●2024/25.十七滑目「白馬五竜&47」
えー、今週月~火曜日は「第六次白馬遠征」。
そんな訳で例に由っての滑走記エントリー。
遠征初日は2月3日のアクティビティで御座います。
6ː55、立春の朝にゲレンデイン。
高曇りの空には雪/風/ガス無し、気温は0℃と緩~い冷え込み。
白馬の天候はこの日より下り坂、2/4~2/9は今季一番の寒波襲来との予報。
「嵐(豪雪)の前の静けさ」を感じさせる、穏やかな朝でした。
※実際、予想以上の爆雪でこの三日間(2/4~6)の積雪量は70㎝オーバー。
雪大杉でリフト動かせない等、スゴイ事になってるみたく。
パトさんものんびりと御出勤。
氷に岩に山にのクライマー、@DE氏。
早朝時点では澄んだ空だったアルプス平。
しかし7時半頃からガスが掛り始め「嫌~な予感」がして参りました。
8ː25「業務連絡、トップ34番」。
朝イチ到着のグランプリは籠った濃霧が引き始め、
リフトから見返ると、神城の里は雲の底。
波頭立ち、荒ぶる時化の海が広がっています。
Landing。
見るからに硬めのバーンは予想以上の高速ハードパック。
アイシーな雪面タッチと板の加速に身体が置いて行かれ気味、スピードコントロールに手を焼くコンデションです。
そして…。
先程のクリアな視界は何処へやら、コースの下半分はガスが覆い始めていました。
「うーん、何も見えん…」
アル3乗車2本目、グランプリの下半分はガスの完全支配下。
2本目は雲海とガスに向かって突っ込みます。
これじゃ攻めるに攻められず、マージン取った速度域でのミドル回し。
で、この辺から滑りの調子が変テコになって来ました。
以降、ガスは籠ったり切れたりの繰り返し。
時折キレーに抜けたりするのですが…、
それも束の間。
特に中盤から下が酷く、クリアな視界は殆ど望めません。
グランプリ最大の弱点は、兎に角「ガスに弱い事」。
天狗岳~犬川源頭の深い沢に滞留した濃霧が流れ込む何時ものパターンです。
それでもゲレンデトップ部「だけ」は視界の利く時間帯多し。
八ヶ岳方面には雄大な「sea of clouds」、雲海も八ヶ岳の形をしています(笑)。
暫く粘ってみるも、ガスの勢力範囲はJOJOに拡大。
「うーん、こりゃキレーに抜ける見込みは無いな…」。
そんな訳でグランプリは1時間で切り上げ、47に向かいます。
9ː40、R1。
コーデュロイが削られてモサッとした吹き溜まりとアイシーな下地が混在。
雪面コンタクトが安定しない荒れたコンデションですが、まぁ見えるだけマシ。
因みにパノラマから47全域は視界良好。
要するにガスってるのはグランプリだけなのでした。
暖かい気候の影響で、標高1100m付近から雪質が一変。
R1ボトムは腐れ雪、水溶き片栗粉がダマ化して層になってます。
10ː40、ミノス(ゴンドラ山頂駅)で休憩。
1階のアプローチは雪に埋没、日本陸軍の塹壕状態です。
しかも明日(2/4)からの5日間で積雪量は2m超えの予報。
果たして来週はどーなってるんてだろ?。
正午前には小雪がチラ付き始めました。
因みにこの日のLine-Cは「日本で一番遅いクワッドリフト」。
平日としては珍しく余剰搬器を全て回しての営業で、リフト待ち自体は3~5分程度。
しかし乗車場でリフトを止めるゲストが続出、「止まる」「低速運行」「動く」「止まる」「定刻運行」の繰り返し。
巡航速度(約11㎞)で動いてる時間は殆どありませんでした。
1205、グランプリ帰投、も…。
滑りの方は相変わらず調子上がらず。
しかもチラホラ舞う粉雪にブルーグレーの曇り空で、視界はフラットライト。
削られた湿雪がモサモサと吹き溜まり、荒れたバーンが追い打ちを掛けます。
「今日のグランプリ~ダイナミックは本当にムズい…」。
そんな訳で遁走 戦略的撤退。
いいもりゲレンデに向かいます。
12ː20、いいもりポールバーン。
とおみ2より下は水溶き片栗粉、引っ掛かる/沈むのモッサリ雪。
でもバーン状況が目視出来るだけマシ、兎に角滑りの調子取り戻さなきゃ。
暫くコス4回ししてランチレスト、その後は再び47へ向かいました。
1420、47から五竜へは△シャトルバス利用。
悪天日のゲレンデボトム移動はこれ使うに限ります。
(尚、バスのメーカーは「ランドローバー」ではありません)
ラストはとおみゲレンデといいもり6回し。
楽しく滑るのは一旦封印、ストックを正対平行に持ってのバリトレ。
腰と肩の平行ラインを保ちローテーションと内傾矯正、股関節を使っての外足荷重を再確認、後半の緩斜パートでは内足リフト。
地味な反復作業が利いたのか、翌日の滑りは多少持ち直しました。
と、こんな感じの遠征初日アクティビティ。
二日目に続き〼。