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2025.04.29

●2024/25.三十七滑目「八方尾根」前篇

えー、先週4/21(月)~23(水)は「第十一次白馬遠征」3days。
初日のゲレンデは3シーズン振りとなる八方尾根で御座います。

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6ː00、八方口とーちゃく/取敢えず白馬大橋へ。
スキーライフのイントロダクションは「雪国の春」のスーパービュー。
雲一つない春晴れの空に、白銀のスカイラインが煌めく白馬連峰。

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小日向山を前衛に、悠然と佇む白馬三山。

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左手には無骨にて雄々しい佇まいの五龍岳。

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そしてこれより向かう八方尾根のゲレンデ。
既に山麓ゲレンデは全滅、下山コースも全てクローズ。
滑走可能なのはパノラマより上部のみとなっています。

八方口のローソンさんでお買い物を済ませ、ゴンドラ駅に向かいます。

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マウント様。
その昔、冬季八方就労者にとって文字通り「不可欠」な存在だった食品雑貨店。
1990年代後半までは、八方山麓エリアではマウントが唯一のライフライン。
食料/飲料/酒/煙草/日用雑貨…、駅前のコープに行かなくても此処に来れば一通り揃えられる「神様」みたいな存在でした。
亦、旅館やペンション、居酒屋や食堂、レンタルに土産屋にスキー場スタッフ…、
各種アルバイトの出会い(ナンパ)や交流の場だったりも致しました。
1992/93シーズンを八方で雪山籠りしてた私めも、その折は大変御世話になりました。

今ではローソン八方店にその役割を譲り、土産物屋さんとなっています。

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細野諏訪神社。
八方遠征恒例のルーティーン、細野の霜降宮さまで安全滑走祈願。
今日は楽しい「コブ遊び」となります様に♪。

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白馬岳を正面に望みつつ、ゴンドラ坂をてくてく上ります。

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6ː50、ゴンドラ駅とーちゃく。
GW前の平日なので空いてるとは思ってましたが、まさかの「The head」。
国内有数のスキーキ●ガイが集う八方で、一番乗りってのは滅多に無いケースです。
数年前から板デポの場所取りが禁止されたので、その影響もあるんでしょう。

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朝陽の注ぐ下、花唇を綻ばすオオヤマザクラ。
未だ「ちらほら咲き」のゴンドラ桜、満開になるのは今週末頃かな。
(注.この日は4/21です)

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7:50、ゴンドラ営業開始10分前。
今日の朝イチ行列は約50人と、八方としては可也少な目。
しかもそのうちの半数以上が板不所持(アルパイン)のゲストでした。

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8:00、アクティビティスタート。
3シーズン振りの八方滑、何だかワクワクして参りました。

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ゴンドラより望むリーゼンスラローム。
1段目~2段目は雪たっぷり、土も全く出ていません。
まだまだ余裕で滑れそうですが、ウスバから下が雪切れちゃってます。

こうなると昔の「八3」と「八2」が残ってたらな~、なんて思っちゃいます。

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パノラマも雪量豊富、圧雪もコース幅フルに入ってます。
5/6の最終営業日まで、ヨユーで大丈夫そう。

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8:10、🐰とーちゃく。
眼前には無人の兎平、背後には無人のパノラマ。
僅かな時間ですが「ゲレンデ独り占め」出来るのは一番乗りの特権なのです。

アルペンクワッドは8ː30からの営業開始、オープニングはパノラマから。

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手付かずのホワイトカーペットにLanding。

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小谷側もイイっ♬

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大町側もイイっ♬

今日のパノラマは「良いっ♪」「カナリ良いっ♬」。
フラットに均されたバーンは、割れ/轍跡/段差の無いビューティフルコンデション。
「シャラッ」と緩いザラメ雪もスキーの走りは良く、過度な板沈みもありません。
ややルーズ目のカービングが気持ち良く決まる、快適なオープニングタイム。

小谷側/大町側を各2本つづ回し、アルペンクワッドに向かいました。

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アルペンクワッドより、白馬三山.雁行図。

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同、五龍と鹿島槍。

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8ː45、モヒカン左/大町側の圧雪兎に入ります、が…。
大して荒れても無いし、パノラマより標高上なのに、バーンコンデションはイマイチ。
重たく纏わり付く様な雪で、思ってたよりスキーが走りません。
うーん何でだろう?、硫安投下量の差なのかな?。

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だったらこっち回してた方がイイや。
兎を3本で切り上げ、再びパノ回し。

でもって、この日の八方は兎に角「人居ない」。

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写真の様に数える程度の人影しか見当たりません。
お陰でオープニングから1時間経っても、コース荒れは大して進まず。
特に大町側は極上のフラットコンデションを維持していました。

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Q.111番の次は112番、それじゃ112番の次は?。
A.国3の搬器数はAB線共に112基、答えは「1番」なのでした。

大町側のパノを6本回した所処で10時前。
ボチボチとコブ入りの時間なので、再び兎に向かいます。

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10:05、兎からコブ遊び開始。
八方のウサギは肉食猛獣、大好物の獲物は中級スキーヤー。

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最初の一本は安全策、斜度のやや緩いモヒカン側から入ります。
しかし中盤からラインが途切れたり、ピッチ乱れたりの汚いコブ。
クワッド沿いの方がリズム良く整ったコブで滑り易かったです。

兎ピョンを3本回し、続いて黒菱へ。

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10:30、黒菱三角のコブバーン。
10本程並ぶラインは浅いバンクコブ主体。
黒2側から2本目と3本目がしっかり掘れててイイ感じ。

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泣く子も黙る黒菱。
特にアプローチから前半部は、写真以上に「深く」「急」に感じられます。
正直、私めには家賃の高いエキスパートコブ。
前半で弾かれて終了、結局1本入った切りでした。

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嗚呼、三角のコブは平和で楽しいなぁ。
斜度の緩い分、多少オーバースピードになっても身体の下でブーツ操作が可能。
スピードレンジ上げて縦に入れてっても破綻する事は無いので楽チンです。
でもココばっかだと今度は「家賃安すぎる」。

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1120、たまにソデクロを挟みます。
均一なピッチで整った凹凸、やっぱり上手い人が作ったラインはリズムが良い。
ズルドンで削られたりしてないので、変な受けコブにもなっていません。

と、こんな感じの「第十一次白馬遠征」初日.八方尾根前篇。
後篇に続き〼。

 

天を衝くザクの頂白馬鑓雪渓をしゃもじで装う杓子岳

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