■「鴨川条例」関連

●「鴨川」のこと   【2008/01/19】

御所と並ぶ市井のトランキライザー、鴨川。
今春より、その鴨川での「遊び方」に規制が入るとの事です。

バーベキューや花火なぞは河原風物の情景だったのですが、近隣住民皆さんの迷惑になっているのでは致し方ありません。
換言、度の過ぎる所行が多くなっていると云う事でしょう。

要するに倫理観の低下が招いた条例。是も時代の趨勢でしょうか。

最後に。
市役所さん、御願いだから禁煙にはしないで下さい…。

P2008011800211鴨川でバーベキュー、花火は禁止
府条例、区域決定 4月1日施行

京都市内の鴨川河川敷で放置自転車の撤去強化やバーベキュー・打ち上げ花火など迷惑行為の禁止を盛り込んだ京都府の鴨川条例について、府は18日、禁止区域などを発表した。4月1日から施行する。
自転車・バイクの放置禁止区域は、京都市葵橋上流から塩小路橋までの鴨川と、馬橋下流から鴨川合流点までの高野川。放置自転車は、府が撤去し、水鶏(くいな)橋下流左岸の保管所(伏見区)に置く。6カ月が過ぎても返還請求がなければ処分する。
返還時の負担金は、自転車が1台2300円、バイクが4600円で、京都市の返還負担金と同額に設定した。府河川整備管理室によると、現在、鴨川の放置自転車は600台弱。鴨川河川敷に自転車で来て遊ぶケースは、撤去作業時のアナウンスで移動すれば問題ないという。
またバーベキューなど食品を焼く臭いで近隣から苦情が多い問題では、鴨川・高野川の合流点周辺や、北区の柊野堰(えん)堤付近を禁止区域とした。打ち上げ花火や爆竹などの規制は高橋(北区)や馬橋(左京区)から、京都南大橋(伏見区)まで。バーベキュー、打ち上げ花火とも、中止命令に従わない場合は5万円以下の罰金を科す。
府鴨川条例は、鴨川、高野川の環境整備や保全が目的。上流域に環境保全区域を設定したほか、今後、納涼床の景観の基準などを定める。
(文.写真共 京都新聞1/18より)

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●「鴨川条例」施行後  【2008/04/30】

えー、今更乍らですが…。

四月一日より「鴨川条例」が施行されました。
上項に就いて簡単に説明すると、鴨川河川敷(賀茂川.高野川)に於ける迷惑行為(バーベキュー.打ち上げ花火.自転車駐輪.自動車二輪車の乗り入れ等々)の禁止区域を設けたものです。

で、先日の帰京時に何時もの如く賀茂の河原を歩いていると…。

 0204121_014_2

0204121_009_3 …予想通り、余り効力は無さそうでした。

まぁ自転車は市井民の主要交通機関、
お役所の一存でいきなり決められても困りもの。

駐輪禁止看板の文言と周辺状況の乖離振りが現状を物語っておりまする。

「鴨川条例」リーフレットは下記参照の事。↓
鴨川を美しくする会HP
http://www.kyoto-kamogawa.jp/jorei/index.html
京都府土木建築部HP
http://www.pref.kyoto.jp/kasenseibi/1172736051000.html

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●「鴨川条例」是非  【2008/05/12】

去る四月一日より施行された「鴨川条例」の余波一題。
鴨川夏の風物詩「納涼床」に行政により規制が入るかも、との事です。

景観を損ねる各種建造物や広告を規制排除する目的で新たに制定された京都府.市の各種条例、その骨子「そのもの」は評価出来るのではないかと思います。
然し他法令同様、条例と云うものが一文一句の文面だけで論じられては「仏創って魂入れず」、其れも亦「悪法」と成り得ません。

昨秋施行された「景観条例」にしてもそうですが、結果「都をどり」花見小路門の飾り付けや、高野川の「鯉のぼり渡し」なぞ、時節の風物として市井民にも一定認知されていた風景の変更.撤収を余儀無くされています。
しかもその理由は「けばけばしいから」との事、明文化された「条例」の効力を発生させるには、余りにも人(お役人)の主観に由るものです。

