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2025.10.31

●神無月のころ、

武蔵野といふ所を過ぎて、中野郷にたづね入ること侍りしに、
みじかき
敷のほそ道を踏み分けて、心細く住みなしたる酒亭あり。

秋入梅に打たるる懸樋のしづくならでは、つゆおとなふものなし。
戸口に酒樽.瓶子などしつらふは、さすがに商う人のあればなるべし。


えー、そんな訳で5時間後は霜月、神無月も晦日で御座います。
しかし書き入れ時の「月末ウィークエンド」は商い不具合の
夕刻より「ポツポツ」と濡ち始めた雨は瞬く間に「シトシト」から「ザーザー」に。
こりゃ「糸引く雨」ならぬ「お茶挽く夜」になる鴨ね。

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瓦礫坂もこの過疎っ振り。
行き交う傘の影も疎らな、カボチャ祭の金曜日の夜。
閑散とした飲食店街にチカチカと煌めく電飾モールが尚の事「あはれを誘う」。
扨、それじゃボチボチと看板出し致しますかね。

※.6時間後追記。
金曜日としてはヒマな夜でしたが、有難い事にソコソコの客入り。
結局、長っちりとなった月跨ぎの商いでした、とさ。

 

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2025.10.30

●「第31回手賀沼エコマラソン」後篇

えー、先日日曜日参加の手賀沼エコマラソン。
大会リポ後篇、レースリポート/リザルト/その他雑感で御座います。

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今回で5回目の参戦となる手賀沼エコ。
過去23分台を何度か出しており、気温の高い10月のレースとしては相性の良い大会。

しかし今年は夏場のトレーニングが予定の7割程度しか積めておらず調整不足。
距離こそソコソコ踏めていますが、高負荷のポイント練頻度が大幅に低下しています。
今秋初走の東京30K(10/7)も㌔4:35設定と、心肺を苛めない楽なペースでの完走。
現状では㌔4:00ペース(1時間25分)でレースを進めるのすら怪しい所処です。

で、今レースは現在の仕上がり具合(=ダメ具合)を確認する「実戦トレーニング」。
来月のターゲットレース(上尾シティ/江東シーサイド)に向けて調子を上げていけりゃイイや、てな臨戦態勢です。

そんな訳で今回の目標設定は「タイム」じゃ無く「ラップ」。
㎞/4:10をボトムに均一なラップを刻み、余力次第で後半上げていくプラン。
直近5年のコースベスト(1:23:13)/パーソナルベスト(1:21:07)からすれば緩過ぎる設定ですが、強気になれる材料が「何~んも無い」ので仕方ありません。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

と云う訳でレースは10時にスタート。
何時も通り、コースを5つのパートに分けてのレース進捗です、

・スタート~手賀大橋渡橋(スタート~4.1㎞)
スタートから手賀大橋まで気持ち良く飛ばせるフラットコース。
今日のコンデションを確認しつつ、予定通り㌔4:10ペースの入りです
ラップのバラ付きも無く(±1秒)リズム良く走れており、無理もしていない。
先ずは予定通りの序盤戦です。


・手賀大橋渡橋~手賀曙橋(4.1㎞~9.4㎞)
沼南岸にコースを移し、引き続き高速ロードが続くふれあい緑道」パート。
但し風景に変化の無い、メリハリに欠けるロケーションが4㎞以上続きます。
6㎞過ぎた所処で、先を走っていた1時間30分のペースメーカー集団に追いつきます。
このままコバンザメして㎞/4:12~15のペースに緩めるか、単独走覚悟で予定通りのラップを刻んで行くか。
悩んだ結果、集団をパスして行く同ペースのランナー群に付いて行く事に致しました。
以降、引き続き㌔4:10ペースでの進捗、但し順調なのはこの辺り迄でした…

・手賀曙橋~五本松公園(9.4㎞~13.6㎞)
沼岸を離れ湖北の「ふれあいライン」を折り返し、そして唯一のアップダウン区間へ。
田園地帯~住宅地~折り返しとコース風景の変化が多い区間です
しかし10㎞以降、㎞/4:16→4:14と少しペースが鈍化。
脚にも心肺にもそれ程疲労感は無いのに「何かヤな流れ…」。
少し脚使って再び設定ペースに戻した所処で、五本松公園の
2コブ続く短い上り。
此処で㎞/4:22と大幅にペース低下、「うーん、何とか立て直せるか…」。


・五本松公園~手賀大橋渡橋(13.6㎞~17.4㎞)
再び手賀沼沿いに出る微下り~平坦の幹線道路。
下りを利してペースを立て直そうとするも、
残り1/3を残した所処で既に余力残少。
次第にラップのバラ付きが大きくなって来ました(㎞/4:16→4:11→4:19→4:10)
「おいおい、脚に来るのが早過ぎるヨ…」。
単独走じゃ無いのが救いで、何とか周辺ランナーと並走を続けますが…、厳チイ。

・手賀大橋渡橋~柏ふるさと公園(17.4㎞~フィニッシュ)
過去何度も「沈んで」いる、個人的には手賀沼エコ「キモ」のパート。
基本的には平坦コースも、極めて微々な勾配が点在。
疲労の溜まったレース終盤には、些少なスロープ変化も足に堪えます。
15㎞地点で「バーゲンセール」だった脚は、手賀大橋の渡橋で「ほぼ完売」。
沼南岸のラスト3.5㎞は
ギアチェンジしてスパート掛けたい所処も「カツカツ」で、失速を避けるのが精一杯。
結局、14㎞以降は「押せず」「上げられず」、凌ぐだけのレースとなってしまいました。

そんな訳でのリザルトは以下の通り。

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・タイム ネット/1:29:15(㎞/4:14) グロス/1:29:30
・種目別順位(ハーフ男子 年代別) 27位/759名
・総合順位(ハーフ男子 総合) 459位/5560名

「グウの音も出ない惨敗でした…」。
手賀沼エコの自己ワースト、つーか10月のレースでの過去ワースト。
曇り天候/風無し/16℃のコンディションでこのスコアは正直凹む…。
言い訳的な事を云うと、レース直前までの雨でロードは可也スリッピー。
アウトソールのグリップが希薄で下肢に負荷の掛かる力馬場のコンデションでした。

