●2024/25.二十五滑目「丸沼」
えー、月曜日は定休日にてオシゴトオヤスミの瓦礫坂の酒場。
今週も例に由ってのスノーライフで御座います。
予定では白馬遠征に向かう心算も、雨予報☂でキャンセル。
日帰りの主戦エリア、越後湯沢の各ゲレンデも同様に降雨っぽく回避。
そんな訳で「雨」と「風」を避けて思案苦慮のゲレンデチョイス。
向かったのは2022年12月以来.2シーズン振りとなる「丸沼」です。
10ː35、ゲレンデとーちゃく。
この日(3/3)の片品村は予報通りの大雪、未明から早朝に掛けての積雪は約20㎝。
国道120号も白根温泉から先は一気に雪量増加、一面の銀世界となっていました。
10ː55、先ずはゴンドラで山頂に向かいます。
交走式じゃ無く循環式ですけど、名称は「日光白根山ロープウェー」。
日光白根山は雲の中、山容のカケラも望めません。
標高2000mのゲレンデトップでもマイナ3~4℃程度、湿度も高く緩い冷え込み。
取敢えず主要コースのコンディションを様子見。
しらね~からくら~ローズ~バイオレットを経て第5に向かいます。
まるで湯沢の里山みたいなモッサリ雪。
水上沼田エリアでは最も標高の高い丸沼ですが、重く湿ったウェットスノー。
緩斜面で積雪抵抗が大きいと、板が全然走りません。
ローズ中部のヘアピンまでは「真っ直ぐ」滑り降りるだけでした。
11ː15、やっばりメインはココ。
第5でバイオレットとローズ下を回します。
742mの距離を3分10秒で結ぶ高速デチャッタヴルペア。
運行速度約14㎞、搬器の射出間隔5秒とずば抜けた機動力/輸送力を誇ります。
バイオレットもモサモサ。
今シーズンの記録的大雪は水上沼田エリアでも同様らしく、バイオレットは明らかに斜度が緩くなっていました。
取敢えずこの辺を攻めますか。
バイオレット/ローズ共に、コースサイドはオフピステのコンデション。
特にローズの樹林帯側は脇パウが食べ残しだらけです。
ナチュラルバーンを新雪喰い。
しかし「斜度不足でスキー走んない」「雪も重くてスキー走んない」。
ノートラに板を進めても新雪を踏み固めるだけで浮遊感皆無。
あんまり楽しく無いパウ滑でした。
7本回した後にゴンドラを挟み、ブルーに向かいました。
12ː25、珍しく第4でブルー回し。
直近のスノーライフはモサグサ雪ばかりで、やや雑な滑りが続いてます。
そんな訳で滑りのメカニズム調整、緩斜面でバリトレを重ねます。
ブルーは「プライベートゲレンデ状態」。
40分程回しましたが、その間殆ど貸し切り。
スロープに残るシュプールも自分の滑走ラインだけでした。
13ː05、再び第5へ。
気温はマイナ5℃程度も吹き下ろしの風が強くなり、体感温度は大幅に低下。
「こりゃゴンドラ回しと併用かな~」なーんて思ってたら…。
その矢先、打つ手を塞がれてしまいました。
「山頂付近強風の為、ロープウェー減速運転中」のアナウンス。
見るからに鈍行運転のゴンドラに乗る気はなれず、第5回し継続。
試しに1本挟んでみて、意外と良かったのがグリーン。
バイオレットに較べモサ感が少なく、下地に板を噛ませ易い。
以降、バイオとグリーンをランダム回し。
たまーにゴンドラ挟みます。
しかし10㎞/hの減速運行、これじゃクワッド以下の速度です。
下山コースも15分の乗車時間に見合ったスペックは無く(半分以上が廊下)、この日のゴンドラ乗車は4本に止まりました。
それにしても今日の丸沼は「見事な程に空いてます」。
平日でもそれなり混雑するバイオレットですらこの過疎っ振り。
第5を回すゲストも数える程、乗車待ち皆無のスルーゲート状態でした。
何だかんだでモサグサの腐れ雪も楽しくなって来ました。
御覧の様に終日の曇天コンデションでしたが、視界がクリアだったのが救い。
まぁそれなりに充実したアクティビティでした。
・滑走本数/35本 (第5×26 第3×5 ロープウェー×4)
・滑走距離/41.32km ・滑走時間/1:26:29
・高度下降累計7480m・平均速度/28.8kph ・最高速度/50.7kph
この日はバスツアー使ってのアクセス、ゲレンデ滞在時間は実質5時間。
それでこんだけ回せれば充分です。
15ː45、ラス1本。
北西の空には薄青空が覗く様になって来ました。
雲の切れ間には武尊のネコ耳も望めます。
左が中ノ岳、右が最高峰の沖武尊。
で、この30分後に地団駄を踏む事になるのです…。
16ː15、ゲレンデ営業終了時刻を見計らった様に、
「晴れました☀」。
澄んだ青空から燦々と降り注ぐ陽射し。
スキーを終えた後になって、絶好のスキー日和に恵まれ(?)ました。
「何の嫌がらせだ、コレは…💀」。
と、こんな感じの三月初滑、雛祭りin丸沼高原。
「開業50周年」おめでとうございました、とさ。