●2024/25.三十七滑目「八方尾根」後篇
えー、大分遅れてのエントリーですが、先々週の白馬雪旅.滑走記。
4/21(月)~23(水)は「第十一次白馬遠征」3days。
初日のゲレンデはオヒサシブリの八方尾根、滑走記.後篇になりまする。
11ː25、パノラマ愛でにグラードへ。
リーゼングラードの左手眼前には後立山の名山二峰。
無骨で雄々しい五龍の拳骨、優美にて険峻な鹿島槍の双耳。
左手眼下には明日/明後日のゲレンデ、五竜&47。
南沢ノ頭(1450m)や地藏ノ頭(1673m)を上から俯瞰する構図。
こーして見ると、やっぱり八方は標高高い(1830m)なぁ。
そしてリーゼングラードのトップからは「圧巻の大展望」。
八方ならでは、ビッグスケールの大パノラマが待っているのでした。
岩岳/栂池/白乗/コルチナのゲレンデを前衛に、頚城山塊の名峰群。
左より雨飾/焼山/火打、そして頚城の盟主.妙高山。
戸隠と飯綱連峰。
左より乙妻/高妻山、五地蔵を挟んで戸隠表山/西山群~一夜山の戸隠連峰。
一夜山の背後には瑪瑙山と飯綱山。
アクティビティを忘れ、暫し見惚れる程のスーパーView。
感動するってよりもカタルシス「嗚呼、心が浄化される…」。
11ː40、グラードコブにアタック。
序盤は緩斜面で攻め易いコブも、中盤からは折れて急斜に。
下からみるとこんな感じ。
今となっては珍しい、ナチュラルに掘られた自然コブ。
並びや形状が「作られたコブ」に較べ不均一、滑りのリズムを取るのが難しい。
アルペンクワッドと兎ペアの間のコブライン。
ピッチ狭めの掘れたコブも、上手い人が作ったラインは滑りのリズムが取り易い。
以降、兎/ソデクロ/三角のコブをランダムに回すローテーション。
でもコブばっかだと身体が持ちません。
そんな訳でたまにパノラマ挟みます。
国3を回しているゲストは殆どおらず「パノ貸切」の図。
13ː15、お昼休憩は兎平テラスでアウトドアランチ。
オールドスキーヤーとしては今だに「うさぎ平109」と言ってしまいます。
オークリーテラスより望む頚城~戸隠~志賀の山々。
3シーズン振りに訪れた八方。
知らない間にテラスのサプライヤーが「Corona」から「Oakley」に変わってました。
テラスの眼下には「雪たっぷり」のリーゼン。
うすばだけ雪付けしてくれれば、まだまだリーゼンクワッドで回せるのになぁ…。
因みにスカイラインもトップからミドルまでは充分な積雪量。
この辺りにも、八方の「運営縮小傾向」が窺えます。
ま、4月に入ると農家さんや住み込みさんが居なくなり、何処のゲレンデも人員不足。
索道や圧雪に手が回らないのは解るんですけどね…。
1400、アクティビティ再開。
アクリルブルーの空に飛行機雲のシュプールライン。
白馬三山に三本のコントレイルって、一寸出来過ぎの絵ですね。
ソデクロに向かうも「全然ダメな滑り」。
コブが育って来た事もありますが、本格的に疲労が表面化。
楽チンコブの黒菱三角でもイマイチの滑り。
股関節と広背筋にダメージ蓄積、如何やら「体力売り切れ」みたく。
足首/膝も抜けがちで、身体の下でスキーを操作する事が難しくなって来ました。
1430、ラスト1時間はパノ回し。
兎に角、この日の八方は「ガラガラ」の「スーパー過疎」。
レイトアフタヌーンの国3を回しているゲストは片手で足りる程です。
この時間帯になっても大町側は荒れが少なくモサグサ具合も許容範囲。
特に「大町側の更に大町側」はフラットコンデションを保っていました。
兎とソデクロのコブも大分育って来ました。
それでもコ●ナ禍以前に較べれば、未だ可愛いレベルのコブ畑です。
アクティビティ終了、あとはパノラマペア乗ってゴン下。
今日も楽しい一日だった。
最後は♨で湯治して〆。
遠足は家に着くまでが遠足。
スキーは温泉浸ってオツカレ麦酒飲るまでがスキー。
今回の遠征は二泊三日、まだ二日残ってるのでしっかり疲れを取らないとね。
同、白馬鑓。
八方周辺の桜はオオヤマザクラが五分~七分の開花具合。
あと2~3日もすれば「雪国の桜」も満開を迎えている事でしょう。
と、こんな感じの「第十一次白馬遠征」初日、八方尾根。
二日目/三日目の五竜&47に続き〼。
おしまいのつづく。