前述の通り、仕上がり具合はピーク時に程遠い臨戦態勢。
それでも持ちタイムからして「実戦ならアドレナリン上がって糊代の引き出しも目一杯出せるんじゃないか」なーんて甘い目論見をしていたのも事実です。
しかしハーフとは云えどそんなにマラソンは甘くは無し。
要約、積んできたトレーニングの質量は雄弁にて正直、と云う事でして。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

でもって以下、例に由っての大会感想。

首都圏開催のレースながら「地域密着型」の色合いが濃い大会。
都市イベント的な色合いは薄く、良い意味で「頑張り過ぎてない」ローカルな雰囲気。
ちょいユル目、それでいてシリアス色の強い大会カラーです。
エントリーの地域比を見てみると千葉県内の参加者が半数以上、地元二市(柏/我孫子)からの参加者が1/3以上を占めています。
東京からは1/5程度と意外に少なく、この数値が大会を彩るロコ色に一役買ってると思われます。

運営や各種サービス、エイド等は手慣れたもので高水準。
エントリー数に対して会場の混雑は少なく、トイレの待ち時間も大会規模を考えれば奇跡的な空き具合です。

因みに2016年頃から1万人超の大規模大会となりましたが、コ●ナ禍明けは参加者が激減して5000名強。
今年は全種目含めて約9300人のエントリー、往時の賑わいに戻っています。

と、こんな感じの手賀沼エコマラソン.前後篇リポート。
次走は一週空けて11/9、坂東将門ハーフです。

 

 

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2025.10.29

●販売速報【2025.寒露版】

えー、気付けば「神無月のころ」も最終週、週末の土曜日からは月替わり霜月。
出雲国へ一ヶ月の慰安旅行中の八百万の神々様も、ボチボチ帰途の支度を整えておられる事と存じ上げます。

そんな訳で本日は二ヶ月置きの弊店「販売速報」。
武蔵野口の場末の酒場の「傾向と対策」で御座います。
まぁ例に由って何の参考にもならないと思いますが…。

■ 最近よく作っているような気がするカクテル(順不同)

・ロングの部
  ジン&トニック
  ‥~‥~‥~ 最近一強 ~‥~‥~‥
  ウイスキーの水割り
  ソルティドッグ.1940年代版(南ア産が無くなり次第終了です)
  モヒート(※ 終わりました)
  バンブーのトニック割
  オールド.ファッションド
  ‥~‥~‥~ 次位グループ ~‥~‥~‥
  ピケピケ(生ザクロ)
  カルフォルニア.レモネード(生ザクロ)
  モスコー.ミュール(上位陥落)
  ハイランド.クーラー
  クロンダイク.クーラー  
  ネグローニ
  スロージン.フィーズ(クラウディスカイ合算)
  ボッチボール
  マイタイ
  アイリッシュ&ゲーリックコーヒー(ブラック版)

・ショートの部
  マティーニ(小豆島.新漬けオリーブ入りました)
  スモーキー.マティーニ
  マンハッタン(復権)
  ジャック.ローズ(生ザクロ)
  ニューヨーク(生ザクロ)
  ザクロのブランデー.サワー(生ザクロ)
  ‥~‥~‥~ 例に由っての三強+季節モノ ~‥~‥~‥
  ギムレット(昭和50年代版含ム)
  ロプ.ロイ(シェリー&シェリー)
  ホワイトレディ
  サイドカー  
  アラウンド.ザ.ワールド
  サイレント.サード
  ミリオネア
  ハネムーン
  ドーヴィル

9月からカルフォルニア産ザクロ入荷、今年も良く出てます。
南アフリカ産のグレープフルーツも引き続き好調。
あと、何故だかブランデー/カルヴァドスベースが人気の秋となっています。
尚、ミント物は10月中旬で終了、来年の5月までお休みに入りました。

■最近よく出るような気がするウイスキー(順不同)

・フツーのウイスキーの部

  アイラ全般
  サントリー季(ハイボール専) 
  グレンキース(ほぼハイボール専)
  グレンダランRSG(ほぼハイボール専)  
  ニッカのノンビン二種
  サントリーのノンビン二種
  キャンベルタウン.ロッホ(意外とイイです)
  リベット200周年
  ハイランドパーク15年

・フツーのウイスキーの部/カクテルベース含ム
  グレングラント10年
  タリスカー10年
  マッカラン12年
  フェイマスグラウス.ネイキッドモルト
  ブレット.ライ
  ブレットバーボン
  ワイルドターキー.ラッセルズリザーブ
  ホワイトホース(1980年代ローテ)

・少し古いウイスキー
  お店でお問い合わせ下さい。

以上、こんな所処にて。
次回の月報は12月下旬、ジングルベルベルの頃になると思います。
擱筆。

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2025.10.28

●多忙な月曜日

えー、昨日は月曜日にてオシゴトお休みの日。
そして「久方振り」に雨の降らない一日。
雲こそ多いものの、高空に淡青の覗く爽秋日和で御座います。

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こんな絶好の「主婦作業」日和を逃す手はありません。
前日は手賀沼エコマラソンのダメージが残る身体に鞭打って、家事やオシゴトの雑事に取り掛かる事に致しました。

お布団を天日干ししつつ、部屋の掃除を終え、
洗濯機回してる間に、クリーニング屋と銀行に行って、
乾燥機回してる間に、床屋に行って、近所でお店の仕入れ。
夕方から御徒町に出向き、アメ横でお店の仕入れ。
帰宅後は洗濯物を片し、フレッシュフルーツの仕込み。
録画していたアルペンスキーWCを観戦しつつ、二次元日誌の更新。

何て色々やってるうちに、気付けば時計は21時半。
ボチボチと今日のお休み「メインイベント」に出掛けなくてはなりません。

そんな訳で向かった先は、

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例に由っての西麻布某所。
トランプさんの件で外苑西通りの周辺も結構数のお巡りさんが警備中。
そんな戒厳令が影響してか、飲み始めから飲み終りまでずーっと「貸切」でした。

因みに昨夜のメニューは以下の通り。
アンノック(黒)/ミルトンダフ(若いカスク)/バルヴェニー(フツー)/地球儀カバラン(2006vintage.可也ヤバいやつ)/変てこなベルモット/変てこなジン。
でした、とさ。

