフトは観光3(大丸)/観光2(銀座)/チロルが営業見合わ中。
そしてまさかの観光1(ダイナミック)も動いておらず、銀座~サンライズラインでEX回しするしかありませんが、この積雪量だと「斜度不足で板走んない…」。
因みにバーンコンディションは「非圧雪(20㎝超)」「夜圧雪(10~15㎝)」「朝圧雪(2~3㎝)」が混在、しかも薄ガスとゴーグルに付着するボタ雪でバーン状況の目視が不能と云うカオスな状況でした。
2本目からは観光1が動き始めました。
ダイナミックをチョイスするも上記理由で、圧雪/非圧雪の境目が全く見えません。
ピステンのレーン幅を確認しつつのスクーリング滑が精一杯。
9ː25、中央高速が営業開始。
しかし山頂高速は未だ止まったまま、選択肢はパラ尾根か大丸の二択。
大丸のファーストトラックを頂きます。
圧雪上に7~8㎝の新雪が積もったコンディション。
湿重な湯沢雪ですが、面ツルに板を走らせている分には心地良い浮遊感です。
未だ観光1(左上)は未だ動いておらず、中央高速で大丸を回すと云う非効率…。
9ː40、山頂高速が営業開始。
列を成していたゲストは15人程度「これなら3本は持つかなぁ~」。
なーんて希望的観測も空しく、山頂ゲレンデの賞味期限は僅か2本。
重く湿った「湯沢雪」は、数本踏まれただけで荒れ進行。
瞬く間にモサグサのナチュラルバーンと化してしまいました。
まぁ、平日つっても飛び石四連休の中日ですからね。
特に中国人のインバウンドと休みに入った学生さんの姿を多く目にしました。
山頂を回した後は銀座/ダイナミック/サンライズ/ハツカ石とザッピング。
しかし何処を滑っても…、
「モサモサ」の「グサグサ」の腐れ雪です。
「うーん、全く楽しく無い…」。
で、止めを刺したのがコレ(↓)。
ガスガス爆発。
11時を回ると山頂付近の濃霧がゲレンデ中腹まで勢力範囲を拡大。
視界が利くのはハツカ石下部/観光口下部/サンライズ下部のボトムエリアのみ。
人混みと腐れ雪と視界不良のトリプルコンボ。
「何処滑っても」「何やっても」得るものは一つもありません。
積もる雪に正比例してフラストレーションが溜まる一方です。
そんな訳で…、
「まさかの半日スキー」。
正午にゲレンデ撤収、湯沢駅で蕎麦食って野沢菜買って帰りました。
まぁ長いシーズン、こんな日もたまには有りますわね。
おしまい。