「19.9mは良くて20mは駄目」「朱色は良くて桃色は駄目」
確かに景観(風情.情緒)の保全に関して、文面規定で線引きするのが難しいのも亦事実です。尤もそこら辺は施行側の「見識の見せ所処」なのですが…。
但しミヤコ行政の「すっとこどっこい」振りは過去数多目を覆うものが有り、御世辞にも「有能」とは云い難いものです。

まぁ各種新条例は制定.改正された計り、もう暫くは府政市政の御手並み拝見と。

P2008050900095鴨川の「納涼床」どう変わる
府、今夏に審査基準

京都らしい夏の風情を漂わせる鴨川の「納涼床」が、景観への配慮を促す京都府鴨川条例の4月施行に伴い、大きな転換期を迎えている。府は、納涼床が出そろう6月の実態調査を踏まえ、納涼床の審査基準を決定する方針を打ち出した。床の高さや柱の色などが具体的にどう規制されるのか、関係者は気をもんでいる。

納涼床の設置をめぐっては、鴨川が現在の形状になった1952年に床の高さや張り出しなどの見本を示した「許可標準」が作成されたが、「あくまで標準にすぎず、個別のチェックが甘かった」(府河川課)という。
近年は、納涼床の増加や営業形態の多様化などで、床を支える柱の形状が店ごとにばらばらだったり、隣接する店の床の高低差が目立つなど、景観上の統一感が失われてきたとされている。
今回の府条例は、納涼床設置に関する審査基準について「鴨川の良好な景観形成に配慮して定める」と規定した。これに基づいて設置に必要な占用申請を許可する。
施行に先立ち府は2006年10月に京都市や京都鴨川納涼床協同組合、学識経験者を交えた「鴨川納涼床検討懇話会」を設置。床の高低差や柱の構造、色などが、対岸からの景観に配慮したものとなるよう議論してきた。

府河川課は「今まで景観の視点に立った規制はなく、大きく見直しを迫られる店もあるかもしれない」としており、今夏には鴨川条例に基づく審査基準を示す方針。
京都鴨川納涼床協同組合の久保明彦理事長は「府がどういう指示を出すかを黙って待つだけ。観光都市の景観を担っているという発想で指示を誠実に受け止め、前向きに対応したい」と話している。
(文.写真共 京都新聞5/9より)

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●床「トカトントン」    【2009/04/23】

先斗町五月の風物と云えば、「鴨川をどり」と「皐月床(早床)」。
と云う訳で加茂の河原では、立夏の支度が進行中です。
然乍ら、今年は例年と「一寸」勝手が違う様でして…。

昨秋に施行された「鴨川条例」の影響を多分に受け、床の設置に関してはどちらのお店さんも色々と御苦慮なさっている御様子です。
件彼是に就いては記述済みなので下記参照の事。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2008/05/post_e513.html

因みに鴨川の川床は「(かわ)ゆか」、貴船の川床は「(かわ)どこ」。
其々呼び方が違います。
是豆知識迄。

P2009042200110鴨川納涼床の組み立て本格化
景観指針初シーズン

京都の夏の風物詩、鴨川納涼床の床開き(5月1日)を前に、京都市中京区、下京区の鴨川右岸で床の組み立て作業が本格化している。昨秋に京都府鴨川条例に基づき景観に配慮した新たな外観や構造を定めたガイドラインが示され初のシーズン。移行期間は2013年までで、各店は床の点検や見直しを進めている。
納涼床は従来から基準があったが近年、営業形態の多様化などで景観上の統一感が失われてきたとされる。府は昨シーズンに床を点検して秋にガイドラインを作り、具体的な改善点を記した「診断書」を各店に出した。
京都鴨川納涼床協同組合によると今年は昨年を上回る96店が床を出す。申請時にガイドラインにどう合わせればいいのか問い合わせたり、手すりの高さや床の広 さの見直しを検討する店があるほか、これを機に老朽化した床の全面改修をする店もあるという。
数日ぶりに青空が戻った22日午前には、河川敷に床の設置作業をするクレーン車が10台並んだ。初夏を思わす日差しに、作業に励む職人たちが汗をぬぐっていた。
同組合の久保明彦理事長(54)は「景観保全に向けたスタートの年にしたい」と話している。
(文.写真共 京都新聞4/22
より)