 

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2025.10.27

●「第31回手賀沼エコマラソン」前篇

えー、昨日は早朝より「千代に八千代に千代田線」。
今秋走活第二戦、第31回手賀沼エコマラソンに参戦して参りました。
時期的に気温は高いものの、平坦基調の高速コースでハイレベルの参加者も多い。
天候にさえ恵まれれば、ハイスコアの狙えるハーフ大会です。

そんな訳で3年振り五回目の出走となる手賀沼エコ、リポートで御座います。

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9ː00、大会会場の「柏ふるさと公園」に到着。
柏ふるさと大橋より望めるのは、手賀「沼」では無く大堀「川」。
差し詰め「手賀沼の尻尾」と云った所処です。

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昨日の天気は生憎の雨模様。
好天に恵まれる事の多い同大会ですが、今年は2017年以来の雨
でも予報に較べると雨足は弱く微雨程度、気温も16℃と寧ろ暖かめ。
レース中にストレス感じる程の悪天候じゃありませんでした。

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芝生広場では太極拳演舞の団体様。
否々、開会式でのウォームアップ風景です。

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降り足が弱いとは云っても「やっぱり雨☂」。
雨露を凌げる橋ゲタの下は人口過密、着替えやらアップやらすし詰め状態でした。

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フィニッシュ地点を一写。
あそこに帰って来るのは11時27~28分の予定。
扨果、結果や医科に。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

で、レースを終えて1時間半後…。

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手賀沼エコマラソン第二部「3.6㌔の部」に出走。
大会会場(柏ふるさと公園)→満天の湯(手賀大橋)までクールダウンジョッグ。

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フィニッシュ地点ではゴールインのラッシュアワー。
時計を見ると11ː47、1時間50分切りオメ💐の皆様が続々と入線されています。

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レース中ランナーの邪魔にならない様、

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コース(ふれあい緑道)の土手サイドをテケテケと㌔6ペースのジョッグ。
「時計」も「順位」も気にしなくて良いファンランは楽しいな♪。

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12ː10、手賀大橋とーちゃく/フィニッシュ。
我孫子市(北)と柏市(南)を結ぶ、全長415mの11連アーチ橋。
全長の割に緩やかな勾配で、渡橋時のペースダウンも少ない「優しい橋」です。

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手賀大橋.南東詰の17.4㎞地点は、レースの第二チェックポイント。
制限時間(12ː30)を過ぎると此処で足切りとなり、完走への道を閉ざされてしまいます。
あと今年から13時15分を過ぎるとレース中でもタイムオーバー。
競技中止とする「フィニッシュ制限時間」が設けられる様になりました。

まぁ第2関門をギリギリ通過(12時半)したとしても、残り4㎞弱を45分。
㌔11ペースでもフィニッシュ出来るので、歩かない限りは完走出来るでしょう。

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関門の横には強制収容バス ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

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15ː10「ふう、サッパリした」。
満天の湯にて湯治(+軽く打ち上げ🍺)、バス乗って我孫子駅に向かいます。
しかしこの4時間後にはオシゴトが待っているのでした

と、こんな感じの「手賀沼エコ」リポ前篇。
レース内容/リザルトと大会雑感は後篇に続き〼。

 

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2025.10.26

●「手賀沼エコ」速報

えー、本日参加の「第31回手賀沼エコマラソン」。
取敢えずの結果速報で御座います。

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・タイム 1:29:15(㎞/4:14)
「はい、惨敗でした⤵…」。
端にも棒にもかからない結果、手賀沼エコのコースワースト更新のおまけ付きです。
今シーズンは7~9月の練習量が例年の70%程度の進捗。
低調なスコアは覚悟しての出走でしたが、まさか此処まで酷い結果になるとは…。
正直、幾ら悪くても1時間27~28分台では纏められると思ってました。

そんな訳で心身共に(特にメンタル)大凹み。
でもってこれからオシゴトです…。


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2025.10.25

●「手賀沼エコ」前日

えー、明日は今季走活第二戦「手賀沼エコマラソン」。
しかし天気予報は今日から明日の夕方まで、降り止む事の無い秋の長雨。
気温が低いのは有難いのですが、雨冷えで筋肉が固まり動かなくなるのは困りモノ。
ロードコンデションも水溜まりだらけで靴の反発が貰え難い重馬場でしょう。

そんな訳で明日の目標タイム。
ハーフに出るのが久し振りなので、最初の5㎞走ってみないと分かりませんが…。
取敢え後半失速しない様に安全策、入りから前半は㌔/4:10前後のペース設定。
後半(14㎞地点、五本松公園以降)、余力があれば上げて行くプランです。

仕上がり具合と気象条件からして3年前のコースベスト(1:23:13)更新は論外。
フットギアも非.カーボンのトレーニングシューズ「ズームフライ」をチョイスしての参戦。
過度な期待はせず、1時間28分台で収まりゃ「ONの字」かな、と。

扨果、結果は如何に。

 

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2025.10.24

●明日の【10月25日(土)】営業案内

えー、明日の営業に就いての御案内。
10月25日(土)は時短営業、少し閉店時間が早まります。
(ラストオーダー/24:00 クローズ/24:30)

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日曜日は7時起きで「手賀沼エコマラソン」参戦。
流石にレース前日、4時間は睡眠時間取りたいので早仕舞い致します。
まぁ土曜日は午後から本降りの雨予報なので、商い的には然程差障りも無いかと。

そんな訳で御了承の程を。

 

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2025.10.23

●「いったい私はあの柘榴が好きだ」


「あ、そうだそうだ」その時私は袂の中の柘榴を憶い出した。
果実の色彩をゴチャゴチャに積みあげて、一度この柘榴で試してみたら「そうだ」。 

私は手当たり次第に果物を積みあげ、また慌しく潰し、また慌しく築きあげた。
やっとそれはでき上がった。そして軽く跳りあがる心を制しながら、その城壁の頂きに恐る恐る柘榴を据えつけた。そしてそれは上出来だった。  

見わたすと、その柘榴の色彩はガチャガチャした色の階調をひっそりと球状の身体の中へ吸収してしまって、カーンと冴えかえっていた。  
不意に第二のアイディアが起こった。その奇妙なたくらみはむしろ私をぎょっとさせた。  

