« ●2024/25.二十九滑目「白馬五竜&47」 | Main | ●「神楽演舞」「鼓舞奉納」 »

2025.04.13

●2024/25.三十滑目「白馬五竜&47」

えー、「今月は天中殺か?」と疑う程に災難続きだった令和7年の三月。
公私共に踏んだり蹴ったり、碌な事のなかった一ヶ月で御座いました。

果たして三つも四つも不測の事態が重なると、何をするにも気が乗らず「後回し」。
二次元日誌もおざなりの日々が続いておりました。

でもって四月になって漸く諸々のトラブルも解決。
溜りに溜まっていた滑走日誌も順次Upして参ります。
そんな訳で本日は3/25~26の「第九次白馬遠征」五竜&47.2days。
二日目は3月26日(水)の滑走記エントリーになりまする。

Dsc04335
7ː15、ゲレンデイン…も。
「うーん、風🌀強い…」。
上空に漂う雲はダイナミックに動き、千切れては流れ、立ち昇る。
この日の五竜47、ゲレンデトッブでは15~20km/hの強風予報となっています。

Dsc04337_20250406014301
旧知の索道スタッフさんを捕まえて情報収集。
Q「今日、キャビン動きそうですか?」。
A「うーん、これじゃムリっぽいね」。
A「それにキャビンが動いても、上は全滅だね」。


テレキャビンが運休だと、とおみ/いいもりで回すしか手は無し。
しかしスカイ4がアバランチ休暇で、とおみは鈍行リフト(とおみ1.2)のみの営業。
実質いいもりの「コスモ4一択」を強いられてしまいそうです。
(結局、それすら叶いませんでした…)

Dsc04339_20250406014301
8:15、そんな杞憂に反してキャビンは定刻スタート。
但しアルプス平のリフトは全滅、山頂駅から下山コースのみが滑走可です。

Dsc04341_20250406014301
ゴンドラ搬器は空中ブランコ状態(少し大袈裟)。
強風で減速運転を強いられますが、それでも運行速度は10~11㎞を維持。
流石「風に強い子テレキャビン」、47のLine‐8と大して変わらないスピードです。

Dsc04347
8ː30、山頂駅は想像以上の「春嵐モード🌀」。
常時10~15km/h、瞬間最大では20km/h超の強風が咆哮。
巻き込む様な吹き下ろしに身体が煽られ、スキーが勝手に加速して行きました。

Dsc04350_20250406014301
無人の下山コースにLanding。
春のザラメ雪が風に叩かれ「カチッ」としたウインドパック。
締まったバーンは雪面コンタクト/エッジグリップ/板の走り、何れも3月下旬とは思えない良コンディション。
ダイナミック~とおみゲレンデもフラットピステでコース状況は上々です。
「From山頂to山麓」まで、ノンストップでの一気下りダウンヒル。

これならコースが荒れるまで、7~8本は下山コースのロングランが楽しめそう。
但し、これ以上風が強くならなければ…ですが。

Dsc04352
835、キャビン回し2本目、も…。
一本目の乗車に較べ、明らかに強風度合が増して参りました。

Dsc04357
コレは大袈裟で無く、ホントに搬器が傾いてます。
こりゃ、どー考えても近いうちに運休に入るかな…。

果たして山頂駅に着くと索道さんとパトさんがお出迎え、ゲストに口頭インフォ。
「強風の為、これよりテレキャビンは運転見合となります」。

Dsc04358
「下山コース2本目」が、結果的にこの日最後の1本。
グランプリから、

Dsc04360
ダイナミック、

Dsc04361
9時を待たずに山麓エリアも爆風の勢力圏下。
既に「とおみ1」も「とおみ2」も止まってます。

Dsc04363_20250406014301
とおみ2からいいもり6へ。
一縷の望みを繋いでコスモ4に向かいますが…。

Dsc04365_20250406014301
ま、「やっぱり」ね…。
コスモ4は営業開始する事すら無く、運転見合わせ中。
とおみゲレンデ&いいもりゲレンデ&47、全てのリフトが運休状態です。
要するに稼働しているリフトは一基も無し。
五竜&47、心肺停止です(チーン)。

