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2025.02.01

●2024/25.十五滑目「白馬五竜」

えー、本日より月替わり如月。
年明けから温暖な日が続いているトーキョーですが、立春を前にしての寒波到来。
明日の節分は今冬一番の冷え込みになるとの予報です。
なーんて時候の挨拶もソコソコに、今日のエントリーも例に由ってのスキー話。

と云う訳で先週は第五次白馬遠征2日目、1月21日(火)の滑走記。
今季節目の「15」滑目は、五竜での「10」滑目で御座います。

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6ː55、ゲレンデイン/キャビン駅待機。
朝圧雪を終えたピステンプーリーが、入れ違いで車庫に戻って行きました。

この日は昨日に較べ「キン」と冷えた、ハイシーズンらしい白馬の朝。
とおみゲレンデではスノーマシンがフル稼働していました。

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黎明の空を「パシャリ📷」しているパトさんを「パシャリ📷」。
今日、ブログ当番の隊員さんかしら?。

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昨日と同じ風景(その1)、有明の空に浮かぶ残月。
有明の 明るく見えし 浮きの月 暁ばかり 嬉きものはなし。

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昨日と同じ風景(その2)、神城の里山より出ずる朝陽。
冬はあけぼの。
やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこし明かりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。

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昨日と同じ風景(その3)、朝イチキャビン.五竜オールスターズ。
以上、人工降雪機が動いてた以外は全く昨朝のデジャ.ヴ。
殆ど間違い探しのレベルです。

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8ː15、キャビン乗車。
此処6日間、目立った降雪が無い白馬村。
雪質の悪化(硬化)が心配でしたが、其処は五竜圧雪職人の「神業オペレーション」。
今朝の圧雪はティラー(ミル)を深めに掘ったみたく、バーンはソフトタッチのコーデュロイにリセット。
とおみゲレンデには気持ち良さげなシュプールが刻まれていました。

※注.この日は1/21、一昨日の1/30はドッカン爆雪で明後日からも大雪の予報です。

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昨日と同じ風景(その4)、「業務連絡、トップ29番」。
口明けの朝イチグランプリ、搬器№以外はこれまた昨日のデジャ.ヴ。

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で、御約束の朝イチグランプリ、

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今朝は何時もと趣を変えて、

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横メの構図で、

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四連写。
降雪不足の心配も何のその、グランプリのコンデションは良さそうです。

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昨日と同じ風景(その5)、白馬三山は眺望利かず。
晴れ模様の青空ですが、唐松も鑓も杓子も白馬も雲の中。

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昨日と同じじゃ無い風景。
層雲の切れ間より辛うじて覗く武田菱、しかしそれも早朝の30分だけ。
9時以降は厚雲に隠れ、山容を現す事は有りませんでした。

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Landing。
前日同様、降雪不足の影響でバーンは「カッチリ」締まったコーデュロイ。
雪日照りの影響からか、所々でレーン段差や轍跡も見られます。

それでも直近の天候推移でを考えると「良く仕上げてくれた方」。
現状出来うる限り最上のコンデション、五竜の圧雪職人さんには只々感謝です。

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昨日と同じ風景(その6)。
コーデュロイのカーペット刻まれるCarvingの軌跡。

グランプリは昨日同様、ハードパックの高速コーデュロイ。
それでもアイシーな硬さは感じられない圧雪オペレーション、絶妙の攪拌具合です。
グリップ/コンタクト共、充分に担保されたパーンでした。

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9ː10、地蔵ノ頭に沈む「残んの月」。
因みにこの6時間半後、

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地蔵の頭に沈む「太陽」を目にするのでした。
よーするに「朝イチ(Moonset)」から「ラスイチ(Sunset)」まで滑って訳です。

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この日のグランプリは混み出すのが早い。
トップギアの高速ロングで回せたのは40~50分。
9時半を過ぎると滑走ラインを取るのも難しくなって来ました。
うーん、朝イチのキャビンにはそれ程行列出来てなかったんだけどなぁ…。

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10ː00、そんな訳でグランプリは1時間半/12本で切り上げ。
混雑を避け47に向かいます、が...。

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通せん坊… Σ(゚д゚lll)ガーン
47はLine-Cが故障で終日運休、それに伴いLine-Eもとばっちりで営業休止。
五竜から47に滑り込む事は出来ませーん。
(Line-Cは翌日も運休、営業再開したのは1/23の午後でした)