―それをそのままにしておいて私は、なに喰わぬ顔をして外へ出る。―  

変にくすぐったい気持が街の上の私を微笑ませた。
紀伊国屋の棚へ深緋に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの紀伊国屋が青果の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。
私はこの想像を熱心に追求した。
「そうしたらあのお高く偉ぶった紀伊国屋も粉葉みじんだろう」  

そして私は高級舶来品の看板が奇体な趣きで街を彩っている表参道を下って行った。

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えー、何故か「表参道」に出掛ける事の多い初秋/仲秋の頃。
普段用事の無いオサレな街に、月②~③ペースで足を運んでおりまする。

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出向く先は「紀伊国屋」さん、秋のフルーツ「ザクロ」の仕入れです。
11月以降は大手果実店やアメ横などでも取り扱われるザクロ。
しかし9~10月に販売されているお店は、都心だと紀伊国屋さんしかありません。

そんな訳で今日も表参道の「紀伊国屋.青山店」へ出掛けて参りました。

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表参道駅から地上に出て、買い物済ませて地下に潜る。
所用時間は僅か5分、殆ど通りすがりレベルの「表参道」滞在でした。

尚冒頭の一文は「檸檬を柘榴」「丸善を紀伊国屋」に置き換えての、梶井基次郎🍋。
何せザクロの英語表記は「手榴弾(grenade)」の語源となる「pomegranate」。
檸檬よりは爆破テロに向いていると思っての戯れでした、とさ。

 

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2025.10.22

●初暖房

えー、本日のトーキョーは冷たい雨が止む事の無い「秋冷え」。
日中の気温も12℃程にしか上がらず、師走中旬並みの冷え込みとなりました。

しかし幾ら寒いつっても未だ10月、この時期に暖房付けるは何だか「負けた気分(笑)」。
押入れから冬用のパーカを引っ張り出し、重ね着をしての防寒対策。
掃除に夕餉の鍋の支度にと、主婦的な晡時刻を過ごしておりました。

でも「自宅」と違い「お店」ではそんな事云ってられません。
流石にお客さんに「冬の寒さ」を強いる訳にもいかず…、

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暖房のスイッチをON。
つーかこの寒さにこの雨、今夜お客さん来るのかしら…。

そんな訳で2025年.秋冬「初暖房」の商いとなった10月22日でした、
とさ。

 

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2025.10.21

●来月の【2025年11月】定休日

えー、本日は来月の定休日の御案内。
早めに確定したので掲げておきます。

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定休日(月曜日)以外では、月中に法事で少しオヤスミ頂きます。
あとマラソン大会の前日(土曜日)に、三日ほど早仕舞いする日が御座います。
(※ラストオーダー/24時 クローズ/24時半)。

そんな訳で宜しくお願い致します。

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2025.10.20

●トレーニング日誌

えー、本日はオシゴトオヤスミにて走活の月曜日。
代々木公園で負荷軽めの「ポイント練」をしてきました。

アップジョッグ1㎞

15㎞ペー走(㌔4:20~25設定)

3000mLT走(㌔4:00~05設定)

ダウンジョッグ4㎞

来週の日曜日は今秋走活二戦目「手賀沼エコマラソン」。
しかし例年に較べ、脚と心肺は1ヶ月遅れの仕上がり具合です。
まぁ今夏は「あの暑さ」で、質量共に帳尻合わせ程度のトレーニング。
シリアスにタイムを狙えるコンデションじゃありません。

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そんな訳で来週のフットギアは「非.カーボン」。
ヴェイパーフライじゃ無く、トレーニングシューズのズームフライをチョイス。
設定タイムも1時間28分程度、「実戦トレ」レベルでの参戦となりそうです。

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2025.10.19

●消し炭拾い「鳥居」

えー、久し振りに晴れ間の覗いた、武蔵野はウィークエンドの秋の空。
しかし爽秋日和は三日と持たず、今日から再びの秋陰模様。
「どんより」とした雲間から「しとしと」と秋霖濡つ、日曜日の夕暮刻で御座います。

そんな秋の長雨の頃、本日は時計を二ヶ月巻き戻して「盛夏の頃」のオハナシ。
お盆明け帰京時のエントリー、家の近所は嵯峨野での一コマになりまする。

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8月18日、帰京翌日は嵯峨野.清滝道より望む曼荼羅山。
五山送り火「鳥居」の火床山で御座います。

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同じ場所から、送り火風景はこんな感じ。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2013/08/post-ceb2.html

今年は8月17日の里帰りで送り火を拝む事は叶わず。
その代わりと云っちゃ何ですが、「例のモノ」を頂きに曼荼羅山に登って来ました。

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護法堂弁財天さんの奥から登山路(?)に取り付き、

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5分程で火床にとーちゃく。
の左柱下の部分、此処から急坂を70~80m程上ります。

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の天辺(笠木の部分)に着きました。
因みに鳥居の頭頂部は151m、曼荼羅山の標高は153mです。

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「鳥居形」の火床は鉄製の受皿火床、これに松明を突き立てる形式。
(他の四山は割り木を井桁に組み、点火します)

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鳥居の天辺より、西方の展望。
手前に小倉山/奥に嵐山を望む。

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同、東方の展望。
左端に霊峰比叡、右端には「の火床(大文字山/如意ケ嶽)。

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例のモノ、消し炭はたっぷり残っていました。

送り火の消し炭(護摩木や松明の残り炭)は「厄除け」「無病息災」の御利益があると信じられ、ミヤコでは軒下や玄関に奉る風習が残っています。
このバヤイの消し炭、ミヤコ民の一般的認知度では大文字山(如意ケ嶽)のものを指しますが、鄙洛西の嵯峨野民にとっての送り火(消し炭)はじゃなくなのです。

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頃合いが良いのを一本頂いて、ちゃっちゃと下山します。
眼下に広がる嵯峨野の景色を眺めつつ、のんびりしたい所処も「兎に角暑い」
この日のミヤコはお盆明けと云うのに灼熱炎天の猛暑日、午前中で既に35℃超え。
陽晒しの山頂に居続けると、こっちが黒焦げの「消し炭」になりかねません。
(※.因みに「消し炭」は冬の季語です)

