●2024/25.二十九滑目「白馬五竜&47」
えー、「今月は天中殺か?」と疑う程に災難続きだった令和7年の三月。
公私共に踏んだり蹴ったり、碌な事のなかった一ヶ月で御座いました。
果たして三つも四つも不測の事態が重なると、何をするにも気が乗らず「後回し」。
二次元日誌もおざなりの日々が続いておりました。
でもって四月になって漸く諸々のトラブルも解決。
溜りに溜まっていた滑走日誌も順次Upして参ります。
そんな訳で本日は3/25~26の「第九次白馬遠征」五竜&47.2days。
初日は3月25日(火)の滑走記エントリーになりまする。
6ː50、ゲレンデイン。
今日のスノキャス予報は午前/曇り時々晴れ、午後/晴れ。
早朝時点で既に6~7℃の温暖な気候、日中は確実に10℃超えそうです。
そして踏んだら「ザブッ」と足の沈むザラメ雪。
白馬もすっかりと「春朝の景趣」「春の雪」になってますね~。
例に由っての朝イチキャビン待機。
駅舎の二階からとおみゲレンデを📷パシャリ。
3月25日とは思えない雪量の多さ、まるでハイシーズン並み…つーかそれ以上。
例に由っての朝イチキャビン待機。
しかし「懸念」「危惧」「憂慮」…、不安感が心を覆うモーニングタイム。
先々週の白馬遠征で広背筋の筋挫傷をやっちゃい、板を履くのは二週間振り。
そして何より「まだ完治してませーん」。
でも完全回復を待ってたら「スキーシーズン、終わっちゃう…」。
「湿布+コルセット+鎮痛剤」で怪我部位をガードしてのスノーライフ強行再開。
しかしこの負傷持ちの身で、ちゃんと滑れるのかしら。
7ː25、「業務連絡、トップ107番」。
アルプス平も澄んだ春晴れの空、そして朝イチの時点からして温い大気。
今日の日中は暑さとの戦いになりそうです。
取敢えず「コレ全部、オレのものっ♬」。
一番乗りの特権、無人の朝イチグランプリ貸切タイム。
Landing!。
標高1400mのグランプリですら、放射冷却のカケラも感じられない緩いバーン。
それでもシャラシャラとしたコーンスノーは、ソフトでノイズの無い雪面コンタクト。
流石に足場は脆いものの下地にしっかりグリップする「正義のザラメ」です。
スキーの走り/操作性共に良好で、雪飛沫を上げてのロングターンが楽しめました。
あれっ?、今日結構イイじゃん♡
流石にお彼岸明けのウィークデイ、滑走者の姿は疎らです。
その少ないゲストもグランプリとパノラマに程好く分散。
滑走ラインもターンサイズも「好き放題」の朝イチタイムが続きました。
若しかして、今日は「当たりの日」かもっ♬
9ː20、グランプリ回し1時間で一旦下山。
この時間帯ならダイナミックも荒れは無く「正義のザラメ」のフラットコンディション。
「嗚呼、ココだけ回すリフトがあったらなぁ」と思わせる程でした。
しかしとおみ2まで下りてくると…、
9時半の時点でザクザクのグラニュー糖バーンに進化(?)中。
9:25、いいもり道場。
例年ならコースの至る所処にブッシュ露出、ハリネズミだらけのこの時期。
それがこの豊富な積雪量、今季の記録的多雪を現す様なゲレンデ風景です。
しかし標高下がった分、悪雪化は免れ様も無くザブザブのサブマリンスノー。
こりゃ今日は上専で回した方が得策だな。
9:50、そんな訳で即座にグランプリRETURN。
今日の武田さんは10時からの出勤シフト。
SUNSUN☀と振り注ぐSUNLIGHT、照り付けるSUNSHINE。
暑い…、つーより照射で顔が「痛い…」。
濃紺の広い空の下、長閑な春スキー日和。
春スキー期ならではの閑散としたゲレンデ、そして緩~い雰囲気。
「嗚呼、何て穏やかで幸せな時間…」。
こっちは汗だくでオシゴト中の中部電力さん。
五竜アルプス平では、近年類例を見ない大雪で送電電柱が雪重に負け傾斜。
「停電=ゲレンデトップ心肺停止」の危険性が出ています(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2025/03/post-da8a42.html
そんな訳で電柱の安全確保/送電の保全に努められている中電スタッフさん。
ゲレンデ内とは云え、送電柱の管理は電力会社さんの管轄なのです。
11ː05、河岸替えて47.R1。
北斜面で多少は締まったバーンを期待するも、流石にこの時間帯だと完売御礼。
コース幅が狭い事もあって、吹き溜まりだらけの深ザラメコンディション。
これならグランプリ回してた方が得策だな。
Line‐8より望む五龍岳。
結局R1は3本回しただけでグランプリに蜻蛉返り。
13ː15、三たびグランプリ。
多少ザブって来たものの、まだまだ回せるレベル。
スーパーから下は線下のコブで遊びます。
怪我持ちの身+マテリアルもコブ仕様じゃ無いので、優しいライン狙い。
テクニカルのコブは次回の遠征にお預けです。
14時に下山してランチレスト、でもってラストもグランプリ。
15時回るとグランプリもフルボッコの砂浜雪。
ザブザブでグサグサ、ノイジー&ラギットな雪面コンタクト。
この時間帯でもゲレンデの冷え込みは弱く、クラスト化してないのが救いです。
それに悪雪は悪雪で滑り慣れて来ると楽しいもの。
クローズスタンスで両足同調、上半身のポジションはキープしつつノイズは下半身で吸収、落下を大きく取って短く強いエッジング。
スピードコントロールは山回りの多少で調整してリカバー。
15ː50、今日もキッチリ最後まで回し切りました。
この日は殆どがグランプリ専のアクティビティ。
アル3回しは午前中15本/午後16本を数えましたとさ。
それで、危惧心配していた筋挫傷の按配なのですが…。
右外足で外傾取ると時折「ピリッ」と神経痛が走るものの、何とか我慢出来るレベル。
滑りに影響無い訳じゃありませんが、何せ待ちに待った二週間振りのスキーライフ。
「痛み」より「楽しさ」の方が勝っちゃうのです。
てな感じの「第九次白馬遠征」初日の滑走記。
遠征2日目に続き〼。