この時点で漸くグランプリの混雑理由が判明。
五竜のゲストは閉じ込められ、47のゲストが五竜に移動して来たんですね。

週末並みのグランプリを回す気にはなれず、一旦下山。
いいもり道場に向かうと致しました。

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Dカーブ付近ではパトさんが怪我人の搬送中。
Line-C運休のイレギュラー+スピードの出易い(暴走し易い)バーンコンディション。
そんな外的要因が重なってか、この日は滑走中の事故が多発。
午前中だけでアキヤボートの出動を3度も目にしました。

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10ː15、いいもり道場は線下大町側が「大当たり」。
ギャップの無いグルーミングに程好い湿り気を伴った雪、そして予想通り過疎ってます。

因みに正式のコース名は「DISCOVERY」、3年前までは「ストレートウイスキー」。
しかしそんな長ったらしい名称を使うゲストは過去現在殆ど居らず、大体「コス4の左側」とか「コス4の圧雪側」とか呼ばれています。

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入りがコンケーブ、中間部がむくりと片斜を伴ったコンベックス。
しかも斜面構成に緩みが少なく、スペック以上にテクニカルなバーンです。

安全策取って、前半スキッド入れつつスピードコントロールしてのショート回し。
此処を速度域上限のロングターンで回すには、私めの方がスペック不足です。

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ポールバーン側も良いコンデションですが、

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今日は線下大町側の日。
それにしても今シーズンのいいもりゲレンデは本当に「平和」。
理由は「迷惑な方々=ギセンの基礎屋」が居ないからです。

「全日本スキー技術選手権大会.甲信越ブロック予選」が頻繫に行われるいいもり。
1月中旬頃からトレーニングと試滑を兼ねて、大会参加者が大挙来場されます。
それは別段構わないのですが「セパレートされていない一般バーンを」「大勢で屯って」「コース幅目一杯にかっ飛ばして」「一人づつビデオ撮り」されるのは迷惑以外の何物でもありません。
コースを占有するならお金払ってバーン借し切って下さいな、てな感じです(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/01/post-e62f20.html

で、幸いな事に今年の甲信越大会は戸隠で開催。
お陰で頭の痛い基礎屋の姿は殆ど見られないのでした。

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索道小ネタ集.いいもりコスモ4篇。
今シーズンから吹き流しが新調されてました。

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11時半を回ると太陽が隠れ、日陰に入る時間が長くなって来ました。
コスモ4を14本回した所処で時計は12時前。
ランチタイムの閑散刻を狙って「グランプリRETURN」です。

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12:10、混雑は解消してませんでした…。
これじゃ滑走ラインも儘なりません。

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そんな時にはココ。
グランプリの端っこ、アル2/4沿いのラインでショートターン回し。
スキーヤーズライトはノリ面なので左側からの滑走者だけを注意していれば、スピードレンジ上げて攻めた滑り出来るのです。
しかし暫くするとこのラインも混雑で使えなくなってしまいました。

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索道小ネタ集.アル3篇。
5番と8番の風速計が新調されていました。
因みに正式名称は「風杯型風速計(ロビンソン風速計)」。

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13時頃からやっとゲストが少なくなり、

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天候も晴れ基調となって参りました。
こーなると「止めるに止められない」グランプリ回し。
昨日同様昼食を取るタイミングを失してしまいます。

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高速ロング「ブン回しタイム」。
結局朝イチの時間より多く回したアフタヌーングランプリ。
14本をカウントした所処で「やっと飯」です。

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14ː00、ランチレストは20分。
昼食…と云うより単なる栄養補給、もう殆ど「合宿」のノリ。

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14ː35、三たびグランプリ。
アル3の営業終了までラスト1時間、7~8本は回せるかな。

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しかし相変わらずの混雑具合にゲンナリ。
コース荒れと気温低下によるバーン氷化でコンディションは悪化。
コントロール不如意なゲストも多く、マージン取った中速域での小回りが精一杯です。

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でもって15時を回ると天候急変。
日中の晴れ間は何処へやら、一気にブルーグレーの曇天模様に。
チラホラと舞っていた粉雪は、何時の間にか本降りとなって参りました。

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15ː35、ラスト1時間半は楽~にとおみ回し。
ノンストックのバリトリ×8本で〆。

と、こんな感じの「第五次白馬遠征」最終日アクティビティ。
この日は久し振りに滑走距離60㎞オーバー、イレギュラー的混雑の割にはガッツリと滑り込んだ一日でした。
おしまい。

 

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