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左柱の下まで戻って来ました。

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弁財天さんにお参りして帰宅、
往復15分程度の山登りで、シャツもパンツも汗で塩漬けになりました。

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でもって5日間の夏休み帰京を終え、8月21日の夕刻に東下。
休む間も無くそのままオシゴト入りです。

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戴いて来た「消し炭」を半紙に包んで水引を結びます。
お願い事は「無病息災」「商売繫盛」。

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裏面には送り火年とお山の名前を記します。

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護摩木の鳥居印が上手い具合に焼け残っています。
今年はイイ按配の消し炭が拾えました。

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お店の玄関に奉飾。

と云う訳で、「蘇民将来(長刀鉾)」の粽と合わせて「二重の厄除け」。
ウチの「防犯設備」も万全になりました、とさ。

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2025.10.17

●「Hierba Buena」終わりました

えー、此処んトコ「秋の長雨」「秋曇り」の続く関東ローム層の地。
今日明日の週末こそ晴れ間が広がるものの、週明けからはまたお天気下降線。
差し詰め「天暗く 雲肥える秋と云った所処で御座います。

果たして残暑の気配もすっかり消え、秋本番を迎えた神無月の頃。
「需要も無くなって来たし」「これから葉っぱも硬くなるし」…。
立夏の頃から半年に亘り活躍してきたキューバンミント「イエルバ.ブエナ」も、ボチボチと御役御免の季節を迎えました。
そんな訳で…、

昨日で「モヒート」「ミントジュレップ」終わりました。

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でもって入口のオーナメントも、

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本日より衣替え。
尤もウチは1本しかアイリッシュウイスキー置いて無いんですけどね(笑)。

因みに今年のモヒート「作り納め」は、ドイツからのインバウンドゲストでした。
とさ。

 

 

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2025.10.16

●10月10日【あづきしま】解禁

淡路島 いや二並び 小豆島 いや二並び 宜しき島々

誰がた去れ放ちし 吉備なる妹を 相見つるもの

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えー、そんな訳で今年の新漬け、届きました。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/10/post-720e94.html

ダーティー.マティーニとダーティー.マキヤーベイ.マティーニも始めてます。

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2025.10.15

●CLOUDY SKY

えー、「秋晴れ」の高く澄んだ青空は何処へやら。
此処武蔵野の地では、先週から灰鼠の曇天が空を覆う天気が続いておりまする。
まぁ「秋曇り」や「秋霖」も秋の季語、ある意味時節に即した空模様。
「一雨一度」の諺通り、次第に秋も深まっていくのでしょう。

そんな訳で本日は珍しく バァらしく「コクテール」のオハナシ。
曇日の多い、梅雨や秋雨の季節に良く作っているアイテムの御案内です。

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・Cloudy Sky & Cloudy Sky Rickey
ワシントン・ポスト紙のカクテル.コラムで創作されたカクテル「クラウディ.スカイ」。
詳しい時期は失念しましたが、確か1990年代以降だったと覚えています。

両者共にスロージン.フィーズの派生系で、レモン/ライムやポップアップなどの違いはあるものの、良く似たカクテル。
「クラウディ.スカイ」はスロージン+ライム+ジンジャーエール。
「クラウディスカイ.リッキー」はスロージン+レモン+グレナデンシロップ+ソーダ。

因みに北米のバーシーンではクラウディ.スカイのみがポピュラーで、クラウディスカイ.リッキーの方は殆ど認知されていません。
恐らく前者だと日本人にとって甘過ぎるので、国内に伝わった後にレシピアレンジされたのが後者なのかと思われます。

そんな訳での「CLOUDY SKY」、秋陰払いのカクテルでしたとさ。

 

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2025.10.14

●横×横(三条御池)

えー、先々週9/28~10/2は忌引き休暇にて5日間のミヤコ帰京。
佛事を終えた後は区役所や年金事務所やら、諸々の手続きで忙殺されておりました。

そんな訳で太秦天神川周辺を役場巡りしていた折の小ネタログ。
洛外ならではの「非.ミヤコ的」な大路小路風景で御座います。

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右京区役所のある太秦天神川。
正面の建物が区役所の入っている「SANSA右京」。
道路が斜めに交叉している時点で「非.京都=洛外的」なロケーションです。

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でもって「三条御池」
三条通りも御池通りもミヤコを「東西」に走る通り。
本来なら平行に走る大路同士(横×横)が交差する筈がありません。

何でこんな珍妙な交差点が出来たかと申しますと、遠因は地下鉄「東西線」の延伸。
2008年の「二条~太秦天神川」間.全面開通の折、市内の道路インフラ整備で御池通りも現在地まで拡張されたのです。

一方の三条通り、洛中から山ノ内までは直線路を維持していますが、庚申さん(猿田彦神社)/天神川辺りから北西に斜向。
太秦太子道の合流路までを45°に角度を取って走っています (※.これは昔から)。

その結果…、

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太秦天神川で「東西」×「東西」の通りが交差する形となったのでした。

尤も洛中民にとって「御池通り」の西端は二条駅まで。
それより西は「東西線の太秦天神川駅が出来た場所」、若しくは「島津製作所や山ノ内浄水場(現.京都先端大学キャンパス)のある幹線道路」程度の印象で、御池通りと云う認識は無いでしょう。

それは三条通りにしても同様。
現在では山科区四ノ宮~嵐山(渡月橋)に規定されていますが、洛中民に認知されている三条通りは「東端/三条京阪~西端/三条商店街」。
おまけしても「蹴上~西大路三条」位までです。
それが証拠に現在「西大路三条」の名が付いている嵐電の旧駅名は「三条口」。
要するに「西大路から先(東)が三条通りですよ」と云う事を雄弁に物語っているのです。

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三条御池の道路標識、これだと御池通りが曲がってる様に見えますね。
しかし前述した様に斜向してるのは三条通りの方。
因みにこの交差点、ミヤコ民は「三条御池」とは言わず「天神川御池」とか「太秦天神川」と呼んでいます。