この日はハクババレーの全域が春嵐爆風でゲレンデの機能を喪失。
唯一、乗鞍&コルチナだけが数本のリフトを稼働させていました。

Dsc04366_20250406014301
天気晴朗ナレド春ノ嵐。
結局、この1本が今シーズン「いいもり最後の1本」となってしまいました。
(いいもりゲレンデはこの4日後、3/30に今季の営業終了です)

Dsc04368
9ː30、△バス使ってエスカルプラザ帰投。
フラッグはマイナス角度にバッタバッタ。

ゲレンデボトムですら「台風レベル」の荒ぶる暴風。
トタン屋根の板、コースサインやネット、ラックに立て掛けている板、折れた杉の枝。
色んなモノが紙屑の様に吹き飛ばされる「トンデモ」な爆風祭です。

Dsc04369_20250406015801
ああ 空はこんなに青いのに♪ 太陽はとってもあかるいのに♪
どうしてこんなに 風強いの⤵。


キテレツ大百科/すいみん不足を口遊みつつ、無人のとおみゲレンデを眺める。
リフトが動かなきゃ、スキーヤーは陸に上がった河童。
どーしよーも有馬線。

Dsc04370_20250406014301
10時半を回ると皆さん「諦めモード」。
地元ゲストはとっとと帰宅、残ってるのはバスツアーで来られたゲストでしょう。
ハイクアップして滑る方と、雪遊びに勤しむ方と二極化。

Dsc04371
こー云う日に「風に強い子」スカイ‐4が運休しているのが痛い。
エキスパートのクラックのとばっちりで、3/12より休眠状態(↓)。
まぁ雪崩対策/ゲレンデの安全確保上、仕方ありません。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2025/03/post-da8a42.html

11時まで待ってみるも、リフト営業再開の見込みは全くナッシング。

Dsc04371_20250406014401
11ː30、そんな訳で撤収。
今季節目の三十滑目は、こうして敢え無く幕を閉じました。

因みに今日のアクティビティは「滑走本数2本/滑走時間11分/滑走距離6.3㎞」。
まぁ長いシーズン中、こんな日も1~2回はあるものです(諦)。

Dsc04372_20250406014301
12:30、余った時間を利用して厄払い。
神城駅近くの飯田神明社へ参詣。
そー云えば今年神社を詣でるのはこれが初めて、つー事は=「初詣」です。

Dsc04374_20250406014601
ガラガラ→チャリーン→パンパン→ペコリ。
お願いその①「お店の躯体トラブルが早く解決します様に」。
お願いその②「広背筋の筋挫傷が早く完治します様に」。

切実な誓願が利いたのか、その①は4/2に、その②は4/10に概ね解消しました。

Dsc04373
枕草子 第547段
えうなしもの
ついゐる倚子が雪うづもる、ゆさはり。

(現代語訳 役に立たないもの / 座椅子が雪に埋もれているブランコ)

Dsc04377_20250406014601
飯田の田園地帯より望む五竜ゲレンデ。
雲一つない春晴れの澄み渡ったブルーバード、こんな日に爆風祭なんて、
「何の嫌がらせだ…」。

Dsc04378
グランプリ/ダイナミックには人影無し。
ゴンドラが止まってるんで、回し様がありません。

Dsc04379_20250406014601
とおみ1/とおみ2も未だ運休中。
テレキャビンの搬器はとっくに格納済み。

Dsc04380_20250406014601
いいもりもコスモ4他、全リフト運休中。
因みに14時頃から、とおみ/いいもりで数本のリフトが営業再開したとの事でした。

Dsc04390
そんな訳でまさかの「松本の休日」。
12ː53の大糸線に乗って松本着、このまま帰東するのもストレスフル。
久し振りに松本観光して帰途に就く事に致しました、とさ。
おしまい。

 

|

« ●2024/25.二十九滑目「白馬五竜&47」 | Main | ●「神楽演舞」「鼓舞奉納」 »