尚、「碁盤の目」を有する洛中に於いても、この様な事例は数ヶ所御座います。
洛中をざっくり規定 (鴨川より西/西大路より東 今出川より下/五条より上) した中では、中立売通り(平安期に於ける正親町小路)が堀川~御前通の間で北西に斜向。
今出川通りに当たって「横×横」の交差点となっています。
(但し「今出川中立売」とは言わず「北野天満宮前」と呼ばれています)
もっとメジャーな通りだと後院通(四条大宮~二条を北西に斜向)がありますが、これは明治期の路面電車敷設時に新しく作られた路なので除外。

「縦×縦」だと四条以南の河原町通りも可也ひん曲がっており、五条辺りで寺町/御幸町と交差しています。
私め個人が認知しているのはこれ位、調べればもっと有るかも知れませんね。

と云う訳でのミヤコ大路小路、「横×横」「縦×縦」交差事情でした。
おしまい。

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2025.10.13

●スポーツの日は「マラソンの日」

えー、本日は月曜日にて定休日。
オシゴトオヤスミな武蔵野口のバァの主で御座います。
定休日(月)が祝日に当たるのって「何だか損した様」な気も致しますが、ウチは基本的に日祝のお休みは関係無し。
洗濯にお掃除に買い物に、普段通りの主婦的な休日を過ごしておりました。

一通りの家事雑事を済ませた後は、13時から「出雲駅伝」ウオッチング。
観戦を終えモチベーションupした所処で、日課のランニングに出駆けて参りました。

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今日のメニューは㎞/4:30設定の20㎞走。
中野坂上から青梅街道~環八~五日市街道を経て、代々木公園7周回にて〆。

正直云って脚/心肺共に仕上がり具合は低調、ピーク時の6割程度。
ハーフでも1時間27分程度のコンディションです。
果たして二週間後の「手賀沼エコ」、どんな結果になる事やら…。

 

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2025.10.12

●おでんでんねん

えー、土曜日のオシゴトを終えて帰宅、晩酌中の丁夜刻。
本日は「クックパッド」的なエントリーで御座います。

今日(正確には日付変わって昨日)の東京は「秋雨冷え」の「野分冷え」。
最高気温は17℃止まり、10月下旬~11月初旬並みの肌寒さで御座いました。

そんな訳で今宵の夕餉は…、

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「初おでん🍢」
尤も献立を決めたのはオシゴト入りの2時間前。
出汁を作ってるうちに時間切れ、ネタは有り合わせの物で済ませてしまいました。

因みにミヤコ様式だと壬生菜(or水菜)に牛スジ、飛龍頭や蛸が必須の具材。
あと玉子は煮抜き(ゆで卵)じゃ無く出汁巻きです。

尚本日の表題は、関西ローカル(大阪生協)のおでんパック商品に因んだものにて。
たっぷり仕込んだので明日も「おでんでんねん」、です。

 

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2025.10.11

●2025.秋「走活スケジュール」

えー、昨日は「旧.体育の日」、でもって明後日は「現.スポーツの日」。
本日より行楽の秋.三連休も、台風23号の影響で終日雨模様の東京で御座います。

所処で今日の都心は最高気温17℃と、10月下旬~11月初旬の冷え込み。
つい半月前は真夏日続きで「暑い暑い」と云ってたのが噓の様。
薄手の長袖一枚だと肌寒さを感じる「寒露の頃」でした。

そんな訳で漸く訪れた「盛秋の砌」、でもって「スポーツの秋」の到来。
私めの「2025.秋のマラソンライフ」も、先週土曜日の東京30Kより開幕しております。
昨年で(一旦)フルマラソン引退、今秋はハーフを中心とした出走ローテーション。
エントリーレースは以下の通りとなっています。

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●10月4日 東京30K秋.荒川ラウンド
 (2年連続3回目) CB/2:16:33
※リザルト ・タイム 2:17:29(4:35/㎞)・総合順位 126位/1287名

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●10月26日 第31回 手賀沼エコマラソン
 (3年振り5回目) CB/1:23:13

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●11月9日 第35回 坂東市将門ハーフマラソン
 (3年振り2回目) CB/1:29:15

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●11月16日 第38回 上尾シティハーフマラソン
 (2年振り7回目) CB/1:21:07

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●11月30日 第38回 江東シーサイドマラソン
 (初出走)


東京30Kからは三週間空き、以降約1ヶ月で4大会のハーフ出走。
しかし今年は7~8月の猛暑で夏季のトレーニングが質量共に不足。
叩き2~3走目の「手賀沼エコ」「坂東将門」は実戦トレ程度の心持ちで出走。
シリアスに時計を狙うのは「上尾シティ」「江東シーサイド」の2レースとなりそうです。

尚、11月30日の江東シーサイドマラソンが今秋の大会「走り納め」。
フットギアを「NIKE」を「LANGE」に履き替え、「走」から「滑」のアクティビティへ。
至福のスキーシーズン「IN」、スノーマッドな日々に突入するのでした。

 

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2025.10.10

●初来庁

えー、昨日はお昼杉の琴。
住民票と印鑑証明が必要になったので、久し振りに区役所に行って来ました。

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そんな訳で「新.中野区役所」初来庁。
昨年春に落成開業したばかり、未だピッカピカの新庁舎です。
証明書関係の窓口は2階に集積しており動線もスムーズ。
整理券発券機にはスタッフが常駐し、来庁者の手続きをサポートしています。
混雑や待ち時間も思っていた程では無く、ストレスも然程感じませんでした。

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でもって序でに「旧.中野区役所」。
再開発計画が白紙撤回、野村さんも逃げ出して暗礁に乗り上げ中のサンプラザ中野。
セットでリデベロプメントされる筈だった旧区役所も「ほったらかし」状態のままです。
この「逆風スランプ」、打開策の見通しは立ってるのかしら。

尚、中野区はサンプラザ内施設一部の暫定利用を検討しているとの事。
ま、「場当たり的」つーか「その場しのぎ」つーか「弥縫策」つーか、ね。

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2025.10.09

●北嵯峨「初秋風景」

えー、先週は佛事にて5日間のミヤコ帰京。
漸く残暑を終えた嵯峨野の鄙里では、遅蒔き乍らの初秋気配。
秋晴れの高空が広がる下、鈴虫や松虫が音色を奏で、赤蜻蛉が飛び交い、稲穂は撓と実り、そして秋の野花が咲き誇る。

そんな訳で所用の合間を縫ってのランニング途次に、初秋風景をスナップショット。
北嵯峨「秋色エモーション」集で御座います。

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広沢池の東南岸にて、キバナコスモス。
オオハルシャギク(所謂普通のコスモス)に較べ開化の早い品種。
嵯峨野では9月中旬頃から見頃を迎えます。

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広沢池西岸、児神社の裏はコスモスの群生地。
「春には菜の花」「初夏には蓮華」そして「秋には秋桜」。
この周辺は四季の野花の撮影スポットで御座います。

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愛宕さんと秋桜。
北嵯峨の秋桜は、みんな花弁が東向き。
御所に向かって咲いている…のでは無く、単に愛宕山からの風が強いからです。

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遍照寺山と秋桜。
因みにコスモスの花言葉は「赤.濃紫/調和」「白/優美」「桃/純潔」「橙.黄/野性美」
だそうです。

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「みおつくし」ならぬ「くろつくし」、田畔に咲き燃ゆる彼岸花
広沢池~後宇多天皇陵~嵯峨天皇陵~大覚寺一帯は、嵯峨野の歴史的風土特別保存地区。
此処の北嵯峨外周路は、私め昔からのランニングコースです。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/04/post-93dc41.html

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御室街道.広沢池と後宇多天皇陵/文徳天皇陵の道標。
まるで帝の碑に彼岸花が「お供え」されているみたく。

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北嵯峨に一ヵ所だけある、白彼岸の群落。
嵯峨七ツ塚古墳群、4号の近く。
因みに北嵯峨一帯は5~7Cの古墳群(朝原山/遍照寺山/長刀坂)、その数約150基。
こんもりとした小丘や雑木林があれば、それは全部「墳墓」なのでして。

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白彼岸(シロバナマンジュシャゲ)の花言葉は「また逢う日を楽しみに」。
序でに赤彼岸(マンジュシャゲ)の花言葉は「悲しい思い出」。
どっちにせよ「お彼岸」に咲く花、故人を偲ぶ様な意味合いが強いです。

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大覚寺/丸山古墳の方に向かっていくと「深緋」の色合いが増して参ります。
この辺りが北嵯峨で随一の彼岸花群落地。

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「曼殊沙華ストリート」
田畑の畔に沿って群列を成す彼岸花。
以下、この日は「嵯峨野の里山」をテーマに彼岸花を四写。

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嵐山丘陵(左より松尾山~嵐山~烏ケ岳)を遠景に、彼岸花。

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朝原山/長尾山、そして愛宕さんを遠景に彼岸花。

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遍照寺山を遠景に、彼岸花。

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曼荼羅山(鳥居形)を遠景に、彼岸花。

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ランニング序でに長尾山へ登ってみました。
296mの頂より鳥瞰する北嵯峨田園地帯
「野は嵯峨野、さらなり」。

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ズームにて、彼岸花の群落。

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もう一枚。

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北嵯峨ランニングPhoto、〆はコイツら(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2009/08/post-d4fb.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2014/10/1010-6bee.html

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野焼きの煙が棚び、俯首する稲穂の中に立つ「太陽の塔」
うーん、何てシュールでアバンギャルドな風景…。
あ、そー云や大阪万博もあと4日で閉幕ですね。

と、こんな感じの北嵯峨「初秋風景」でした。

 

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2025.10.07

●「東京30K.秋」荒川ラウンド

えー、一昨昨日10月3日(土)は今秋の走活初戦。
東大島は荒川河川敷で行われた「東京30K.秋」に参加して参りました。

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この大会は全国で開催されている「ランナーズ30Kシリーズ」の東京.秋ラウンド。
フルマラソンの必須トレ、30㎞走をペースメーカー付きで走れる有難い大会です。
そんな特色から「レース」と云うよりは「実戦形式の距離走」と云った趣の強い大会。
目標タイムの設定ペースを崩す事無く30㎞を走り切る、+残り12㎞の余力を残せるのかが重要なポイントです。

尤も昨年でフルマラソン引退、今秋はハーフ4戦のみ出走の私め。
それでも30㎞を4:30ラップの走力はキープしておきたく思ってのレイトエントリー。
若しかすると「フル復帰」する可能性は無きにしも非ず、ですからね。

と云う訳の大会リポで御座います。

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7ː50、東大島駅とーちゃく。
「東京在住歴31年にして、初めて降りた駅」。
前年までは葛飾区の堀切水辺公園で行われていた東京30K。
今年は同じ荒川河川敷でも、7.5㎞程下流の大島小松川公園に会場変更。
コースも右岸から左岸に変わっています。

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マンションや都営アパートの建つ緑地広場を抜け、徒歩5分で会場へ。

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大島小松川公園にとーちゃく。
5つの広場ブロックから成り、江東区と江戸川区に跨る24.9haの大規模な公園。
その中でも最大面積(14ha)を持つ「自由の広場」が東京30Kの会場。
1000人規模の大会としては充分過ぎる広さで、混雑感は全くありません。

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一般のマラソン大会に較べ明らかに「ガチ」な雰囲気。
レースの性格上、シリアスランナーの比率が圧倒的に高い同大会。
壮年ランナーの「部活感」が漂う会場風景、なのでした。

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スタート/フィニッシュ地点。
コースは東大島.荒川河川敷右岸。

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大島小松川公園をスタート、川上(北)に2.5㎞、折り返して5㎞。

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スタート地点に戻り川下(南)へ2.5㎞、折り返して10㎞。
これを3周して30㎞です。

 ・・・👣・・・ 👣・・・👣・・・👣・・・👣・・・👣・・・👣・・・👣・・・ 👣・・・👣・・・

そんな訳で9時にレーススタート。
今回の東京30K、ペースランナーはフルマラソン換算で10段階の設定。
2時間50分/3時間/3時間15分~、以降15分毎に5時間までとなっています。 

で、昨年でフルマラソン引退、今季の出走レースは「ハーフ専」の私め。
明らかにロング走の練習頻度が減っており、最長で踏んだ距離は日/25㎞程度。
安全策取って「フル3時間15分設定(㎞/4:37)」のペーサーに付く事に致しました。

スタートから7~8㎞は流れに乗れずフォームの落ち着かない走り。
ペース自体は余裕過ぎ、足も心肺も余りまくりなのですが、普段走らない(ペー走より遅く、ジョッグより早い)中途半端なペース。
また20人規模の集団走なので足が詰まったり接触したり、とストレスも溜まる。

8㎞過ぎた辺りからやっとペースに合わせた走りにアジャスト。
靴に走って貰える様になりフォームも落ち着いて来ます。
あとは接触や揉み合い、それと給水混雑を避ける為に集団の位置取りを変更。
ペースメーカーさんの横に付いて並走、グループの先頭を走る事に致しました。

以降順調なレース進捗。
序盤やや上げ下げのあったペーサーさんも中盤以降は安定したレースメイク。
設定ペースの±1秒以内でラップを刻む「神進捗」のランペースです。
ただ、代り映えのしない単調な河川敷の風景が続くのでメンタルがタレる…。

22~23㎞過ぎた辺りで足の疲労がジワジワと表面化(特に脹脛)。
着地点を少しだけ足元に寄せ、ハムと大殿筋使った走りに切り替えます。
ラス5㎞でスパート掛ける予定も、弱気の虫が疼き出しそのまま現状維持のペース。
28㎞地点から漸くラストスパート、フィニッシュとなりました。

・ネットタイム 2:17:29(4:35/㎞)
・種目別順位 118位/1055名 ・総合順位 126位/1287名

まぁこんなモノでした…。
毎年27~30℃の炎天残暑に苛まれる東京30K.秋。
今年は湿度はやや高いものの、曇り空で気温22~24℃と奇跡的な良コンディション。
それで過去ワーストのスコアですから、やっぱり積んできた練習は正直(特に距離)、
と云う事でした。

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レースが終わるや否や「レインシャワー☂」
フィニッシュのちょい前からポツポツ濡ち始めた雨は瞬く間に本降りに。
出走者の殆どが未だレース継続中、うーん「濡れ鼠のバッドコンデション」なのか「涼しくてグッドコンディション」なのかどっちなんだろう…。

てな感じの「東京30K秋.荒川ラウンド」レースリポ。
次走は10月26日の「手賀沼エコマラソン」です。
おしまい。

 

 

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2025.10.06

●10月6日(月)

えー、本日は月曜日の定休日にてオシゴトオヤスミ。
床を立った昼最中から「主婦作業」に勤しんでおりました。

日課のジョギングを済ませた後は、部屋の掃除+夏から秋への衣替え。
その他諸々の雑事を済ませ、気付けば日没の18時過ぎとなっておりました。

夕餉を終えた後は久し振りに代々木上原へ「飲み行脚」。
今宵のメニューは以下の通り。
ソルティドッグ→サイドカー→ウイスキー水割り×2→マンハッタン→ウイスキーサワー

まぁ何てコト無い、何時も通りのオフ日でしたとさ。

 

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2025.10.04

●「東京30K.秋」速報

えー、本日は2025.秋の走活初戦。
ランナーズ30Kシリーズ、荒川の東京ラウンドに出走して参りました。
そんな訳での大会速報、スタッツは以下の通りです。

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・ネットタイム2:17:29 (㎞/4:35av)

「マラソン大会」と云うより、来るべきフルマラソンのターゲットレースに向けての「実戦トレ」的な意味合いが強い同大会。
尤も私めは昨年でフルマラソン引退、今秋はハーフ4戦のみのレースエントリー。
まぁそれでも「フル復帰」する可能性は無きにしも非ず。
取敢えず「キロ4:30で30㎞走れるレベル」の走力はキープしとかないとね。

と云う訳で、2年連続3回目の「東京30K.秋」参戦。
しかし今季はフル出ないのでロング走トレーニングの頻度が明らかに低下。
安全策でフル3時間15分設定(㎞/4:37)のペーサーに付く事に致しました。
持ちタイム的には「余裕余り過ぎ」なスローペースも、積んできた練習の質と量は正直。
心肺は余力残しでしたがアシが25㎞辺りで「売り切れ(特に脹脛)」。
同大会、過去3回参加の中でワーストスコアになってしまいました。
レースリポートは亦後日にDemo。

因みに30km走の後は新宿でお店の仕入れ。
今宵もフツーにオシゴトです。

 

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2025.10.03

●帰東前の苦行

えー6日間のミヤコ滞在を終え、只今東下中。
のぞみちゃん車中からのエントリーで御座います。
(※.佛事休暇お終い、本日より営業再開致します)

所処で今日はお昼前に京都駅に到着。
八条口で新幹線の乗車券買おうとしたのです、が…。

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券売機の前にはインバウンドの人だかり…。
思ってたより観光客数の少なかった今週のミヤコ。
「これなら京都駅もそんなに混雑してないだろう」、な~んて目論見が甘過ぎました。
しかもタッチパネル券売機の使い方に慣れてないガイジンさん。
チケット購入するまでの操作に時間が掛かり、行列は一向に縮まりません。

因みに此処は八条口の券売機コーナー。
中央口(自由通路側)の行列は、八条口の倍程に伸びていました。

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「みどりの窓口」は更に酷い有様。
九十九に折れた行列には100名に近い数、うち8割がインバウンドゲスト。
最後尾の人が窓口に辿り着くのは2時間後くらいかな。
序でに「並ぶ」と云う行為に慣れていないガイジンさん。
行列の作り方が好き勝手/無茶苦茶、通路を塞いじゃってます。

と云う訳で切符買うのに30分待ち。
「帰東前の苦行」でした、とさ。

 

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2025.10.02

●沢山をいでて流るる紙屋川 御室と結ぶ御池のはたかな

えー、昨日と今日は天神川周辺を役所巡り。

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天神川万寿寺にて所用も粗方お終い。

明日の午前中にも一つ用事を済ませ、午後に東下。
そんな訳で武蔵野口の場末のバァ、10月3日(金)より営業再開の予定です。

 

 

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2025.10.01

●神無月朔日

えー、一昨昨日より佛事で帰京中。
暫くの間、オヤスミ(臨)を頂いている武蔵野口のバァの主で御座います。

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そんな訳で昨日は花山詣。
前回此処を訪れたのは、四年前の春彼岸でしたっけ。

尚、お店再開は金~土曜日辺りを予定しています。

 

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